髪がさらさらになるメンズ向けトリートメントは、くせ毛を髪をしっとりとまとめられる分、地肌のベタつきが心配な方もいます。実はメンズ向けトリートメントにはいい匂いがするうえに、皮脂や汚れを落とし、頭皮環境を整えてくれるものも多いです。

しかしメンズ向けトリートメントには、美容師愛用の美容院専売品からドラッグストアで購入できる市販のもの、洗い流すタイプ・洗い流さないタイプ・白髪染めができるタイプなど種類が豊富です。そのため、どれを購入したらよいか、なかなかわかりません。

そこで今回は、メンズ向けトリートメントの選び方や人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは使用感・香り・成分などを基準に作成しました。ぜひ参考にしてみてください。

メンズ向けヘアトリートメントは種類も豊富です。ここからはタイプ・種類・成分などトリートメントを選ぶポイントをご紹介します。

トリートメントは洗い流す（インバス）タイプ・洗い流さない（アウトバス）タイプに分けられます。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

髪の保湿やダメージを徹底的に補修したいなら洗い流すタイプのトリートメントがベストです。洗い流すタイプは浴室でシャンプーやリンスをしてから使用すれば、傷んだ髪を補修したり、髪の芯までトリートメントを取り込ませる効果が期待できます。

洗髪後に髪の毛の水気を切り、毛先に揉み込むようにして塗布してから数分時間をおきましょう。朝にトリートメントをつける時間がない方やパーマやブリーチなどで髪が痛んでしまった方にうってつけです。

乾燥や空気中のほこりやチリ、紫外線など外的要因から髪を守りたい方には洗い流さないタイプのトリートメントがおすすめです。また朝のヘアセットに使用したり、夜タオルドライ後に使用したりと時間帯を問わずに使用できます。

洗い流さないメンズトリートメントは種類が多く、このタイプにこだわって選ぶ方も多いです。下の記事では洗い流さないメンズトリートメントについてご紹介しています。ぜひこちらもあわせてご覧ください。

トリートメントはオイルやミストなど、種類によってテクスチャーや特徴が異なります。ここからはメンズ向けトリートメントの種類についてご紹介しましょう。

オイルタイプのトリートメントは油分が多いので、くせ毛の方やまとまりにくい髪質の方におすすめです。テクスチャーはさらさらした質感のものも多く、髪にこなれ感をだしてくれるスタイリング剤としても使用できます。

ただ、オイルトリートメントを初めて使う場合は朝に使用すると分量の調整が難しくベタついてしまう場合もあります。慣れてないうちは夜に使うのがおすすめです。下の記事ではくせ毛向けトリートメントについてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

剛毛や太くて硬い髪質の方には、クリームタイプのトリートメントがおすすめです。クリームタイプは髪のボリュームを抑えたりダメージを補修したりするときに、分量を調整しやすいので重宝します。

また毛先など乾燥しがちな箇所に多めにつけるなど、トリートメント初心者でも扱いやすい点がメリットです。下の記事ではヘアクリームのおすすめ人気ランキングについてご紹介していますので、ぜひご覧ください。

クリームやオイルのベタつきが気になる方や柔らかくて細い髪質の方にはミルクタイプがおすすめです。ミルクタイプのトリートメントは水分量が多めで、指通りがよいさらさらな髪に仕上げてくれます。

朝の忙しい時間にも手軽に使えるトリートメントをお探しの方には、ミストタイプを使いましょう。広範囲に満遍なくトリートメントを広げられるので、自分で分量を調整する手間がいりません。また、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。

朝のスタイリングをジェルでしている方もいますが、そんな方にはジェルタイプのトリートメントを使ってみてください。ジェルやワックスよりもスタイリング力は軽めですが、髪を紫外線やホコリなどの外的要因から守ってくれます。

ジェルタイプは柔らかなパーマのニュアンスを活かせるため、パーマトリートメントとしてもおすすめです。下の記事ではヘアジェルの人気おすすめランキングについてご紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。

白髪をぼかしたい方や白髪染めができるトリートメントがほしい方にはヘアカラータイプのトリートメントがおすすめです。通常のカラー剤とは異なり、トリートメントとして髪をケアしながら自然に白髪を染めてくれます。

気になる白髪を自宅で手軽に染めたい方や、髪へのダメージを減らしつつ髪を染めたい方におすすめです。下の記事ではカラートリートメントの人気おすすめランキングをご紹介していますので、こちらもあわせてご覧ください。

髪質や髪悩みに合ったトリートメントも販売されています。自分の髪質や髪悩みに合ったトリートメントから選んでみてください。

髪のパサつきが気になる方は保湿成分が含まれているものがおすすめです。たとえば加水分解シルク・ヒアルロン酸・グリセリンやセラミドなどが含まれているものは、髪のパサつきへの効果が期待できます。

