在宅ワーカーやテレワークが増えてくるにつれ、自宅のデスクにこだわる方も増えてきています。とくに長時間椅子に座る在宅ワークは、座り心地がよく疲れにくいオフィスチェア選びが重要です。自分に合わない椅子だと、肩こりや腰痛の原因になります。

そのため座り心地に配慮した、長時間座っても疲れない最強の椅子選びはとても大切です。しかし疲れないオフィスチェアは、人間工学に基づいた椅子・女性向けのおしゃれなもの・休憩しやすいリクライニング機能付きのものなどがあるので、なかなか選べません。

そこで今回は疲れないオフィスチェアの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは素材・機能性・デザインを基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

疲れないオフィスチェアを選ぶ際には、設計や機能性などをチェックするのがポイントです。タイプ・背もたれの高さ・機能性などそれぞれのオフィスチェアの特徴を確認しましょう。

疲れないオフィスチェアには、シンプル設計のワークチェアから、座り心地を重視したエグゼクティブチェアまで種類が異なります。座る時間や座り心地によって選びましょう。

予算を抑えたい、シンプルなデザインでいいのでとりあえず自宅・会社用に安いオフィスチェアを用意したいならワークチェアタイプがおすすめです。価格は1万円以下からあり、リーズナブルな価格で購入できます。

このタイプは機能面も極めてシンプルで、高さ調節機能や回転キャスターなどの基本的機能のみです。また、機能面が充実すればするほど、価格も高くなります。ただし、クッション性が劣るため、長時間座る椅子としては不向きです。

ゲームやeスポーツなど、長時間のプレイをする方向けに開発されたゲーミングチェアも人気です。同じ体勢が続きがちなゲーム時にも、お尻や腰が痛くなりにくい工夫が施されているうえに、通気性が高いので背中や太ももの蒸れを防げます。

ゲーム時用として作られたゲーミングデスクですが、長時間の着座でも疲れにくいので、仕事や勉強用として取り入れる方も増えています。高価なものは5万円以上するものもありますが、腰や背中の負担で悩んでいる方におすすめです。

オフィスらしさはありませんが、デザインにこだわりのない方や機能性を重視する方に選ばれています。以下の記事では、かわいいゲーミングチェアの人気おすすめランキングをご紹介しているので、ぜひご覧ください。

人間工学に基づいた設計で、座り心地と疲れにくさを考慮して作られたエルゴノミクチェアもおすすめです。背中のカーブや腰部分に沿う形で設計されており、体に負担のない姿勢で着座できます。

価格は高めで、なかには20万円以上する高額オフィスチェアもあります。それでも、品質に優れており、一般的なオフィスチェアとは全く違って疲れないと好評です。以下の記事では、人間工学椅子の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

まるで社長室に置かれているような、クッション性と高級感のあるデザイン性のある椅子が良いならエグゼクティブチェアがおすすめです。座り心地を重視した設計なので、長時間の着座でもお尻が痛くなりません。

素材には本革や合成皮革を使用しており、高級感と耐久性があります。本革は手入れに手間がかかりますが、革がなじんで柔らかくなっていく経年変化を感じられる点は魅力です。高級感のあるオフィスチェアがほしい方におすすめです。

オフィスチェアは、製品によって背もたれの高さが異なります。腰のみをサポートするローバッグは、デザイン性を意識する方におすすめです。価格も安くコンパクトで、狭い部屋に置いても圧迫感がありません。

一方、座り心地や疲れにくさを意識するなら、ミドルバックからハイバックを選びましょう。肩甲骨から肩をしっかり支えるので、長時間座っても疲れにくいです。さらに頭まで支えるハイバッグは、全身をしっかりサポートし支えます。

オフィスチェアには、さまざまな素材が採用されていますが、それぞれ肌触りや質感によって疲れにくさを左右します。蒸れにくさや手入れのしやすさなどの特徴を見てみましょう。

おしゃれで高級感のあるオフィスチェアが良いなら、レザー素材がおすすめです。本革を使用したものは手入れに手間が必要ですが、見た目の高級感と経年変化には魅力があります。手入れのしやすさや、使い勝手を重視するなら合皮素材も最適です。

温かみのある色合いや、質感で男女ともに人気のあるファブリックはインテリア性の高いオフィスチェアを探している方におすすめです。カラー展開も豊富で、無難なモノクロカラーから部屋のアクセントになるビビットカラーまでさまざまな種類があります。

しかし、ファブリックは汚れが落ちにくいです。飲み物や食べこぼしは、汚れが落としにくい場合があるため、扱いには注意しましょう。汚れが目立たない色を選ぶか、クッションなどと併用して使ってください。

長時間の着座でムレや不快感を感じたくないなら、メッシュ素材のオフィスチェアがおすすめです。季節を問わずオールシーズン快適に使用できます。汗や湿気の多い季節も、ベタつかずに涼しく着座できるので快適です。

メッシュ素材はしなりがある素材なので、体のラインにフィットしやすいです。しかし、メッシュは表面のすき間にホコリがたまりやすいので、きれいな状態を保つなら定期的なメンテナンスもしておきましょう。

お尻が痛くなりにくいオフィスチェアなら、ウレタン素材もおすすめです。衝撃に強く弾力性の高いウレタンは、長時間の着座や体格の大きい方に適しています。型崩れしにくく、身体にフィットしやすいです。太ももの疲れも軽減します。

おしゃれなオフィスチェアを使えば、仕事のモチベーションもアップします。とくにインテリアにこだわる女性には、女性らしいおしゃれなデザイン性で選びましょう。オフィスチェアはシンプルなイメージが強いですが、内装に合わせて選べるものも多いです。

