夏になってくると子どもが捕まえてくるケースの多いザリガニを、ペットとして飼育している方も多くいます。しかし、ザリガニが何を食べるかわからず栄養素を補えない金魚の餌や煮干し、パンだけを与えてしまっている方が多いです。

もちろん金魚の餌をあげてはいけないわけではありません。しかし、アメリカザリガニなどにぴったりの食べ物がたくさん販売されています。キャベツやにんじんなどの野菜をはじめ、かつおぶしなど家にあるものなどさまざまです。

そこで今回はザリガニの餌の選び方やおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングは、素材・内容量・形状を基準に作成しました。ザリガニ餌の代用食品も紹介するので、購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

ザリガニは、主に魚介類や水生植物、または死んだ動物の死骸などを食べます。雑食性でさまざまなものを摂取します。たとえば水生昆虫や小魚、貝類、甲殻類、水草などが主な食物源です。

ザリガニの選び方を種類や栄養バランスなどを中心に紹介していきます。また、家庭にあるものなどでもザリガニの餌になるので、ぜひチェックしてみてください。

基本的なザリガニの餌の種類には人工飼料・生餌・水草などがあります。以下で詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

ザリガニの主食は栄養バランスが優れている商品が多い人工飼料がおすすめです。身近に販売されている金魚用の餌などでもザリガニの餌として与えられます。しかし、やはりザリガニ用の餌である人工飼料が適しています。

ザリガニ用の餌にはカルシウムが多く含まれているのが特徴です。ザリガニの好きなものをあまり与えすぎないようにするためにも、人工飼料を頻繁に与えていきましょう。

生餌はアメリカザリガニの好物として有名です。赤虫やイトメなどがあります。本来、自然の中で育つザリガニは生の食感があるものを好むのが特徴です。このほかにも、魚やレバーなども生餌としてラインナップされます。

ザリガニが優れた調子ではないときや食欲がないときに与えていくと、好物なので積極的に食べてくれる場合もあります。赤虫などを購入する際には冷凍されたものを選ぶと自宅での管理が簡単です。

水草もザリガニの餌として重要です。水草は入れておくだけで水質を維持できるアイテムとして多くの水槽に採用されています。しかし、水草は水槽に入れておくアイテムだけでなく、餌としても優秀です。

また、急用で餌を与えられない場合などの非常食としても使用できます。旅行などで家から出なければならず、飼育ができない期間ができた際は、水槽に水草を入れておくのがおすすめです。

ザリガニを飼育していくなかで栄養バランスは欠かせません。好きなものばかり与えるのはよくないので、食のバランスを整えていきましょう。

雑食であるザリガニは、さまざまなものを食べられるのが特徴です。そのため、魚の切り身や煮干しなどの動物性のものや、キャベツやにんじんなどの植物性のものでもザリガニは餌として食べられます。

しかし、何でも食べられるので栄養バランスが偏りがちになります。そのため、動物性や植物性がバランスよく含まれている餌がおすすめです。偏りのない食事を心がけていきましょう。

ザリガニの体内にカルシウムが不足すると、上手に脱皮ができない場合があり、最悪の場合死んでしまうケースも少なくありません。脱皮された殻と一緒にカルシウムが失われてしまうのが原因です。

小さいザリガニほどカルシウム不足が原因で死んでしまうケースが多くあります。餌を与える際には、カルシウムが多く含まれたものを選びましょう。

善玉菌が配合された餌はザリガニの健康維持につながるのはもちろん、飼育水の水質低下を軽減できるのでおすすめです。水を汚いままにしてしまうとニオイも気になり、ザリガニ自体が病気にかかってしまう恐れもあります。

定期的に水槽の水を取り替え、善玉菌が配合された餌を与えて水質維持をしましょう。

子どものザリガニは行動の範囲が狭いので、近くにある水草など植物性のものを食べて成長します。そのため、子どものザリガニには植物性を含んだ餌がおすすめです。顆粒状と呼ばれる細かく加工された餌や、植物性を多く含んだ最強の餌はさらに適しています。

ザリガニがある程度成長していけば雑食性になります。成長に合わせて徐々に動物性の餌を与えていくのがおすすめです。

ザリガニは食べるエサによって体の色が左右されます。アスタキサンチンやベータカロチンなど、赤色の色素を含むエサを食べていれば赤みが強くなり、サンマ・イワシ・サバなど赤系の色素を含まないエサを食べていれば青色や白色になります。

ザリガニの色揚げをしたい方はエサの色をチェックしておきましょう。

ザリガニは雑食性なので、家にあるものを餌として与えられます。具体的な食材を明記して解説していきますので、自宅にあるかチェックしてみてください。

ザリガニの餌としてキャベツやにんじんがあります。特に子どものザリガニにおすすめです。ほうれん草・小松菜などほかの野菜では茹でてから与えますが、キャベツであれば茹でずにそのままま与えても問題ありません。

キャベツやにんじんなどを使用する際に、捨ててしまうような余った部分をザリガニの餌として与えるとフードロスを減らせます。

手間を省きたいのであれば、しらすやかつおぶしがおすすめです。しらすやかつおぶしは、野菜などとは違い食べやすいようにカットする必要もほとんどありません。しかし、しらすは長期間の保存ができないので、賞味期限を確認して購入しましょう。

動物性のタンパク質を摂取させたいならチーズがおすすめです。浮遊しにくく、食べ残りが広がりにくいメリットがあります。腹持ちも良いので、長時間家をあける日などにもぴったりです。ザリガニが食べやすい大きさにカットして与えましょう。

