【プロ監修】猫砂のおすすめ人気ランキング12選【粉が舞わないものも】
2022/04/08 更新
猫砂は、システムトイレか固めるタイプかによって種類が異なります。木製や紙などの素材や臭わない・粉が舞わないタイプなど種類も豊富で何を選べばいいのか迷ってしまうでしょう。そこで今回は猫砂の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
目次
最強の猫砂で快適なトイレにしよう
家に滞在する時間が増え、大好きな猫ちゃんと過ごす方も少なくありません。一緒にいる時間が増えれば増えるほど気になるのが、猫ちゃんの排泄物です。猫特有の尿のにおいの原因は、尿中のたんぱく質の中に「フェリニン」という物質が含まれているからと言われています。
そんな猫ちゃんの排泄物と密接に関係するのが猫砂です。猫砂は種類や効果がさまざまで、いざ買うとなるとどれが猫ちゃんに適しているか悩まれる方も多いと思います。消臭・脱臭効果があるものはもちろん、猫が気に入ってくれるかも気になりますよね。
掃除のしやすさや製品の素材が猫にとって安全かといった点も大事なポイントです。そこで今回は、最強の猫砂の選び方とおすすめランキングをご紹介していきますので購入を迷われている方は是非参考になさってください。
キャットケアスペシャリストが教える!猫砂の選び方

フリーライター/キャットケアスペシャリスト/愛玩動物飼養管理士
古川諭香

編集部
猫砂を選ぶときの重要ポイントを古川さんに教えていただきました!
POINT①
■猫砂の選び方
①粉が舞いにくいか
②固まりやすいか
③猫砂のにおいがきつくないか
1.粉が舞いにくいか

古川さん
鉱物系の猫砂は特に粉が舞いやすい製品が多いので、呼吸器系が弱い飼い主さんは注意しましょう。愛猫の呼吸器が弱い場合も、粉が舞いにくいものを使用してあげると良いです。
2.固まりやすいか

古川さん
一般的なトイレの場合は固まりやすい猫砂は掃除がしやすいです。レビューなどを参考にして、固まりやすい製品を選ぶのがおすすめです。
3.猫砂のにおいがきつくないか

古川さん
猫砂の中には香料が含まれていて良いにおいがする製品があります。猫は人間よりも嗅覚が敏感でにおいで縄張りを判別しているので、そのような製品だと使用を嫌がり、粗相などを引き起こしてしまうケースもあります。
古川さんおすすめ!猫砂3選

古川さん
我が家はシステムトイレを使っていますが、専用の猫砂ではなく木製ペレットを猫砂として使用しています。米袋で届くため、運ぶのが大変というデメリットはありますが、コスパ・使用感・消臭力のいずれも満足度が高いです。
スーパーキャット
システムトイレ用猫砂 ナチュラル100
ズバリ、コスパも質も重視したい飼い主さんのおすすめ!
高い吸水性を誇り、常にサラサラの使用感が特徴的です。ペレット形状をしており、水分を吸収すると木くず状になってトイレの床に落ちていきます。粉を落としてシートを取り換えればいつまでも臭いません。粒自体が重いので猫が砂かきしてもこぼれずコスパの良い商品です。
松の木の香りと抜群の消臭力でにおいを強力に取り除いてくれる優れものです。においが全く気にならず、トイレの後処理が簡単な猫砂をお探しの方にはぜひ使っていただきたい商品となっています。
素材 | 木 | 内容量 | 8L |
---|---|---|---|
処理方法 | 燃えるゴミ・トイレ処理 |

古川さん
システムトイレ用の猫砂はコスパがあまりよくないことが多いですが、その中でもこちらは比較的コスパがいい商品です。消臭力も高く、「パインウッド」に似た使用感なのに、こちらのほうが安価だったので重宝していました。

