【プロ監修】猫砂のおすすめ人気ランキング12選【臭わないものや固まるものも紹介】
2023/05/14 更新
猫砂は、システムトイレか固まるタイプかによって種類が異なります。木製・紙・鉱物などの素材や、臭わない・粉が舞わない・足につかないタイプ・口にしても安全なタイプなど種類が豊富で迷う方も多いです。そこで今回は、猫砂の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。
目次
コスパ最強の商品も!高い消臭力を持つ猫砂で快適なトイレに
家に滞在する時間が増え、大好きな猫と過ごす時間が増えると気になるのが排泄物の臭いです。猫の排泄物と密接に関係する猫砂には、紙・木・鉱物などの素材や、臭わないもの・固まるもの・トイレに流せるものなどさまざまな商品が販売されています。
実は、猫砂は消臭・脱臭効果があるものはもちろん、猫が気に入ってくれるかも重要なポイントです。猫との相性に加えて、足につかない・粉が舞わないといった掃除のしやすさや素材の安全性もチェックする必要があります。
そこで今回は、効果が高い猫砂の選び方とおすすめランキングをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。ランキングは、素材・内容量・処理方法を基準に作成しました。最強の消臭力を持つ猫砂やコスパが高い商品もご紹介しています。
キャットケアスペシャリストが教える!猫砂の選び方

フリーライター/キャットケアスペシャリスト/愛玩動物飼養管理士
古川諭香

編集部
猫砂を選ぶときの重要ポイントを古川さんに教えていただきました!
POINT①
■猫砂の選び方
①粉が舞いにくいか
②固まりやすいか
③猫砂のにおいがきつくないか
1.粉が舞いにくいか

古川さん
鉱物系の猫砂は特に粉が舞いやすい製品が多いので、呼吸器系が弱い飼い主さんは注意しましょう。愛猫の呼吸器が弱い場合も、粉が舞いにくいものを使用してあげると良いです。
2.固まりやすいか

古川さん
一般的なトイレの場合は固まりやすい猫砂は掃除がしやすいです。レビューなどを参考にして、固まりやすい製品を選ぶのがおすすめです。
3.猫砂のにおいがきつくないか

古川さん
猫砂の中には香料が含まれていて良いにおいがする製品があります。猫は人間よりも嗅覚が敏感でにおいで縄張りを判別しているので、そのような製品だと使用を嫌がり、粗相などを引き起こしてしまうケースもあります。
古川さんおすすめ猫砂3選

古川さん
我が家はシステムトイレを使っていますが、専用の猫砂ではなく木製ペレットを猫砂として使用しています。米袋で届くため、運ぶのが大変というデメリットはありますが、コスパ・使用感・消臭力のいずれも満足度が高いです。

古川さん
システムトイレ用の猫砂はコスパがあまりよくないことが多いですが、その中でもこちらは比較的コスパがいい商品です。消臭力も高く、「パインウッド」に似た使用感なのに、こちらのほうが安価だったので重宝していました。

古川さん
コスパはそこまでよくありませんが、実際に使ってみて消臭力が高く、感動しました。大きめサイズの砂で飛び散りも少なく、しっかりとほぐれてくれます。
猫砂の人気おすすめランキング12選

古川さん
土に似たサラサラとした感触の砂なので、野良生活が長かった子でも使いやすそうです。飛び散りやすいので掃除は大変ですが、粉が舞いにくいというメリットがあります。消臭力も高いため、トイレのニオイ問題に悩んでいる方におすすめです。

古川さん
大きめの粒なので飛び散りにくいです。木の香りがやや強いので、猫による好みは分かれそうですが、コスパがよくしっかりほぐれてくれる良い商品です。小さめサイズの猫砂を好む猫におすすめできます。がっちり固まってくれるので、掃除が楽ちん。ただ、香料が強いため、猫による好みは分かれそうです。
口コミを紹介
尿をキャッチしたら そのままキュッとかたまるので、お掃除がとても楽にできます。うんちもすぐに覆ってくれるので、臭いも気になりません。

