FPS系のゲームを中心に盛り上がりを見せているゲームですが、PCゲームをはじめPS4・PS5・Switchなどのゲームをするのに欠かせないのがゲーミングモニターです。特にスピーカー内蔵のものに人気があります。

スピーカー内蔵のゲーミングモニターは外付けのスピーカーを買う必要がないので、届いたその日から使える点が便利です。高音質なものをはじめ、リフレッシュレート144Hz・240Hzや応答速度1ms、4K対応のモニターなどさまざまな種類の製品が販売されています。

そこで今回はスピーカー内蔵のゲーミングモニターの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングはリフレッシュレート・応答速度・音質への口コミを基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

中にはゲーミングモニター自体にスピーカーが内蔵されているものはいらないと考える方もいます。結論からいうと、スピーカー内蔵ゲーミングモニターは配線が面倒・音質にこだわりが無い・コストを抑えたいなどと考えている方におすすめです。

スピーカーが無いモニターで音を出してゲームする場合、外付けのスピーカーに繋ぐ必要があります。ほとんどが有線ケーブルでの接続のため、配線に疎い方やデスク周りが散らかるのが嫌いな方にとって、配線の必要がないスピーカー内蔵はおすすめです。

また音質にこだわりがない方にも最適です。中には高音質のものもありますが、やはり外付けのスピーカーには劣ります。音にこだわらなければスピーカーを別で買わなくていいので、コストも抑えられるのがメリットです。

ここからは各ポイントごとに、スピーカー内蔵ゲーミングモニターの選び方について紹介していくので参考にしてください。

スピーカー内蔵ゲーミングモニターは基本的にあまり音質が良く無いものが多いです。それでもできるだけ高音質のものを選びたいなら高音質設計の製品を選びましょう。製品によってはメーカー独自のオーディオシステムを搭載して音にこだわっているものもあります。

音量の大きさを気にするならワット数に注目しましょう。ワット数は電力の大きさを表す数値で、数値が大きければ音量も大きいです。ゲーミングモニターにおけるスピーカーのワット数目安は3〜5程度あれば十分楽しめるといわれています。

ゲーミングモニターのサイズはインチで表されます。インチが大きくなれば大きな画面で楽しめますが価格も上がるので自分に合ったものを選びましょう。

小さい画面で良いなら13インチ〜16インチ程度のものがおすすめです。モバイルモニターなどとも呼ばれるこのモニターは、ちょうどノートパソコンと同じくらいの大きさなので、持ち運びもできます。

旅行先でもスマホゲームやSwitch等の携帯ゲーム機を繋げば大きめの画面で遊べます。また省スペースで置けるのでデスクがない方にもおすすめです。

FPSをやるなら24インチ〜27インチのモニターがおすすめです。ゲーミングモニターのスタンダードな大きさで製品数も豊富にラインナップされています。FPS系のゲームはこれより大きいサイズだと画面全体を把握できない場合などがあり不向きです。

PS4やPS5でオープンワールドのゲームを楽しむなら32インチやそれ以上のサイズがおすすめです。画質が綺麗なPS4やPS5で、自由度の高いオープンワールドの世界観を臨場感たっぷりに楽しめます。価格が高い点はデメリットです。

モニターには液晶パネルと呼ばれるものがあり、TNパネル・IPSパネル・VAパネルの3種類があります。ゲームにはTNやIPSが選ばれる傾向にあり、応答速度の速いTNパネルはFPS向き、視野角が広く画質が綺麗なIPSパネルはオープンワールド向きです。

画面への映り込みや光の反射が気になるなら、液晶モニターが光沢(グレア)か非光沢(ノングレア)かどうかもチェックしましょう。グレアは文字通り画面に光沢があるため色が綺麗に映りますが、画面へ自分が映り込んだり光が反射したりします。

対してノングレアは画面に光沢がないので、色合いこそ劣りますが、映り込みや反射が気になりません。突然見ている画面が見えづらくなるのはゲームにおいて死活問題ですので、ノングレアがおすすめです。

映像美を求めるなら解像度にも注目しましょう。PS4やPS5などグラフィックが綺麗なゲームなら4Kがおすすめですが、PCゲームで4Kモニターだとスペックが低いパソコンを使っていると、動きが悪くなります。