赤虫も扱っているキョーリンや価格の安さが売りのイトスイなど、有名なメーカーから出ているザリガニの餌はたくさんあります。コスパ重視の方であれば、100円ショップで有名なダイソーでも購入が可能です。

イトスイやダイソーなどの100円ショップは、価格の安さだけでなく栄養分もしっかりと含まれているのでおすすめです。

ザリガニはちぎってから食べるのが特徴なので、食べ物のカスが水中で散らばるケースが多いです。食べ物のカスを放置していると水がどんどん汚れていき、ザリガニの体調が悪くなる場合もあります。

スティックタイプの餌はザリガニが食べやすく、水を汚す心配もほとんどありません。餌を購入する際には形状にもチェックしてみてください。

製造年月日から長期間経ったものを与えてしまうとザリガニの体調を崩してしまう場合があります。購入後は早めに使い切りましょう。しかし、ザリガニの餌の中には賞味期限が明記されていない商品も多いです。

購入する前は製造年月日や賞味期限がきちんと書かれているのかを確認しましょう。

ザリガニが餌を食べるときには、自ら持っている小さなハサミを使って口へと運んでいきます。餌を食べている際に、沈殿性のないものは水の中で餌の食べかすが広がる場合が多いです。食べかすが広がると水質の低下にもつながります。

沈殿性がある餌は水の中で餌の食べのこしが広がる心配が少なく、長期間水質を保てます。

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ここからはザリガニに餌をあげる際に気をつける点や、餌に気づかないときの対処法をご紹介します。

どうしても家を空けなくてはならず、長時間餌を与えられないケースも少なくありません。水草さえ入れておけば2・3日の外泊なら耐えられる場合もありますが、成長具合や大きさによって個体差があります。

また、数匹を同じ水槽で飼っている場合は共食いの危険性が上がります。外泊の予定がある場合は、水槽をわけたり仕切りを付けたりするなどの対策を必ず取りましょう。

ザリガニは雑食なので、基本的にどんな餌を与えても食べます。しかし、食べるからといって何を上げても良いわけではありません。人間用のチョコレートやクッキーなどのお菓子はあげない方が良いです。

糖分や脂質が多く体に良くないのはもちろん、食べカスや食べきれず溶けたお菓子が水中に残り、水質を下げる原因にもなります。家にあるものでも、与えて良いものなのかをしっかり確認してから与えましょう。

ザリガニに与える餌の頻度も重要です。1日1回を目安に、食べ残しが出ない量を与えましょう。頻繁に入れすぎてしまうとザリガニが食べきれず水中にカスが広がります。水質を下げる原因になるので、食べ残しがある場合は網などですくい新しい餌に取り替えてください。

ザリガニは口が小さいため、餌を少しずつなめるように食べています。そのため、食べる速度が遅く、量には個体差があるので様子を見ながら少しずつ与えましょう。

ザリガニに餌を与えても気づかずに食べない場合も多くあります。気づかないときは割り箸などで餌をザリガニの口元やはさみまで持っていき、認識させましょう。また、においが強い餌を選ぶと興味を持つ場合もあります。

自分で捕まえたザリガニやショップから購入直後のザリガニは、生餌しか食べない場合や、警戒して餌を食べてくれないこともあります。ザリガニは1週間程度なら食べなくても平気なので、餌を食べないときは原因究明を優先しましょう。

ザリガニが餌を食べない理由は、飼育環境の変化・水温の急激な変化・寿命・採取時のダメージが回復ができていない・餌に飽きてしまった・底砂の汚れなどがあります。これらの原因を改善しても食べない場合は、与え方の工夫や好みの餌を探してみましょう。

ザリガニの成長段階に合わせて餌を変えていくのもおすすめです。餌を変えていくとよりザリガニが大きく成長するケースや脱皮がしやすくなる、色が濃くなっていくなどが起こります。

飼った当初からザリガニの姿が変化することによって、飼い主のモチベーションの維持ややりがいに繋がります。また、今飼っているザリガニがどのような餌を好むのかを調べるのも餌を選ぶ楽しみになるのでおすすめです。

ザリガニが長生きができるように環境づくりもチェックしましょう。ザリガニにストレスを与えないように隠れ家のようなものを作ってあげるのも良いです。ザリガニが好む流木や砂利はダイソーなどの100円ショップでも気軽に購入できます。

おしゃれなオーナメントを入れるだけでもザリガニの寝床になり、水槽も華やかになるのでおすすめです。ザリガニをより良い状態にさせるためにも、餌以外の情報を得て実践してみてください。以下のリンクでは、水槽の人気おすすめランキングをご紹介しています。

ザリガニを釣りたいときに使う餌と、飼育をするための餌はやや異なります。飼育する際の餌はさまざまなものがあり、種類が多いのが特徴です。対してザリガニを釣りたいときの餌は主にちくわなどの魚介系やさきいかやスルメなど匂いが強いのものを使用します。

ちくわやスルメは針に刺しやすく、取れにくいので人気です。ほかにもパン・酢イカ・にぼし・魚の切り身などでも代用できます。野菜やお肉などでも釣れるので、ぜひチャレンジしてみてください。

今回はザリガニの餌の選び方や人気おすすめ商品をランキング形式でご紹介しました。チーズやかつおぶしなど家にあるものも活用できます。頻度や水質維持を守り、ザリガニの状況によって与える餌を変えていくのが長生きの秘訣なので、ぜひ試してみてください。