古川さん
軽くて散らばりやすいため、こまめな掃除が必要になってきます。一般的な紙の猫砂よりも固まりやすく、消臭力も高めです。ソープのような香りがやや強いので、猫によって好みは分かれやすいと感じます。
口コミを紹介
綺麗に抄えて、掃除が簡単です。いつも清潔に保てるので、猫たちもストレスは無いようです。

古川さん
紙の猫砂はとにかく軽いのがメリットです。粉が舞わないので、その点は安心して使用できますが、一方で鉱物系よりも固まりにくいというデメリットがあります。消臭力も弱めなので、空気清浄機などを併用するのがおすすめです。

古川さん
粒が大きめで、飛び散りにくい猫砂です。ただ、ヒノキの香りが強いので猫が使用をためらってしまうことがありそうです。あまりにも猫が気にするようであれば、袋の口を少し開けておき、においを飛ばしてから使用するのがおすすめです。

古川さん
個人的には、おからのにおいがやや強いと感じたので、飼い主さんによる好みが分かれる商品ではありますが、コスパもよく消臭力も高い猫砂です。トイレに流せるだけでなく、燃えるゴミとしても出せるため処理も楽ちんです。

古川さん
使用後は石鹸のようなフレッシュな香りが広がるので、警戒心が強い猫の場合は使用をためらうことがあるかもしれません。サラサラとした猫砂であるため、土に用を足していた元野良猫でも使用してくれやすい商品だと感じます。

古川さん
ニャンとも清潔トイレの猫砂は「大きめ」「小さめ」「極小」の3サイズから選べるので、猫砂の大きさにこだわりがある子におすすめです。我が家では大きめサイズを使用したことがありますが、おしっこのにおいがしにくくなりました。

古川さん
量より質派におすすめです。コスパはあまりよくありませんが、消臭力がすぐれています。砂の粒が大きめなので、肉球の間に挟まりにくく、粉立ちしにくい点も嬉しいポイントです。

古川さん
しっかりと固まる猫砂を求めている方におすすめです。消臭力もあります。砂が小さいので、肉球の間に挟まりやすく、トイレ後の飛び散りも気になりやすいため、飛び散り対策ができるマットを併用するのがおすすめです。また、掃除中や開封時に粉が舞いやすいので、呼吸系が弱い猫や飼い主さんは要注意です。
猫砂のおすすめ商品比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 素材 | 内容量 | 処理方法 |
---|---|---|---|---|---|---|
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Amazon 楽天 ヤフー |
うんちやおしっこの臭いを瞬間消臭できるうえにしっかり固まる猫砂 |
鉱物(ベントナイト) |
5.5L×4袋 |
燃えるゴミ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
臭わない・足につかない最強の消臭性能を持つ猫砂 |
木 |
4L |
自治体の指示 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
木製チップで強力消臭可能な獣医もおすすめな猫砂 |
木 |
4.4L |
燃えるゴミ |
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Amazon 楽天 ヤフー |
少量でしっかり固まるから多頭飼いに最適 |
鉱物(ベントナイト) |
6L×3 |
自治体の指示 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
猫が口にしても安心安全なおから製の猫砂 |
おから |
6L×4 |
燃えるゴミ・トイレ処理・堆肥利用可 |
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Amazon 楽天 ヤフー |
圧倒的な消臭・吸収力!トイレに流せる木製猫砂 |
木・おがくず |
6L×6 |
燃えるゴミ・トイレ処理 |
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スコップで取りやすい!軽くて扱いやすいので鉱物系より掃除が簡単 |
紙 |
7L×6 |
燃えるゴミ・トイレ処理 |
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森林資源をリサイクルした環境にやさしい木製チップ |
木・鉱物(ベントナイト) |
7L×4 |
燃えるゴミ |
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粉が舞わないから猫を多頭飼いしている方におすすめ |
紙 |
10L |
燃えるゴミ |
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消臭力・固まりやすさを兼ね備えた猫砂 |
紙・再生パルプ |
5L |
燃えるゴミ |
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汚れが粉末になるから常にトイレが清潔!システムトイレとも相性抜群 |
木 |
3.5L×3 |
燃えるゴミ |
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獣医師も推奨するほこりが立たないベントナイト・鉱物系猫砂 |
ベントナイト |
6L |
燃えるゴミ |
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ以下より参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

