自己破産とは?メリット・デメリットや費用をわかりやすく解説

自己破産とは?メリット・デメリットや費用をわかりやすく解説

自己破産とは、わかりやすく言うと借金の返済を免除してもらう手続きを指します。収入だけでは返せない額の借金を作ってしまった時に、裁判所に申し立てることで手続きを進めます。


自己破産には借金をゼロにできるメリットがあります。本記事では自己破産を検討する方に向け、メリット・デメリットや費用を解説しています。

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自己破産のメリット・デメリット

▼ メリット

・借金をゼロにすることができる

・取り立てや差し押さえが止まる

▼ デメリット

・手続き中は公的資格が必要な仕事ができない

・財産のほぼすべてを処分する必要がある

・約10年間信用情報機関に事故履歴が載る

 

自己破産のメリットは、借金がどれだけ多くても法的な支払い義務をなくせることです。利用条件はありますが、返済のめどが立たないような借金がある場合、ハードルはそれほど高くありません。むしろ自己破産をして生活を立て直す方が合理的なケースもあります。

 

一方、デメリットも多く存在します。まず自己破産をすると、時価20万円以上の財産はすべて処分対象になります。具体的には持ち家や車といった財産から、解約返戻金が20万円以上になる生命保険や学資保険なども対象に含まれます。

 

また、自己破産の手続き中は一部の職業・資格が制限されます。下記のようなお仕事をされている方は注意が必要です。

 

証券会社外務員、旅行業者、宅地建物取引業者、建設業者、不動産鑑定士、土地家屋調査士、生命保険募集人、商品取引所会員、有価証券投資顧問業者、警備業者、風俗営業、質屋、弁護士、司法書士、弁理士、公証人、公認会計士、税理士など

 

 

自己破産の手続き中に限り、引っ越しができなくなる可能性があります。弁護士が裁判所に申し立てを行ってから裁判所が自己破産を認めるまでの期間が対象になるため、近日中に引っ越しを検討されている方は必ず担当弁護士に相談しましょう。

 

さらに、自己破産における最大のデメリットは「自己破産ができない人もいる」ことです。借金の理由が厳しく調査され、これを免責不許可事由(めんせきふきょかじゆう)といいます。具体的には下記の理由で借金をした方は、裁判所から自己破産が認められません。

 

  • パチンコや競馬といった賭博行為
  • 株やFXといった射幸行為
  • 過剰なショッピングなどの浪費行為による借金

自己破産にかかる費用

自己破産の費用相場は300,000〜1,000,000円程度です。

 

自己破産で裁判所に支払う費用の一例です。

 

▼ 郵便代…3,000円程度〜

▼ 収入印紙代…1,500円×借入先件数

▼ 予納金…100,000〜500,000円程度

自己破産の費用は裁判所に支払う予納金次第

自己破産の費用は、裁判所に支払う予納金によって大きく左右されます。予納金とは、裁判所での手続きにかかる費用で、3種類ある自己破産の手続きのうち、どれを行うかによって異なります。

 

最も安い「同時廃止」の場合が20,000円程度、次点で「少額管財」の220,000円程度、最も高いのが「管財事件」の500,000円以上です。

 

自己破産の手続きは申立て時に選択しますが、最終的な決定は裁判所が行います。そのため、申立て時に「同時廃止」を選択しても、財産調査や免責調査の結果、裁判所が「管財事件」として判断すれば従う必要があります。

1. 同時廃止…20,000円程度

申立人に一定額以上の財産がなく、免責不許可事由に当てはまらない場合、同時廃止となります。

 

2. 少額管財…220,000円程度

申立人に不動産などの財産があったり、ギャンブルや浪費が原因の借金であったりする場合は、基本的に少額管財となります。申立人が事前に弁護士に依頼している必要があるほか、裁判所によって採用していない場合もあるため注意が必要です。

 

3. 管財事件…500,000円以上

大企業の破産のほか、中小企業や個人でも、弁護士を事前に選任していない場合は管財事件となります。管財事件では最低でも500,000円以上の予納金が必要です。

自己破産の手続きをわかりやすく解説

自己破産をする際は、法律の専門家である弁護士(司法書士)に相談・依頼します。最初の相談だけであれば無料のケースがほとんどで、正式に依頼することが決まって初めて費用が発生します。

 

依頼が成立すると、弁護士は債権者である消費者金融やクレジットカード会社に対して、受任通知(じゅにんつうち)と呼ばれる連絡を行います。受任通知とは、弁護士が依頼人であるあなたの代理人に就いたことを債権者に知らせる通知で、通知が届いたその日から督促の電話や郵便物が来なくなります

 

