ミシンは使用したいけれど「押し入れから出すのが面倒」「初心者のままで使い方がわからない」方も多いです。スボンの裾や座布団の端、スカートのほつれなど少しのソーイングで済むようなときは、ハンディミシンがおすすめです。

乾電池を入れてスイッチを押せば自動的に横に流れて縫える電動式や、ホッチキスのようにボタンを押して縫う手動式、一般のミシンのように下糸ありのタイプなどあまり知られていない魅力もいっぱいあります。

そんなハンディミシンを故障のために買い替える方や、初めて購入を検討している方に向けて、ランキング形式で分かりやすく縫いやすさ・軽さ・コスパの良さ・の3つの基準に照らしてランキング形式で紹介していきますので、ぜひとも参考にしてみてください。

ハンディミシンを選ぶにはいろいろな基準がありますが、ここでは大きく機能・用途・説明書付き・価格帯に分けてわかりやすいように説明していきます。

ハンディミシンの機能で大きく分けると、電動式・手動式・充電式に分けられます。ここから詳しく見ていきましょう。

電動式ハンディミシンは横の長さが、20cmほどのサイズで手軽に裁縫できるのが特徴。電源は3つのタイプがあり、乾電池が一般的でもっとも多いです。そのほか、持ち運びに便利な充電式、別売りのACアダプタを取り付けてコンセントから給電するタイプもあります。

糸通しから縫うまでのセッティングが簡単なのも特長です。価格は平均して2000円程度で購入できるため固定式ミシンと比べると安さが魅力です。注意点は下糸がありません。縫い間違いでも糸を引き抜けますが、縫い始めと縫い終わりは玉止めをする必要があります。

手動式のハンディミシンは小型のため、狭いところでも縫えて便利です。電動式は「うるさい音が気になる」方が多くいますが、手動式ならボタンを一定間隔で押すだけです。押す度に「パチッパチッ」と音がしますが大きくありません。仮縫い用にも使えます。

スピードも自分のペースで押せばいいので焦らずソーイングできます。また何といっても130gの軽さで一台持っておけば困ったときに手軽に裁縫できます。また「手縫いよりも綺麗な縫い目になる」との声も。さらに、1000円程度で購入できる価格も魅力です。

ハンディミシンの電動式の場合は、電源がすべて乾電池に対応しているのがメインですが、中には充電式対応のタイプも新作にはあります。品数は多くはないですがやはりあると何かと便利です。

市販の多機能アダプタとハンディミシンを接続して充電できます。価格は800円ほどですから手頃なのも魅力です。単三乾電池は一本約20gですから4本だと100g近くになりどうしても重くなってしまいます。充電式は持ち運びも楽です。

主なハンディミシンを使う用途は、主に厚めの生地を縫う・携帯する・マスクを作る・初心者用などです。それぞれ解説していきます。

デニムなど厚めの生地を縫うときには、下糸ありの電動式でパワーのあるタイプにしてください。もっとも厚く縫えるタイプで生地の厚さは3.5mmまで可能です。厚手のマスクや雑巾の作成にも問題なく裁縫できます。

「布の4枚重ねなら問題なしに縫える」との声もあります。

持ち運びに便利なのもハンディミシンの特徴です。メイン素材はABS樹脂がほとんどで、手動式なら100gくらいなのでスマートフォンよりも軽いです。また電動式も250gほどだからバッグ・リュック、・手提げに入れても収まってくれるサイズです。

そしてソーイング･手芸サークルや教室でマスクの作成やぬいぐるみの作成、ピロー(枕)カバー、ペットの服など手軽に持ち寄って作るのもおすすめです。また、何かと服を破損しがちな子供用として、もしものために携帯しておくのも便利です。

飛沫感染を防ぐためのウィルス対策や花粉症対策として、マスクの作成は手動式や電動式のハンディミシンで作れます。YouTubeなどで実際に作り方が動画でアップされているので分かりやすいです。簡易的なガーゼを3分ほどの短時間で作成するなどさまざまあります。