編集部
続いて、古川さんご監修のもと、猫砂の選び方について詳しく解説していきます!
猫砂の選び方
猫砂は毎日の消費が激しいのでコスパの高さや、お手入れの簡単さは選ぶうえで重要な点です。ここでは選び方のポイントをご紹介します。

編集部
子猫・成猫・老猫のそれぞれについておすすめの選び方のポイントを教えてください。

古川さん
子猫期は好奇心が旺盛で猫砂を口にしてしまうことがあるため、大量に食べてしまうのが不安な方は猫がニオイに惹かれやすい、おからの猫砂は避けるのがおすすめです。
成猫は猫砂の素材や大きさに変化が表れることがあるため、その都度、好みやすいものを探していくと粗相や下部尿路系の病気が予防できます。
老猫期は身体能力が衰えてきて自分でグルーミングなどをするのが難しくなる子も多いので、体を綺麗に維持しやすいよう大きめの猫砂にしたり、足が汚れにくい木材の猫砂を選んだりするのが良いと思います。
素材で選ぶ
素材は紙・鉱物・木製・シリカゲル・おからのいずれかが多く使われます。それぞれメリット・デメリットを把握してください。
トイレに流せるタイプなら「紙製」がおすすめ
再生パルプでできた紙製の猫砂はトイレに流せる点が最大のメリットです。排泄物を放置しなくていいのでいやなにおいが気になりません。ただ、猫砂自体の吸収力が高いのでトイレがつまるケースもあります。流す量は一回に一かたまりまでにしてください。
紙タイプの猫砂は比較的大きい粒のものが多いため、猫によって好みが分かれる点に気をつけましょう。衛生面を重視する方や、軽くて持ち運びやすいため一人暮らしの女性やシニアの方にもおすすめです。
砂のような触感なら「鉱物性・ベントナイト」がおすすめ
ベントナイトを含む鉱物タイプは粒が細かく、砂のような感触で、猫が一番好みやすい種類です。ただし、猫が砂かきをしたときに細かい砂ぼこりが舞ってしまうケースが多く、掃除が大変だったり猫の肉球の間に挟まって床に飛び散ってしまったりする場合があります。
一方、猫がおしっこをした部分がガチっと重く固まってくれるので、汚れた部分の回収が簡単です。手入れが簡単なうえに猫も使いやすいので、猫に快適にトイレを使ってもらいたい方におすすめできます。
猫砂のにおいが気になる場合は「木製」がおすすめ
木製の猫砂は、おがくずやヒノキを原料にしているので猫砂自体のにおいが気になりません。燃えるごみとして捨てる以外にもトイレに流せるタイプもあるので、廃棄の仕方を選べる点もうれしいポイントです。
さらに木製の猫砂は消臭効果が高く、猫が使っても飛び散りにくいので重宝してリピートしている方も多くいらっしゃいます。ただ、大粒のペレットタイプは猫によって好みが分かれる場合もあるので気をつけてください。
安全性・消臭効果を重視するなら「シリカゲル」がおすすめ
シリカゲルは脱臭剤として使用されているので消臭効果が非常に高いです。夏場のにおいが気になる時期でも抜群の消臭力で快適に過ごせます。シリカゲルは尿を吸収せず、全量をいっぺんに交換できるのでお手入れも楽です。
シリカゲルは純度が高く、水晶や石英の成分と同じ化学物質なので毒性がありません。間違って猫が食べてしまっても体内で吸収されずに排出されるので安全ですが、大量に食べてしまった場合など気になる場合は動物病院に相談しましょう。
猫が食べる心配があるなら「おから」がおすすめ
おから素材は万が一猫が口にしてしまっても安全です。猫が砂をかいたときに飛び散りにくく、吸収力や消臭力も兼ね備えています。猫砂で遊んでしまったり、食べてしまうケースが考えられる場合にも天然由来の素材なので安心です。
さらにトイレに流せるので、ごみを家の中に置いておきたくない方にもおすすめできます。猫砂が固まりやすく扱いやすい一方、おからの独特のにおいが気になる場合もあるので、飼い主さんと猫に受け入れられないケースもあると知っておきましょう。
自然派の方は「ひのき」の香りもおすすめ
木製にはひのきの香りがついている商品が多いです。石鹸などの香りと違って、自然の香りなので猫にも受け入れられやすく、飼い主にも好評な口コミが多く見られます。消臭効果が強い猫砂でひのきの香りつきは排泄物のにおいが気にならないのでおすすめです。

編集部
一般にベントナイトの猫砂は危険だといわれることがありますが、実際はどうなのでしょうか?

