腹巻パンツは腹巻と下着やスパッツなどが一体化した形状で、お腹や腰周りを保温するために使う方も多いですよね。腹巻を使っている方も多くいますが、下着や衣類の上に腹巻をするとごわついたり、屈んだときにズレたりと悩むかもしれません。

実は、腹巻パンツならその悩みからも解消され、お出かけ時でもすっきり着こなせます。また、レディースだけではなくメンズ兼用のものなどもあるんですよ。素材もウールなどの暖かい素材の他に夏でも使える薄手で通気性や吸湿性に優れたものもあります。

今回は腹巻パンツの選び方やおすすめ商品のランキンをご紹介します。ランキングは、種類・素材・デザイン・扱いやすさなどを基準に作りました。ユニクロで購入できる商品もあるので、ご購入を迷われている方もぜひ参考にしてください。

腹巻パンツを選ぶ際に特に注目したいポイントについて、選び方のコツやおすすめ例を順にご紹介していきます。

【目次】

• タイプで選ぶ
• ボトムスに合わせるなら「裾の長さ」もチェック
• 素材と機能性で選ぶ
• ほどいい引き締め感なら「伸縮性」をチェック
• お手入れのしやすさで選ぶ
• デザインで選ぶ
• 人気ブランドをチェック
• メンズ用ならレディースと兼用もある「ネット通販サイト」を確認

腹巻パンツには、下着のショーツ・パンツとの一体型とスパッツやレギンスと一体型の大きく分けて2つのタイプがあります。タイプごとの特徴とおすすめ例をご紹介しましょう。

ショーツやパンツとつながった腹巻パンツはショーツの上部（履き口）が長く上に伸び、お腹周りを包む形状をした下着一体型は、腹巻ショーツと呼ばれる場合もあります。下部は通常の下着なので、腹巻と重ねて着けずに済むためかさばらずすっきりと見えます。

腹巻と下着のズレや蒸れの心配がなく、1枚で済むため腰周りのごわつきもないので、夏季の冷房対策用やおしゃれを楽しみたい場合におすすめです。下着一体型を選ぶ際は、念のため下着部分にマチがあるか、1枚履きができるかをチェックしましょう。

腹巻パンツには、スパッツやレギンスと一体になったタイプもあります。昔ながらの毛糸のパンツと呼ばれるタイプも素材やデザインが豊富で、キャラクター付きのかわいいものも人気です。下着の上に着用するので、手持ちのパンツやサニタリーショーツと一緒に使えます。

暖かい素材のウールや化学繊維を使ったタイプも多く、特にデリケートな部位の肌に直接触れないので、敏感肌の方が冬用を探している場合にもおすすめです。

腹巻パンツを選ぶ際は、裾丈の長さも重要なポイントです。ショーツ一体型のほとんどは足部分がありませんが、スパッツ型にはショート丈・膝上の5分丈・ふくらはぎや足首まで来るロング丈などいろいろなタイプがあります。

腹巻パンツの足部分が衣服の裾からはみ出ないように、よく履くボトムスのデザインに合わせて裾丈を選びましょう。

腹巻パンツは素材により機能性や肌触りなどが異なり、季節や好みに合わせて使い分けられます。選び方のコツを素材ごとの特徴と合わせてご紹介しましょう。

【目次】

• 夏季にも使え洗濯しやすいタイプなら「綿（コットン）」がおすすめ
• 肌触りの良さにこだわるなら「シルク」がおすすめ
• 妊活・温活で保温効果を重視するなら「ウール」がおすすめ
• 安くて暖かい素材ならもこもこした「フリースや化学繊維」がおすすめ

綿（コットン）は植物の綿花から作られた天然繊維で、肌に優しくさらっとした感触が特徴で、肌着には特に人気の素材です。通気性・吸湿性に優れているうえ保温性もあるのでオールシーズン使い回せ、頻回の洗濯機洗いにも耐えられるので日常使いに向いています。

薄手タイプが多く、汗ばむ季節の冷房対策用にもぴったりですが、洗濯後に乾きにくくしわになりやすいのがデメリットです。より洗濯に強くしわになりにくい高級コットン・スーピマコットンを使用した商品や化学繊維との混紡素材も人気があります。

シルク（絹）は蚕（かいこ）が作る繭から作られたタンパク質を主成分とする天然繊維で、肌の成分に近いため刺激性が少ないのが特徴で、敏感肌の方にもおすすめです。薄手で保温性があり、吸湿性・保湿性に優れているうえ放湿性も高く、季節を問わず快適に使えます。