その後は弁護士が債権者から取引履歴を受け取り、引き直し計算と呼ばれる工程に入ります。わかりやすく解説すると、法律に基づいて利息を計算し直すことで、本来返すべき借金の金額を計算することを指します。これまでの返済で利息を余計に支払ってしまっていた場合は、過払金返還請求(かばらいきんへんかんせいきゅう)と呼ばれる交渉や訴訟を行うケースもあります。

 

裁判所に申し立て(申請)を行うのに必要な書類の準備に入ります。必要書類の種類は非常に多く、集めるだけでも時間がかかります。一例としては通帳、車検証、不動産登記簿謄本などの財産に関する資料が挙げられます。

裁判所に申し立てる

書類がそろったら、代理人の弁護士が裁判所に申し立てを行います。この時、弁護士は裁判官と即日面接を行いますが、依頼者が出席する必要はありません。面接当日の午後5時に、裁判所から「破産手続開始決定」または「破産手続開始決定と破産手続廃止決定」が出されます。

 

「破産手続開始決定」は、依頼人に一定の資産がある場合に出される決定で、少額管財(しょうがくかんざい)という手続きを進めることになります。代理人の弁護士が作成した書類に基づき、借金の時期、理由などを確認する管財人面接債権者集会を経て、問題がないと判断されると裁判所から免責許可決定が送付され、自己破産が法的に確定します。

 

「破産手続開始決定と破産手続廃止決定」は、依頼人に資産がなかった場合に出される決定で、同時廃止(どうじはいし)という手続きを進めることになります。弁護士と一緒に裁判官との面接である免責審尋を行い、自己破産の手続き完了後の生活の見通しなどについて質問を受けます。

 

面接の結果から問題がないと判断されると、裁判所から免責許可決定が送付されて自己破産が法的に確定します。なお、自己破産にかかる期間は、相談から手続き完了までに6ヶ月〜1年程度であることが一般的です。

どこがいい?債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所

債務整理することを決めても法律事務所は全国にたくさんあり、良し悪しが分かりづらいのが現状です。「どこがいい?」と悩む方に向けて、債務整理に強みを持つ、おすすめの弁護士事務所・司法書士事務所を口コミと一緒に紹介します。

1位

司法書士事務所

はたの法務事務所

口コミNO.1!安く早くならこの事務所!

はたの法務事務所の特徴

 

着手金無料と良心的な料金設定

相談料、着手金無料、分割払いOK!着手金で1万円を支払うのが正直キツい。そんな方でも頼みやすい事務所です。

 

相談件数20万件以上の実績

「はたの法務事務所」は債務整理や過払い請求の相談実績20万件以上、うち95.2%が満足という実績を持っています。最大手の事務所の一つではずれが少ないと言えるでしょう。

 

全国対応OK!まずは無料相談

全国無料で出張相談を受付ているので、東京・大阪以外にお住まいの方も依頼可能です。問い合わせフォームなら24時間、フリーダイヤルなら平日8:30~21:30、土日祝日8:30~21:00に相談OK。今すぐ無料相談がしたい方におすすめです。

基本情報
相談料 無料
任意整理にかかる費用 【着手金】0円〜
【解決報酬金】22,000円~+減額できた債務額の11%
【手数料】ー
個人再生にかかる費用 【着手金】0円〜
【解決報酬金】385,000円~(※1)
【手数料】ー
自己破産にかかる費用 【着手金】0円〜
【解決報酬金】330,000円~(※2)
【手数料】ー
所在地 東京都杉並区荻窪5-16-12 荻窪NKビル5階(受付)・6階
対応可能地域 全国
最寄駅 JR中央線・地下鉄丸の内線荻窪駅 徒歩1分
電話番号 0120-963-164
代表司法書士 鈴木 法克(東京司法書士会)
もっと見る

※ 価格はすべて税込

※公式サイトに記載がない場合は「ー」と記載

※1 別途、再生委員に支払う費用として220,000円~が必要

※2 少額管財事件の場、合別途220,000円~が必要

はたの法務事務所で債務整理を依頼した人の口コミ

しっかり比較してから相談するべきです!
30代
女性
別の事務所に相談しても、しきりに自己破産を勧められとても困惑していました。

返済していく意向は強かったので、他の事務所にも相談してみようと思い、はたのさんに相談しました。

任意整理で解決していくお金の捻出は困難と判断され
個人再生という方法を提案して下さり、私の意向も取り組んだ形で解決して下さいました。

現在も認可された再生計画に従いしっかり返済を継続しています。

出典:https://hikari-hatano.com

不動産を母のために残すことができました
40代
女性
多重債務をしていました。相談時、亡父より相続した不動産があり高齢の母がそこで暮らしておりました。

片田舎で不動産の価値(時価)は大したものではありませんでしたが、自己破産の手続きの原則では管財人より売却されるところでした。

高齢の母の生活の本拠が奪われることだけは避けたかったので、自己の相続持分相当額を管財人へ組み入れることで不動産を母のために残すことができ、無事に免責許可決定を得ることができました。