古川さん
鉱物系猫砂の主成分となっているものは人用の食品添加物として認められているので、通常の使い方をするのであれば危険は少ないと感じます。そうはいってもやはり心配な飼い主さんもいると思いますし、粉塵による猫の喘息とベントナイトの関連性はまだ明らかにされていないので、各々の判断で安全だと思うものを使用したらよいと思います。
臭わないタイプを求めるなら「消臭力」を確認
動物を飼っているとどうしてもにおいが気になりがちです。猫砂を選ぶときには臭わない・消臭力が高いものを選んでください。木製や鉱物タイプの猫砂のなかには脱臭効果に優れたた商品もあります。
シリカゲルタイプの猫砂は脱臭・消臭効果にすぐれているものが多く、においを軽減してくれるため、閉め切った部屋でもにおいが気になりません。違うタイプの猫砂を使っている方でにおいに困っている方は、シリカゲルを混ぜて使う方法をぜひ試してみてください。

編集部
トイレはもちろん、それ以外でも消臭におすすめの商品はありますか?また、臭いが残りにくいトイレの特徴はありますか?

古川さん
我が家では猫用トイレを置いている部屋に、コンセント式の小型脱臭機を設置しています。トイレのにおい問題は使用する猫砂によってもかなり変わってくるので、気になる場合はトイレ容器だけでなく、猫砂やペットシーツも共に見直すとよいと思います。

編集部
猫トイレ用の消臭スプレーは猫が嫌がる原因になるのでしょうか?

古川さん
あまりにもにおいが強いものは、嫌がる子もいます。香り付きのものだと、そのにおいを嫌がり、トイレを使用してくれなくなるケースもあるので注意が必要です。
機能で選ぶ
猫は平均で一日に2~3回のおしっこ・1回のうんちをします。多頭飼いをしている家庭ではそのたびに処理ができないので、掃除や処理に手間がかからない猫砂を選んでください。
掃除の手間を減らすなら固まる「粉が舞わない」タイプがおすすめ
飼い主にとってやはり毎日のトイレ掃除は大変です。猫がトイレを使用して砂をかくたびに床に砂が飛び散ってしまっては掃除の負担が大きいですが、飛び散らずに固まる猫砂なら、猫がトイレを使うたびに掃除する手間が省けます。
猫が砂かきをしたときに粉塵が飛び散らないようにするには、粉が舞わないシリカゲルタイプがおすすめです。猫の肉球の間に砂が挟まって部屋のいたるところが汚れてしまうのも防げます。また、砂の入れ替え時に粉でむせにくいです。
ゴミを減らすならスコップで取りやすい鉱物系など「しっかり固まる」タイプがおすすめ
おしっこがしっかり固まる鉱物系の猫砂もおすすめです。汚れた部分だけスコップでさっと回収できるので、掃除が楽になりますし、毎日のゴミの量も減らせます。小さく固まるタイプは捨てる量が少なくて経済的です。ただし、固まるまで時間をおく必要があります。

編集部
手入れのしやすさ以外で固まるタイプの猫砂を選ぶメリットはありますか?

古川さん
固まりの個数や大きさを毎日確認することで、異変を早期発見することができます。また、汚れた部分だけをしっかりと取り除けるので、コスパがいいと感じます。

編集部
飛び散りにくい猫砂を選ぶ際に粒の大きさ以外で選ぶポイントはありますか?

