名作邦画のおすすめ人気ランキング53選【絶対見るべき日本映画】

何度も見たくなる不朽の名作トトロです。昭和30年代の田舎が舞台。サツキとメイと、そして不思議で何ともチャーミングな生き物「トトロ」とのほっこり心温まるふれあいが描かれています。

サツキは小学6年生、メイは4歳。姉妹は、タヌキのような、フクロウような、クマのような不思議な生き物「トトロ」に出会います。宮崎監督の日本の自然へのオマージュが光っている作品で、おすすめです。

時をかける少女は、公開から15年経っても今もなお根強いファンのいるSFアニメです。高校2年生の紺野真琴は、ほんの些細なことで時間を飛び越えて過去に戻る力を手にします。誰もが知る思春期とタイムリープのミスマッチ感が特徴です。

大ヒット・作品「君の名は。」で世界的に注目される新海監督のファンタジーアニメで、2000年代を代表する絶対見るべき映画のひとつです。離島に住む高校1年生の帆高が主人公、夏に東京に家出することから始まります。

ようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業、これからの展開を示唆するような連日、大雨が降り続けます。そして、陽菜と言う名前の少女との出会い。彼女には、祈るだけで空を晴れにする不思議な能力がありました。

2016年の大ヒット映画「この世界の片隅に」に、30分を超える珠玉のエピソードが加わり誕生した作品です。日本が戦争の只中だった昭和19年、広島県呉に嫁いだすず、夫とその家族との新しい生活が始まります。

戦況の悪化で生活も困窮して行く。ある日、迷い込んだ遊郭で、偶然出会ったリンと心を通わせるが、夫とリンの関係に気づいてしまいます。やがて終戦が…。

サンエックスの人気キャラクターを劇場アニメにした、ほっこりストーリーです。いつものお気に入りの喫茶店、いつものすみっこ。その地下室には、ふしぎな絵本が隠されていました。

ある日すみっコたちは、その地下室で古くなったとびだす絵本に吸い込まれます。そこで出会ったのは、どこからきて自分が誰なのかも分からないひよこでした。すみっコたちはひよこのおうち探しにひとはだ脱ごうと、皆で旅をはじめます。

テレビシリーズの劇場版として公開されたこの映画は、記録的な大ヒットをとばし、「いかりや長介」の日本アカデミー賞助演男優賞を始め、数々の映画賞も受賞しました。以後次々と続編も制作され根強い人気を誇る刑事シリーズです。

それまで刑事ものといえば派手なアクションや、事件の内容に焦点が当てられたものが常でしたが、警察を1つの組織ととらえ、人間関係など会社のような視点でとらえた新鮮な構成がウケたともいえます。

「告白」は、湊かなえの歴代最高作ともいえるベストセラー小説の映画版です。松たか子演じる担任の教師が「私はシングルマザーで、娘は死にました。警察は事故死と判定したけれど、このクラスの生徒に殺された」たと衝撃的な告白をします。

殺人事件に関わった、登場人物たちの独白形式で進行して行く構成です。その内容は、ショッキングで、賛否両論に別れましたが、2010年を代表する大ヒット作品。スリリングな映画を観たい方におすすめです。

角川映画全盛期をもたらした記念すべき第一作目にあたる「横溝正史」原作のミステリー。不気味な仮面をかぶった謎の男、沼から突き出た足、今ではすっかりお馴染みの道具仕立てですね。よくパロディにもされています。

「市川崑」監督の独特な世界観とカメラワークが、それまでの日本映画になかった斬新な世界を作り出しました。「石坂浩二」の金田一耕助が初めて登場した作品です。お馴染みのヨレヨレとしたあの袴姿の格好は、この映画で初めて登場しました。

邦画の名作といえば必ず挙がるのが、「松本清張」原作のこの作品。東京の操車場で見つかった身元のわからない遺体をめぐり、警察の地道な捜査とそれに伴って浮上する天才音楽家の存在。彼と殺人にどんな関わりがあるのか。

現在、その内容の重さゆえに、地上波ではなかなか見ることができなくなった作品ですが、数々の賞を受賞した名作です。ストーリーもさることながら、名優たちの迫力の演技に圧倒されます。壮大なラストが胸を打つ社会派ミステリーの傑作。

あるマイナーなアイドルが自殺してから一周忌。彼女のファンサイトを通じて集まった面識のない5人の男たちが、アイドルの死因についてそれぞれの推理を披露し始めます。

サスペンスとして評価が高いだけでなく、コメディとしても楽しめるこの作品は、まるで舞台を見ているような奇妙な感覚の面白さ。コミカルな談義の果てに明かされていく事実と、彼らの正体。映画が好きな人におすすめする逸品。

横溝正史のミステリー小説を、野村芳太郎監督が、渥美清主演で映画作品にしました。物語は、かって平家の落武者の惨殺事件が発生した村で、30数人の男女が殺される。そして8年後、再び連続殺人事件が発生…。因縁が繰り返されます。

