白髪を染めたりメッシュにしたりしても、1か月過ぎると分け目や生え際に白い部分が目立ち悩む方も多いです。その度に全体を染めると時間も費用もかかるうえに、髪の傷みも気になります。そこでおすすめなのが、ドラッグストアなどで買える市販の白髪隠しです。

根元だけ塗るマスカラタイプやスティックタイプの白髪隠しや、ポンポンと軽く塗るだけのパウダータイプなどは手軽なので美容院に行くまでの白髪隠しにおすすめです。また、シャンプーで落とせる1dayタイプの白髪隠しや、徐々に染まる部分染めタイプもあります。

本記事では白髪隠しの特徴やおすすめの人気商品を紹介します。マスカラ・ファンデーション・スプレーなどの種類の選び方や、雨や汗で落ちにくいウォータープルーフタイプ・白髪ぼかしできるトリートメントも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

▼クリック今すぐ見る！おすすめの白髪隠し

• ファンデーションタイプの白髪隠しおすすめ4選
• マスカラタイプの白髪隠しおすすめ4選
• マーカータイプの白髪隠しおすすめ3選
• そのほかの白髪隠しおすすめ8選

市販の白髪隠しには着色の方法やカラーバリエーションなどいろいろな種類があり、どれを選べばいいか迷いやすいです。そこで、選び方のポイントを紹介していきます。

白髪隠しはどの部分に色をつけたいのか、どういう範囲でカラーリングしたいのかによって選ぶ商品が変わりますので、よく考えて選んでください。

ファンデーションタイプの白髪隠しは、メイク用品のファンデーションのように使用します。広範囲の白髪をカバーできるのが特徴です。スポンジで塗るタイプの商品もあれば、ブラシで塗るタイプのものもあります。

さっと塗るだけで一気に広い範囲の白髪がカバーできるので、頭頂部など広い範囲に白髪が広がっている場合に使いやすいです。白髪が多くて髪が薄いので、地肌が透けてしまう場合にも使えます。

マスカラタイプの白髪隠しは、まつ毛用のマスカラと同じように使います。生え際などちょっとした部分のポイント白髪隠しとして使えるタイプです。持ち運びもしやすいので外出先でも使えます。

ただし部分的に白髪を着色するには向いていますが、広い範囲の白髪をカバーできません。あまり白髪が多くない方が、数本の目立つ白髪を隠すのにおすすめのタイプです。広範囲の白髪も隠すならほかの商品を併用しましょう。

白髪を丁寧に着色したいならスティックやコンシーラータイプがおすすめです。1本ずつ集中的に塗布でき、もみあげやこめかみなどの白髪にぴったりです。スティックタイプは口紅のように1cmほど出して白髪に直接塗るため手につきにくいのも嬉しいポイントです。

まばらにある白髪に塗るときはスティックを立てた状態で、広範囲には寝かせて使います。また、細かい白髪と広範囲の白髪両方をカバーするなら、付属のチップやスポンジを使って塗るコンシーラータイプがおすすめです。ジェルのようにするするとよく伸びます。

スプレータイプはシュッと吹き付けるだけで広範囲の白髪をカバーできる白髪隠しです。白髪が多い方や広範囲に広がっている方には向いていますが、細かい部分の白髪隠しには向きません。またこのタイプは、分け目を目立たなくする効果がある製品もあります。

スプレータイプはリーズナブルなものが多く容量も大きいのですが、かさばるため持ち歩きには向いていません。使用するときにも衣服や周りのものに色がついてしまう場合があるので、汚れないように工夫する必要があります。

コームタイプの白髪隠しは、マーカー部分を押してクシやブラシの先に出したカラー液を髪を梳かすようにして馴染ませて使います。細かいところも広範囲もカバーでき、生え際や分け目のカラーリングも簡単です。地肌に色がついてしまうので使う際は気を付けましょう。

コームのサイズは大小さまざまなので使う場所に合わせて選びましょう。生え際など細かい部分には小さめ、つむじや分け目をカバーしたい方や白髪の量が多い方は大きめを選んでください。他のタイプと合わせて使うのもおすすめです。

パウダータイプの白髪隠しは、白髪が気になる部分にポンポンと直接たたいて使います。広範囲の白髪をカバーでき、手軽に髪のボリュームを出せるのでおすすめです。パウダーを数回に分けて付けて濃さを調整します。

メッシュやハイライト入りの髪で根本の白髪が気になってきた方が、美容院に行くまでの白髪隠しとして使う場合には、白髪ぼかしできるトリートメントタイプがおすすめです。カラートリートメントは、色選びを間違えなければ、ハイカラーの髪や白髪だけを自然にカバーできます。