古川さん
材質だと思います。鉱物タイプや紙タイプは軽くて散らばりやすいので、飛び散りが気になる方は木材タイプの猫砂を選ぶのがよいです。
足につかないタイプなら「ペレット」がおすすめ
ペレットはシステムトイレにおすすめの猫砂です。おしっこがかかった部分が粉末状になるので、猫がトイレを使うたびに処理をする必要がありません。粉末がすのこから下のシートに落ちるので、足につかないうえにまとめて一度に捨てられます。
簡単に処理したいなら「トイレに流せる」タイプがおすすめ
トイレに流せるタイプの猫砂なら、排泄物がすぐに処理できるので簡単で衛生的です。流せるタイプは紙製だけでなく、おからや木製のタイプにもあります。トイレに流せるタイプは処理が楽なので、飼い主や猫への負担が少ないです。
トイレの状態をわかりやすくしたいなら「変色機能つき」がおすすめ
猫がおしっこをしたあと、時間が経てば砂は乾いてしまいます。掃除の際に汚れた部分をわかりやすくするためには、濡れると砂の色が変色するタイプがおすすめです。変色した部分だけを交換すればよいので、掃除の手間も省けます。
「多頭飼い」ならセット売りや大容量の業務用をチェック
猫砂は猫を飼育していくなら必需品なうえに、消耗品なので常に余裕をもってストックしておきたいものです。とくに多頭飼いの場合はどうしても減りが早くなります。セール時にまとめて購入したり、セット売りを購入したりするなど工夫して負担を減らしてください。
大容量・業務用を購入できれば結果的には経費を安くおさえられます。しかし、最初からセット購入や大容量を購入する方法はおすすめしません。猫が使ってくれるかどうか、まずはお試しで購入してから購入するようにしてください。

編集部
多頭飼いしている方が猫砂を選ぶうえで重要なポイントはありますか?

古川さん
愛猫によって猫砂の好みが違うこともあるので、各々が快適に排泄できる素材を見つけてあげることが大切です。また、購入し続けられる価格のものを選び、適量の猫砂をしっかりとトイレの中に入れてあげましょう。
快適に使いたいなら猫の「こだわり」をチェック
猫砂には香料を使用している商品もあり、猫の好みがわかれるケースもしばしばあります。素材や香料のにおいが気に入らなくてトイレをしなくなってしまう場合もあるので、猫砂のにおいは重要ポイントの一つです。
また、トイレに入ったときに感じる猫砂の感触に好みがあるケースも多くあります。猫に合わないと、トイレではない場所で排泄してしまう場合があるので、猫の反応をよく観察して気に入っている素材かどうかをチェックしてください。

編集部
猫の性格ごとに好みやすい砂の素材の傾向はあるのでしょうか?
それともまったく個人差があるのでしょうか?

古川さん
もともとの好みや生活してきた環境によるものが大きいと感じます。例えば、外での生活が長かった子は土のようにサラサラしている猫砂を好みやすいです。バックボーンも踏まえつつ猫砂を選んでいけたら、好まれやすい猫砂を見つけやすいと思います。
猫砂ブランドNo.1「ライオン」は要チェック
ライオンの猫砂はスーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどで必ず販売されている安心のブランドです。なかでも定評があるのは固まるタイプの鉱物性で、猫が好む猫砂No.1と評価されています。
獣医がおすすめするトイレなら「システムトイレ」をチェック
飼い主はついつい自分にとって楽な猫砂を選びがちですが、猫にとって何がいいのか獣医師の意見は大変参考になります。ネット記事では、鉱物性の猫砂を多くの猫が好むと獣医師がおすすめしているケースが多いです。
システムトイレなら、おしっこが猫砂の下にセットしたシートに染み込むので、猫の体調をチェックしやすいと多くの獣医師がシステムトイレも推奨しています。しかし、システムトイレに鉱物性の細かい猫砂は合わないので気をつけてください。
猫にとって理想的なトイレとは
猫に気持ちよくトイレをしてもらうために理想的なトイレ環境を整える必要があります。ここからはおすすめのトイレ環境についてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
猫のNGサインを見逃さないようにしよう
猫がトイレをするときに以下のようなしぐさをしていたら、今使っているトイレを気に入っていない可能性があります。この機会に一度トイレ環境を見直してみてください。
トイレの縁に足をかける理由は猫砂
猫がトイレをするときに縁に足をかけている場合、肉球が当たる猫砂の感触が嫌い・汚れが気になって足をトイレのなかに入れたくないなどの理由が考えられます。安心してトイレできない理由が絶対にあるので要注意です。
トイレの壁をガリガリかくときは砂の量を見直そう
猫がトイレの壁をガリガリとかいている時は、本当は猫砂を思いっきりかきたいのに、その感触が嫌いな可能性が高いです。それだけでなく、猫砂の量が少なすぎるのも考えられるので、足してみるなどの工夫するのも大切になります。
さまざまな対処をしても猫の行動が改善されない場合は、猫砂の種類を変えてみてください。
トイレのあとに砂をかけないときは猫砂を変えてみよう
トイレをしたのに砂かけせずにすぐ出てきたら、トイレに何かしらの原因があります。猫砂が合っていない・トイレの衛生環境が悪いなど「早くここから出たい」と思ってしまう原因がある可能性が高いです。
空中をかくしぐさは容器が原因の場合がある
トイレをしているとき、猫が空中に向かって引っかくしぐさをしていたら、トイレ容器や猫砂を気に入っていない可能性が高いです。猫砂を変えても効果がないなら、トイレそのものを変えてみてください。

