産褥ショーツの人気おすすめランキング10選【メーカーもご紹介】
2022/04/27 更新
目次
産褥ショーツとは?絶対必要なの?
出産後、「悪露(おろ)」と呼ばれる、月経の出血のようなものが1か月ほど続きます。産褥(さんじょく)ショーツはその悪露を手当するために使います。産褥ショーツには大きな生理ナプキンのような産褥パッドをあてて使います。これは通常分娩でも、帝王切開でも同じです。
では通常のサニタリーショーツとは何が違うのか気になりますよね?実は機能性が違うんです。出産直後は寝たままになることが多く、産褥パッドの取りかえや医師の診察も寝かせたまま行います。そのため、主に股の部分(クロッチ部分)で開閉できるようになっています。
産褥ショーツは出産前に必要なアイテムとして入院準備品のリストに必ず入っていますので早めに準備しましょう。ランキングは、素材、機能性、価格を基準に作成しました。選び方も併せて解説していますので、購入を迷われている方は是非参考にしてみてください。
産褥ショーツの選び方
ひとことに産褥ショーツと言っても、開閉タイプや、素材、機能性など、チェックするポイントが沢山あります。自分に合って出産後を快適に過ごせる産褥ショーツを購入するにあたり、押さえておくべきポイントをご紹介します。
タイプから選ぶ
産褥ショーツには、通常分娩に適したもの、帝王切開に適したものなどがあり、タイプによって開閉できる部分も異なります。用途に応じて選んでみましょう。
通常分娩ならクロッチ部分のみが開く「スタンダード」タイプ
クロッチ部分(股の部分)だけが開閉できるのがスタンダードタイプは、通常分娩後の産褥ショーツとして最もおすすめです。クロッチ部分がマジックテープで開くことによりショーツを上げ下ろしすることなく簡単にパッドの交換や、診察ができるようになっています。
マジックテープがクロッチ部分のみなので、比較的違和感やもたつきも少なく、自分で着替えられるようになった時でもショーツとして使いやすいのがメリットです。
帝王切開でも傷口の痛みが引いてきたら、動きやすさを考えてこのスタンダードタイプに切り替えるのもおすすめです。帝王切開の場合でも1枚は用意しておくとよいですね。
帝王切開なら脇腹部分も開く「全開」タイプ
クロッチ部分に加え、脇腹からも開閉できる全開タイプは、主に帝王切開の場合の産褥ショーツとして適しています。また、体格の大きい方や、双子出産などでお腹が大きくなる方にもおすすめです。
帝王切開ではお腹の傷が少しの動きでも痛いことがありますが、全開タイプの産褥ショーツなら、少し腰を浮かせるだけでパッドの交換ができ、脇腹部分を開くだけで切開部分のチェックやケアが可能です。余計な動きを減らして痛みを抑えることができます。
脇腹とクロッチ部分の2か所にマジックテープがついている分、どうしても着けた時の違和感や動きにくさが出てきてしまうのがデメリットですが、元々動くと痛い時にぴったりのショーツなので帝王切開の場合は用意しておきましょう。
退院後量が減ったら「開閉無し」タイプ
開閉部分が無いタイプの産褥ショーツは、サニタリーショーツのようにマジックテープの開閉部が無くなる分、股部分の違和感もなくスッキリとした履き心地になります。
ショーツの上げ下ろしの必要がでてくるので、悪露の量がある程度落ち着き、会陰切開の痛みもなく普通に動けて自分で着替えができるようになった人におすすめです。
通常のサニタリーショーツに比べ伸縮性があり、防水加工部分がウエスト部分まで広くとってあるのが特徴です。悪露が収まった後でもサニタリーショーツとしても使えるため、産褥期後期用に買っておいても損はないアイテムです。
