衣替えの時期になると、いつも面倒な衣類の収納に悩まされている方も多いと思います。衣類はすぐに増えてしまってタンスに収まらないなどの悩みもありますよね。そんなときにも衣装ケースを使えば、快適にかつ機能的に衣類の収納が可能です。

漫画や子供のおもちゃなどの収納ボックスとして使うなら、取り出しやすい引き出しタイプのものが便利に使えます。安い値段でコスパのいいものやクローゼット向けの引き出しタイプなど種類もさまざまです。

そこで今回は、衣装ケースの選び方やおすすめ商品のランキングをご紹介しましょう。ランキングはタイプ・材質・特徴を基準に作成しました。ホームセンターや通販など品揃えも豊富なので、悩んでいる方や購入に迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

衣装ケースはとても便利に使えるものですが、使わないで置いておくだけだとスペースもとりかえって邪魔になってしまいます。必要な分だけそろえるには、まず何をどれくらい入れるのかしっかりと把握しておきましょう。

衣替えの際に、必要な服と処分する服を整理して、どのくらい衣装ケースが必要かを確認してから購入すれば余ってしまうことはありません。足りない場合に買い足すという方法ですっきりとした収納をめざしましょう。

衣装ケースには、さまざまな種類のものが展開されています。ここからは、選び方のポイントをご紹介していきます。

【目次】

• タイプで選ぶ
• 収納する服に合わせて「深さ」を確認
• 素材で選ぶ
• 収納場所で選ぶ
• 収納場所に収まるか「サイズ」を確認
• 便利な機能で選ぶ
• どこで買うか迷ったら安い「100均・ホームセンター」をチェック
• 「激安」の衣装ケースならセット商品をチェック
• メーカーで選ぶ

衣装ケースは、さまざまなタイプに分類されています。それぞれの特徴を確認し、自分に合った衣装ケースを選びましょう。

【目次】

• CD・漫画・雛人形・レゴなど小さいものは「チェストタイプ」がおすすめ
• 取り出しやすくたわまない収納ケースなら「引き出しタイプ」がおすすめ
• ホコリが入らないものならフタ付き「ボックスタイプ」がおすすめ

チェストタイプの衣装ケースは、タンスのように引き出し式になっているのが特徴です。チェストタイプの衣装ケースがあるだけで、アイテムを項目ごとに細かく分類し収納できます。CD・漫画・雛人形・レゴなど小さいものは「チェストタイプ」がおすすめです。

はじめから完成しているものが多く、組み立てる手間がかからないのも魅力になります。やや大型のものが多く、サイズが限定されてしまうのがデメリットですが、キャスター付きであれば、軽々と移動ができるため、掃除をする際も動かしやすく楽です。

引き出しが単体になっている引き出しタイプ。引き出しタイプの衣装ケースは、取り出しやすいのがメリットです。下着やハンカチなど、普段からよく使う衣類を収納するのに適しています。重ねて置けるのもポイントの一つで、単体のタイプはたわみにくいです。

デメリットは衣装ケースの奥が見えにくく、収納したアイテムを一目で確認できない点ですが、アイテムを項目ごとに分けて収納してラベリングすると、正面から見ても何が入っているかわかりやすくなります。

フタ付きボックスタイプの衣装ケースは、容量が大きくフタを閉めればホコリが入らないのがメリットです。シーズオフの洋服やしばらく使い予定がないアイテムを収納するのに適しています。かさばりやすい厚手のコートなども収納できるのが魅力です。

チェストタイプでは入らない狭いスペースでも、有効に活用しながら衣類を収納できます。価格もリーズナブルなので、手軽に購入しやすいのもおすすめのポイントですが、フタを開閉する手間があるため、頻繁に使うアイテムには不向きです。

毎日着る服の収納に使う場合や、すぐに取り出しやすいものなら、18〜23cmの浅めのものがおすすめです。収納できる洋服の量が少ないので、重くならず引き出しの開け閉めが簡単な点も魅力です。

季節外れの服の収納や、着る機会が少ない服を収納する場合は、深さが30cmほどの衣装ケースがおすすめです。一段に多くの服が収納でき、スペースを有効活用できます。

衣装ケースに使われている素材も、さまざまなものがありますのでチェックしてみましょう。

【目次】

• 洋服などをほこりから守りたいなら「プラスチック製」がおすすめ
• 高価な着物などを収納するなら通気性に優れた「天然木製」がおすすめ
• デリケートなおしゃれ着を収納するなら「不織布製」がおすすめ

プラスチック製の衣装ケースは扱いやすいのが特徴で、衣装ケースの中でも主流となっている素材です。湿気に強く密閉性が高いのが特徴で、冬服などを収納するのにおすすめします。軽量で扱いやすく、移動がラクにできる点もポイントです。

ただ熱や衝撃に弱く、衣類を入れ過ぎて重くなったものを重ねると割れてしまう恐れもありますので、積み重ねて使う場合には重量も考えましょう。本や小物類などの、洋服以外のアイテムを収納する際にもプラスチック製は役立ちます。