古川さん
コスパはそこまでよくありませんが、実際に使ってみて消臭力が高く、感動しました。大きめサイズの砂で飛び散りも少なく、しっかりとほぐれてくれます。
専門家のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | 素材 | 内容量 | 処理方法 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1
![]() |
システムトイレ対応パインウッド |
楽天 詳細を見る Amazon 詳細を見る Yahoo!ショッピング 詳細を見る |
高い消臭力を求めている飼い主さんへ! |
木 | 6L | 燃えるゴミ・トイレ処理 |
2
|
システムトイレ用猫砂 ナチュラル100 |
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ズバリ、コスパも質も重視したい飼い主さんのおすすめ! |
木 | 8L | 燃えるゴミ・トイレ処理 |
3
![]() |
システムトイレ用猫砂 |
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ズバリ、コスパよくシステムトイレを使用したい方に! |
木 | 33L | 燃えるゴミ・トイレ処理 |
猫砂の人気おすすめランキング12選

古川さん
土に似たサラサラとした感触の砂なので、野良生活が長かった子でも使いやすそうです。飛び散りやすいので掃除は大変ですが、粉が舞いにくいというメリットがあります。消臭力も高いため、トイレのニオイ問題に悩んでいる方におすすめです。

古川さん
大きめの粒なので飛び散りにくいです。木の香りがやや強いので、猫による好みは分かれそうですが、コスパがよくしっかりほぐれてくれる良い商品です。小さめサイズの猫砂を好む猫におすすめできます。がっちり固まってくれるので、掃除が楽ちん。ただ、香料が強いため、猫による好みは分かれそうです。

古川さん
軽くて散らばりやすいため、こまめな掃除が必要になってきます。一般的な紙の猫砂よりも固まりやすく、消臭力も高めです。ソープのような香りがやや強いので、猫によって好みは分かれやすいと感じます。

古川さん
紙の猫砂はとにかく軽いのがメリットです。粉が舞わないので、その点は安心して使用できますが、一方で鉱物系よりも固まりにくいというデメリットがあります。消臭力も弱めなので、空気清浄機などを併用するのがおすすめです。

古川さん
粒が大きめで、飛び散りにくい猫砂です。ただ、ヒノキの香りが強いので猫が使用をためらってしまうことがありそうです。あまりにも猫が気にするようであれば、袋の口を少し開けておき、においを飛ばしてから使用するのがおすすめです。

古川さん
個人的には、おからのにおいがやや強いと感じたので、飼い主さんによる好みが分かれる商品ではありますが、コスパもよく消臭力も高い猫砂です。トイレに流せるだけでなく、燃えるゴミとしても出せるため処理も楽ちんです。

古川さん
使用後は石鹸のようなフレッシュな香りが広がるので、警戒心が強い猫の場合は使用をためらうことがあるかもしれません。サラサラとした猫砂であるため、土に用を足していた元野良猫でも使用してくれやすい商品だと感じます。

古川さん
ニャンとも清潔トイレの猫砂は「大きめ」「小さめ」「極小」の3サイズから選べるので、猫砂の大きさにこだわりがある子におすすめです。我が家では大きめサイズを使用したことがありますが、おしっこのにおいがしにくくなりました。

古川さん
量より質派におすすめです。コスパはあまりよくありませんが、消臭力がすぐれています。砂の粒が大きめなので、肉球の間に挟まりにくく、粉立ちしにくい点も嬉しいポイントです。