名探偵、金田一耕助に渥美清が扮し、ひと味も違ったキャラクターの金田一探偵が観れ、おすすめです。萩原健一も出演しています。劇中に出てくるセリフ「祟りじゃー！」は、当時の流行語にもなりました。

「１年後の雨の季節にまた戻ってくる」と言い残して亡くなった妻。そして彼女は本当に戻ってきました。しかし記憶のすべてを失って。自分が死んだことすら覚えていない状態で。新たに始まった３人の生活は、奇妙でありながら幸せなものでした。

ファンタジーの要素がたっぷりの恋愛小説の映画版です。ラストに彼女が帰ってきた理由が明かされるのですが、「竹内結子」演じる「澪」が選んだ選択は…。人を愛することの幸せを実感し、思わず涙です。

競技かるたという特殊な世界に青春をかけたサクセスストーリー。オリジナルは「末次由紀」のコミックで、映画共に袴姿のきりりとした若者たちが新鮮で凛々しく、初々しい！

恋愛映画というよりは、青春映画というおもむきが強い物語ですが、当然十代の彼らには恋の悩みはつきもの。“淡い”という言葉がぴったりの恋する世界にひたってみてはいかがでしょうか。

九州の小さな漁村に住む「祐一」は、出会い系サイトで知り合った女性「光代」と会った帰り、祖母から連絡が入り自分が警察に目をつけられたことを知ります。祐一はそのまま家に帰らず、光代を伴った逃亡を開始します。

人の心の中の善と悪、光と闇を描いたこの作品は、芥川賞作家「吉田修一」の同名ベストセラー小説の映画化です。光代を演じた深津絵里がカナダの映画祭で最優秀女優賞を受賞するなど、世界的に評価の高い作品です。

幼い頃に母を亡くしたユウは、神父の父親テツと二人暮らしだった。理想の女性マリアに会えることを夢見ながら、平和な日々を送っていた。けれど、テツが奔放なサオリという名前の女に出会い、平和な生活が一変してしまう。

「自殺サークル」の鬼才、園子温監督が実話をベースに、真実の愛を追求した純愛映画の隠れた名作です。敬虔なクリスチャンの家庭に育ち、気づけば天才的な盗撮のカリスマになっていたユウ。ある日、ヨーコと出会い、恋に落ちるが…。

芥川賞作家、綿矢りさの妄想力が爆発の恋愛小説がベースになった映画作品。物語は、24歳のOLヨシカは、中学の同級生イチへの片想いが10年間妄想の中で進行中。趣味にも1人忙しく、博物館からアンモナイトを払い下げてもらったりなどする。

そこへ会社の同期の彼ニからリアルなラブ・コールが。脳内片想いの彼とリアルな恋愛の彼との間で、ヨシカはもがき苦しみながら、本当の自分を開放して行く。暴走する主人公の恋の行方を応援したくなる映画ですから、恋愛中の方におすすめです。

現代の日本の浴場にタイムスリップした古代ローマ人「ルシウス」。彼は浴場専門の設計技師ですが、仕事に行き詰っていました。日本の浴場習慣に衝撃を受けたルシウスは、古代と行き来しつつ、それを仕事に活かして成功を収めていきます。

原作は「ヤマザキマリ」の漫画。古代ローマに風呂があって、なぜ今は無いんだ！という疑問と腹ただしさから生まれた発想だとか。細かい表現に笑いの要素がたっぷりで、主演の「阿部寛」が言う“平たい顔族”の言葉だけでも笑えます。

世界有数の大富豪であるフウ家の当主、レイモンド・フウが亡くなり、遺産を巡り争っていた3姉妹に発表された相続人は、誰もその存在を知らない隠し子、ミシェル・フウだった。ミシェル探しが始まることに…。

莫大な遺産を狙って、世界中からミシェルを名乗る詐欺師たちが、伝説の島に大集結。そして、ダー子・ボクちゃん・リチャードの3人も、フウ家に入り、華麗にコンゲームを仕掛けます。

妻殺しの容疑者が主張するアリバイは、「あの日の晩は落ち武者が私の上に乗っていて、金縛りで動けなかった」という荒唐無稽なもの。三流弁護士のエミは、実在した落ち武者を法廷に連れ出し、無実を証言させようと奮闘します。

日本のコメディ映画の第一人者「三谷幸喜」ワールドの中でも、あらゆる年齢層に受け入れられる人気の高い作品で、豪華すぎる端役もすごすごる、その年の話題をさらった最強コメディです。

平凡なサラリーマンの究極の夢、それは“舞子はんとの野球拳”。念願の京都転勤を機に、死に物狂いで働いてようやく一見さんお断りのお茶屋さんに。夢が叶うと思った寸前、思わぬ邪魔が入って…。

荒唐無稽そして破天荒さが、何も考えずに楽しめるコメディならではの爽快感。「宮藤官九郎」と「阿部サダヲ」の強力タッグが生み出すこれぞ邦画コメディ、最強のエンターテインメントです。