たとえば、黒髪にブラウンのハイライトが入っていて髪の根元の白髪が目立ってきた場合、ブラウンのカラートリートメントで染めればハイライトと白髪だけがブラウンに染まります。

白髪隠しを選ぶには、どのカラーを選ぶのかも重要なポイントです。できるだけ自毛に近い色を選ぶようにしてください。

日本人の髪の色はブラックだと思われがちですが、真っ黒の方は少なく、ダークブラウンが自毛に一番近い場合が多いと言われています。特に女性の髪は光に当たると茶色っぽくなる方が多く、色選びに迷ったらダークブラウンを選ぶのが無難です。

ダークブラウンは黒に近い濃い茶色で、パッと見ればブラックにも見えるので、一度も髪を染めていない方にも一番馴染む色といえます。そのため、ほとんどの白髪隠しや女性向けの白髪隠し製品には、ダークブラウンは用意されているカラーです。

白髪隠しのカラーに迷ったら女性へのおすすめはダークブラウンですが、男性の場合はブラックがおすすめ。メンズ用白髪隠しのカラーはブラックが圧倒的に多いです。女性でも真っ黒に近い髪の方はブラックを選ぶと目立たずに使えます。

カラーリングしている方は全体の色よりも1トーン落とした暗い色がおすすめです。明るい色を選んでしまうと白髪隠しが目立ち老けて見える場合があります。特に生え際は光が当たって目立ちやすいです。根元が少し暗いとグラデーションになり立体感が出ます。

白髪隠しはメーカーによって色の出方が違う場合があり、ドラッグストアなど白髪隠しを扱っている店では、色見本を店頭に置いているところもあります。どんな色が自分の髪色にあうのか実際に確認したい方は、チェックしてみるのもおすすめです。

以下の記事では、髪染めシャンプーのおすすめ15選を紹介しています。ぜひご覧ください。

市販の白髪隠しには、ウォータープルーフや部分染めにちょうどいいタイプなど、商品によって機能が異なります。自身の目的に合わせて選びましょう。

白髪隠しは水に弱いものが多いです。そのため外出するときには、汗を多くかく季節や突然の雨を避けなければなりません。せっかくきれいに白髪隠しができても、大量に汗をかいたり突然の雨に降られたりすると台無しになってしまうからです。

しかし雨や汗で落ちにくいウォータープルーフ処方がしてある白髪隠しも増えてきました。雨や汗程度では落ちにくく、スポーツをして汗をかいても流れ落ちてしまう心配はありません。水だけでは落ちませんが、シャンプーで落とせます。

白髪隠しは一時的に白髪を目立たなくするもので、シャンプーをして落としてしまえば元通りになるのが、従来の白髪隠しです。しかし白髪隠しの中にも、使っていくうちに白髪が徐々に染まる部分染めタイプのものもあります。

もちろん一回の使用で染まりませんが、毎日使っていくうちに少しずつ色がついていきます。このタイプは全体的に白髪がある方には向きませんが、生え際や根本だけなど部分的に白髪が目立つ、数本だけ白髪がある方にはおすすめのタイプです。

マスカラタイプやマーカータイプの白髪隠しに、少しずつ染まっていく白髪隠しの効果があるものが多い傾向にあります。スプレータイプやファンデーションタイプのように広範囲向けの白髪隠しには、このタイプはあまり見られません。

カラーリングは髪に良くないイメージを持つ方も多いかと思います。ただし一時的に白髪を目立たなくする白髪隠しは、表面に色を乗せるだけなのでシャンプーをすれば簡単に落ち、毛髪を健やかに保ちます。

しかし、最近は髪の傷みや乾燥が気になる方のために、潤いを保つのを意識した白髪隠しも登場しています。具体的には製品のほとんどに、ジアミン・パラベン・鉱物油などが含まれていないものが多いです。

反対によく使用されるのはオタネニンジン・センブリ・ローズマリー・カミツレなどやコエンザイムQ10やヒアルロン酸などがあります。気になる方はぜひチェックしてみてください。

白髪隠しには使用したその日のみの着色になるタイプと、少しずつ着色するタイプがあります。1日だけでいい場合はシャンプーで落とせるタイプがおすすめです。一方で、長い期間のものは、扱いづらい反面、毎日のケアを最小限に抑えられます。