必要に応じて「使い捨てタイプ」も
産院では、使い捨ての産褥ショーツが用意される場合もあります。破水時や出産直後のごく一時的な期間に使うために作られているもので、個人で必ずしも用意する必要はありません。捨てるだけで便利なので、入院中洗濯ができるか心配な場合は用意しておいてもよいょう。
安い「セット買い」を活用しよう
産褥ショーツは何枚用意すればよいかも押さえておきましょう。出産直後は思いがけず大量の悪露によって、ショーツを汚してしまうことがあるので、洗い替えを含め3枚ほど用意しておくとよいでしょう。
主に産褥期にのみ使うショーツなので、複数枚買うならなるべく安く済ませたいですよね。通販でもお店でも、2枚組や3枚組セットで売られていることも多く、まとめ買いの分お値段も安いので、是非チェックしてみましょう。
産院によっては、入院セットの中に予め用意されていたり、使い捨てのものが支給されていることがありますので先に確認しておきましょう。悪露は1か月ほど続くので、退院したら自宅でも使用しますので、必要と思う枚数を選びましょう。
ゆったりめの「産褥期サイズ」を選ぼう
出産後、妊娠中に大きくなったお腹はなかなかすぐには元に戻りません。徐々に時間をかけてサイズが戻っていきます。また、出産で身体も肌もデリケートになっているので、締め付けず優しくフィットするような、ワンサイズ大きめのものを選ぶことをおすすめします。
帝王切開の場合は傷口部分を圧迫しないように、特にお腹周りのサイズには余裕を持たせましょう。しかし大きすぎると悪露が隙間から漏れてしまいます。産前産後でサイズが変化するお腹周りよりも、差がでにくいヒップのサイズを元に選んでみるとよいでしょう。
中にはウエスト部分がゴムで調整できるようになっているものや、メーカーによっては、適正なサイズの目安が書いてあることがありますので、商品情報をチェックしてみて下さいね。
素材と機能性で選ぶ
産後はデリケートになっているママの身体には、肌に優しい素材が使われていたり、漏れ防止やパッド交換の楽さなどが網羅された産褥ショーツを選ぶことも大切です。チェックポイントを確認していきましょう。
「綿素材」と「フィット感」をチェック
産後にデリケートになっている肌が蒸れたりかぶれたりしないよう、産褥ショーツは綿素材をメインにした肌に優しく履き心地のよい、通気性の優れた素材のものを選ぶようにしましょう。
また、産褥パッドは大きいので、少しの動きでずれたりもたついたりしがちです。ある程度フィット感があって、パッドをしっかりと押さえてくれるストレッチが効いている素材がおすすめです。
「防水加工」をチェック!
出産して間もない時は特に、思いがけず大量の悪露が出ることがあります。産後安静にしなければならない時に洗濯するのも大変ですし、なるべく漏れないようなものを選びたいものです。また、汚れてもすぐにさっと洗えることも大切です。
悪露が多くても漏れないよう、また汚れがついてもさっと落とせて染みがつかないように、防水加工がされているかもチェックしましょう。後ろ漏れにも対応できるよう、クロッチ部分から、ウエストラインまで幅広く防水加工布が張ってるものがおすすめです。
「マジックテープ部分」をチェック!
開閉する部分はほとんどがワンタッチでできるよう、マジックテープになっています。マジックテープ部分が肌に触れやすくチクチクしたりするのは不快になりますよね。
開閉部の角が丸くカットされていて、肌に触れても痛くないようになっているものや、マジックテープ自体の素材が柔らかくチクチクしないものを選ぶようにしましょう。
「ハイレグ仕様」かもチェック!