古川さん
しっかりと固まる猫砂を求めている方におすすめです。消臭力もあります。砂が小さいので、肉球の間に挟まりやすく、トイレ後の飛び散りも気になりやすいため、飛び散り対策ができるマットを併用するのがおすすめです。また、掃除中や開封時に粉が舞いやすいので、呼吸系が弱い猫や飼い主さんは要注意です。
猫砂のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 商品リンク | 特徴 | 素材 | 内容量 | 処理方法 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1
|
ニオイをとる砂 |
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うんちやおしっこの臭いを瞬間消臭 |
鉱物(ベントナイト) | 5.5L×4袋 | 燃えるゴミ |
2
|
システムトイレ用抗菌デオトイレ |
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締め切ったお部屋でも臭わない |
木 | 4L | 自治体の指示 |
3
|
システムトイレ用ニャンとも清潔トイレ |
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木製チップで強力消臭・獣医推奨タイプ |
木 | 4.4L | 燃えるゴミ |
4
![]() |
小粒・芳香タイプ猫砂 |
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少量でしっかり固まるから多頭飼いに最適 |
鉱物(ベントナイト) | 6L×3 | 自治体の指示 |
5
![]() |
おからの猫砂グリーン |
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猫が口にしても安心 |
おから | 6L×4 | 燃えるゴミ・トイレ処理・堆肥利用可 |
6
![]() |
トイレに流せる木製猫砂 |
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圧倒的な消臭・吸収力! |
木・おがくず | 6L×6 | 燃えるゴミ・トイレ処理 |
7
![]() |
紙の猫砂 |
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軽くて扱いやすいので掃除が簡単 |
紙 | 7L×6 | 燃えるゴミ・トイレ処理 |
8
![]() |
ウッディフレッシュ |
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森林資源をリサイクルした環境にやさしい木製チップ |
木・鉱物(ベントナイト) | 7L×4 | 燃えるゴミ |
9
|
デオサンド複数ねこ用 |
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粉が舞わない!猫を多頭飼いしている方におすすめ |
紙 | 10L | 燃えるゴミ |
10
![]() |
デオサンド 紙砂 |
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消臭力・固まりやすさを兼ね備えた猫砂をお探しの方に |
紙・再生パルプ | 5L | 燃えるゴミ |
11
![]() |
システムトイレ用楽ちん猫トイレ |
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汚れが粉末になるから常にトイレが清潔 |
木 | 3.5L×3 | 燃えるゴミ |
12
![]() |
オードロック |
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獣医師も推奨するタイプ・埃が立たない鉱物系猫砂をお探しの方に! |
ベントナイト | 6L | 燃えるゴミ |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

編集部
続いて、古川さんご監修のもと、猫砂の選び方について詳しく解説していきます!
猫砂の選び方
猫砂は毎日の消費が激しいのでコスパの良さや、お手入れの簡単さは選ぶうえで重要な点です。

