過払金とは?発生条件やメリット・デメリットをわかりやすく解説
2024/09/11 更新
「過払金とは何か」を理解することはなぜ大切なのでしょうか。
過払金とは、わかりやすく言い換えると、払い過ぎた利息のことです。2010年の法改正以降、過払金返還請求をすることで借金を減額できる可能性があるのをご存知でしょうか。
本記事では、過払金の発生条件からメリット・デメリット、さらに返還請求の仕組みまでわかりやすく解説しています。
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過払金とは?仕組みを解説
過払金とは、利息制限法という法律に定められた上限を超える利率によって貸付が行われた場合に、払い過ぎていた利息を指します。改正法が施行された2010年6月18日までに借入を行っており、20%を超える利息が付いている場合が対象に当たります。
過払金が発生した要因
過払金が発生した要因はわかりやすく、かつて2つの法律の間に存在したグレーゾーンにあります。
利息制限法に定められた上限金利が貸付額に応じて15〜20%で変動するのに対して、2010年の法改正まで出資法という法律で定められた上限金利は29.2%でした。この最大14.2%の上限金利の差はいわゆるグレーゾーン金利と呼ばれ、消費者金融やクレジットカード会社の多くがグレーゾーン金利にあたる利息を採用していました。
しかし、金利負担の軽減を考慮し、2010年6月には出資法の上限金利も20%に引き下げられます。事実上は利息制限法の上限金利が採用されるようになったことが、過払金が発生した要因です。
※ 金融庁「貸金業法のキホン」参照
貸付額(借金) | 出資法の上限金利(〜2010年) | 利息制限法の上限金利 |
10万円未満 | 29.2% | 20% |
10〜100万円未満 | 29.2% | 18% |
100万円以上 | 29.2% | 15% |
※ 消費者金融を利用した場合
過払金の発生条件
過払金発生の対象になる借金は、主に「消費者金融からの借入やカードローン」「クレジットカード会社のキャッシング」の2種類です。過払金が発生しているかどうかは、下記の3点を参照するとわかりやすく確認することができます。
▼ 2010年6月17日より前に借入していた ▼ 利息制限法よりも高い金利(グレーゾーン金利)が設定されていた ▼ 貸金業者との取引から10年以上経っていない |
3つとも当てはまっている方は、過払金がある可能性があります。借金減額を実現するためにも、法律事務所を通じて過払金の返還請求を行いましょう。
一方、消費者金融やクレジットカード会社との最終取引から10年以上経ってしまうと時効が成立し、過払金を返還請求することができなくなるのでご注意ください。
過払金の計算方法
過払金は「元金×金利÷365日×利用日数」で計算ができます。
「100万円(完済)を1年借入し、29.2%の利息を支払った」と仮定して、過払金がどれくらい戻ってくるのか計算してみましょう。
支払った利息:100万円×29.2%÷365日×365日=292,000円 利息制限法に基づく利息:100万円×15.0%÷365日×365日=150,000円 過払金:292,000円−150,000円=142,000円 |
100万円を1年間、金利29.2%で借り入れた場合の過払金は142,000円です。複数者から借入している場合や、利息が途中で変更されている場合は計算がより複雑になるため、正確な金額を知りたい場合は弁護士や司法書士に相談しましょう。
過払金を請求するメリット
過払金の請求には、払い過ぎた利息が戻ってくるほかに大きく2つのメリットがあります。
完済後ならブラックリストに載らない
任意整理や自己破産などの債務整理を行うと、信用情報機関に登録されます。いわゆるブラックリスト入りを指し、クレジットカードの新規作成や新たな借入ができなくなります。一方で借金完済後に過払金請求をすると、ブラックリストに登録されることはありません。
ただ、もし借金の返済期間中に過払金返還請求を行い、戻ってきた過払金を充てても残りの借金がゼロにならなかった場合は、債務整理(任意整理)をした扱いになる場合があります。任意整理扱いになるとブラックリストに登録されてしまうので、返済中の方は事前に弁護士や司法書士に相談してみましょう。
債務整理(任意整理)はこちらから
過払金返還請求とあわせて検討したい債務整理では借金を減額・免除できるため、かえって合理的なケースもあります。いち早くおすすめの弁護士事務所・司法書士事務所を検討したい方はぜひご参照ください。
家族には影響がない
過払金請求をしても、基本的に家族に迷惑がかかることはありません。手続きを法律事務所(弁護士・司法書士)に依頼しても、直接家族に確認を取ったり、通達されることはなくい、基本的に本人とのやりとりになります。
他方、過払金請求したクレジットカード会社の家族カードを発行している場合は、請求先の家族カードは使用できなくなるので注意しましょう。
過払金を請求するデメリット
過払金の返還請求にはデメリットも存在します。過払金の請求後に後悔しないためにも、事前に注意点を押さえておきましょう。
満額返還されない可能性がある
過払金返還請求をしても全額が返還される可能性は低く、基本的に過払金の7〜8割が返ってきます。返還額は、依頼する弁護士の交渉力や、借入先の消費者金融やクレジットカード会社の経営状態などによっても左右されるので注意しましょう。
弁護士を通じて裁判することで満額を回収できるケースもありますが、代わりに弁護士費用がかかります。いずれにせよ額面通りの金額が取り返せるわけではありません。
請求先の会社が倒産していると請求できない
過払金返還請求の請求先の消費者金融やクレジットカード会社がすでに倒産している場合は、そもそも過払金請求ができません。