木製の衣装ケースはおもに桐の木が使われている場合が多く、着物などの高価な衣類を収納しておくのに適しています。桐で作られた衣装ケースは通気性に優れ、防カビや防虫効果が高いのが特徴です。

ただ、衣類を入れる前であっても重量があるものが多く、衣類を入れた後ではかなりの重量になります。木製の衣装ケースにはキャスターが付いたタイプのものもありますので、重くても移動がしやすいので便利でおすすめです。

衣装ケースには、不織布を用いて作られているものもあります。不織布の衣装ケースは、通気性が高く軽いのが特徴で、デリケートなおしゃれ着などの収納にピッタリです。底の強度を増すためにビニール板が敷かれているものもあります。

基本的に布はやわらかい素材ですので、持ちあげたときに中の衣類が偏ってしまう場合があるため気を付けましょう。防虫効果のある布が使われているものもありますが、長期間の収納であれば別で購入した防虫剤と併用するのがおすすめです。

衣装ケースを選ぶときは、収納したい場所に合わせたサイズかどうかを確認する必要があります。事前にチェックして収納方法に合った衣装ケースを選んでみましょう。

【目次】

• ウォークインクローゼットで使うなら「ハンガーポールの下スペース」がおすすめ
• 押し入れの収納は「高さに気を付け重ねすぎない」のがおすすめ
• 一人暮らしの方なら「ベッド下に収納できるコンパクトタイプ」がおすすめ

ウォークインクローゼット内に衣装ケースを置きたい場合、ハンガーポールの下スペースに置くイメージをしましょう。ワンピースなどの長い丈の洋服がかかっている場合を想定して、高すぎない衣装ケースを選んでください。奥行は53cmほどが一般的です。

引き出しタイプを選ぶ場合は、ケース内の深さにも気をつける必要があります。かさばらない洋服や小物類を収納するなら、深さが18～23cmのものを選びましょう。冬用の厚手の洋服などはかさばりやすいため、30cm以上と深めの衣装ケースがおすすめです。

押し入れに衣装ケースを使用する場合は、重ねすぎて中身が確認しにくくならないように気をつける必要があります。衣装ケースは中身が見えやすい点がメリットではありますが、何段も重ねてしまうと奥までしっかりと確認できないのがデメリットです。

押し入れは、上段が100cmほど・下段が70cmほどが多く、上段の高さピッタリまで重ねてしまうと、上段の中身の確認ができなくなってしまうだけでなく、衣装ケースの出し入れ自体も困難になります。押入れ用衣装ケースは奥行74cmのタイプが一般的です。

一人暮らしの方は、部屋の収納スペースが少ない場合が多いです。ベッド下などのちょっとしたスペースに入るコンパクトサイズを選ぶだけで、収納力がぐっとアップします。衣装ケースには薄型・スリム型の商品もあるため、空間を無駄なく使いたい方は検討してみましょう。

クローゼットのサイズは物件によってさまざまで、マンションやアパートの場合はクローゼットが狭い場合があります。クローゼット用の衣装ケースを選んでも自宅のクローゼットに収納できるわかりません。

隙間やスペースを有効活用するため、購入前に自宅のクローゼットサイズを計測しておきましょう。

しまったものの取り出しやすさや、収納のしやすさなどもチェックして選ぶと、より使いやすいものを見つけられます。以下のポイントも参考にしてみてください。

【目次】

• 引き出しやすい「ストッパー付き」がおすすめ
• 移動がラクになる「キャスター付き」がおすすめ
• 子供のおもちゃや冷蔵庫に入れるなら「フラップ扉」がおすすめ
• アイテムを細かく分類して収納するなら「仕切り付き」がおすすめ

引き出しタイプの場合、ストッパーが付いているかどうかも確かめておきましょう。ストッパー付きのものは引き出しの抜け落ちを防止できるので、奥のものも取り出しやすくなるのがメリットです。

また上段と下段を固定できるタイプであれば、重ねた後のずれを防止し、重ねたまま引き出しを開けたときの安定感がアップします。

衣装ケースごと押し入れやクローゼットから出す機会があるのなら、キャスター付きを選びましょう。キャスタ－付きだと収納したままでも出し入れしやすくなり、場所を移動させるときも楽です。

衣装ケース下の掃除がしやすくなるのもポイントで、衣替えなどで重くなった衣装ケースも、キャスター付きならラクに移動できます。

扉部分を手前に引くだけでフタの開閉ができるフラップ扉タイプは、出し入れする頻度が高いお子様のおもちゃ収納にピッタリです。サイズ展開もたくさんあり、冷蔵庫に入れられるようなものもあります。

おもちゃ以外に、畳んだ洋服を平積みして収納したい方におすすめです。重ねてしまい取り出しにくい下の洋服も、スッと取り出せます。スペースが狭くて、引き出しタイプが置けない場合でもフラップ扉タイプは大活躍です。

