スマートフォンやデジカメで気軽に写真を撮れるようになった一方、データフォルダに眠っている写真がたくさんありませんか？普段の写真はもちろん、七五三・結婚式など特別な記念日の写真はぜひアルバムにして残したいですよね。

最近ではオンラインでのフォトアルバム作成サービスが充実しており、さまざまな会社がアルバム作成を行っています。サービス内容やクオリティは会社によって多種多様です。ぜひ撮り溜めた素敵な写真をアルバムにして記念に残しませんか？

今回はアルバム作成サービスの選び方について解説、合わせて「アルバム作成は高いんじゃないの？」「作成は面倒くさい？」などの疑問にもお答えします。アルバムはご家族や友人へのプレゼントにもおすすめです。

アルバム作成をする前に、どんなアルバムが欲しいかをイメージしてください。たくさんの会社からひとつの会社を選ぶ際の手助けになります。どんなアルバムが作れるのか、イメージするべき点を解説します。

【目次】

• できあがりのイメージ
• 表紙のタイプ
• 写真の枚数
• 画質のレベル
• 写真のサイズ

製本にはいくつか綴じ方があります。合紙製本・無線綴じ・糸綴じ・PUR製本による無線綴じの4種が主な綴じ方で、他にもリング綴じやフラット製本などが取り扱われています。綴じ方は仕上がりの印象を左右する重要なポイントです。以下がそれぞれの特徴です。

• 合紙製本

写真屋さんで依頼したときの本格的なアルバムなどで採用されている製本方法で高級感が出る。フラットに開けるため大画面レイアウトが可能、紙に厚みがあるため高級感がある。

• 無線綴じ

フォトアルバムでもっともメジャーな方式。中央が開きにくいため、2ページを使ったレイアウトができない。

• PUR製本方式・糸綴じ

無線綴じより開きやすく、糸綴じは耐久性に優れる。

• リング式

糊付けせずに穴を開けた部分にリングを通すやり方で、360度開ける。

ハードカバーとソフトカバーに分けられます。表紙はアルバムの出来栄えに大きくかかわってくるので、特別な日などのしっかりとしたアルバムを作りたい場合はハードカバーがおすすめです。手頃なアルバムを希望する方はソフトカバーを選んでください。

しっかりとした重厚感のあるアルバムを作るならハードカバーですが、値段が張るのがデメリットです。ソフトカバーの場合は、コンパクトで軽く収納の場所をとりません。しかし折れやすかったり、ハードカバーに比べ劣化しやすいと言えます。

フォトアルバムを作るにあたり、どれくらいの写真を入れたいかを考えてみてください。フォトアルバム作成会社によって、収容できる写真の最大枚数は異なります。厳選した写真だけを載せたいのか、少しでもたくさんの写真を載せたいのかを明確にしましょう。

1ページに数枚の写真を載せるのかでも掲載枚数は大きく変わります。アルバムによって数枚程度のものから数千枚掲載できるものもあります。選びきれないときは1ページにたくさんの写真をレイアウトしてしまうのもいいですね。

画質は印刷の方法によって変わってきます。印刷方法は大きく分ると「写真仕上げ」と「印刷仕上げ」の2つです。写真仕上げはその名の通り、昔からの写真を印刷をするときの方式で、銀塩プリントと呼ばれます。

銀塩プリントは、非常に高画質で耐久性が高く水にも強いのが特徴です。長く残す大切なアルバムにはぜひこの銀塩プリントの方式を選んでください。インクジェットのプリント方式の場合は、何色刷りかによって、仕上がりの画質が異なってきます。

覚えておきたいポイントは、同じ印刷方法でも使う紙の種類やトナーの種類などの組み合わせにより、光沢や発色などは異なる点です。それにより画質も影響を受けるのでその点は留意しておいてください。

写真アルバムのサイズはA6〜A3サイズまで豊富にあります。サイズと特徴は以下のとおりです。

縦型のアルバムは全身写真の収まりがよく、着物など特別な衣装の写真はぜひ縦型のアルバムを選んでください。小さいサイズやスクエアタイプのアルバムは、1ページに複数の写真を掲載すると見づらくなる可能性があるので確認してください。

作りたいアルバムの基本構想のイメージが固まったら、次はアルバム作成会社選びです。実はたくさんのアルバム作成会社があるので、選び方のポイントを解説していきます。

【目次】

• 「パソコンかスマホアプリ」かをチェック
• コスパ重視なら無料など安い「値段」をチェック
• おしゃれ・高画質な「ツヤ・光沢のタイプ」を確認
• 結婚式などの記念日に合わせるなら「お届け日数」を確認

アルバムの作成方法は、主にスマホアプリかパソコンです。スマホは決まったレイアウトにどの写真を当てはめるかを決めるだけで、手早くかんたんに作れます。スマホに入っている写真をパソコンに転送する必要もないでの手軽です。

パソコンで作成する場合は、比較的自由にレイアウトを決められるものが多く、凝ったアルバムを作成できます。小さい画面で操作したくない方や、スマホだけでなくデジカメで撮った写真も載せたい方にはパソコンの方が使いやすいです。

また編集ツールが使いやすいかも重要なポイントです。使いづらいものだと完成する前に挫折してしまうケースもあるので、使いやすさを謳っている会社を選ぶか、口コミを参考にしてみてください。

フォトアルバムの価格は幅広く、激安フォトアルバムであれば安い無料～数百円台から作成できるものもあれば、本格的なもので数千円程度のものもあります。値段とクオリティは比例する場合が多いので、どれくらいこだわりたいかによって予算を決めてください。

表紙・画質・写真の枚数などによって変わってきます。クオリティにこだわらなければ安く作成できます。特別な1冊なのか、お子様の成長記録などで今後も毎月作成するようなものなのかで、求める質が変わります。目的と予算に合わせてください。

フォトアルバムには光沢やツヤの種類がいくつかあります。光沢タイプ、半光沢タイプ、無光沢タイプなどに分けられます。ツヤに関してはお好みで選ぶか、どのような写真がメインかで選んでください。悩んだ場合は、おしゃれな半光沢タイプがおすすめです。

光沢が強いものは、人物ポートレートや太陽光を生かした写真に迫力を与えます。ただし指紋がつきやすい点は覚えておくといいですね。光沢が弱いものは、長時間眺めていても疲れにくく、落ち着いた印象を与えます。高画質な写真を残しましょう。

お届日数は結婚式などの記念日に合わせましょう。平均的な納期は1週間程度です。会社によっては即日納品の会社や、2〜3週間程度かかる会社もあります。ただし確認して頂きたいのが、あくまで納品の目安日数なので、ここから更に配送日数がかかります。

また配送方法がメール便か宅配便かなどによっても所要日数が変わってくるので、手元に欲しい日が決まっている場合は、日数に余裕を持って発注するようにしてください。納期は1週間でも配達の日数を加味すると10日前後はかかると予想されます。

自宅にプリンターがある方は、アルバムの台紙や写真用の印刷紙を準備すれば手作りでアルバムを作成できます。シールや手書きの絵などでデコレーションすれば、手作り感のある可愛らしいアルバムに仕上げられます。

とはいえ、専用の製品を準備したり、飾り付けをしたりと、手作りアルバムは非常に手間と時間がかかります。忙しい方はアルバム作成会社に外注してしまうのがラクかもしれません。

アルバム作成は一見面倒そうに見えますが、フォトアルバム作成サービスを利用すれば想像以上にかんたんにアルバムを作れます。写真をスマホやパソコンに溜め込んでおくのではなく、節目にはぜひアルバム作成をしてみてください。