歯ブラシ。歯だけでなく歯茎や歯茎の隙間のケアに欠かせません。安い歯ブラシだとしっかりケアできるのか不安になりますよね。安い歯ブラシには歯医者監修のもと作られた歯ブラシや、ドラッグストアでもコスパ最強の歯ブラシもあります。

それに、毎日使用する歯ブラシだからこそ高価なものより手ごろな値段でまとめ買いしやすいものおすすめです。しかし、歯ブラシにはさまざまな種類があるほか、多くのメーカーが販売しているので選び方に悩んでしまいますよね。

そこで今回は、安い歯ブラシの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは使用感・素材・コスパを基準に作成しました。どこで買うか迷っている方や購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

安い歯ブラシの選び方は複数あります。ここでは、種類・ヘッドのサイズ・ブラシの硬さなどの選び方をご紹介しますので参考にしてみてください。

【目次】

• 種類で選ぶ
• ヘッドのサイズで選ぶ
• ブラシの硬さで選ぶ
• ブラシの形状で選ぶ
• 清掃効率には「密集したブラシ」をチェック
• 衛生面を重視するなら「材質の違い」をチェック
• オーラルケアの目的別で選ぶ

歯ブラシは大きく分けて4つの種類に分けられます。それぞれ特徴が異なるので、自分に合った歯ブラシを選ぶ参考にしてみてください。

【目次】

• スーパーやドラッグストアで買うなら「一般ユーザー用歯ブラシ」がおすすめ
• 機能重視なら「技術系歯ブラシ」がおすすめ
• サムフレンドなど口コミで話題の歯ブラシなら「歯医者用歯ブラシ」がおすすめ
• 大きめヘッドが好みなら「海外製歯ブラシ」がおすすめ

日本で販売されている歯ブラシの中で最もポピュラーなのが、一般ユーザー用の歯ブラシです。スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなどでよく目にする歯ブラシで、多くの方に向けて作られているシンプルな形状になっています。

各メーカーでさまざまな技術開発をした上で製造されているのが、技術系の歯ブラシです。毛先の形状がギザギザにカットされたものや、先の方が極細になって歯の間の汚れを取りやすいように作られたタイプなどがあります。

歯科用販売の歯ブラシはドラッグストアやスーパー、薬局などで販売をしていない歯ブラシです。歯医者で業務用として使っている同タイプの歯ブラシを、患者で訪れた方にも販売しています。

もともとは歯医者のみ販売されていましたが、サムフレンドなど口コミで話題を呼び、現在は通販サイトなどでも購入可能です。歯科用販売の歯ブラシは、歯科医院でのプロに指導してもらった上で使うのを前提に作られています。

近年、多くの店舗でも販売されるようになったのが海外製の歯ブラシです。海外製の歯ブラシは、デザインもポップなものが多く、日本製のものよりもブラシのヘッド部分のサイズが大き目に作られています。

日本では小さいサイズや幅が薄いタイプの歯ブラシが人気ですが、日本人が海外製を使ってみるとかなり大きい印象を持つようです。最近は歯科先進国とも言われているヨーロッパ製の歯ブラシが人気で、人間工学の研究をもとに開発された商品などもあります。

歯ブラシのヘッドはさまざまな幅や長さ、形のタイプがあります。ここでは、現在販売されている4種類のヘッドタイプの特徴やメリットなどについてご紹介します。

【目次】

• 女性なら小回りが利く「コンパクトタイプ」がおすすめ
• 1本ずつ丁寧に磨きたいなら「ラウンド状ヘッドタイプ」がおすすめ
• 歯周病対策なら歯茎マッサージができる「幅広タイプ」がおすすめ

ヘッドの大きさが小さく幅も狭いコンパクトタイプの歯ブラシは女性を中心に人気です。小さめでヘッド幅が薄い小型タイプの歯ブラシは、口の中に入りやすく磨きやすいのが特徴です。

すんなりと歯の奥に歯ブラシが入るため、頬が痛くならずに歯に当てやすいといったメリットもあります。小型サイズの歯ブラシは小回りが利き磨きやすいので、購入するときに迷った場合はコンパクトな小型タイプがおすすめです。

ヘッド部分が丸く小さいタイプの歯ブラシも人気で、このタイプの歯ブラシは歯の1つ1つを細かく丁寧に磨きたい方におすすめです。歯の表面に付着したプラークのお手入れができるため、虫歯対策や歯周病対策などに向いています。

幅広タイプの歯ブラシは横幅が通常の歯ブラシよりも広く、ヘッド自体も大きい歯ブラシです。一度ブラシを動かすと口の中でブラシが当たる面積が広いため、より効率的に歯磨きができます。