編集部
猫が急にトイレをしなくなったとき、どんな理由が考えられますか?
また、その対処法があれば教えてください。

古川さん
まずは病院へ行き、健康状態に異常がないか調べてみてください。問題がなければ、トイレに対する不満を抱えている可能性が高いので、猫砂の見直しやトイレ容器の見直しなどを行っていきましょう。中には、トイレ中に嫌な思いをして用を足すのが怖くなってしまっている場合もあるため、人目につかない場所でゆっくりできるように置き場所の見直してをしていくことも重要です。
理想的なトイレ環境の作り方
トイレを選ぶときはついつい利便性で選びがちですが、飼っている猫の習性や行動を理解して、飼い主との妥協点を見つけてあげるようにしてください。
ゆったりしたサイズのトイレを
トイレのサイズは体長の約1.5倍以上が理想的とされています。トイレに入っているときに方向転換がしやすく、ゆったりトイレができるものがおすすめです。子猫のときに買ったトイレを使い続けているとサイズが合わない可能性があるのでチェックしてみてください。
十分な深さのトイレでリラックス
砂かきを思いっきりできるように猫砂がたくさん入るトイレを選んでください。浅いトイレだと砂をかいたときに砂が飛び散りやすいうえ、トイレの底に排泄物が付着してにおいが取れにくくなってしまうケースもあります。
子猫には出入り口が低めのトイレを
トイレの出入りがしやすい入口が低めのタイプだと、体が小さい子猫でも入りやすいのでトイレをよく使ってもらえる可能性が高いです。また、出入りがしやすいタイプはシニア猫にも使いやすいので、ぜひ試してみてください。
トイレの形は猫に合ったものを
猫のトイレにはさまざまな形状のものが販売されています。基本はオープンタイプですが、上から入るものやドームタイプもあり、屋根なしのオープンタイプなら排泄物をチェックして猫の健康チェックをしやすいです。
ドームタイプのトイレだと、警戒心の強い猫や人見知りな猫は視線を気にせずにトイレができるのでおすすめできます。また、排泄物のにおいが外にもれにくいため、清潔感をキープしたまま使用可能です。
トイレの数は頭数+1個用意しよう
いつでも清潔なトイレが使えるように飼っている猫の数より1つ多くトイレを用意してあげてください。多頭飼いしている場合、数が少ないと猫同士がトイレをめぐって争う原因にもなってしまいます。

