債務整理のプロに聞いた!司法書士が語る債務整理のデメリットとは
2024/10/07 更新
債務整理とは、法的手段や専門家の支援を利用して、借金の整理や解決を図るプロセスを指します。わかりやすく言い換えると、借金を減らしたり免除したりすることで、返済の負担を軽くする手続きをまとめた呼び方です。
gooランキング編集部では、債務整理や過払い金請求の対応経験が豊富な司法書士の鈴木法克さんを独自取材しました。インタビューだからこそ伝わる現場の声から、実際にどのように任意整理や自己破産の手続きが進んでいくのかを想像してみましょう。
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目次
司法書士に聞いた!債務整理とは支払い計画を見直す手続き
取材にご協力いただいた鈴木法克さんは、債務整理の対応経験が豊富にある司法書士です。鈴木さんが代表司法書士を務めるはたの法務事務所は、債務整理・過払金請求に強みを持つ法律事務所で、これまでに20万件以上の相談実績があります。
まずは鈴木さんの視点から「債務整理とは何か」についてお聞きしていきます。
−− 債務整理とはどのような手続きでしょうか?
債務整理とは、借金の返済が円滑にできなくなってしまった際に、借金を減額したり、支払いに猶予を持たせたりすることで、法的に支払い計画を見直す手続きのことです。
−− どのようなお悩みやお困りごとを抱えている方が多いですか?
借金が膨らんでしまった結果「毎月の支払いがきつい」というご相談のほか、借金を繰り返してしまい「返済額が減らない」などのご相談を頂くケースが多いです。
債務整理の手続きは3種類!自己破産が「最終手段」のワケ
債務整理には任意整理・個人再生・自己破産の合計3種類の手続き方法があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
−− 任意整理・個人再生・自己破産の違いを教えてください。
借金の減額割合が小さいものから順に、将来利息が減額される任意整理、次いで借金が5分の1ほどになる個人再生、自己破産となります。自己破産では手続きに成功すると、借金を返済する必要がなくなります。
−– 借金にお悩みの方にご案内する場合、何を基準に3種類から選ぶのでしょうか?
相談時に借金の状況に加え、現在のご年収、お車を保持したいかなどをお伺いし、最適な解決方法をご提案しています。
例えば、個人再生は減額後の残った債務は基本的に数年かけて返済することになります。住宅などの資産を残すことができるケースもありますが、認可決定を受けるには厳しい基準をクリアしなければいけません。
自己破産では、返済能力や保有する財産などから「返済が不可能」と認可されることで、法律上の支払い義務を免除してもらいます。自己破産が認められると、所有している財産のうち裁判所から認められているもの以外は手放さなければいけません。そのため、自己破産は最終手段だと思います。
法律事務所に問い合わせた後の手順!督促が止まるのはいつ?
初めて弁護士事務所・司法書士事務所に相談に行く方はハードルが高く感じますよね。
法律事務所に問い合わせた後は、どのような手順を踏むのでしょうか。鈴木さんに聞いてみました。
−− 債務整理の初回相談後、手続きはどのように進むのでしょうか?
お問合せいただいた後のステップは、以下の通りになります。
1. お問合せ 2. 現在の借金状況をお伺いし解決方法、費用のご提案 3. 債務整理を依頼することになった場合、当事務所との間で受任契約を締結 4. 取り立ての停止 5. 取り立ての停止期間中に返済分(預かり金)を払い貯めていただく 6. 金融会社と当事務所で返済金額や返済期間の延長などの和解交渉を実施 7. 和解後は取り決めた期間、金額で返済開始 |
−− 依頼時に必要な書類、事前に準備しておいた方がいいものがあれば教えてください。
任意整理の依頼時に必要なものは以下の通りです。
1. 身分証明書 2. キャッシングカードやクレジットカードのコピー |
個人再生や自己破産の場合は、以下の書類があるとより具体的な話がしやすくなります。
1. 収入証明書 2. 源泉徴収または給与明細(直近2〜3ヶ月に発行されたもの) 3. 貸金業者と交わした契約書または借用書 4. 借金の入金明細や返済時の借用書 5. 債権者一覧(借入先の金融機関) 6. 内容証明や督促状 7. 預金通帳 |
債務整理のメリットとデメリット!クレジットカードはどうなる?
