長方形のテーブルの上で球を突いて点数を競いあう室内ゲーム、ビリヤードは実際にプレイした経験はない方でも、ドラマや映画の中で一度は目にしています。本格的に極めるも良し、仲間同士で盛り上がるも良しと、ビリヤードの魅力は幅広いです。

日本にも専門店・ビリヤード場は多くありますが、そういった場所でビリヤードをプレイするのが好きな方の中には、自宅でも気軽にビリヤードを楽しみたいと考えている方は多いです。実は、ビリヤード台さえ購入すれば、いつでも自宅でビリヤードを楽しめます。

ビリヤード台は、業務用やテーブル兼用タイプや卓上タイプなどでさまざまです。今回はダイヤモンドなどビリヤード台の選び方や、「テーブルタイプ」「卓上タイプ」などの観点から厳選した人気おすすめランキングをご紹介します。

まずはビリヤード台の選び方を解説していきます。ビリヤード台は種類はもちろん、収納面や利便性に富んだものが幅広く存在していますので参考にしてください。

ビリヤード台には、業務用と家庭用の2種類があります。両方の特徴をしっかり理解して、自分に合ったビリヤード台を選びましょう。

業務用ビリヤード台には9フィート台・8フィート台・7フィート台の3種類があります。ビリヤード場で1番よく見かける大きさは約290cm×160cmの9フィート台のものです。自宅で本格的なビリヤードを楽しみたい方は、フルサイズの9フィート台を選びましょう。

設置する部屋の広さは17畳ぐらいある方が動きやすくておすすめです。もちろん部屋の広さが17畳もない方も多いので、自分の部屋の広さに合わせて8フィート台や7フィート台も検討してください。

8フィート台は約250cm×140cm、7フィート台は約220cm×125cmです。サイズと一緒に、設置する予定の部屋の床がビリヤード台の重みに耐えられるかも確認しておきましょう。9フィート台でおよそ400kg、7フィート台でも業務用は200kgを超えます。

家庭用ビリヤード台はサイズが6フィートと小さく、狭い家に置く用や外出先への持ち運びもできます。身体の小さい子どもでもキューが球に届きやすく、力の弱いお年寄りでも球を遠くまで打てるので、家族で気軽にビリヤードを楽しみたい方にもおすすめです。

家庭用ビリヤード台の中には、テーブルタイプ・卓上タイプなどのさまざまなタイプがあります。テーブル兼用タイプもあるのでチェックしてください。

家庭用ビリヤード台には、テーブルタイプと卓上タイプの2種類があります。それぞれの特徴を詳しく解説するので参考にしてください。

お店と同じように立った状態でビリヤードを楽しみたい、なるべくスペースを取りたくない方にはテーブルタイプのビリヤード台がおすすめです。自宅で本物さながらのプレイが楽しめるので、自宅での練習や本格的にプレイしたい方にとてもおすすめします。

持ち運びができるコンパクトなビリヤード台をお探しなら、卓上タイプのビリヤード台がおすすめです。いつでもどこでもビリヤードを楽しめて非常に便利です。子供用の小さめサイズもあり、体の小さな子どもでもキューが球に届きやすいので一緒に楽しく遊べます。

本格的にビリヤードを練習して上達したいと考えている方は、公式サイズのビリヤード台を選ぶのがおすすめです。自宅にある程度のスペースがある方限定ですが、公式サイズのビリヤード台を設置すれば、本物のビリヤード台でプレイする際の感覚を養えます。

公式のビリヤード台は横280.7cm・縦153.7cm・高さ79cm程です。つまり9ftの大きさを選びましょう。ビリヤード台を自作する方も、ビリヤード台の公式サイズを知っておくと、実際に作るときに便利です。

完璧なショットが打てるようになりたいなど、ビリヤードの上達を目指す方は、安定性にこだわってある程度重みがある水平なビリヤード台を選ぶのがおすすめです。台が水平であればあるほど球の動きがまっすぐで素直になり、本格的な練習ができます。

また、ボールが転がるフィールドの石板の表面には「ラシャ」または「クロス」の布が貼られています。布の繊維の種類などでもボールの転がり方が全く異なるので、ボールの転がり方にもこだわってビリヤードをプレイしたい方は布の種類もチェックしましょう。

ビリヤードの球を落とすボールポケットには、ボールリターン型とポケットストップ型の2種類があります。ビリヤードを楽しんだ後、ボールを片付ける手間を省きたいならボールリターン型の台を選びましょう。