編集部
臭い・値段を考慮して猫砂の最適な取り換え期間はどのくらいなのか教えてください。

古川さん
猫砂を全部取り換えるのであれば、月1回の頻度を目安にしましょう。ただし、その際にすべて新しい猫砂にしてしまうと使用してくれなくなってしまう可能性もあるので、少量だけこれまで使用していた猫砂や尿のついた猫砂を混ぜてあげましょう。
トイレは目立たない所に置こう
猫は警戒心が強い動物なので、一番無防備になる排泄中に姿を見られたくない、見られると落ち着いてできない個体が多いです。そのため、脱衣所や廊下など常に人の目がなく目立たない場所に設置してあげてください。
いつでも猫の健康を確認できるように排泄後はトイレを見てみましょう。健康に問題があると排泄物に表れるので、こまめにチェックしてあげれば体調の変化に気づきやすいです。もし重大な変化が見られるなら、獣医師に相談してください。
猫砂のタイプを変えたいときは
猫砂のタイプをを違うタイプへ変えたいときはできるだけ猫にストレスがかからないようにしてあげたいものです。ここでは猫砂のタイプを変えるポイントをお伝えします。
子猫の場合はしつけが簡単
子猫のうちはしつけが比較的簡単なのでトイレを思いきって変えてしまっても大丈夫です。子猫の許容しやすい時期に猫トイレ・猫砂を複数経験させ、一番気に入ったものを使い続ければ猫砂を変えても安定します。また、子猫の場合ならトイレの深さも確認してください。
すでに老猫の場合は使い慣れたものを
これまで使ってきた猫砂やトイレを変えるのは猫にとってストレスが大きいので、使い慣れたものを使用し続けるようにしてください。また、場所を移動させてしまうとトイレをしなくなるケースも考えられます。
それだけでなく、老猫にはトイレの出入りがしやすいようにスロープやステップを設置するのを検討してみてください。トイレを快適に使えるように、猫に合わせてトイレのタイプを変えてあげるのが大切です。
トイレのタイプも変えたいときは
オープンの箱型からドーム型・上から入るタイプのトイレに変えるなら、猫砂はなるべく変えずに同じ場所に新しいトイレを設置すると、猫は迷わずにそれがトイレだと認識してくれます。また、古いトイレとしばらく併用する方法もおすすめです。
ただし、システムトイレには鉱物性の猫砂は細かすぎて使えません。もし、今までのトイレで鉱物性の猫砂を使っていた場合は、なるべく小さめのチップを探してください。

編集部
トイレを変えることで、猫の健康に具体的にどのような影響が出てしまうことがありますか?

古川さん
猫砂やトイレをいきなり変えると、猫が使用をためらい、粗相や下部尿路系の病気を引き起こす可能性があります。
猫砂はどこで買う?
猫用品のなかでも猫砂は消耗品なので購入頻度は高くなります。ここでは猫砂を購入できる場所について解説するので、ぜひ参考にしてください。
たくさん買っても自宅に届くネットを上手に利用しよう
ネットショッピングはとにかく豊富な種類から選べるメリットがあります。気になった商品の口コミも参考にできるので大変便利です。とくに猫のエサや猫砂は消耗品なので常に多めに購入してください。
カインズの自社商品は安いと評判
ホームセンターのカインズが手掛ける自社商品の猫砂が安いと評判です。また、カインズには猫のエサ・おもちゃ・トイレも豊富にそろっています。下記の記事では猫用品の選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ペッツリーなどの掃除が楽な自動トイレもチェック
猫用トイレには、掃除が簡単な自動トイレがあります。ペッツリーなどから発売されている自動トイレは、手が離せないときでもトイレを掃除できる優れものです。普通のトイレよりも価格の高いものが多いですが、気になった方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
猫砂の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。飼い主がお手入れを苦に感じず、猫が気に入ってくれるものを使うのが大事です。今回の記事を参考に、猫も飼い主も快適に過ごせる猫砂を選んでみてください。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2023年05月14日)やレビューをもとに作成しております。
粒がしっかりしていて、においがほとんど気にならない万能猫砂です。ペレットは尿がかかると粉状になるのでシステムトイレとの併用に適しています。消臭力に定評があり、ペットシーツすらいらないほど効果が高いです。
米袋に10kgのペレットが2袋入ってくるので持ち運びは少し大変ですが、そのコスパのよさからリピートする方が続出しています。消臭力とコスパを兼ね備えた猫砂をお探しの方にはぜひ試してほしい商品です。