手続きが完了すると、借金が減額されたり免除されたりする債務整理。でも、うまい話には裏があるのではないか…と気になってしまいますよね。
本項では、債務整理のメリットとデメリットをお聞きしていきます。
−− 債務整理のメリットには主にどのような点が挙げられるでしょうか?
最も大きなメリットは、利息の減免と毎月の返済額の減免という点です。
特に任意整理では長期の分割払いにできるため、無理のない範囲で支払い可能になり、毎月の支払いも楽になります。
−− 債務整理をする上でのデメリットも教えてください。
デメリットに関しては、クレジットカードを新たに作成できなくなる点です。また、現在すでに持っているクレジットカードについても使用できなくなってしまいます。
債務整理をご検討中の方に向けて!債務整理のプロからメッセージ
月々の返済や督促に悩むあまり、別の貸金業者からお金を借りてしまう方は一定数いらっしゃいます。
しかし、借金の問題は、借金では解決できません。インタビューの最後に、借金問題や返済にお悩みの方に向けてメッセージをいただきました。
−− 借金問題、返済にお悩みの方に向けてメッセージをお願いします。
平成17年度の第1回簡裁訴訟代理等能力認定考査にて簡裁代理権を取得後、債務整理の業務を行うようになり、任意整理における和解交渉をはじめ、個人再生や自己破産の申立書作成などを数多く手がけてまいりました。
依頼者の方には、今後は生活の立て直しをはかっていただき、借金のことで日々悩むことのないよう、みなさまのサポートを心がけていきたいと思っております。借金のことでお悩みがありましたら、お気軽にご相談をいただければと思います。
債務整理するなら「はたの法務事務所」がおすすめ
司法書士法人はたの法務事務所の口コミ・評判
はたの法務事務所はどこにある?東京本店までのアクセスを解説
はたの法務事務所は、東京本店・大阪支店の2箇所の事務所があります。
今回はJR中央線・地下鉄丸の内線荻窪駅の西口から徒歩1分の好立地にある東京本店のアクセスを解説していきます。
はたの法務事務所は荻窪NKビル5階にある
はたの法務事務所がある荻窪NKビルに向かうためのアクセスを解説します。
荻窪西口連絡橋の奥側階段を降り、左に曲がります。しばらく線路沿いをまっすぐ進むと「すずらん通り」の看板が見えてくるので、交差点を渡りさらに直進します。
道なりに進むと左手に荻窪NKビルが見えてくるので、エントランスにあるエレベーターで5階まで上がりましょう。
事務所内部をご紹介!プライバシー対策万全の個室で相談可能
エレベーターを降りると、はたの法務事務所の入口があります。相談予約の時間が来たら、ドアを開けて中に入ってください。
はたの法務事務所の相談スペースは個室を確保しており、外側からは誰が相談しているかを確認できないプライバシーに配慮した構造になっています。
個室は定員4名ほどの広さで窮屈さもなく、司法書士に安心して借金相談できる環境を整えています。机の中央はパーテーションで分けられており、飛沫が気になる方にも配慮しています。
債務整理のメリット・デメリットとは?細かく知りたい方に向けて解説
債務整理をする最大のメリットは、借金による精神的不安から解放されることです。手続きを始めるとすぐに消費者金融やクレジットカード会社からの取り立てがストップするため、電話や郵便による督促が一切来なくなります。
債務整理の手続き方法である「任意整理」「個人再生」「自己破産」には、それぞれにメリットとデメリットがあります。弁護士に相談する前にそれぞれの特徴を理解し、準備しておきましょう。
任意整理のメリット・デメリット
▼ メリット ・素早く手続きできる ・利息をカットできる ・業者からの督促が止まる ・周りに知られない ・財産を残せる |
▼ デメリット ・借金の支払い義務はなくならない ・債権者が交渉に応じるとは限らない ・信用情報機関に事故履歴が残る |