出典:https://hikari-hatano.com

長年生活費による借金で苦しんでました
50代
女性
母子家庭のため生活費や子供の教育費のために借金を繰り返していました。

朝から晩までパートで働いていましたがいっぱいいっぱいの状態でした。

どうにかこの状態から脱出できないかと思い相談したところ、全社過払いになっていることが判明し過払い金返還請求を行いました。

相談を躊躇しておりましたが、もっと早めに相談しておけばよかったです。

出典:https://hikari-hatano.com

2位

司法書士法人中央事務所

過払い金請求なら中央事務所!

中央事務所の特徴

 

【借金問題に強い大手事務所】

CMでもよく見かける中央事務所は、業界でもトップクラスに大きい司法書士法人です。司法書士の在籍数も100人近く、数多くの借金問題に対応しています。実績も豊富で、さまざまな依頼を経験しているぶんしっかりとしたノウハウや情報を持っています。

 

【24時間365日無料相談できる!さらに相談料・着手金も無料】

中央事務所では、24時間365日無料相談できるため、日中は忙しいという方でも相談しやすいです。電話では借金問題の専門スタッフが対応してくれます。また、初期費用・着手金・相談料無料なので、金銭的に余裕がない状態でも、気軽に相談することができます。

 

【まずは無料で過払い金診断】

公式サイトで電話番号を入力し申し込みをするだけで、電話で過払い金の無料診断をしてもらうことができます。過払い金があるかわからない方や記憶が曖昧な方でも、中央事務所でしっかりと調べてもらうことができますので、ぜひ気軽に相談してみてください。

基本情報
相談料 無料
任意整理にかかる費用 【着手金】0円
【解決報酬金】ー
【手数料】ー
個人再生にかかる費用 【着手金】0円
【解決報酬金】349,800円(※1)
【手数料】ー
自己破産にかかる費用 【着手金】0円
【解決報酬金】328,680円(※2)
【手数料】ー
所在地 東京本店:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング9階
名古屋支店:愛知県名古屋市中区丸の内 1-15-9 SUGAKICO第2ビル9階
大阪支店大阪府大阪市北区梅田1-3-1 大阪駅前第1ビル10階
九州博多支店:福岡県福岡市博多区博多駅前 1-9-3 博多駅前シティビル12階
対応可能地域 全国
最寄駅 東京本店:大江戸線都庁前駅 徒歩1分 丸ノ内線西新宿駅 徒歩5分 新宿駅 徒歩7分
電話番号 0120-10-10-10
代表司法書士 田中 秀平(東京司法書士会)
もっと見る

※ 価格はすべて税込

※公式サイトに記載がない場合は「ー」と記載

※1 住宅ローンありの場合、399,800円

※2 管財事件の場合、+200,000円

3位

司法書士事務所・行政書士事務所

グリーン司法書士法人・行政書士事務所

3つの0円で費用の負担が少ない

グリーン司法書士法人・行政書士事務所の特徴"

 

着手金・減額報酬・相談金が無料

グリーン司法書士法人・行政書士事務所は借金に強く、手を出しやすい価格設定で親身に向き合ってくれます。借金減額診断シミュレーションの費用もかからず、家族にバレることなく手続きを済ませられるおすすめの事務所です。

基本情報
相談料 無料
任意整理にかかる費用 【着手金】無料
【解決報酬金】21,780円〜+取り返した金額の22%(※1)
【手数料】ー
個人再生にかかる費用 【着手金】ー
【解決報酬金】330,000円~(※2)
【手数料】ー
自己破産にかかる費用 【着手金】ー
【解決報酬金】同時廃止:264,000円~ 管財事件:429,000円〜(※3)
【手数料】ー
所在地 東京事務所:東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 新宿野村ビル12階
大阪淀屋橋オフィス:大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5番2号 高麗橋ウエストビル2階
大阪難波オフィス:大阪府大阪市中央区難波4丁目4−4 難波御堂筋センタービル8階
名古屋事務所:愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング11階 部屋番号:11116
対応可能地域 全国
最寄駅 東京事務所:西新宿駅 徒歩4分 都庁前駅 徒歩3分
大阪事務所:淀屋橋駅 徒歩2分 肥後橋駅 徒歩3分
名古屋事務所:名古屋 徒歩3分
電話番号 東京事務所:03-5357-7743
大阪淀屋橋オフィス:06-4708-5581
大阪難波オフィス:0120-002-110
名古屋事務所:052-856-5759
代表司法書士 山田 愼一(東京司法書士会・東京都行政書士会)
もっと見る