編集部
子猫・成猫・老猫のそれぞれについておすすめの選び方のポイントを教えてください。

古川さん
子猫期は好奇心が旺盛で猫砂を口にしてしまうことがあるため、大量に食べてしまうのが不安な方は猫がニオイに惹かれやすい、おからの猫砂は避けるのがおすすめです。
成猫は猫砂の素材や大きさに変化が表れることがあるため、その都度、好みやすいものを探していくと粗相や下部尿路系の病気が予防できます。
老猫期は身体能力が衰えてきて自分でグルーミングなどをするのが難しくなる子も多いので、体を綺麗に維持しやすいよう大きめの猫砂にしたり、足が汚れにくい木材の猫砂を選んだりするのが良いと思います。
素材で選ぶ
素材は紙・鉱物・木製・シリカゲル・おからのいずれかが多く使われます。それぞれメリット・デメリットを把握しましょう。
トイレに流せるタイプなら「紙製」がおすすめ
再生パルプでできた紙製の猫砂のメリットは、なんといってもトイレに流せる点です。家の中に排泄物を放置しなくていいのでイヤな臭いが気になりません。ただ、猫砂自体の吸収力が高いのでトイレが詰まってしまったという声もあります。流す量は一回に1かたまりにしましょう。
紙タイプの猫砂は比較的大きい粒のものが多いため、猫によって好みが分かれる点に注意しましょう。衛生面を重視する方や、軽くて持ち運びやすいため一人暮らしの女性やシニアの方にもおすすめです。
砂のような触感をお探しなら「鉱物性・ベントナイト」がおすすめ
ベントナイトを含む鉱物タイプは粒が細かく、砂のような感触で、猫が一番好みやすい種類です。猫が砂かきをしたとき、細かい砂ぼこりが舞ってしまうので掃除が大変なことがデメリットといえます。猫の肉球の間に挟まって床に飛び散ってしまうことも少なくありません。
一方、猫がおしっこをした部分がガチっと重く固まってくれるので、汚れた部分を回収することは簡単にできます。猫に快適にトイレを使ってもらいたいという方にピッタリの素材です。
猫砂のにおいが気になる場合は「木製」がおすすめ
木製の猫砂はおがくずやヒノキを原料にしているので猫砂自体のにおいが気になりません。処理の方法としては、燃えるごみとして捨てる以外にもトイレに流せるタイプもあるので廃棄の仕方を選べるのがうれしいポイントです。
消臭効果が高く、飛び散りにくいので重宝してリピートし続けている方も多いです。大粒のペレットタイプは猫によって好みが分かれることもあるので注意しましょう。
安全性・消臭効果を重視するなら「シリカゲル」がおすすめ
シリカゲルは主に脱臭剤として使用されているので消臭効果が非常に高いのが特徴です。夏場のにおいが気になる時期でも抜群の消臭力で快適に過ごせます。尿を吸収せず、全量をいっぺんに交換することになるのでお手入れが楽ちんです。
安全性については、シリカゲルは純度が高く、水晶や石英の成分と同じ化学物質なので毒性はありません。間違って猫が食べてしまっても体内で吸収されずに排出されることが一般的ですが大量に食べてしまった場合など気になる時は動物病院に相談した方が安心です。
猫が食べる心配があるなら「おから」がおすすめ
おから素材は万が一猫が口にしてしまっても安全です。猫が砂をかいたときに飛び散りにくく、吸収力や消臭力も兼ね備えています。猫砂で遊んでしまったり食べることが考えられる場合にも天然由来の素材なので安心です。
さらにトイレに流すことができるので、ごみを家の中に置いておきたくないという方にもピッタリです。猫砂が固まりやすく扱いやすい一方、おからの独特のにおいが気になる場合もあります。飼い主さんと猫に受け入れられないケースもあるのでよく確認しましょう。
自然派の方は「ひのき」の香りもおすすめ
木製にはひのきの香りが付いている商品が多く発売中です。石鹸などの香りと違って、自然の香りなので猫にも受け入れられやすく、飼い主にも好評な口コミが多く見られます。消臭効果が強い猫砂でひのきの香り付きは排泄物の臭いが気にならなくなるのでおすすめです。

編集部
一般にベントナイトの猫砂は危険だといわれることがありますが、実際はどうなのでしょうか?

古川さん
鉱物系猫砂の主成分となっているものは人用の食品添加物として認められているので、通常の使い方をするのであれば危険は少ないと感じます。そうはいってもやはり心配な飼い主さんもいると思いますし、粉塵による猫の喘息とベントナイトの関連性はまだ明らかにされていないので、各々の判断で安全だと思うものを使用したらよいと思います。
臭わないタイプを求めるなら「消臭力」を確認しよう
動物を飼っているとどうしても気になってしまうのが「臭い」です。猫砂を選ぶ際には消臭力が高いものを選びましょう。家の玄関を開けたとたんに猫特有の尿の臭いがするのは絶対避けたいです。
シリカゲルタイプの猫砂は脱臭・消臭効果に優れているものが多く、臭い軽減に役立ちます。締め切った部屋でも臭わないのが特徴です。違うタイプの猫砂を使っている方で臭いに困っている方は、別の砂にシリカゲルを混ぜて使う方法をぜひ試してみてください。
木製や鉱物タイプの猫砂も脱臭効果に優れた商品もあります。特徴をチェックしてのきれい好きな猫のために常にトイレを清潔に保持してあげましょう。

編集部
トイレはもちろん、それ以外でも消臭におすすめの商品はありますか?また、臭いが残りにくいトイレの特徴はありますか?