一方、倒産した貸金業者が民事再生や破産手続きを進めている場合は、過払金を受け取る権利があることを覚えておきましょう。ただし、実際に支払われる過払金は少なくなってしまう可能性が高いです。
請求先の貸金業者では借入できなくなる
過払い金返還請求をしただけでは信用情報機関のブラックリストには登録されませんが、請求先の消費者金融やクレジットカード会社の「社内ブラック」として登録されてしまう可能性が高いです。
そのため、過払金請求した先の貸金業者からカードローンやキャッシングで再び借入をすることは極めて難しいと考えられます。
自分で過払金返還請求をするのは難しい
過払金返還請求は、法律の上では誰でも行うことができます。しかし、手続きが複雑であるのに加え、下記のようなデメリットが考えられます。
▼ 金利や手数料の計算が複雑 ▼ 契約書、取引明細書、支払証明書などの必要書類が多い ▼ 過払金返還請求の交渉時に法律の専門知識が必要 ▼ 交渉結果によっては返金額が少なくなる可能性 |
特に4つ目の返金額が少なくなってしまうデメリットは、自分自身ではどうすることもできず致命的とも言えます。手数料はかかってしまいますが、過払金返還請求は知識や実績豊富な弁護士・司法書士に任せることで手続きがわかりやすくなるでしょう。
過払金の請求手順
過払金返還請求を法律事務所(弁護士・司法書士)に依頼した際の手順はわかりやすく、大きく「任意(和解)」「裁判」の2つに分かれます。ここでは、多くの方が選択する「任意(和解)」の請求方法を確認しましょう。
1. 法律事務所に相談・契約
2. 受任通知の送付
3. 引き直し計算・過払金返還請求
4. 過払金の返還 |
どこがいい?過払金返還請求におすすめの弁護士・司法書士事務所
過払金返還請求することを決めても法律事務所は全国にたくさんあり、良し悪しが分かりづらいのが現状です。「どこがいい?」と悩む方に向けて、過払金返還請求に強みを持つ、おすすめの弁護士事務所・司法書士事務所を口コミと一緒に紹介します。
はたの法務事務所で債務整理を依頼した人の口コミ
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相談料 | 無料 |
---|---|
任意整理にかかる費用 |
【着手金】0円 【解決報酬金】ー 【手数料】ー |
個人再生にかかる費用 |
【着手金】0円 【解決報酬金】349,800円(※1) 【手数料】ー |
自己破産にかかる費用 |
【着手金】0円 【解決報酬金】328,680円(※2) 【手数料】ー |
所在地 |
東京本店:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング9階 名古屋支店:愛知県名古屋市中区丸の内 1-15-9 SUGAKICO第2ビル9階 大阪支店大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル10階 九州博多支店:福岡県福岡市博多区博多駅前 1-9-3 博多駅前シティビル12階 |
対応可能地域 | 全国 |
最寄駅 | 東京本店:大江戸線都庁前駅 徒歩1分 丸ノ内線西新宿駅 徒歩5分 新宿駅 徒歩7分 |
電話番号 | 0120-10-10-10 |
代表司法書士 | 田中 秀平(東京司法書士会) |
※ 価格はすべて税込
※公式サイトに記載がない場合は「ー」と記載
※1 住宅ローンありの場合、399,800円
※2 管財事件の場合、+200,000円
司法書士事務所・行政書士事務所
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相談料 | 無料 |
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任意整理にかかる費用 |
【着手金】無料 【解決報酬金】21,780円〜+取り返した金額の22%(※1) 【手数料】ー |
個人再生にかかる費用 |
【着手金】ー 【解決報酬金】330,000円~(※2) 【手数料】ー |
自己破産にかかる費用 |
【着手金】ー 【解決報酬金】同時廃止:264,000円~ 管財事件:429,000円〜(※3) 【手数料】ー |
所在地 |
東京事務所:東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 新宿野村ビル12階 大阪淀屋橋オフィス:大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5番2号 高麗橋ウエストビル2階 大阪難波オフィス:大阪府大阪市中央区難波4丁目4−4 難波御堂筋センタービル8階 名古屋事務所:愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング11階 部屋番号:11116 |
対応可能地域 | 全国 |
最寄駅 |
東京事務所:西新宿駅 徒歩4分 都庁前駅 徒歩3分 大阪事務所:淀屋橋駅 徒歩2分 肥後橋駅 徒歩3分 名古屋事務所:名古屋 徒歩3分 |
電話番号 |
東京事務所:03-5357-7743 大阪淀屋橋オフィス:06-4708-5581 大阪難波オフィス:0120-002-110 名古屋事務所:052-856-5759 |
代表司法書士 | 山田 愼一(東京司法書士会・東京都行政書士会) |
※ 価格はすべて税込
※公式サイトに記載がない場合は「ー」と記載
※1 裁判ありの場合は27.5%
※2 2社以降1社毎に+22,000円。住宅ローン特例計画案付だとさらに+55,000円
※3 2社以降1社毎に+20,900円
グリーン司法書士法人・行政書士事務所で債務整理を依頼した人の口コミ
債務整理に関するよくある質問
過払金返還請求とあわせて検討したいのが、借金を減額・免除できる債務整理です。ここでは債務整理に関する質問をご紹介します。
負債額ってどれくらい?