幅広タイプの歯ブラシは、ヘッドが小さい歯ブラシで磨くと細かく手を動かさなくてはならないため磨き残しが出てしまう、と感じる方におすすめです。ワイドヘッドの歯ブラシはより簡単に歯周ポケットを磨けます。

歯ブラシの毛の硬さはやわらかめ・ふつう・かためなどがあります。ここでは、それぞれの硬さの歯ブラシがどのようなタイプの方に適しているかについてご紹介します。

【目次】

• 歯茎が弱い方は「やわらかい」ブラシがおすすめ
• 歯ブラシにこだわりがない方は「ふつう」がおすすめ
• 汚れをしっかり落としたいなら「かため」がおすすめ

毛がやわらかめのタイプの歯ブラシは、歯や歯茎へのあたりが優しく歯磨きの際に口の中を傷つけにくいのが特徴です。そのため、出血しやすいなどの理由で優しく弱い力で歯磨きをしたい方に適しています。

しかし、毛がやわらかいと手の力を入れて磨いても毛が折れ曲がり、力が分散されて歯の汚れを落としにくいデメリットもあります。しっかりと歯の汚れを落とすことを意識的に、長く丁寧に歯磨きをするのがポイントです。

ふつうタイプの歯ブラシは、歯に着いた汚れを適度に除去してブラッシング中に歯茎に刺激を与えにくいのが特徴です。正しい歯の磨き方ができ、特に歯ブラシにこだわりがない方はふつうタイプでも問題ありません。

かためタイプの歯ブラシは手の力がそのまま歯ブラシに伝わるので、歯に付いている食べ物の汚れをしっかりと取り除きます。歯磨きをするときにブラシが手の力で折れ曲がる場合が少なく、しっかり歯磨きをした感覚が得られます。

とにかく歯磨きでさっぱりしたい方や、歯の汚れをきちんと除去したい方におすすめです。ただ、磨くときに力を入れすぎると歯のエナメル質が削れてしまったり、歯茎から血がでてしまったりトラブルになるので、力加減には十分配慮して磨きましょう。

歯ブラシの毛先には数種類の形状があります。それぞれの特徴を把握し、自分の目的に合った歯ブラシを選びましょう。

【目次】

• バランス型なら「フラットカット」がおすすめ
• 歯の隙間の汚れ落としなら「先端極細カット」がおすすめ
• 1本ずつ磨きたいなら「ラウンドカットタイプ」がおすすめ
• 汚れを掻き出しタイプがほしいなら「ギザギザカットの毛先」がおすすめ

フラットカットはブラシの毛の太さが同じで、毛先が直角の形にカットされている歯ブラシです。バランスが取れた形で最も一般的で、毛の先端が平らであるため歯に毛先をまんべんなく当てながら磨けます。

歯の表面に付いた食べ物の汚れをきちんと落としたいときにピッタリです。毛が細いフラットタイプの歯ブラシを使うと歯と歯の隙間に入り込んだ汚れを掻き出せるため、歯の表面の汚れをきれいに落として維持したい方におすすめです。

先端極細カットは毛の根元から先端までが徐々に細くなっている形状の歯ブラシです。歯と歯の隙間や歯茎の境目の隙間 (歯周ポケット)にもブラシが届くので、しっかりと磨けます。そのため、虫歯・歯周病・歯肉炎対策としてもおすすめです。

ラウンドカットはヘッドが丸い形の歯ブラシです。ヘッドの大きさは小さいものが多く、ちょうど奥歯の歯サイズくらいの大きさになっています。毛の太さも均一の物が多いので、歯を1本ずつ丁寧に磨けます。

ラウンドタイプの歯ブラシは歯茎を優しく磨けるので、歯や歯茎などの口腔の健康を大事に考えた歯ブラシを探している方にもおすすめです。しかし、一度に歯に当たる面積が少ないので、表面のしつこい汚がやや落としにくいデメリットがあります。

ギザギザカットは毛先が長短さまざまな長さになったギザギザ状の歯ブラシです。山切りカットとも呼ばれています。このタイプの歯ブラシは歯と歯の間にギザギザの毛先がほどよくフィットするように設計されています。

ただ、実際のところ歯並び・歯の大きさ・隙間の大きさは千差万別なので自分の歯にフィットするとは限りません。また、力が伝わりやすく歯茎や歯の歯周ポケットを強くこすって傷めてしまう可能性があります。

ブラシの密度が高い歯ブラシは歯と接する面積が増えるため、清掃効率が良く磨いた後のつるつる感が得られやすくなります。しかし、洗う際にブラシの隙間に入った磨きカスが取れにくく乾燥しにくいのがデメリットです。

ブラシは使用している材質が違います。材質により硬さ・使用感・衛生面に影響を与えます。硬さは1本ごとの太さにもよりますが、一般的にはPBT・ナイロン・天然毛の順で柔らかくなります。また、天然毛は丁度いい弾力としなやかさがあり使用感に優れています。