古川さん
我が家では猫用トイレを置いている部屋に、コンセント式の小型脱臭機を設置しています。トイレのにおい問題は使用する猫砂によってもかなり変わってくるので、気になる場合はトイレ容器だけでなく、猫砂やペットシーツも共に見直すとよいと思います。

編集部
猫トイレ用の消臭スプレーは猫が嫌がる原因になるのでしょうか?

古川さん
あまりにもにおいが強いものは、嫌がる子もいます。香り付きのものだと、そのにおいを嫌がり、トイレを使用してくれなくなるケースもあるので注意が必要です。
機能で選ぶ
猫は平均で一日に2~3回のおしっこ、1回うんちをします。多頭飼いをしている家庭ではそのたびに処理をするのは大変。掃除や処理に手間がかからない猫砂を選びましょう。
掃除の手間を軽減するなら「粉が舞わない」タイプがおすすめ
飼い主さんにとってやはり大変なのは毎日の「トイレ掃除」となります。猫がトイレを使用して砂をかくたびに床に砂が飛び散ってはとにかく掃除が大変です。飛び散らない猫砂なら猫がトイレを使うたびに掃除する手間が省けます。
猫が砂かきをしたときに粉塵が飛び散るのを防ぐには、粉が舞わないシリカゲルタイプがおすすめです。猫の肉球の間に砂が挟まって部屋のいたるところが汚れてしまうことも防げます。砂の入れ替え時に粉でむせてしまうことも、なくなるはずです。
排泄物をしたときに固まるのは鉱物タイプです。汚れた部分だけさっと回収できるのでトイレ掃除が楽になります。猫がおしっこをした部分が、しっかり固まるまで時間を置いて取り出すようにしないと、固まりきってないこともあるので注意しましょう。
ゴミを減らすなら「しっかり固まる」タイプがおすすめ
おしっこがしっかり固まるのは鉱物タイプです。汚れた部分だけさっと回収できるのでトイレ掃除が楽になります。小さく固まるタイプは捨てる量が少なくて経済的です。毎日のゴミの量を減らすこともできます。
おしっこの直後だと固まりきっていないこともあります。すぐに捨てたくなる気持ちも分かりますが猫がおしっこをした部分が、しっかり固まるまで時間を置いて取り出すようにしましょう。

編集部
手入れのしやすさ以外で固まるタイプの猫砂を選ぶメリットはありますか?

古川さん
固まりの個数や大きさを毎日確認することで、異変を早期発見することができます。また、汚れた部分だけをしっかりと取り除けるので、コスパがいいと感じます。

編集部
飛び散りにくい猫砂を選ぶ際に粒の大きさ以外で選ぶポイントはありますか?