冬でも暖かく夏場は汗蒸れもしにくいうえ、薄いのでアウターにも響きません。ただし、洗濯する際には洗濯機を使えない場合があるので表示を確認しましょう。また昔から高級品として知られている通り、高価な場合もあります。

妊活・温活で保温効果を重視するなら、ウール素材がおすすめです。動物の毛から作られるので、暖かさが抜群で吸湿性にも優れています。肌側に綿やシルクなど肌に優しい素材を使ったタイプもあり、暖かさと肌触りの良さをどちらも叶えたい方に人気があります。

真冬の厳しい寒さにも対応できる素材ですが、肌に直接触るとチクチクする場合があるのでショーツの上から着用するスパッツ型がおすすめです。ウール素材の場合、洗濯方法についても要チェックです。

間違うとごわつきや縮みの原因になるので、洗濯表示を確認しましょう。

暖かい素材にこだわりたいけれど価格が安いほうがいい場合は、ポリエステルから作られたフリース素材や化学繊維のアクリルを使ったふわふわもこもこしたタイプもおすすめです。軽量で保温性が高く伸縮性にも優れているので、付け心地の良さからも人気があります。

また、キャラクターや動物などのかわいい柄付きなどデザインも多く、カラーも豊富です。安価なものが多く、店舗でも多く扱っていて買いやすい点からも人気があります。

腹巻もそうですが腹巻パンツは、お腹周りに締め付け感があると長時間着けていられません。店頭で直接選べる場合は、実際に腹部に当ててみたりウエスト部に手を入れてみるなどして、伸縮性や大まかな大きさをチェックしましょう。

試着できる場合は少ないので、サイズ表や口コミなどを参考にして、ウエストサイズに合わせてほどいい引き締め感になりそうか判断する方法がおすすめです。

腹巻パンツをいつも清潔にして心地良く使い続けるには、お手入れがしやすいかも大切な条件です。洗濯の仕方や毛玉のできやすさなどもチェックして選びましょう。

腹巻パンツは肌に直接触れる場合も多いため汗や汚れが付きやすく、洗濯機洗いができるとお手入れがしやすいです。特に頻繁に愛用している場合は、洗濯機で簡単に洗えるといつも清潔に保て、心地良く着用できます。

綿素材や化学繊維製の場合は洗濯機で洗えるものが多く、気軽に使えるのもメリットです。

ウールやアクリル毛糸などを素材にしている場合は、使う頻度にもよりますが、毛玉ができやすいのがデメリットです。頻繁に使っていると、衣類同士の摩擦により毛玉ができやすい状態になります。

毛玉取りが面倒な方は、ピリング（毛玉）防止機能が付いた素材かなどもチェックしましょう。保温性は劣りますが、綿やシルク素材は毛玉ができにくいので、冬用なら編み方が工夫された保温性の高いものを探すのもおすすめです。

腹巻パンツにはデザインが豊富なので、素材や機能と併せて用途や好みに合うものを選びましょう。おすすめ例をご紹介します。

夏季の職場や学校などでは、冷房が効きすぎて人によっては寒く感じる場合もあります。腹巻パンツを冷房対策に選ぶ場合は、制服やスーツなどの下でごわつかないよう、薄手でシンプルなデザインのものがおすすめです。

素材の質感を活かしてツルンとした肌触りが楽しめるレーヨン素材や、シンプルな中にフチだけフリルやレースが付いたおしゃれなデザインも人気があります。カラーは、ブラック・グレー・ベージュなどのベーシックカラーがおすすめです。

ベーシックカラーなら、洋服の下に透けて見えても気になりません。

冬季に使う腹巻パンツには、保温力に優れ、手触りから暖かい素材を選びたくなります。外出用には衣服の下でかさばるのが気になる方も、部屋着やパジャマのときに身に着けるなら、ふわふわモコモコした素材のかわいいデザインもおすすめです。

カラフルでキャラクターや動物・果物などのかわいい柄付きも多く、身に着けていると明るい気分になれるといったメリットもあります。

腹巻パンツはいろいろなメーカーが販売しているので、迷ったときは人気ブランドの商品から選ぶ方法もおすすめです。評判の高いブランドの特徴をご紹介します。

【目次】

• 冬用なら機能性素材が人気の「UNIQLO（ユニクロ）」がおすすめ
• かわいいキャラクター付きデザインなら「しまむら」がおすすめ
• シンプルな下着一体型なら「無印良品」がおすすめ
• おしゃれさと機能性の高さなら「Wacoal（ワコール）」がおすすめ
• 素材にこだわった温活グッズなら「Sowan（ソワン）」がおすすめ