寝たままのことが多い入院生活では、股部分の圧迫があると痛みも出て不快になりますよね。産褥ショーツの中にはそういった股のリンパ部分が圧迫されて痛くないよう、ハイレグ仕様になっているものも多いです。
他にもハイレグ仕様だと、肌に触れる部分が少ないのでスッキリした履き心地になるので、気になる方は股部分の形状もチェックしましょう。
メーカーで選ぶ
産褥ショーツには色々なメーカーがありますが、ベビー・マタニティ用品を専門としているメーカーが多く、機能性が考えられているのでおすすめです。主なメーカーをご紹介します。
助産師さんとママの声が反映された「オオサキメディカル」
医療メーカーであるオオサキメディカルは、ママの声だけでなく産婦人科の声も元に出産・育児用品ブランド「dacco(ダッコ)」を立ち上げ、商品開発を行っているのが特徴です。「dacco」のお産セットは多くの産院でも採用され、全国シェアNO.1を獲得しています。
リーズナブルで支持が高い「西松屋」
マタニティ用品から子供服、おもちゃまで子供のものなら何でも揃う「西松屋」は、ロープライス、ハイクオリティを信念に商品づくりをしています。店舗でも通販でも、一緒に他の出産用品やベビー用品を一度に揃えられるのが便利ですね。
歴史あるプレママの強い味方「犬印」
創業1902年の老舗出産用品ブランドである「犬印」は、妊娠初期から後期までのインナーや妊婦服、授乳ウェアやリフォーム下着、そしてベビー服など、妊娠中~赤ちゃんのお世話までの下着やアウター類を手掛けるトップブランドです。
犬印といえば、妊婦のお腹を支える妊婦帯でも有名ですよね。安心・安全・快適をモットーに作られる高品質な商品は贈り物にも最適です。
リーズナブルでお洒落な「エンジェリーベ」
マタニティウェアとベビーウェアを専門とした通販の「エンジェリーベ」は、リーズナブルながら、デザイン性と機能性にこだわったマタニティ・授乳時期のウェアやインナーが人気です。妊娠中でもお洒落に過ごしたいですよね。
エンジェリーベはそんなママの声を反映し、着てみたいと思うお洒落なウェアやインナーを多く展開しています。
スタンダードタイプの産褥ショーツの人気おすすめランキング4選
口コミを紹介
さっそく着用しています。着心地がよく楽に着ることができます。
口コミを紹介
柄で気分があがる。産院でいただいたものはすぐほつれたが、こちらは丈夫。1ヶ月くらいの付き合い、かわいいほうがいいですよ。
口コミを紹介
165cm出産時62kgでMサイズでちょうど良かったです。破水したりして洗い替えが足りず、病室で手洗いしたのですが、血液汚れがサッと落ち重宝しました。安いしオススメです。
口コミを紹介
産院でもらったものより履き心地がよく、こればかり洗って履いていました。使う期間はほんの数日ですが産後の不快な時期、このパンツがあって良かったです。
全開タイプの産褥ショーツの人気おすすめランキング3選
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産褥ショーツ 3枚組 帝王切開対応タイプ
コスパ重視ならこれ!
こちらの全開タイプの産褥ショーツは、3枚組で1枚600円ほどと、とりあえず安いもので済ませたいという方におすすめです。安いだけでなく、素材や機能性もしっかりしています。
素材は綿95%と肌触りが良く、お腹部分とクロッチ部分の両方が開くという帝王切開でも痛くない機能性もきちんとカバーしています。ホールド感を重視しており、フィットしたタイトなつくりとなっているので、少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
色は使いやすいベージュ・ピンク・ライトイエローの3色で、脇腹のオープン部分はレースデザインになっていておしゃれです。
枚数 | 3枚 | サイズ | M~3L |
---|---|---|---|
身生地素材 | 綿95% ポリエステル5% | 防水加工 | あり |
口コミを紹介
ショーツ自体は確かに生地がそれほど伸びませんがしっかりしていて良いと思います。
三枚一組でこの値段でコスパも良いと思います。
口コミを紹介
帝王切開時には普通の産褥ショーツだと傷に食い込むが、これなら安心
口コミを紹介
産後もお腹が膨らんだままで傷口に触れて痛いのではないかと心配になりましたが、ゆったりとした作りのため、傷口に当たることもなく快適に使えました。
開閉無しタイプの産褥ショーツの人気おすすめランキング3選
BELLE MAISON
サニタリーショーツ (レギュラー~ナイトウイング)
長く使いたいならこれ!