小物類を収納したい場合や、細かく分類してわかりやすく収納したい方は仕切り付の衣装ケースがおすすめです。下着や靴下などの細かいアイテムも、仕切り付ケースなら崩れず収納できます。

アイテムをこまかく分類することで、一目でわかりやすくなり出し入れも簡単です。散らかりにくくなるため、片付けが苦手な方にもおすすめします。

どこで購入するか迷った時は、100均やホームセンターの衣装ケースをチェックしてみましょう。ホームセンターには使いやすくてコスパのいい安い衣装ケースがたくさん揃っています。サイズ展開も豊富なので、自宅のスペースに合わせた商品を選択可能です。

衣装ケースをいくつもほしい方には、セット販売がお得です。チェストタイプではなく、1つ1つをバラでそろえてセッティングするものなら、ほしい数だけ購入できます。セットで激安になっているものもあるので、品質のいい物を探してみましょう。

衣装ケースは、使いやすく口コミなどでも評価の高いメーカーから選んでみましょう。メーカーの特徴をチェックして、自分に合った商品を選びましょう。

【目次】

• 作品の収納なら透明な「アイリスオーヤマ」がおすすめ
• 幅広いサイズ展開で自分用が見つかる「ニトリ」がおすすめ
• 自分好みのカスタマイズができる「無印良品」がおすすめ
• 使いやすいプラスチック製なら「天馬」がおすすめ
• おしゃれで機能的なものなら「LOWYA（ロウヤ）」がおすすめ
• デザインと品質を両立させたものなら「エアリゾーム」がおすすめ

たくさんの種類の収納ケースを販売するアイリスオーヤマは、家電から生活用品まで豊富な商品群が魅力です。特に収納ケースのサイズは幅広く、押し入れ・クローゼット・隙間収納などさまざまで、透明なものもあるので作品をしまうのにも向いています。

同じデザインでもいろいろなサイズを組み合わせて使用でき、お部屋の中もクローゼットの中もスッキリ統一感が持てるのがメリットです。ネットでの購入はもちろん、ホームセンターでの取り扱いも多いので購入しやすいメーカーでもあります。

シンプルなデザインが特徴のニトリは家具や日用品などのアイテムが、お手軽に購入できるのが魅力です。ニトリの衣装ケースは、豊富なサイズ展開で自宅のスペースに合う衣装ケースを選べます。

キャスター付きやフラップ扉など機能性も申し分ないため、幅広い用途の方におすすめできるメーカーです。

無印良品は便利アイテムが種類豊富にそろっています。シンプルで使いやすいため、年代問わず愛されるメーカーです。中でもポリプロピレン衣装ケースは、連結用パーツなどを使用して自由にカスタマイズできる優れものになっています。

さまざまなサイズの衣装ケースがあるため、ちょっとしたスペースにも入るような商品もすぐに見つけられて便利です。

天馬はプラスチックの総合メーカーです。主に各種機器部品や生活用品などを取り扱っています。特に天馬の代表的な商品であるFits（フィッツ）は収納商品の中でも人気です。サイズが豊富なので、クローゼットに合わせて自分好みの収納ができます。

ロウヤはシンプルでおしゃれなデザインの衣装ケースを取り扱っています。そのまま部屋に設置してもインテリアにマッチします。引き出しの上下に手をかけられるので使いやすく、機能性にも優れているのも魅力です。

エアリゾームは家具・インテリアなどを取扱っているメーカーです。高品質でおしゃれなデザインの衣装ケースを販売しています。部屋にそのまま置いて使用できるものや、クローゼットに最適な重ねられるものなどさまざまです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

自宅のクローゼットが狭くて、洋服をしまいきれないと悩む方におすすめなのが押入れのクローゼット化です。衣装ケースや押入れ用のハンガーラックを使用すれば、押入れも収納力抜群なクローゼットにできます。

シーズンオフの洋服はフタ付きの衣装ケースに収納し、普段使いする洋服は引き出しタイプの衣装ケースに収納すると便利です。合わせて押入れ用のハンガーラックを使用すれば掛けて保管したい洋服も収納できます。

以下の記事では、押入れハンガーラック選び方や人気おすすめランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

衣装ケースを探しているときになるのが、実際の使用レビューや実用例です。ブログやSNSをチェックしてみると、さまざまな衣装ケースの実用例が出てきて、中にはリメイクシートを貼りおしゃれにする方もいます。

実際に使用しているシーンを見るとよりイメージが沸きやすくなりますので、衣装ケースなどを活用して家の収納力をアップさせたい方は、ブログやSNSなどの実用例をチェックしてどのように使用すれば便利かなどを確認してみましょう。

クローゼットや押し入れの収納スペースに、今回ご紹介ししました選び方のポイントを是非参考にしてみてください。あなた好みの衣装ケースを選んで、衣類を効率よく快適に収納しましょう。