一般的なポケットストップ型のビリヤード台だと、袋状になったポケットにボールが溜まっていきます。そのため片づける際には1つ1つ手で回収しないといけません。場合によっては少々面倒に感じてしまいます。

それに比べてボールリターン型のビリヤード台では、ポケットに落ちた球がリターンボックスの中に自動的に集まります。そのため片付けの際に、ポケットから一つ一つ球を回収する作業が必要なく、片付けの手間を減らせまるのでおすすめです。

通常のビリヤード台はサイズが大きいため、どうしてもスペースを圧迫してしまいます。自宅に十分な広さがあれば大きいビリヤード台でも問題ないですが、スペースがない方はそもそも大きいビリヤード台を設置できません。

このような場合は、折り畳みタイプのビリヤード台を選ぶのが解決策です。折り畳みタイプのビリヤード台なら、収納時も小スペースで片づけができます。ビリヤードをプレイするときも、広げるだけで設置が完了するので使い勝手も抜群です。

ただし、折り畳みタイプのビリヤード台のデメリットとして、何度も折りたたんだり移動させたりしているうちに台に歪みが出てくる場合がある点が挙げられます。1台をずっと使い続ける方や本格的にプレイしたい方にはあまりおすすめできません。

ビリヤード台を購入する際に、組み立てが簡単かどうかしっかりチェックしてから選ぶようにしましょう。ボードに脚を取り付けるだけの簡単な組み立てのものから、細部までしっかりと組み立てが必要なものまであります。

本格的な業務用ビリヤード台に比べ、家庭用ビリヤード台の卓上タイプや折り畳みタイプのビリヤード台は組み立てが簡単なものが多いです。組み立てなどの作業が苦手な方は、なるべくドライバー1本で組み立てができる簡単なものを選びましょう。

ビリヤードは、ビリヤード台だけではプレイできません。ビリヤード用の球と球をつくキューも準備する必要があります。もし、ビリヤード台を買ったらすぐにプレイしたいと考えているなら、球やキューがセットで販売されているビリヤード台を選びましょう。

また、ビリヤードをプレイする際にあれば便利なものとして、キューの先端に塗るチョークや台の掃除をするクリーニングブラシが挙げられます。これらがセットになっているビリヤード台も販売されているので、必要な方は確認してみましょう。

ビリヤード台に限った話ではないですが、ものを選ぶ際に大切になるのは値段です。ビリヤードに対する熱意や、自分がそこにどれだけコストをかけられるかで、選ぶべきビリヤード台は限られてきます。

ビリヤード台の相場は、家庭用の安価なもので1万円未満・高級な業務用で30万円以上といわれています。もっとこだわればさらに高価なビリヤード台もありますが、大体は1～30万円といったところです。

ビリヤード台を選ぶ際は、まずは値段の許容範囲を考えましょう。10万円程度あると、良質なビリヤード台の購入が可能になります。また、安い価格重視なら中古品から探すのもおすすめです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

ビリヤードをプレイし始めたら気になるのが、ビリヤード台のお手入れ方法です。ビリヤードのクロスは使用すればするほど、チョークやパウダー・手垢などの粉塵が溜まり、その状態で続けると、台の摩擦が原因でクロスの耐久力が弱くなってしまいます。

そうならないためにも、ビリヤードを遊ぶたびに、ビリヤードクロス専用のブラシでブラッシングして粉塵を取り除きましょう。また、週に2、3回はハンドクリーナーなどで織り目に詰まった細かいゴミを除去してください。水拭きもおすすめです。

ビリヤード台の値段は安くありません。当然ながら、大きさや機能にこだわればこだわるほど値段は高くなっていくものです。そんな点もあってか、最近はあえてメーカー品ではなくビリヤード台を自作する方が増加しています。

自作するメリットとしては、欲しい機能を付けるられる点と購入するより値段を安く抑えられる可能性がある点です。DIYの知識がある方で大体1週間ほど制作に時間がかかるそうなので、時間がある方はぜひチャレンジしてみてください。

ビリヤード台にはさまざまな特徴や種類があります。本格的にプレイするためにフルサイズのビリヤード台を設置するのか、家庭用サイズのものを選ぶのか、この記事を参考に自宅やライフスタイルに合わせてビリヤード台を選び、ぜひ楽しい時間をお過ごしください。