通販大手「ベルメゾン」のサニタリーショーツは、ほどよいフィット感のあるストレッチ素材を使い、マチ部分にゴムを入れることによって、ナプキンのずれをきっちり防いでくれるので、産褥ショーツとしても利用できます。
また、ウエストは身生地を折り返しており、肌に食い込みにくくなっているので、産後のお腹にも優しくフィットします。長くサニタリーショーツとして使うことができますが、産後はお腹周りが少しきつく感じるので、ワンサイズ大きいものを選ぶと良いでしょう。
枚数 | 1枚 | サイズ | S~6L |
---|---|---|---|
身生地素材 | 綿、その他(ストレッチ天竺) | 防水加工 | 有り |
口コミを紹介
かなりフィット感があるので、産褥ショーツとして使うなら2サイズ位あげて購入した方がベストかも。たぶん産後のサニタリーショーツとして使ってもゆるゆるではないと思う。
口コミを紹介
ハイウエストで夜も安心な漏れ防止仕様でした。多い日の夜にぴったりな一枚です。
ワコール
マタニティ ハイウエスト バーシングショーツ
出産直後からも使える漏れにくい設計
人気下着メーカー「ワコール」の産褥ショーツは開閉部分のマジックテープが無いため、もたつきや違和感もなくスッキリと履けるのが魅力です。撥水加工布を腰まで幅広く使用し、出産直後でもしっかりと悪露の漏れを防ぐことができます。
ウエストは折り返しがしてあり、テープが直接肌に触れないようになっています。素材も綿混で柔らかく、肌に優しい作りになっています。
ワコールらしく、レースをあしらい通常のお洒落なランジェリー感覚で履くことができます。お揃いの授乳ブラとコーディネートしてこの時期もお洒落を楽んでみてはいかがでしょうか。
枚数 | 1枚 | サイズ | M~LL |
---|---|---|---|
身生地素材 | 綿、ナイロン | 防水加工 | 有り |
口コミを紹介
悪露の期間に履けるものが無く、産後に購入。妊娠前は通常Mサイズ着用でしたがLがちょうどよかったです。柔らかく伸びのいい生地でゴムが食い込むことも無く、気持ちよく過ごすことができました。
通販サイトの最新売れ筋ランキングもチェック!
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。
産褥ショーツはいつまでに買う?いつから使う?
産褥ショーツは、妊娠後期に入る妊娠8ヶ月頃には準備しておくようにしましょう。通常出産予定は40週頃ですが、お産が早まる可能性も十分にあります。
また、使うタイミングについては、産褥ショーツは入院してからすぐ履くのが一般的です。いつ破水が起こるか分からないですし、出血などの状況を確認するのに出産前から使います。
元気に気分が良く動けるうちにお産に必要なお買い物を済ませておくことをおすすめします。まずは産院に自分で用意する必要や、何枚用意しておいたらよいかを確認しておくと無駄が無くて良いですね。
以下の記事では産褥ショーツと一緒に買いそろえておきたい、授乳が楽にできる授乳用服のおすすめランキングをご紹介しています。退院後にあると便利なので併せてチェックしてみてくださいね。
産褥ショーツはその後どうする?
産褥ショーツは、産褥期が終わったらどのようにしたらよいかも気になりますよね。使い道が無いと処分してしまう人もいるかもしれませんが、開閉無しタイプはもちろん、スタンダードタイプや全開タイプの産褥ショーツでも生理用ショーツとして利用が可能です。
普段から生理の経血量が多くて漏れやすい人は、すっぽりと腰の方まで防水加工がしてある産褥ショーツは、夜でも安心感があって重宝しますよ。
他には、和装の時にはトイレが大変なので、クロッチ部分が開閉できる産褥ショーツはトイレの際に便利ということで使用している方もいます。是非産後も産褥ショーツを活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の記事では、産褥ショーツの選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介しました。産褥ショーツを使うのは短い期間ですが、ケアが必要な産後に大切はなアイテムです。出産準備リストを受け取ったら、機能性やコストを参考にしながら自分にピッタリのものを選んでみて下さいね。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2022年04月27日)やレビューをもとに作成しております。
こちらは綿100%の肌に優しい素材で、通気性もバッチリ。締め付けもなく産後のデリケートなお肌にも安心です。防水加工はウエスト部分まで使用しているので、量の多い時期も安心です。
マタニティからベビー服までリーズナブルで良質のものを提供しているエンジェリーベですが、こちらの産褥ショーツも3枚組で安い価格設定になっています。産褥期のみに使うことを想定している場合にはとてもおすすめです。