※ 価格はすべて税込

※公式サイトに記載がない場合は「ー」と記載

※1 裁判ありの場合は27.5%

※2 2社以降1社毎に+22,000円。住宅ローン特例計画案付だとさらに+55,000円

※3 2社以降1社毎に+20,900円

グリーン司法書士法人・行政書士事務所で債務整理を依頼した人の口コミ

教育ローンなどの借金を任意整理し、過払い金で400万円を取り戻したAさんの体験談
年齢非公開
性別非公開
【グリーン司法書士法人の対応】
当初、Aさんは自己破産をご希望でした。しかし、違法な金利が課されているようでしたので、正常な金利で再計算したところ、1社あたり50万円、合計400万円程度の過払い金が発生していることが判明しました。そこで任意整理での対応に切り替えました。

当事務所が債権者に対して交渉を行い、結果、借金額が0になったことに加え、総額400万円を取り戻すことができました。

また、任意整理での対応でしたので、住宅や資産を失うことなく、解決することができました。

借金額が大きいからと言って、自己破産がベストな方法とは限りません。Aさんのように、任意整理によって過払い金が返ってくることもあります。

出典:https://green-osaka.com

クレジットカードを180万円滞納したBさん。50万円の一括請求を月々2万7,000円まで減額した体験談
年齢非公開
性別非公開
【グリーン司法書士法人の対応】
ご相談時に、明細などの資料を持参してくださったので、詳細な減額予想や、完済までの計画を立てることができました。

司法書士への依頼費用についても説明したところ、カットできる利息のほうが大きいので、ご了承いただけました。また、受任後、すぐに債権者に受任通知を送付したため、取り立てもストップしました。

交渉の結果、将来の利息をすべてカットに成功し、期間も5年に延長することができました。

結果、一括で月50万円の返済の請求を分割で月2万7,000円に減額することができました。

なお、依頼費用については2分割で支払っていただきました。

出典:https://green-osaka.com

FX取引で100万円の借金をした専業主婦のCさん。家族にバレずに完済した体験談
年齢非公開
性別非公開
【グリーン司法書士法人の対応】
Cさんのご相談を受任後、すぐに受任通知を送付し、取引履歴を取り寄せました。

取引履歴を確認すると、違法な金利での貸付があったので、正常な金利で計算し直したところ、100万円の借金を50万円まで圧縮。

50万円の借金を1.4万円の36回払いで返済する和解契約を結び、家族にバレることなく完済することができました。

出典:https://green-osaka.com

自己破産をするとどうなる?

ネット上では「自己破産をするとどうなる?」という疑問が多く聞かれ、日常生活に及ぶ影響を気にする方は多いようです。

 

借金を精算できるメリットの裏で、債務整理によって身近な生活がどのように変わるのかをご紹介します。

クレジットカードが使えなくなる

自己破産を含め債務整理をすると、しばらくは新しいクレジットカードを作れなくなります。理由は、債務整理をした情報が信用情報機関(ブラックリスト)に登録されるからで、情報が消えるまでの間、クレジットカードの新規作成やローンの利用ができなくなります。

 

また、すでにお持ちのクレジットカードがあったとしても、事故履歴が確認されると利用できなくなります。更新の時期には、クレジットカード会社は必ず信用情報を確認するので、クレジットカードが使えなくなる可能性は大きいです。

ブラックリストに5〜7年登録される

ブラックリストの掲載期間はわかりやすく、基本的に5〜7年です。なお、具体的な期間は「信用情報機関」「債務整理の手続き方法」によって異なります。

 

債務整理をした場合に、事故情報が登録される信用情報機関は次のとおりです。

シー・アイ・シー(CIC)

日本信用情報機構(JICC)

全国銀行個人信用情報センター(KSC)

 

任意整理を選択した場合、ブラックリストの掲載期間はいずれの信用情報機関でも「完済日から5年」です。個人再生でも基本的に「完済日から5年」ですが、KSCのみ「完済日から5年、または手続開始決定日から7年のいずれか遅い方」となります。

 

他方、自己破産でもCICが「破産手続開始日から5年」、JICCが「手続き終了(免責確定)から5年」と起点がやや異なるものの5年間が基本です。KSCに関しては「破産手続開始決定日から7年」と他の信用情報機関に比べてやや長めに設定されています。