※ 画像は破産事件及び個人再生事件記録調査(日本弁護士連合会)を参照し作成
負債額は個人再生の方が多く、自己破産の負債額は100〜400万円、個人再生の負債額は1,000〜3,000万円に集中していました。また、負債理由としては生活苦が最も多くみられました。
債務整理は家族にバレる?
基本的に家族にバレることはありません。
正確には民事再生・自己破産すると官報に登録されるため、調べようと思えば調べられます。しかし、一般的に官報を確認する人はほぼいないこと、個人名で検索してもヒットしないことを考えると、家族や会社にバレるリスクはほとんどないと言ってよいでしょう。
2回目の債務整理はできる?
2回目の債務整理は可能ではありますが、1回目と比べると条件が厳しくなります。
借金の減額が認められる条件が厳しくなったり、借金の減額幅が少なくなってしまう場合が多いです。
債務整理をすると借金はどれくらい減る?
〇 過払い金請求
例1)M.Sさん 32歳男性
借金額:200万円
依頼時の借金の状況:完済済み
手元に戻ってきた過払い金:210万円
例2)A.Wさん 36歳女性
借金額:300万円
依頼時の借金の状況:完済済み
手元に戻ってきた過払い金:100万円以上
〇 任意整理
例1)Iさん 30代女性
相談時の借金額:436万円
減額された借金額:200万円
例2)Sさん 30代男性
相談時の借金額:450万円
減額された借金額:190万円
弁護士と司法書士との違いは?
借金が総額140万円を超える場合は司法書士では対応できず、弁護士のみが対応できる点です。
債務整理はどれくらいの期間がかかる?
初回相談から手続きが完了するまでの期間は以下のとおりです。
任意整理:3ヶ月程度
個人再生:5〜6ヶ月程度
自己破産:6ヶ月〜1年程度
どれくらいの間ブラックリストに載ってしまう?
ブラックリストに載ってしまう期間は以下のとおりです。
任意整理:5年間
個人再生:5~7年間
自己破産:5~7年間
法テラスでも債務整理はできる?
法テラスとは、国が設立した「法的トラブルを解決するための総合案内所」です。正式名称を日本司法支援センターといいます。法テラスを通じて近隣の弁護士を紹介してもらうことはできますが、法テラスそのものは法律事務所ではないため債務整理をすることはありません。
また、法テラスを通じた紹介には「収入や資産に条件がある」「手続きに時間がかかる」などのデメリットも多くあります。特にすでに催促が来ているようなケースでは、法テラスよりも民間の法律事務所を利用する方がおすすめです。依頼が成立すれば即日~2日以内に催促をストップできます。
東京・大阪・福岡など都市部の法律事務所に依頼した方がいい?
全国対応している都市部の事務所に依頼することは大きなメリットがあります。都市部に事務所を置いている事務所は、経験を積んだ優秀な弁護士・司法書士が集まりやすいため、満足のいく結果を得られやすいのが特徴です。
債務整理の場合は「依頼人との連絡」「貸金業者との交渉」「裁判所への申し立て」など電話・メール・郵便で完結できる連絡内容がほとんどです。地方からでも安心して依頼できます。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年09月11日)やレビューをもとに作成しております。
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相談料、着手金無料、分割払いOK!着手金で1万円を支払うのが正直キツい。そんな方でも頼みやすい事務所です。
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【解決報酬金】22,000円~+減額できた債務額の11%
【手数料】ー
【解決報酬金】385,000円~(※1)
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【解決報酬金】330,000円~(※2)
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