冬用の暖かい素材の腹巻パンツにおすすめなのがユニクロのヒートテック素材の商品で、公式通販サイトがあるので買いやすさも抜群です。独自開発の吸湿して発熱する繊維・ヒートテックで作られた肌着や靴下は、冬季の必需品と言われるほど人気があります。

腹巻パンツにおすすめなのはスパッツ型のショート丈になるウエストウォームショートパンツで、薄手で保温力が高いのが魅力です。スヌーピーの刺繍とボーダーデザインがかわいらしく、ふわふわ感のあるタイプも人気があります。

お買い得価格でキャラクター付きやコラボ商品などを見つけられると評判のしまむらでは、腹巻パンツも豊富に扱われています。スパッツ型は黒色でシンプルなものが多いですが、裾丈の種類も豊富です。

そのほかショート丈のアクリル製ふわモコ素材を使った腹巻パンツも人気で、野球チームとのコラボ柄やミッフィーや犬のシュナウツァー柄など、しまむらならではの珍しくてかわいい柄付きデザインが見つかります。

シンプルなデザインで天然素材を使った製品が人気の無印良品からは、綿素材でショーツ一体型の腹巻パンツが販売されています。コットン100%で季節を問わず使えるので、夏季の冷房対策にもおすすめです。

下着の股上部分が長くなった形状ですが、体にフィットするよう工夫されているので、ズレたりごわついたりせず気軽に快適に着けられます。

女性用下着を中心にインナーから部屋着類まで、おしゃれで機能的な商品が探せるワコールには、腹巻パンツも豊富です。下着メーカーらしい薄手の生地を使ったり裾にレースをあしらったりと、おしゃれなデザインも探せます。

冬用におすすめなアクリル製の暖かい素材のほか、ツルンとしたレーヨン、肌に優しいオーガニックコットンなど、素材の種類も豊富です。

Sowan（ソワン）は、素材にこだわった温活グッズを多数展開しているブランドです。ソワンの腹巻パンツは、オーガニックコットンを使用してもっちりとした着心地を楽しめます。シンプルでおしゃれなカラーバリエーションで、幅広い年代におすすめです。

メンズ用の腹巻パンツはレディース商品より取扱数が少なく、店舗ではなかなか探せない場合もあります。その場合はネット通販サイトをチェックしましょう。有名ブランドから店舗では扱われないメーカーの商品まで探せ、メンズ用も見つかります。

家に届くので、店舗で直接買うのは恥ずかしい場合にも便利です。また、レディース用として販売されていてもフリーサイズで男女兼用の商品もあり、デザインもシンプルなので男性にもおすすめです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

腹巻と腹巻パンツはどちらも人気で、どっちがいいか迷う方もいます。腹巻にはショーツやパンツなどの下着の機能はないので、必ず下着類を付けた上で腹部をカバーするアイテムです。腹巻パンツの中ではスパッツ型に近い使い方ができます。

しかし腹巻は筒状で足を入れる部分がないので、身に着ける位置が自由に決められる点は便利です。腹部の上の方や腰周りだけに巻いて温めたいといった使い方もできます。逆に固定力に劣り、ズレにくさやごわつきが出やすいのはデメリットです。

どちらにもメリットとデメリットがあるので、使いやすい方を選んでみてください。以下の記事では、腹巻の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

マタニティ用の妊婦帯・マタニティショーツやダイエット用のウエストニッパー・補正下着は、腹巻パンツと形状はよく似ていても、それぞれの用途に特化した機能があるので違いを知っておきましょう。

マタニティ用は妊娠中のお腹・腰周りを保温しながら優しく保護し、お腹の重みを支える機能が付いたタイプもあります。ダイエット用や補正下着は、体のラインを細く見せたり着用により発汗作用などの効果が期待できるタイプもあります。

美容に関心のある方からも人気です。以下の記事では、マタニティ用・ダイエット用の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

腹巻パンツを手編みしてみたい場合、編み図は手芸店で探せますが、詳しい編み方は動画も検索してみましょう。棒針・かぎ針でゴム編みを活用して、伸縮性も抜群なお手製腹巻パンツの編み方が紹介されています。

お好みの毛糸などを選んで、ゆっくり編んでみるのもステキです。赤ちゃんとおそろいの腹巻パンツを手作りするのもおすすめです。

快適な着心地の腹巻パンツがあると、温活や冷房対策に活用できます。今回はお腹周りを冷えから守るのに便利な腹巻パンツの選び方やおすすめの人気商品をご紹介しました。ぜひ参考にして、季節やお好みに合う素材やデザインを見つけてください。