「自己破産は10年」は古い情報

自己破産、個人再生をした場合のKSCに登録される期間はこれまで10年でしたが、2022年11月4日から7年に短縮されました。長年更新されていないサイトでは「10年」のまま記載されているケースもあるので、混同しないようお気をつけください。

機種代金の分割払いができなくなる

信用情報機関に事故情報が登録されてブラック入りすると、スマートフォンを新たに購入する場合の機種代金を分割で支払えなくなります。

 

最近では価格が10万円を超えるスマートフォンもめずらしくありませんが、ブラックリストに登録されている期間中は一括で支払わなければなりません。同様の理由で、各家電量販店などで実施しているショッピングクレジットなども利用できなくなるので注意しましょう。

一部の銀行口座は凍結される

債務整理をすることによって、銀行口座が凍結される場合もあります。

 

例えば、銀行カードローンによる借入を債務整理の対象とした場合、利用している銀行カードローンの口座が凍結されます。わかりやすく具体例を挙げるならば「三井住友カードローン」「三菱UFJカードローン」などが該当します。

 

また、口座の金融機関から直接借り入れしていない場合でも、系列の消費者金融からお金を借りていると凍結される可能性もあります。代表的なものでは「プロミス」「SMBCモビット」は三井住友銀行、「アコム」が三菱UFJ銀行の系列に当たります。

債務整理に関するよくある質問

負債額ってどれくらい?

※ 画像は破産事件及び個人再生事件記録調査(日本弁護士連合会)を参照し作成

 

負債額は個人再生の方が多く、自己破産の負債額は100〜400万円、個人再生の負債額は1,000〜3,000万円に集中していました。また、負債理由としては生活苦が最も多くみられました。

債務整理は家族にバレる?

基本的に家族にバレることはありません

 

正確には民事再生・自己破産すると官報に登録されるため、調べようと思えば調べられます。しかし、一般的に官報を確認する人はほぼいないこと、個人名で検索してもヒットしないことを考えると、家族や会社にバレるリスクはほとんどないと言ってよいでしょう。

2回目の債務整理はできる?

2回目の債務整理は可能ではありますが、1回目と比べると条件が厳しくなります。

 

借金の減額が認められる条件が厳しくなったり、借金の減額幅が少なくなってしまう場合が多いです。

債務整理をすると借金はどれくらい減る?

〇 過払い金請求

例1)M.Sさん 32歳男性

借金額:200万円

依頼時の借金の状況:完済済み

手元に戻ってきた過払い金:210万円

 

例2)A.Wさん 36歳女性

借金額:300万円

依頼時の借金の状況:完済済み

手元に戻ってきた過払い金:100万円以上

 

〇 任意整理

例1)Iさん 30代女性

相談時の借金額:436万円

減額された借金額:200万円

 

例2)Sさん 30代男性

相談時の借金額:450万円

減額された借金額:190万円

弁護士と司法書士との違いは?

借金が総額140万円を超える場合は司法書士では対応できず、弁護士のみが対応できる点です。

債務整理はどれくらいの期間がかかる?

初回相談から手続きが完了するまでの期間は以下のとおりです。

 

任意整理:3ヶ月程度

個人再生:5〜6ヶ月程度

自己破産:6ヶ月〜1年程度

どれくらいの間ブラックリストに載ってしまう?

ブラックリストに載ってしまう期間は以下のとおりです。

 

任意整理:5年間

個人再生:5~7年間

自己破産:5~7年間

法テラスでも債務整理はできる?

法テラスとは、国が設立した「法的トラブルを解決するための総合案内所」です。正式名称を日本司法支援センターといいます。法テラスを通じて近隣の弁護士を紹介してもらうことはできますが、法テラスそのものは法律事務所ではないため債務整理をすることはありません。

 

また、法テラスを通じた紹介には「収入や資産に条件がある」「手続きに時間がかかる」などのデメリットも多くあります。特にすでに催促が来ているようなケースでは、法テラスよりも民間の法律事務所を利用する方がおすすめです。依頼が成立すれば即日~2日以内に催促をストップできます。

東京・大阪・福岡など都市部の法律事務所に依頼した方がいい?

全国対応している都市部の事務所に依頼することは大きなメリットがあります。都市部に事務所を置いている事務所は、経験を積んだ優秀な弁護士・司法書士が集まりやすいため、満足のいく結果を得られやすいのが特徴です。

 

債務整理の場合は「依頼人との連絡」「貸金業者との交渉」「裁判所への申し立て」など電話・メール・郵便で完結できる連絡内容がほとんどです。地方からでも安心して依頼できます。

本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2024年09月11日)やレビューをもとに作成しております。

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