古川さん
材質だと思います。鉱物タイプや紙タイプは軽くて散らばりやすいので、飛び散りが気になる方は木材タイプの猫砂を選ぶのがよいです。
足につかないタイプなら「ペレット」がおすすめ
ペレットはシステムトイレにおすすめの猫砂です。おしっこがかかった部分が粉末状になるので、猫がトイレを使うたびに処理をする必要がありません。粉末がすのこから下のシートに落ちるので、足につかないうえにまとめて一度に捨てることができます。
おしっこで汚れたチップがトイレ上に無いので臭いません。粉末になってチップが減ってきたらつぎ足していくだけなのでとても簡単です。
簡単に処理したいなら「流せる」タイプがおすすめ
トイレに流せるタイプの猫砂なら、排泄物がすぐに処理ができるので簡単で衛生的です。流せるタイプは紙製の他にもおからや木製にもありますので猫の好みの猫砂の中で流せるタイプを探してみるのもおすすめです。
ですが、一度にまとめて流すといったことはしないように気をつけましょう。
トイレの状態を分かりやすくしたいなら「変色機能付き」がおすすめ
猫がおしっこをした後、時間が経てば砂は乾いてしまいます。掃除の際に汚れた部分を分かりやすくするためには、濡れると砂の色が変色するタイプがおすすめです。変色した部分だけを交換すればよいので、掃除の手間も省けます。
「多頭飼い」ならセット売りや大容量の業務用がおすすめ
猫砂は猫を飼育していくなら必需品でしかも消耗品なので、常に余裕をもってストックしておきたいものです。特に多頭飼いの場合は減りもどうしても早くなります。セール時にまとめて購入したり、セット売りを購入したりするなど工夫して負担を減らしましょう。
大容量・業務用を購入できれば結果的には経費を安く抑えることができます。ですが、最初からセット購入や大容量を購入するのはおすすめしません。猫が使ってくれるかどうかまずはお試しで購入してからにしましょう。

編集部
多頭飼いしている方が猫砂を選ぶうえで重要なポイントはありますか?

古川さん
愛猫によって猫砂の好みが違うこともあるので、各々が快適に排泄できる素材を見つけてあげることが大切です。また、購入し続けられる価格のものを選び、適量の猫砂をしっかりとトイレの中に入れてあげましょう。
快適に使いたいなら猫の「こだわり」に注目しよう
猫砂には香料を使用している商品もあり、猫の好みが分かれることもしばしばあります。素材や香料のにおいが気に入らなくてトイレをしなくなってしまうこともあるので、猫砂のにおいは重要ポイントの一つです。
もう一つは猫砂の感触です。トイレに入ったときの足の感触に好みがあるケースが多いです。猫に合わないと、おしっこの時はトイレを使ってくれるけどうんちは別の場所でしてしまうこともあります。猫の反応を観察して、気に入ってる素材かチェックしてあげましょう。

編集部
猫の性格ごとに好みやすい砂の素材の傾向はあるのでしょうか?
それともまったく個人差があるのでしょうか?

古川さん
もともとの好みや生活してきた環境によるものが大きいと感じます。例えば、外での生活が長かった子は土のようにサラサラしている猫砂を好みやすいです。バックボーンも踏まえつつ猫砂を選んでいけたら、好まれやすい猫砂を見つけやすいと思います。
猫砂ブランドNo.1「ライオン」は要チェック
ライオンの猫砂はスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどで必ず扱われている安心のブランドです。中でも定評のあるのは固まるタイプの鉱物性で、猫が好む猫砂No.1といわれています。
どんなタイプを購入すればいいか迷われているならライオンの豊富な商品ラインナップから検討してみるのもおすすめです。
獣医推奨タイプなら「システムトイレ」がおすすめ
飼い主はついつい自分にとって楽な猫砂を選びがちですが、猫にとって何がいいのか獣医師の意見は大変参考になります。ネットの記事では、鉱物性の猫砂を多くの猫が好むと獣医師が推奨しました。
システムトイレの場合は、おしっこが猫砂の下にセットしたシートに染み込むので猫の体調をチェックしやすいと多くの獣医師がシステムトイレも推奨しています。しかし、システムトイレに鉱物性の細かい猫砂は合わないので気を付けてください。
猫にとって理想的なトイレとは
猫に気持ちよくトイレをしてもらうために理想的なトイレ環境を整える必要があります。ここからはおすすめのトイレ環境についてご紹介していきます。
猫のNGサインを見逃していませんか?
猫がトイレをするときにこれから挙げるしぐさをしていたら、今使っているトイレを気に入ってないのかもしれません。この機会に一度トイレ環境を見直してみては?
トイレの縁に足をかけるのは猫砂が原因かも
猫がトイレをするときに縁に足をかけていませんか?肉球が当たる猫砂の感触が嫌い、汚れが気になって足をトイレの中に入れたくないなどの理由が考えられます。安心してトイレできない理由が絶対にあるので要注意です。
トイレの壁をガリガリかくときは砂の量を見直そう
本当は猫砂を思いっきりかきたいのに、その感触が嫌いなのかもしれません。猫砂の量が少なすぎることも考えられるので足してみるなどの工夫をしてみましょう。
トイレの後砂をかけないときは猫砂を変えてみよう
トイレをしたのに砂かけせずにすぐ出てきたら何かしらトイレに原因があります。猫砂があっていない、トイレの衛生環境が悪いなど「早くここから出たい」と思ってしまう原因を解決してあげましょう。
空中をかくしぐさは容器が原因かも
トイレをしているとき、空中にむかってひっかくしぐさをしていたらトイレ容器や猫砂を気に入っていない可能性が高いです。違うものに変えてあげることを検討しましょう。