ただ、天然毛は使用後に乾きにくいデメリットがあります。乾きにくいと雑菌が繁殖するなど衛生面に影響してしまうので、使用後はしっかりと洗浄してきちんと乾かすようにしましょう。

平均的な歯列の方はストレートネックの歯ブラシを選びましょう。奥歯にヘッドが届きにくいと感じる方は柄がカーブしているタイプがおすすめです。また、歯列に乱れがある方は2ヶ所が屈曲したオフセットタイプが使いやすく感じられます。

歯や歯茎のトラブルに対策をした歯ブラシもあります。歯を磨く際に不安がある場合は、トラブルに対応した歯ブラシを選びましょう。

【目次】

• 歯がしみるなら「知覚過敏用歯ブラシ」がおすすめ
• 歯と歯茎の総合対策なら「歯周病対策の歯ブラシ」がおすすめ
• 白い歯を維持したい方は「ホワイトニング用歯ブラシ」がおすすめ

知覚過敏用の歯ブラシは、冷たい飲み物や食べ物を口に入れるとピリッと歯がしみる知覚過敏の方のために開発された歯ブラシです。歯茎にやさしく当たる弾力ネックや、奥までしっかり届くロングスリムネックの機能付きのモデルも多くあります。

このタイプの歯ブラシは毛先が極細でやわらかいシルキー毛で、歯が痛い方や歯肉炎などで炎症を起こしている方の口をやさしく磨きます。極細の毛のため、歯と歯の間や歯周ポケットの汚れや食べカスも良く落ちるのがポイントです。

歯周病の歯ブラシは薄型ヘッドで柔らかいブラシの物が多いです。また、使用感の硬い歯ブラシを使用して出血により歯ブラシをするのが億劫になり、歯ブラシをしなくなるといった事態を防ぐためにも、毛先が柔らかい歯ブラシを使うのをおすすめします。

白い歯を保ちたい方はホワイトニング目的の歯ブラシがおすすめです。ホワイトニング用歯ブラシは歯と歯の間の汚れを取るブラシのほか、表面の汚れをとるためのクリーナーが付いているタイプがあり、手軽にホワイトニングができます。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

下記のリンクでは、そのほかさまざまなおすすめ歯ブラシをご紹介しています。人気ランキング13選もあるので、ぜひ併せてご覧ください。

コスパ最強歯ブラシはどこで買うかがポイントです。ドラッグストアやスーパーでは、安い値段の歯ブラシも販売されていますが、品質にこだわりのない歯ブラシが特売されています。

品質が良く値段もリーズナブルな歯ブラシは、ネット通販で見つかります。さらに歯科専売品で大容量入りを選べば、1本あたりの値段が安く大変コスパがいいです。ぜひ、コスパ最強なお気に入りの歯ブラシを見つけてみてください。

歯ブラシは定期的に交換・お手入れをするのも大切です。ここでは、一般的な歯ブラシの交換時期やお手入れについて解説していきます。

平均的に1日で3回歯磨きをする場合を前提に考えると、歯ブラシの寿命は約1ヶ月ほどです。同じ歯ブラシを1ヶ月以上使っていると、ブラシ部分が広がり汚れが取れにくくなります。磨き残しは虫歯・歯周病の原因のひとつです。

一般的に1ヶ月ごとに歯ブラシを新しくするのが望ましいですが、歯ブラシを使用する頻度によっても多少交換時期が異なります。オフィス・学校のみでの使用など使用期間が少なく、清潔に保っている場合は頻繁に交換する必要はありません。

歯の汚れを取り除いた後の歯ブラシには、食べ物のカスや歯を磨いたときの汚れがが残っています。また、歯磨きした後にブラシに水分が残った状態で保管すると細菌が増えてしまい衛生的によくありません。

雑菌やカビが付いた歯ブラシを使って歯磨きをするのはかなり不衛生です。口の中や体の中に菌を入れることになり、歯周病の原因にもなります。歯ブラシを清潔に保つために、使ったあとは歯ブラシを消毒ししっかりと乾燥させてから保管することが大事です。

高価と思われがちな電動歯ブラシですが、昨今は低コストで購入できる電動歯ブラシが増えてきています。また、リーズナブルでありながらしっかりと磨き上げてくれる高性能な電動歯ブラシも多いので、手軽に歯を磨きたい方はチェックしてましょう。。

下記記事では低価格の電動歯ブラシの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介しています。ぜひ購入の参考にしてみてください。

今回は安い歯ブラシの選び方や人気おすすめランキングを紹介しました。毎日使用する歯ブラシだからこそ、歯の奥や口のすみずみまで磨ける歯ブラシを選ぶのが大切です。自分に合った歯ブラシで大事な歯の健康を保ち日々の生活をより快適にしましょう。