なので、PCゲームをする方で画質はそこまで気にならないならフルHDがおすすめです。フルHDでも映像は十分綺麗なので問題ありません。

ゲーミングモニターを謳っている製品には、メーカー・製品独自のゲームに特化した機能を搭載している場合があります。

滑らかな画面表示を求めるならリフレッシュレートの高いモニターがおすすめです。リフレッシュレートとは1秒間に映像を表示する回数を指し、この数値が高いほど、1秒間に映し出される映像のコマ(FPS)が多いため、より滑らかでスムーズな動きの映像が楽しめます。

PCでゲームする場合は144Hzや240Hzのモニターがおすすめです。なおゲームを行う機器ごとに出力できるコマ数(FPS)が違います。いくらリフレッシュレートが高くてもFPSがそれを下回っていると、そのリフレッシュレート分の動きを発揮しません。

例えばPS4やSwitchは最大60FPSまでしか出力できないので、リフレッシュレート144Hzのモニターを使っても60Hzの映像表示です。レートが高いと価格も上がるので、プレイするゲーム機ごとのFPS上限値を知っておくと、無駄な金額を払わずに済みます。

タイミングが重要なゲームで遊ぶなら応答速度が1ms以下のモニターがおすすめです。応答速度とはモニター上で色が切り替わるまでにかかる時間を指し、早ければ早いほど残像感のない映像表示になるので、敵の見逃しや反応遅れを防げます。

FPS系のゲームやスピード感のあるアクションゲームなどには1ms、あるいはそれ以下がおすすめですが、ほのぼのとしたRPGや育成ゲームなら5ms程度でも十分快適にプレイできます。

画面のカクつきやチラつきが嫌ならAMD FreeSyncと書かれているモニターを選ぶのがおすすめです。AMD FreeSyncはフレームの低下を解消して滑らかな映像表示を助ける機能で、いわゆる低遅延なゲームプレイに導きます。

SwitchやPS4・PS5などほとんどのゲーム機とモニターを繋ぐ端子はHDMIと呼ばれるものなので、モニターにはHDMI端子が搭載されているものを選びましょう。またiPhoneを繋ぎたい場合はLightningケーブルが必要など端末によって違うので確認が必要です。

ゲーミングモニターの中には性能は良いけどその分価格が高いものもあります。性能は捨て難いけどあまりお金を出せない方は、中古品もチェックしてみましょう。掘り出し物が見つかれば高性能なモニターを新品より安い価格で購入できます。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

スピーカー搭載のゲーミングモニターを買ったは良いけど音が出ないといったトラブルが起きた場合の対処法を紹介します。主な対処法は、接続ケーブルの確認・音量設定の確認・ゲーム機器のサウンド設定の確認・モニター自体がスピーカーを内蔵しているかの確認です。

接続ケーブルの確認ですが、HDMI・DisplayPort・USB-C以外のDVI-D・アナログRGBでは別でオーディオケーブルを用意する必要があります。音量設定の確認では、音が小さすぎないかのほかにミュートになっていないか確認が必要です。

ゲーム機器ごとのサウンド設定では、サウンド出力するデバイスの設定がスピーカーやヘッドホンになっていないかどうかを確認しましょう。機器ごとに確認方法は違います。また、実はモニターがスピーカーを内蔵していなかったなんてことのないようにしてください。

検討した結果、スピーカー内蔵のモニターを買ったけど、やっぱり音質にこだわりたくなる方もいます。そんなときは、後からでも外付けスピーカーやヘッドセットを買うのがおすすめです。それぞれの接続方法について紹介します。

外付けのスピーカーは、モニターの音声出力・ヘッドホン出力端子に接続する必要があるので、これらの端子があるか確認しましょう。無い場合は、HDMI端子に対応したサウンドバーと呼ばれるスピーカーが必要です。

ヘッドホンやイヤホンは音声入力端子に接続する必要があります。出力の方に接続しても音が出ないので確認しましょう。なお、以下でゲームで使えるスピーカーやヘッドセットを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

スピーカーが内蔵されているモニターには基本的にイヤホンジャックが付いているため、外部スピーカーに接続するのは簡単です。しかし、万が一購入したモニターにイヤホンジャックがなかった場合は、どう対応したらいいのか解説します。

一般的に音声出力端子として認知されているのはイヤホンジャックですが、実はHDMI・USB・光デジタル端子も音声出力端子です。最近ではHDMIから音声を出力するのが主流になりつつあります。

ただし、HDMIから音声を出力するにはHDMIコンバーターという機器が必要になるため、注意してください。

今回の記事ではスピーカー内蔵のゲーミングモニターについて、選び方やおすすめ商品を紹介してきました。高音質のものやリフレッシュレートや応答速度の高いものもあるので、ぜひ購入の参考にしてください。