編集部
猫が急にトイレをしなくなったとき、どんな理由が考えられますか?
また、その対処法があれば教えてください。

古川さん
まずは病院へ行き、健康状態に異常がないか調べてみてください。問題がなければ、トイレに対する不満を抱えている可能性が高いので、猫砂の見直しやトイレ容器の見直しなどを行っていきましょう。中には、トイレ中に嫌な思いをして用を足すのが怖くなってしまっている場合もあるため、人目につかない場所でゆっくりできるように置き場所の見直してをしていくことも重要です。
理想的なトイレ環境の作り方
トイレを選ぶ際ついつい利便性で選びがちですが、飼っている猫の習性や行動を理解して、飼い主さんとの妥協点を見つけてあげるようにしましょう。
ゆったりしたサイズのトイレを
トイレのサイズは猫の体長の約1.5倍以上が理想的とされています。トイレに入っているときに方向転換がしやすく、ゆったりトイレができるものがおすすめです。子猫の時に買ったトイレを変えずにまだ使っている場合は、サイズが合わなくなっている場合があるので見直してみましょう。
十分な深さのトイレでリラックス
砂かきを思いっきりできるように猫砂がたくさん入るトイレを選ぶことが大切です。浅いトイレだと砂をかいたときに砂が飛び散りやすいうえ、トイレの底に排泄物が付着してにおいが取れにくくなってしまうこともあります。
子猫には出入り口が低めのトイレを
トイレの出入りがしやすい入口が低めのタイプだと体が小さい子猫でも入りやすいのでトイレをよく使ってもらえるかもしれません。シニア猫にも上りやすいのでおすすめです。
トイレの形は猫に合ったものを
猫のトイレにはさまざまな形状のものが販売中です。基本はオープンタイプですが、上から入るものや、ドームタイプもあります。屋根なしのオープンタイプだと、排泄物をチェックして猫の健康チェックをしやすいといった点がメリットです。
ドームタイプのトイレだと、警戒心の強い猫や人見知りな猫は視線を気にせずにトイレができるのでおすすめできます。排泄物のにおいが外に漏れにくいのも、飼い主さんにとってはありがたいです。
トイレの数は頭数+1個用意しよう
いつでも清潔なトイレが使えるように飼っている猫の数より一つ多くトイレを用意してあげましょう。多頭飼いしている場合、数が少ないと猫同士がトイレをめぐって争う原因にもなってしまいます。