おしゃれなものは機能性に劣るものもありますが、クッション性や背面に注目して選びましょう。クッション性があったり、体をしっかり支えられる大きめの背面は長時間の着座に向いているのでおすすめです。

体格や座高に合わせたオフィスチェアは長時間着座しても疲れにくいです。だから、オフィスチェアを選ぶときは、足裏がしっかり地面につく高さに調節できるかをチェックしましょう。このポイントにこだわるだけでも座り心地が変わります。

また、オフィスチェアに座ったときに、膝裏が、座面と水平から少し離れる高さかどうかもチェックしておきたいポイントです。自分に合った座面の高さで、無理なく座れるものを選ぶようにしましょう。

機能性が多ければ多いほど、オフィスチェアの価格は高くなります。それでも、疲れにくさや快適さに直接関係するので、気になる方はチェックしてみてください。

オフィスチェアのほとんどの機種についている高さ調節機能は、調節可動域と調節方法をチェックしてください。頻繁に高さ調節するならレバー式が使いやすいです。また、座った位置から手が届くところにレバーがあるかもチェックしましょう。

長時間のデスクワーク中に、体を椅子に預けてリラックスしたいなら、ロッキング機能付きがおすすめです。ロッキング機能とは前方・後方に稼働する方式で、体を寄りかけて快適な姿勢に設定できます。

読書や動画をオフィスチェアに座って楽しむなら、背面一体ロッキングが、背もたれを倒して少し横になる程度なら背もたれのみがロッキングするものがおすすめです。使う用途・リラックス度・使いやすさを考慮して選びましょう。

腰の負担を軽減したいなら、ランバーサポート機能がおすすめです。腰を優しく包み込むので、背中部分の疲労と痛みを軽減されます。また、体がずれにくいため、背面と背中の間にすき間ができず、より疲れにくいです。

前傾姿勢サポート機能は自分にとって最適な体勢を実現できる機能です。とくにパソコン作業や執筆などの仕事は前傾姿勢になりやすいので、血流が悪くなります。しかし、この機能があれば体の傾きに合わせて椅子の座面も前傾し、体を支えるので疲れにくいです。

仕事中はベッドや布団に横にならず、椅子で少し休憩したい方もいます。そんな方におすすめなものが、リクライニング機能やオットマン搭載のオフィスチェアです。オットマンやフットレスト付きなら、足をしっかり伸ばして横になれます。

定期的に足を上げてリラックスすれば、下半身の冷えや疲れも軽減できます。リクライニング機能は、段階調節が多いほどおすすめです。以下の記事では、リクライニングオフィスチェアの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひご覧ください。

オフィスチェアはさまざまなブランドから販売されていますが、とくに人気のメーカーの特徴を解説します。予算に合わせて気に入ったものを選ぶときの参考にしてください。

ニトリのオフィスチェアは、価格がリーズナブルで機能性の高い最強アイテムが揃っています。シンプルなワークチェアから、インテリア性の高いおしゃれなファブリックチェアもあるなど、多種多様です。

価格重視でオフィスチェアを選ぶなら、まずニトリをチェックしましょう。以下の記事では、ニトリのオフィスチェアの人気おすすめランキングを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

デザイン性と機能性ともに最スペックのオフィスチェアを誇るオカムラは、幅広い価格帯で販売しています。リーズナブルなものは、オフィスでの一括購入しやすいモデルもあり、カラーバリエーションも豊富です。

国内外のグッドデザイン賞を受賞したハイスペックチェアも多く、なかには20万円超えの高級オフィスチェアもあります。自宅用で使うオフィスチェアの機能性とデザイン性を重視するなら、ぜひチェックしてください。

見た目のスタイリッシュさが特徴のハーマンミラーのオフィスチェアは、多機能かつデザイン性の高さが魅力です。アメリカをはじめ、世界中で愛されているモデルで、快適な在宅ワークを叶える工夫が随所に施されています。

人間工学に基づいて設計されたエルゴヒューマンは、それぞれの体型や姿勢のクセに合う調整機能が充実した商品が人気です。ランバーサポート機能にも特化しており、腰にしっかりフィットします。また、ハイブリットレバー1本もすべての調節が可能です。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

とくに高価のオフィスチェアを購入するときには後悔したくないものです。もし椅子に実際に座れる機会があれば、チェックしておきたいポイントを紹介します。まず、背もたれの高さやフィット感などの座り心地は確認しておきたいポイントです。

またフィット感とともにチェックしたいポイントは、姿勢をしっかりキープできるかです。座面奥まで深く腰掛けたときに、腰への負担がかからないかを確認しましょう。背もたれのもたれやすさや、太ももへの負担もチェックし、快適に座れるものを選んでください。

正しい姿勢でデスクワークをすると、疲れが軽減されるだけでなく集中力も高まります。椅子の背もたれに沿って深く腰掛け、直角の姿勢を維持しましょう。また、椅子に腰掛けた状態で、パソコンまでの距離が40cm以上、水平下にディスプレイを設置しましょう。

また、首から腰まで緩やかなS字カーブを描けるように座ると、体がしっかり椅子にフィットしているかを確認できます。足の裏をしっかり床につけ続けられるかがポイントになるので、ぜひチェックしてみてください。

オフィスチェアは、自分の体格や姿勢に合ったサイズ選びや疲れにくいサポート力で選ぶ必要があります。安価なものでも機能性にすぐれたコスパのよいオフィスチェアもあるので、予算に合わせて機能性とのバランスを見ながら選んでください。