おせちの予約は早くて9月から、ほとんどのお店は徐々に世の中がお正月を意識しだす11月ごろから予約をスタートする傾向です。

お得感のある人気のおせちは予約開始直後〜12月上旬までに完売になるものもあります。とくに数量限定のおせち・人気料理店の高級おせちはその傾向です。

よって、11月〜12月上旬におせち探しに動き出しても、人気どころのおせちは買えない可能性が高いと覚えておきましょう。

美味しいおせちを見つけるには、「予算範囲内か・口コミがいいか・有名店調理 or 監修か・欲しい人数分か」をチェックするのがおすすめです。

この4つを網羅すれば、有名店が携わっていて口コミがいい予算範囲内のおせちが、欲しい人数分確保でき、満足感が高まるでしょう。

2024年12月下旬現在、人気店・有名店のおせちはほとんど完売していると思っていいでしょう。

なだ万・ホテルオークラなど毎年注目が集まるおせちを編集部でチェックしたところ、ほぼすべて完売していました。

ただ、まだお取り寄せができるおせちも存在はしています。知る人ぞ知る老舗や料亭のおせちがあるので、ぜひ以下のおすすめをチェックしみましょう。

ここでは、美味しいおせちを選ぶ際にチェックすべきポイントの詳細を解説します。

おせちを選ぶ際は、価格が想定の予算内かどうかをチェックしましょう。なお、匠本舗が公表している家族人数別おせち料理の相場は以下の通りでした。

• 2〜3人分：8千〜1.6万円
• 4〜5人分：1.3〜2万円
• 5〜6人分：3〜4万円

この価格を基準とすれば、選びたいおせちが標準的な価格なのか、やや高級なのかなど想定できますよ。

美味しいおせちを選ぶのに役立つのは口コミです。前年のおせちの感想を見ることで、期待値を測ることができます。

たとえばECサイトで販売しているおせちで、評価の星の数が多く、「美味しかった」「リピートしている」などの口コミが多い場合、満足度が高い可能性があります。

販売サイト内のレビューはもちろん、SNS・ブログでも感想をあげている方が多いです。「お店の名前＋おせち」などで検索して、チェックしてみましょう。

近年、全国的に名が知られている料亭・ホテルが製造または監修する豪華なおせちが販売されるようになり、贅沢な気分が味わえると人気を集めています。

ただ気をつけて欲しいのが、「有名店の調理人が実際に調理している」ケースと「有名店は監修のみ、調理は委託先の工場が行う」ケースがある点です。

「有名店の料理人が作ったものが食べれる」と思って監修のみのおせちを購入すると、もしかしたら違和感を感じるかもしれません。

とはいえ、有名店の監修のおせちの方が具材・調味料・処理方法などにこだわっているため、美味しいと評判のおせちが多くありますよ。

なだ万は1830年創業の老舗料亭で、百貨店で美味しいお弁当やお惣菜を販売していることでも有名なお店です。

毎年豪華なおせちを販売していて、公式オンラインストアで購入できます。1万円台のお手頃なものから、20万円以上の高級おせちもあります。

公式サイトの商品紹介には「日本料理なだ万が吟味し、心を込めて作り上げた」とあるので、なだ万の調理人が製造に携わっている可能性が高いです。

ホテルオークラは日本全国で知名度があり、世界の一流ホテルにも並ぶ格式の高いホテルです。

おせちの販売を行っており、ホテルに直接電話受付で購入のほか・紀ノ国屋・イトーヨーカドー・高島屋などのデパートやECサイトでも購入可能です。

監修と記載があるECサイトが複数あるため、ホテルオークラの調理人が作ったおせちではなさそうですが、「贅沢」「美味しい」と評判なので気になる方はチェックしてみましょう。

和食の料亭として有名な吉兆。店舗は大阪・京都・東京に全13店舗展開しています。

おせちは大阪・京都・東京それぞれでおせちを販売したり、有名ホテルとコラボしたおせちを販売したりしています。

基本監修おせちなので、製造は吉兆の調理人ではありません。ただ、素材を厳選するなど吉兆ならではのこだわりは出ているので、十分楽しめるおせちにはなっていますよ。

高島屋は言わずと知れた有名百貨店ですが、ここまでご紹介した有名店のおせちのほとんどが購入できます。公式オンラインストアを見れば、たくさんのおせちの中から好きなものを探せます。

人気な料理店の括りではありませんが、おせちを探す上では知っておくべき販売元なので、ぜひ頭の中に入れておきましょう。

おせちセットは食べる人数や大人・子供の割合によって必要になる量が変わります。

おせちの量は商品の説明書きに「〇人用」と書かれているので、これを目安に選んでみましょう。もし商品に説明がない場合は、下記を参考に選ぶのがおすすめです。

• 2～3人用：二段重 (約19～19.5cm四方)
• 3～4人用：三段重 (約19～19.5cm四方)
• 5～6人用：三段重（約23～25cm四方）
• 7～8人用：六段重（約19～19.5cm四方）

ここでは、先述した選び方で候補を絞りきれなかった方向けに、チェックすべきより細かい項目をご紹介します。

迷った際は、おせちの具材がどこ産なのか、調味料・添加物はどういうものが入っているのかを確認するのがおすすめです。

おせちの中には、特定の地産の具材のみ使用、合成着色料や保存料不使用など、使うものにこだわり抜いた商品もあります。

健康志向で原料が気になる方は、ぜひチェックしてみましょう。

お取り寄せのおせちセットには、冷凍で届くものと冷蔵で届くものの2種類があります。

冷蔵の生おせちは、お取り寄せをして到着してから数日以内に食べるために作られています。到着後3～4日以内に食べきる予定であれば、解凍の手間がない生おせちがおすすめです。

一方で「家族・親族が集合する日に食べたい」などの理由から、お正月から3日ほどを過ぎて食べる場合は、冷凍のおせちが便利です。解凍時間は冷蔵庫で24時間程度です。

おせちは別途で送料がかかって、総額が高くなる場合があります。

冷凍おせちは冷凍配送料がかかるケースがあります。離島にお住いの方は、遠方料金が追加される可能性が出てきます。自分の在住する地域までの配送料金を必ず確認してください。

おせち料理の起源は弥生時代から続いた神様へのお供えの風習で、平安時代から宮中行事となりました。その後一般的になったのは江戸時代で、お正月の料理として食べる習慣となったとされています。

おせち料理は、もともとは根菜の煮物などが中心でとても質素な料理でしたが、時代を経て豪華な料理や食材も入った形に変化しています。

おせちは大人用だけではなく、子供用に作られたものも人気です。お重箱にディズニー・ミニオンなど子供に人気のキャラクターがデザインされたおせちが販売されています。

お子さんも食べやすいおせちで構成されていたり、中身の料理にもキャラクターを取り入れたりと、お子さんも喜ぶ内容になっていますよ。

おせちセットをお取り寄せすると付いてくるお重。捨ててしまうのはもったいないので、何か他の使い道が知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

お重を活用するアイディアには次のようなものがあります。

1. ピクニックや花見・花火などのイベントでお弁当入れとして使う
   
2. お客様を招いての誕生日会やお祝い事・ホームパーティーで使う
   
3. 自宅でちょっとした懐石料理屋の雰囲気を味う

いずれの方法も特別感を出すためのアイテムとして大活躍します。ぜひ参考に活用してみてくださいね。