任意整理を選ぶ最大のメリットは、そのスピード感にあります。裁判所を通さず債権者と債務者の間で話し合いが完結するため、面倒な書類を用意する必要がないほか、短期間で交渉を終えることができます。
また、財産を処分せずに残せるため、債務整理をしたことが周りにバレにくいのも特徴の一つと言えそうです。
一方、最大のデメリットは借金そのものを減額できないことです。利息のカットや返済日の延長によって、月々の負担を少なくすることはできますが、返済総額が減ることはありません。
個人再生、自己破産とは異なり裁判所を通さないので、債権者が必ず応じるとは限らないことも覚えておきましょう。
個人再生のメリット・デメリット
▼ メリット ・借金を大きく減額できる ・職業・資格に関わらず行える ・ギャンブルが原因でも対象になる |
▼ デメリット ・保証人に返済義務が残る ・費用が高額 ・時間がかかる ・信用情報機関に事故履歴が残る |
個人再生のメリットはわかりやすく、受け入れ範囲が広い点に尽きます。そのため、任意整理で債権者との和解が成立しないケースや、借金の原因がギャンブルで自己破産ができない方でも、個人再生であれば選ぶことができます。
また、借金を減額しながら資産を残せる点も大きなメリットです。自動車、生命保険、株式、投資信託のほか、住宅資金特別条項(住宅ローン特則)という一定の条件を満たす場合は持ち家も処分せずに済みます。
一方、デメリットとしては手続きの専門性が高く、複雑なことが挙げられます。日本弁護士連合会(日弁連)が公表している個人再生の手続きに必要な書類を確認すると10種類以上にもわたり、長い時間をかけて多くの書類を取り寄せ、準備しなければいけないことがわかります。
ただ必要書類の準備が大変なのは、後述する自己破産の場合も同じです。そのため、減額後の借金を返済していく能力さえあれば、デメリットらしいデメリットはないと言えます。
自己破産のメリット・デメリット
▼ メリット ・借金をゼロにすることができる ・取り立てや差し押さえが止まる |
▼ デメリット ・手続き中は公的資格が必要な仕事ができない ・財産のほぼすべてを処分する必要がある ・約10年間信用情報機関に事故履歴が載る |
自己破産のメリットは、借金がどれだけ多くても法的な支払い義務がなくなることです。利用条件はありますが、返済のめどが立たないような借金がある場合、ハードルはそれほど高くありません。むしろ自己破産をして生活を立て直す方が合理的なケースもあります。
一方、デメリットも多く存在します。まず自己破産をすると、時価20万円以上の財産はすべて処分対象になります。具体的には持ち家や車といった財産から、解約返戻金が20万円以上になる生命保険や学資保険なども対象に含まれます。
また、自己破産の手続き中は一部の職業・資格が制限されます。下記のようなお仕事をされている方は注意が必要です。
証券会社外務員、旅行業者、宅地建物取引業者、建設業者、不動産鑑定士、土地家屋調査士、生命保険募集人、商品取引所会員、有価証券投資顧問業者、警備業者、風俗営業、質屋、弁護士、司法書士、弁理士、公証人、公認会計士、税理士など |
自己破産の手続き中に限り、引っ越しができなくなる可能性があります。弁護士が裁判所に申し立てを行ってから裁判所が自己破産を認めるまでの期間が対象になるため、近日中に引っ越しを検討されている方は必ず担当弁護士に相談しましょう。
さらに、自己破産における最大のデメリットは「自己破産ができない人もいる」ことです。借金の理由が厳しく調査され、これを免責不許可事由(めんせきふきょかじゆう)といいます。具体的には下記の理由で借金をした方は、裁判所から自己破産が認められません。
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債務整理をするとどうなる?身近な生活への影響を徹底調査
ネット上では「債務整理をするとどうなる?」という疑問が多く聞かれ、日常生活に及ぶ影響を気にする方は多いようです。