また縫い始めと抜い終わり、糸通しから布のセッティングまで一通りの解説動画もありますので参考にしてください。実際に動画で見るとセッティングがカンタンで問題なく使えるのがわかります。引っ張りながら縫っていく力加減もわかります。

裁縫初心者の方にとっておすすめなハンディミシンは付属品が全部備わっているタイプです。電動式なら最初から付属品が備わって糸通し・ボビン・ハサミ・針・ニッパー・糸立て軸・メジャー・ミニ鋏・安全ピンなどがあれば、裁縫セットなどの準備もいりません。

ハンディミシンが届いたその日から裁縫を始められます。特に男性の方なら、裁縫道具は小学生時代の家庭科くらいでしか扱わなかった方も多いですから、全部揃っていればありがたいです。ボビンなら多くて9本セットもありますから必要に応じて選んでください。

ハンディミシンはアメリカ製や中国製などほとんどが外国製で、取り扱い説明書も英語で説明されているものが多いです。購入者の「読めない」との声が多くありました。そんな方はほかの購入者が書いた「ハンディミシンのブログ記事」を参考にしている方もいます。

しかし最新のハンディミシンの中には「日本語説明書付き」の製品も、多くはないがあるので、そちらがおすすめです。やはり日本語説明書付きの方が安心感があります。またハンディミシンはほぼ似たような製品なので、YouTube動画を参考にしてもOKです。

価格帯でハンディミシンを選ぶときミニミシンと比較すると、普通サイズよりも小さいミニミシンが20000円ほどなので、電動式のハンディミシンはその10分の1ほどの価格で購入可能です。手動式ならさらに割安で購入できます。

電動式は2000〜3000円が一般的な価格で売れ筋もこの価格帯です。手動式はさらに安い500〜1000円で購入できるリーズナブルさも魅力があります。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下のリンクでは、コンパクトミシンの人気おすすめランキングをご紹介しています。こちらもチェックしてください。

ハンディミシンには使い方や注意点がありますから、取り扱いをよく守って末永く使いましょう。

最初に取り扱い説明書をよく読んでください。英語や中国語などでよくわからないときはYouTube動画で手動式や電動式の、同じようなタイプのハンディミシンの糸の通し方からの使い方や説明のアップがされていますから参考にしてください。

動画解説なら説明書は不要なほどわかりやすいです。セッティングはまず乾電池を入れてから、糸通しにボビンをセットします。そして固定用部分を高く上げて布を挟んでから、スタートのスイッチを押せば、布が自動で右から左の横方向に送られる仕組みです。

スイッチを止めてから、玉止めをして終了です。

ハンディミシンが届いてから商品を開封してからは、試し縫い用の布で練習してからご使用ください。また、縫うときに歯が空回りする危険があるので、ナイロン生地など滑りやすく薄手の生地は避けましょう。

ハンディミシンは本格的な縫い物には向いていないので、ズボン・スカート・カーテンの補修やマスクや雑巾の作成程度で使用を推奨します。狭い範囲などの補修や簡単な作成程度なら、大きめのミシンを使用するよりも遥かに簡単です。

しかし、ハンディミシンは返し縫いできるタイプがありません。縫い目は自分で結ぶ必要がありますので、初心者の方は気をつけましょう。以下の記事では、裾上げテープの人気おすすめランキングをご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

ハンディミシンはお店ではあまり見かけないため、どこで買えるのかわからない方も多いです。店舗では、「ユザワヤ」などの一部手芸店で購入できます。さらにECサイトでも購入可能ですので、本記事のランキングをぜひ参考にしてください。

ここまでハンディミシンについてランキングや選び方を紹介してきました。マスクの作成やほつれなど、簡単なソーイングなら大きなミシンを出す必要もなく、サブ用として活躍してくれます。自分の合ったハンディミシンを選んで趣味を広げてみてください。