編集部
臭い・値段を考慮して猫砂の最適な取り換え期間はどのくらいなのか教えてください。

古川さん
猫砂を全部取り換えるのであれば、月1回の頻度を目安にしましょう。ただし、その際にすべて新しい猫砂にしてしまうと使用してくれなくなってしまう可能性もあるので、少量だけこれまで使用していた猫砂や尿のついた猫砂を混ぜてあげましょう。
トイレは目立たない所に置こう
猫は警戒心が強い動物なので、一番無防備になる排泄中に姿を見られたくない、見られると落ち着いてできないことが多いです。そのため、脱衣所や廊下など常に人の目がなく目立たない場所に設置してあげましょう。
いつでも猫の健康を確認できるように排泄後はトイレを見てみましょう。健康に問題があると排泄物に表れてくるので、こまめにチェックしてあげることで体調の変化に気づきやすいです。
猫砂のタイプを変えたいときは
猫砂のタイプをを違うタイプへ変えたいときはできるだけ猫にストレスがかからないようにしてあげたいものです。
子猫の場合はしつけが簡単
子猫のうちはしつけるのが比較的簡単なのでトイレを思い切って変えてしまっても大丈夫です。子猫の許容しやすい時期に猫トイレ・猫砂を複数経験させておいて一番気に入ったものを使い続けるのも良いかもしれません。
子猫の場合、トイレの深さは確認しておきましょう。深すぎるとトイレから出てこれなくなってしまうことがあります。
すでに老猫の場合は使い慣れたものを
これまで使ってきた猫砂やトイレを変えることはストレスが大きいので、使い慣れたものを使用し続けるようにしましょう。場所も移動させてしまうとトイレをしなくなってしまうことも考えられます。
老猫にはトイレの出入りがしやすいようにスロープやステップを設置することを検討してみることも一つです。トイレを快適に使えるように猫に合わせて変えてあげることが大切です。
トイレのタイプも変えたいときは
オープンの箱型からドーム型や上から入るタイプのトイレに変えるなら猫砂はなるべく変えずに同じ場所に新しいトイレを設置すると猫も迷わずにそれがトイレだと認識してくれます。
システムトイレには鉱物性の猫砂は細かすぎて使えないので注意が必要です。今まで鉱物性の猫砂を使っていた場合はなるべく小さめのチップを探しましょう。猫が新しいトイレを使うようになるまで今までのトイレも併用することをおすすめします。

編集部
トイレを変えることで、猫の健康に具体的にどのような影響が出てしまうことがありますか?

古川さん
猫砂やトイレをいきなり変えると、猫が使用をためらい、粗相や下部尿路系の病気を引き起こす可能性があります。
猫砂はどこで買う?
猫用品の中でも猫砂は消耗品なので購入頻度は高くなります。いったいどこで買うのがおすすめなのでしょうか。
たくさん買っても自宅に届くネットを上手に利用しよう
ネットショッピングはとにかく豊富な種類から選べるメリットがあります。気になった商品の口コミも参考にできるので大変便利です。特に猫のエサや猫砂は消耗品なので常に多めに購入しましょう。
ネットで購入すれば重たい猫砂も、まとめ買いのエサも待っていれば自宅まで届けてもらえるのです。賢く利用しない手はありません。
カインズの自社商品は安いと評判
ホームセンターのカインズが手掛ける自社商品の猫砂が安いと評判です。種類も豊富なので好みのタイプの猫砂を選べます。お近くにカインズがあるなら足を運んで実際に確かめてみましょう。
その他にもエサやおもちゃ、トイレも豊富に揃っているので愛猫をイメージしながら猫用品を見て回るもの楽しいです。
まとめ
猫砂の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。飼い主がお手入れを苦に感じず、猫が気に入ってくれるものを使いましょう。今回の記事を参考に、猫も飼い主も快適に過ごせる猫砂を選んでみてください。
ランキングはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年04月08日)やレビューをもとに作成しております。
粒がしっかりしていて、においがほとんど気にならない万能猫砂です。ペレットは尿がかかると粉上になるのでシステムトイレと使用することをおすすめします。定評のあるにおいの消臭力は、ペットシーツすらいらないほどです。
米袋に10kgのペレットが2袋入ってくるので持ち運びは少し大変かもしれませんが、そのコスパの良さからリピートする人が続出しています。消臭力とコスパを兼ね備えた猫砂をお探しの方にはぜひ試していただきたい商品です。