結婚式のお祝いとして、新郎新婦や両家へ送られる「電報」。昔は電報と言えばNTTが有名でしたが、今はさまざまな種類の電報をいろいろなサイトで注文できます。披露宴に出席できない場合に送るものですが、新郎新婦にとって特別な思い出になるでしょう。

しかし、数ある電報サービスの中からどこを利用すべきか迷う方もいるでしょう。サービスによって扱う結婚式電報の種類や価格が違います。そのため、新郎新婦が喜ぶセンスのいい電報はあるのか・予算内に収まるかなど、サービスの特徴を事前に調べる必要があります。

まずは結婚式電報の送るタイミングや送り方について紹介します。祝電を手配する前に確認しましょう。

基本的には結婚式や披露宴の前日までに電報が届くようにしましょう。当日は新郎新婦や式場スタッフが結婚式準備で忙しいため、時間までに確認できない可能性があります。結婚式でどの祝電を紹介するかは新郎新婦が決めるので、余裕を持って送るのがおすすめです。

ただし、早く送っても式場が受け付けていない場合があります。また、前日に届くよう手配しても休館日だと、電報を受け取れないかもしれません。そのため、電報を送る前に会場へ「いつからいつまで受け付けているか」確認してください。

もし、前日までに間に合わない時は、結婚式や披露宴の始まる2～3時間前に到着するよう手配しましょう。

結婚式電報は電話やインターネットから注文できます。電話を利用する場合は「送り先・日時・電報の種類や内容」を伝えれば注文完了です。インターネットを使用する際は以下の手順で注文しましょう。

1. 送りたい電報を選択
2. お届け先や日時、送り主の情報を入力
3. メッセージを入力
4. 支払い方法を選択

電報サービスによって順番が前後しますが、基本的に送り方は同じです。また、インターネットなら24時間注文を受け付けているため、いつでも送れます。文例も豊富なので、メッセージを入力する時は参考にしてください。

ここでは結婚式電報の選び方を紹介します。どこの電報サービスに依頼しようか迷っている方は参考にしてください。

昔は台紙で送るのが一般的でしたが、現在はさまざまな種類の電報があります。ここでは、結婚式に人気の電報を4つ紹介するのでご覧ください。

色々な種類の電報がある中で、お祝いの定番といえば「フラワー電報」です。華やかな印象を与えるだけでなく、結婚式後はインテリアとして使えます。最近は生花以外に、プリザードフラワーやハーバリウム、ソープフラワーの電報も人気です。

例えば、新郎新婦が共働きで忙しい場合、プリザードフラワー電報なら手入れがいらないため、喜ばれます。他にも、生花なら季節の花を取り入れたり、ボックスに入れたりしてアレンジできます。新郎新婦の好みやイメージに合わせて選びましょう。

おしゃれで印象に残る電報なら「バルーン電報」がおすすめです。お祝いのメッセージと合わせてインパクトも与えられます。風船の中に紙吹雪やラメが入った「コンフェッティバルーン」や透明の風船の中に違う色の風船を入れた「インサイダーバルーン」が人気です。

カラーバリエーションも豊富なので、式場や新郎新婦の雰囲気に合わせて選びましょう。ただしヘリウムガスを使うため、飛行機で運送が必要な海外や沖縄には届けられない可能性があります。式場によっては受け取ってもらえない場合があるため事前に確認してください。

キャラクター好きな新郎新婦なら「ぬいぐるみ電報」が喜ばれます。式場の装飾に使えたり、思い出の品として残しておけたりできるのでおすすめです。ディズニーやサンリオといった有名なキャラクターからアニメやご当地など、ぬいぐるみの種類も豊富です。

そのため、事前に新郎新婦の好きなキャラクターを確認してから選びましょう。ただし、ぬいぐるみは荷物にもなるため、自宅まで持ち運びが大変ではないか・自宅に置くスペースがあるかなども考慮して選ぶ必要があります。

一味違った電報なら「スイーツ電報」がおすすめです。可愛い見た目は女性に人気が高く、式場の受付にも飾れておすすめです。チロルチョコの包装紙に文字が印刷されている「チョコレート電報」やラムネ、飴などを花束にした「キャンディーブーケ」が人気です。

ただし、甘い物が苦手な方もいるので事前に好みを確認する必要があります。また「チョコレート電報」を送る場合、夏だと溶ける可能性もあるため季節も考慮しましょう。

男性向けならビジネスシーンでも活躍する「ボールペンや革アイテムギフト電報」がおすすめです。名前や日付入りの名刺入れ、IDケースや高級感が漂う万年筆など男性が貰っても困らないギフトも豊富に取り扱っています。