借金を精算できるメリットの裏で、債務整理によって身近な生活がどのように変わるのかをご紹介します。
クレジットカードが使えなくなる
債務整理をすると、しばらくは新しいクレジットカードを作れなくなります。理由は、債務整理をした情報が信用情報機関(ブラックリスト)に登録されるからで、情報が消えるまでの間、クレジットカードの新規作成やローンの利用ができなくなります。
また、すでにお持ちのクレジットカードがあったとしても、事故履歴が確認されると利用できなくなります。更新の時期には、クレジットカード会社は必ず信用情報を確認するので、クレジットカードが使えなくなる可能性は大きいです。
ブラックリストに5〜7年登録される
ブラックリストの掲載期間はわかりやすく、基本的に5〜7年です。なお、具体的な期間は「信用情報機関」「債務整理の手続き方法」によって異なります。
債務整理をした場合に、事故情報が登録される信用情報機関は次のとおりです。
任意整理を選択した場合、ブラックリストの掲載期間はいずれの信用情報機関でも「完済日から5年」です。個人再生でも基本的に「完済日から5年」ですが、KSCのみ「完済日から5年、または手続開始決定日から7年のいずれか遅い方」となります。
他方、自己破産でもCICが「破産手続開始日から5年」、JICCが「手続き終了(免責確定)から5年」と起点がやや異なるものの5年間が基本です。KSCに関しては「破産手続開始決定日から7年」と他の信用情報機関に比べてやや長めに設定されています。
「自己破産は10年」は古い情報
自己破産、個人再生をした場合のKSCに登録される期間はこれまで10年でしたが、2022年11月4日から7年に短縮されました。長年更新されていないサイトでは「10年」のまま記載されているケースもあるので、混同しないようお気をつけください。
機種代金の分割払いができなくなる
信用情報機関に事故情報が登録されてブラックリスト入りすると、スマートフォンを新たに購入する場合の機種代金を分割で支払えなくなります。
最近では価格が10万円を超えるスマートフォンもめずらしくありませんが、ブラックリストに登録されている期間中は一括で支払わなければなりません。同様の理由で、各家電量販店などで実施しているショッピングクレジットなども利用できなくなるので注意しましょう。
一部の銀行口座は凍結される
債務整理をすることによって、銀行口座が凍結される場合もあります。
例えば、銀行カードローンによる借入を債務整理の対象とした場合、利用している銀行カードローンの口座が凍結されます。わかりやすく具体例を挙げるならば「三井住友カードローン」「三菱UFJカードローン」などが該当します。
また、口座の金融機関から直接借り入れしていない場合でも、系列の消費者金融からお金を借りていると凍結される可能性もあります。代表的なものでは「プロミス」「SMBCモビット」は三井住友銀行、「アコム」が三菱UFJ銀行の系列に当たります。
鈴木 法克(すずきのりかつ) はたの法務事務所 代表司法書士 東京司法書士会所属 平成29年5月1日東京司法書士会より表彰 |
債務整理に関するよくある質問
債務整理に関するよくある質問に回答します。
債務整理の費用が払えない場合はどうすればいい?
費用が払えない場合の対処法には「法テラスを利用する」「着手金無料の事務所を選ぶ」「分割払いを活用する」などがあります。法テラスは債務整理の費用立て替えを行ってくれる反面、「収入に条件がある」「手続きに時間がかかる」などのマイナス面もあります。
債務整理をすると周りの人に影響はある?
債務整理をすることで、子供の就職や結婚、家族の信用情報など、周りの人に影響することはありません。しかし、家族が保証人になっている場合は家族が返済する義務を負う可能性があります。任意整理は、保証人と一緒に手続きに参加することで保証人への請求を回避することができますが、個人再生や自己破産の場合、保証人に返済が求められます。
自宅や車を手放さずに済む債務整理の方法は?