白髪隠しは、全体的に染めるのを目的としていません。そのため、頭全体を着色したい場合は白髪染め（※髪表面を着色する）などを使用しましょう。

さまざまなブランドから多種多様な白髪隠しが販売されています。それぞれ特徴があるので自分にあった商品を選んでみてください。

プリオールは資生堂から誕生した「大人ならではの悩みを研究し生まれた、ラクに美しくなれる」をコンセプトにした化粧品ブランドです。プリオールの白髪隠しは生え際白髪を一瞬でカバーできるメイク感覚のヘアファンデーションになっています。

カラーは自然な黒色・深みのあるダークブラウン・自然な茶色の3色展開です。油性基剤に大きさが異なった粉末をバランスよく含まれており、髪の毛1本1本にフィットするふんわりカバー処方になっています。アットコスメの口コミでも、高評価で人気を得ている商品です。

DHCの白髪隠しは外出先でもさっと使える超コンパクトサイズなので、白髪が気になったらすぐに使えます。滑らかなテクスチャーと仕上がりにこだわり、髪の毛に付けた瞬間に馴染み、ふんわりとナチュラルに白髪をカバーしてくれる商品です。

キャンドゥからも白髪隠しが発売されています。クレヨンのようなスティックタイプになっているため、地肌に付きにくいのがポイントです。カラーはブラウンとブラックの2色展開になっており、簡単に白髪を隠せます。

各通販サイトの売れ筋商品もぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下の記事では、髪の悩みに合わせたアイテムの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

白髪が増えてくると気になって何本か抜いてしまいたくなるかもしれませんが、白髪を抜くと増えると言われた経験のある方もいるかと思います。実は、白髪を抜いたからといって白髪の数が増えたりはしないのです。

毛根には日本人の髪を黒くしてくれるメラノサイトがありますが、白髪の毛根はその働きが低下しています。そのため、次に生えてくる髪の毛も白髪になってしまい、増えたように感じるだけなのです。

ただし問題ないからといって白髪を抜いてしまうと、地肌が透けて白髪が逆に目立ったり、髪や頭皮への負担がかかってしまいます。どうしても白髪を目立たせたくない方は、根本からカットするか、白髪隠しをするのがおすすめです。

白髪隠しを上手に使うにはコツを抑える必要があります。今回はファンデーションタイプを例に使い方を紹介します。

ブラシやスポンジに白髪隠しのファンデーションをつけます。その際、一度にたくさん付けてしまうと、ベタベタになってしまうので、様子を見ながら塗るのが重要です。少しずつ付けて、足りなかったら増やし、自然な仕上がりになるようにしてください。

地肌に使えるタイプは問題ありませんが、そうでない場合は、地肌につかないように根元から離れた場所から塗るようにしてください。ブラシなどを持っていない方の手を髪に添えて、押さえながら塗ると綺麗に塗れます。毛先を引っ張りながら塗るのもおすすめです。

ブラシを寝かせると髪の毛を一気に塗れるので、時短にもつながります。パフタイプの場合は、ファンデーションが一箇所にかたまらないように、少しずつぼかしながら軽くたたくように塗るようにしてください。

顔まわりやこめかみなどの細かな部分は、ブラシを立ててとかすようにしながら塗ると綺麗な仕上がりになります。パフを使って塗る場合は、パフを半分に折って塗ると塗りやすいです。最後にティッシュオフすると白髪隠しが落ちにくくなります。

以下の記事では、髪染めシャンプーのおすすめを紹介していますので、ぜひご覧ください。

白髪を隠す方法としてさまざまま商品を紹介してきましたが、毎日セルフケアをする十分な時間が取れない方や、白髪とともに髪のボリュームが減ってきてセットが決まらないと感じている方には、白髪隠し用のウィッグもおすすめです。

白髪隠し用のウィッグは、簡単に白髪を隠せるお助けアイテムとして注目されています。ウィッグを活用すれば、 髪や頭皮を傷めず、白髪を隠せるのが魅力です。また髪型やカラーを簡単にチェンジできるので、気分転換にもなります。

生え際の白髪が気になってきたけれど、染めるのはまだちょっと早いと感じている方には、帽子もおすすめです。ゆったりとしたタイプなら、髪型を崩さずに被れます。またつばが長めで広いタイプなら、紫外線対策もばっちりです。

ドラッグストアで買え、美容院に行くまでのつなぎとして使える白髪隠しはその手軽さが売りです。マスカラタイプやファンデーションタイプなどさまざまな中からおすすめと選び方をご紹介しました。ぜひ自分に合った白髪隠しを探してみてください。