ただし名前や日付入りのギフトは、即日発送できない場合もあります。余裕を持って注文しておきましょう。

電報サービスを選ぶ際は価格も確認しましょう。使用する台紙や文字数、電報の種類によって価格は変わります。例えば、台紙に40字前後のメッセージなら、送料も含めて約1,500円、メッセージにぬいぐるみや花など付ける場合は約3,000～10,000円かかります。

ただし、急ぎ便を利用する際は追加料金がかかるので、余裕を持って手配しましょう。また、相手との関係によっても価格相場は違います。仕事関係の人なら約3,000円、友人だと約5,000～10,000円が相場といわれています。

親しい間柄ではなく、おつきあいで電報を贈る場合は、なるべく料金の安い会社の方が助かるはずです。関係性も考慮して選びましょう。

お届け日数の確認も大切です。ほとんどのサービスは早めに電報の手配ができて、配達日の指定が可能です。ただ、忙しくて電報の手配を忘れた・やむを得ない事情で急遽結婚式を欠席する場合があるかもしれません。

電報サービスの中には翌日・当日配達できるところもあります。電報の種類は限られますが、急いで送りたい方にはおすすめです。

利用者の評価や口コミも忘れずチェックしましょう。「指定日にきちんと配達されたか」「商品の状態はどうか」など、実際に利用しないと分からない情報を確認することができます。

また新郎新婦の反応が記載されている場合もあるため、電報選びの参考になります。良い悪い関係なくいろいろな口コミを読み、どこの電報サービスを利用するか決めるのがおすすめです。

バルーンやお花などにもこだわったら、センスがいいメッセージを送りたい方もいるでしょう。ここからは、BELLE VIEに掲載されている結婚式に使える祝電メッセージを紹介します。下記以外の例文はBELLE VIE公式サイトをご覧ください。

電報を送る際に気を付ける点がいくつかあります。ここでは結婚式の電報を送る時のマナーを紹介するので、参考にしてください。

電報の送り先は会場、宛名は新郎新婦の名前を書きましょう。新郎新婦共に付き合いがあれば2人の名前を、どちらか一方しか関わりがないときは新郎または新婦の名前だけでもかまいません。ただし、新婦の名前は「旧姓」で記載するのが一般的です。

また、新郎新婦とあまり面識がないときは、宛名を新郎新婦の両親にする方が自然な場合もあります。ほかにも、ウエディング専用ではない会場へ祝電を送る際は、新郎新婦の名前に加えて「会場名」と「結婚式日時」を書くのがおすすめです。

差出人はフルネームで記載しましょう。会社から送る場合は「会社名」と「役職名」を忘れず書いてください。また、「〇〇一同」とまとめず個人名を書く際は、目上の人から順番に記載し、結婚式で読み上げられる場合も考慮して3名程に留めておきましょう。

メッセージ内容にも気を付ける必要があります。例えば、「終わる・離れる・別れる」といった忌み言葉は、不幸や離婚などネガティブな印象を与えます。また、「ますます・たびたび」など重ね言葉は再婚をイメージさせるため、使わないようにしましょう。

ほかにも、まとまった文章を書く際、句読点は使用せず、スペースを開けて表現してください。「、」や「。」が区切り・終わりを連想させるからです。メッセージが書けたら、送る前にNGワードを使っていないか必ず確認しましょう。

結婚式の電報は以下のような場合の際に送るのがおすすめです。

• 何らかの理由で披露宴に出席できない
• 披露宴に招待されていないがお祝いの言葉を述べたい
• 同僚や会社の人間が結婚式をする
• 仕事上で付き合いのある方が結婚する

もちろん電報は、楽天やAmazon、Yahoo!ショッピングといった通販サイトでも注文できます。急いで注文したいときにもおすすめです。

結婚式の電報は、結婚式場か自宅に送られるのが一般的です。自宅に送る場合は式の前日までに、結婚式場へ送る場合は開宴の前までに届くように注文しましょう。披露宴が午前中または時間が不明の場合は、結婚式の前日に式場へ届くように手配した方が良いでしょう。

ここまで結婚式におすすめの電報を紹介してきました。利用するサービスによって特徴が違うため、電報の種類や料金など調べてから選ぶ必要があります。また、失礼のないようマナーを守ってお祝いのメッセージを書くのも大切です。本記事を参考に、新郎新婦が喜ぶような結婚式電報を選びましょう。