任意整理と個人再生は自宅や車を手放さずに済む可能性があります。任意整理は、債権者と交渉して利息のカットをする手続であるため、自宅や車を残すことができます。
個人再生は、住宅ローン特則を利用することで自宅を残すことができます。また、車のローンが支払い終わっていれば車が売却されることはありません。
個人再生と自己破産をした人の月収は?
※画像は破産事件及び個人再生事件記録調査を参照し作成
負債額は個人再生を行った人の方が多く、自己破産を行った人の負債額は100万~400万円、個人再生を行った人の負債額は1000万円~3000万円に集中していました。また、負債理由としては生活苦がもっとも多く見られました。
債務整理をする人の「年齢」と「借金額」は?
gooランキング編集部が独自に調査した、債務整理を行なった人の「借金額」と「年齢」を紹介します。
債務整理をした人の年齢
独自調査の結果、債務整理をした人の年齢は「50歳以上60歳未満」が最も多く、次いで「40歳以上50歳未満」が多くなっています。
相談時の借金総額
借金がいくら以上で債務整理ができるという決まりはないものの、独自調査の結果、相談時の借金総額は「200万円以上300万円未満」の方が1番多かったです。
債務整理は家族にバレる?
基本的に家族にバレることはありません。
正確には民事再生・自己破産すると官報に登録されるため、調べようと思えば調べられます。
しかし、一般的に官報を確認する人はほぼいないこと、個人名で検索してもヒットしないことを考えると、家族や会社にバレるリスクはほとんどないと言ってよいでしょう。
2回目の債務整理はできる?
2回目の債務整理は可能ではありますが、1回目と比べると条件が厳しくなってしまう傾向にあります。
借金の減額が認められる条件が厳しかったり、借金の減額幅が少なくなってしまうことが多いです。
借金はどれくらい減る?
〇過払い金請求
例1)M.Sさん 32歳男性
借金額:200万円
依頼時の借金の状況:完済済み
手元に戻ってきた過払い金:210万円
例2)A.Wさん 36歳女性
借金額:300万円
依頼時の借金の状況:完済済み
手元に戻ってきた過払い金:100万円以上
〇任意整理
例1)Iさん 30代女性
相談時の借金額:436万円
減額された借金額:200万円
例2)Sさん 30代男性
相談時の借金額:450万円
減額された借金額:190万円
〇個人再生
借金が5分の1〜10分の1に減額されます。
詳しく説明すると、下記の中で最も高い金額の借金がのこり、それを超える額の返済義務は免除されます。
①負債額が100万円未満の場合、負債額全額
②負債額が100万円以上500万円未満の場合、100万円
③負債額が500万円以上1500万円未満の場合、負債額の5分の1
④負債額が1500万円以上3000万円未満の場合、300万円
⑤負債額が3000万円以上5000万円未満の場合、負債額の10分の1
⑥住宅や車などの財産の価値の総額
⑦収入から税金と法令で定められた生活費を差し引いた金額の2年分
〇自己破産
借金の全額がなくなります。
弁護士と司法書士との違いは?
債務額が140万円を超える場合、司法書士では対応できず、弁護士のみが対応できる点が違いです。
債務額が140万円を超えない場合は弁護士・司法書士どちらでも大きな違いはない。債務額が140万円を超える場合は弁護士でしか対応できないと覚えておきましょう。
債務整理はどれくらいの期間がかかる?
相談から手続きが完了するまでの期間の目安は以下です。
任意整理:3ヶ月程度
個人再生:5〜6ヶ月程度
自己破産:半年〜1年
どれくらいの間ブラックリストに載ってしまう?
ブラックリストに載ってしまう期間は以下の通りです。
任意整理:〜5年間
個人再生:5〜7年間
自己破産:5~7年間
法テラスでも債務整理はできる?