パーマや乾燥などによる髪のダメージが気になる方には補修成分が含まれているものがおすすめです。たとえば加水分解ケラチンやコラーゲンなどがトリートメントの補修成分として挙げられます。

これらの成分は、開いた髪のキューティクルを保護し、髪の毛へハリやコシを与えてくれる効果が期待できるます。そのため、パーマやブリーチなどで蓄積したダメージをケアしたい方にうってつけです。

髪のゴワつきや広がりをしっかりと抑えたい方にはアクリレーツコポリマーなどのシリコンが含まれたトリートメントがおすすめです。シリコンは髪の表面をコーティングするので指通りがよくしっとりとした髪へと仕上げてくれます。

ただシリコンが含まれているトリートメントは髪をしっかりまとめてくれる分、ペタッとした重い印象になってしまう場合もあります。髪が細い方や猫っ毛の方は梅雨など湿度が高い時期に使いましょう。

髪をふんわりと仕上げたい方やボリュームアップさせたい方には、ノンシリコンタイプのトリートメントがおすすめです。シリコンタイプのように髪をコーティングしないので、軽やかな印象に仕上がります。

カラーやパーマを維持したいならヘマチンやジメチコンを含むトリートメントが適しています。カラーやパーマをしたあとはアルカリ性の薬剤が残りやすい状態です。その影響で通常酸性である髪がアルカリ性になると、キューティクルが開きます。

ヘマチンはアルカリ性を除去する作用があり、ジメチコンはキューティクルを閉じる効果に期待ができます。ダメージを与えずキューティクルをきれいに保つので、カラー剤やパーマ剤の流出を防止可能です。

薄毛が気になる方には、頭皮や髪の状態を良化できるものがおすすめです。炎症を抑えるグリチルリチン酸2Kなどが含まれているものは、頭皮環境を整えるため、医薬品や医薬部外品であれば育毛効果が期待できます。

メンズ向けトリートメントには豊富な種類があります。使っているときにリラックスできるものや、さっぱりと爽やかな気分にしてくれるようなものなどいい匂いのトリートメントをチェックしてみましょう。

香水や柔軟剤などの匂いと混ぜたくない方は、無香料タイプを選んでください。ほかにもシャンプーやコンディショナーと同じシリーズのトリートメントを使用すれば、香りを統一して楽しめます。

フケや乾燥など頭皮のトラブルが気になる方は、マッサージなどで頭皮ケアができるものを探すのがおすすめです。一般的なトリートメントは地肌に直接つけると毛穴を塞いでしまうものが多くあります。

頭皮ケアができる商品は種類が多く、オーガニック系の油を使用したものや薬用タイプなど、一部頭皮にも使用できるものが展開されています。頭皮環境も整えたい方はチェックしてみてください。

サロン後のような仕上がりを求める方には、美容師がおすすめする美容院専売のものをチェックしてみましょう。価格は高いものが多いですが、原料にこだわっているものなどクオリティの高さが感じられる商品が展開されています。

毎日もしくは朝晩と使えるものも多いトリートメントは、できればコスパの高い安いものがほしい方もいます。そんな方にはドラッグストアで気軽に購入できる市販品もチェックしましょう。プチプラ商品や市販品も効果が期待できるものがあります。

シャンプーとトリートメントには相性があります。洗浄力の高いシャンプーには保湿力に優れたトリートメントを選ぶなど、補い合う関係のものから選びましょう。ボタニストなどシャンプーとトリートメントがセットになっている場合は相性がよいので使いやすいです。

リンス・コンディショナー・トリートメントは同義のものとして扱われるケースが多く、正式な定義がありません。リンスは一般的にシャンプーのあとに使用し、油分を与えて髪の滑りをよくするものです。

コンディショナーもリンスと同じくシャンプー後に使用しますが、うるおい成分を含んでいる場合があります。トリートメントはリンスやコンディショナーの機能に加え、髪のダメージケアや保湿にすぐれている点が特徴です。

メーカーによってはリンスの機能のものをコンディショナーと呼んだり、コンディショナーの機能のものをトリートメントと呼んだりする場合もあります。そのため、トリートメントをお探しの方は含まれている原料やケア効果をチェックしてみてください。

メンズ向けトリートメントを効果的に使うために、洗い流すタイプのポイントをチェックしてましょう。まず洗髪後に髪の水気をしっかり切り、トリートメントが薄まらないようにします。次に地肌につけてもよいと謳っているもの以外は毛先を中心になじませましょう。

とりわけシリコンを含むものの場合は毛穴を詰まらせる原因になってしまいます。最後に目の粗いクシで髪全体をとかし、数分放置してすすいだら終わりです。洗い流さないタイプの場合は朝や夜のタオルドライ後などに、毛先を中心に塗布しましょう。

今回はメンズ向けヘアトリートメントの選び方・おすすめ商品・使い方のポイントをご紹介しました。この記事を参考に、ぜひ髪質や髪の悩みなどから自分に合ったトリートメントを見つけてみてください。