法テラスとは国が設立した「法的トラブルを解決するための総合案内所」のことです。正式名称を日本司法支援センターと言います。法テラスでも債務整理はできますが、収入や資産に条件がある、手続きに時間がかかるなど不便な点も多くあります。
特に、金融機関からすでに催促が来ている場合は、法テラスよりも民間の法律事務所を利用するほうがおすすめです。依頼が成立すれば即日~2日以内に催促をストップすることができます。
東京・大阪・福岡など都市圏の法律事務所に依頼した方がいい?
全国対応している都市部の事務所に依頼することは大きなメリットがあります。都市部に事務所を置いている事務所は、経験を積んだ優秀な弁護士・司法書士が集まりやすいため、満足のいく結果を得られやすいのが特徴です。
債務整理の場合、「依頼人との連絡」「貸金業者との交渉」「裁判所への申し立て」など、電話・メール・郵便で完結できる案件がほとんどです。地方からでも安心して依頼できますよ。
債務整理の無料相談窓口は?
無料相談できる窓口として、弁護士・司法書士事務所、法テラス、財団法人日本クレジットカウンセリング協会、国民生活センター、消費者生活センターなどがあります。日本クレジットカウンセリング協会は、借金相談だけでなく家計カウンセリングも行っており、弁護士と家計アドバイザーがペアで対応してくれます。
債務整理は法律事務所を通した方がいい?
債務整理の手続きは、債権者との交渉や裁判所へ提出する資料の準備など非常に負担が大きい作業なので、個人で行うのではなく弁護士事務所や司法書士事務所に手続きの代行を依頼するのが一般的です。
また、債務整理の依頼を弁護士事務所や司法書士事務所に依頼すると、事務所はすぐに債権者へ受任通知を送付してくれます。この通知が債権者に届いた以降は事務所が連絡窓口として対応するため、取り立てが一時的にストップします。それによって、度重なる返済の催促により債務者が感じていた心理的負担の軽減にもつながります。
また、ほとんどの債権者にとって債務整理とは応じたくないものですが、債権者が応じられる条件の把握や提示などを含め、債務整理の交渉を得意とする事務所に依頼することで交渉がまとまりやすくなるなどのメリットもあります。
編集部
債務整理の手続きを代行できるのは弁護士または司法書士の資格保持者です。
しかし、司法書士は個々の債権額が140万円を超える民事事件の相談・和解・代理を行えない(司法書士法3条)ため、1社あたりの債権額が140万円を超えている場合、弁護士に依頼する必要があります。
そのため、債務整理の依頼をする際は自身の借金額を確認したうえで司法書士事務所か弁護士事務所のどちらに相談するべきか決めましょう。もし、自身の借金額を把握していない場合は、弁護士事務所に依頼することをおすすめします。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年10月07日)やレビューをもとに作成しております。
▼ 満足度95.2%以上の信頼
「はたの法務事務所」は債務整理や過払い請求の相談実績20万件以上、うち95.2%が満足という実績を持っています。最大手の事務所の一つではずれが少ないと言えるでしょう。
▼ 司法書士歴27年以上の実績!
経験豊富な認定司法書士による手厚いサポートでスピーディーにお悩み解決に導きます。弁護士事務所は敷居が高く感じてしまうという方も、気軽に相談することができます。
▼ 全国対応OK!まずは無料相談
全国無料で出張相談を受付けているので、東京・大阪以外にお住まいの方もご依頼可能です。問い合わせフォームなら24時間、フリーダイヤルなら平日8:30〜21:30、土日祝日8:30〜21:00に電話相談OK。今すぐ無料電話相談がしたい方におすすめです。
▼ 着手金無料と良心的な料金設定
相談料、着手金無料、分割払いOK!着手金で1万円を支払うのが正直キツい。そんな方でも頼みやすい事務所です。
【解決報酬金】22,000円~+減額できた債務額の11%
【手数料】ー
【解決報酬金】385,000円~(※1)
【手数料】ー
【解決報酬金】330,000円~(※2)
【手数料】ー
【大阪支店】大阪府大阪市淀川区西中島4-11-21 新大阪コパービル303
【大阪支店】JR新大阪駅 徒歩8分