スマートウォッチはスマホと連携し、さまざまな機能が使える腕時計型のウェアラブル端末です。電話・メール・SNSの通知を確認したり、ヘルスケア・タッチ決済端末として使えたりします。ドコモやauなどの携帯会社でも販売されており、スマホと併用すればより快適な生活ができると人気です。

中には、スマホを取り出さずに操作できる通話機能付きや、LINE返信可能モデルもあります。スマートウォッチはスマホの機種に関わらず使用できるものが多いですが、AQUOS・XperiaなどのAndroidやiPhoneなどのiOS専用モデルもあるため事前に確認が必要です。

今回はAndroid対応スマートウォッチの選び方と、おすすめ人気ランキングを紹介します。ランキングは、対応OS・Bluetooth・機能を基準に作成しました。心電図や不整脈を調べられるもの・LINE電話できるものはあるかについても必見です。

スマートウォッチでできる内容を事前に確認してください。スマホと連動させると多くの機能が使えます。スマートウォッチの機能について詳しくご紹介するのでご覧ください。

スマートウォッチはスマホへの着信・メール・LINEなど、SNSからの通知を確認できる機能を搭載したものがあります。スマートウォッチの画面に表示されるので、仕事中などスマホを取り出せないときでも通知が確認できて便利です。

スマートウォッチにはセンサーで歩数・消費カロリー・睡眠データなどを測定できる機能が付いたものが多いです。いつもとは違う状態になると通知してくれるものもあり、トレーニングや体調管理にも役立ちます。

電子マネーに対応したスマートウォッチもあります。登録しておけば現金やカードを取り出す必要がなく、読み取り機にかざすだけで決済が可能です。登録してある電子マネーに対応しているお店によく行く方なら、さらに快適な生活ができます。

スマートウォッチにはアプリをインストールできるので、スマホのように使えます。どんなアプリが使えるかはスマートウォッチによっても異なりますが、ライフログやスケジュール管理などが可能なものがあると使い勝手がいいです。スマートウォッチだけでLINEができるモデルもあります。

Android対応スマートウォッチのOSにはWear OS by Google（Android Wear）やTizenなどがあります。ただし、AndroidスマホのOSのバージョンが対応していないと、Android対応のスマートウォッチでも使えない場合があるので必ず確認してください。

スマートウォッチは基本的にBluetooth接続でAndroid端末と連動します。Bluetoothにはバージョンがあり、Android対応スマートウォッチはBluetooth4.1以降から最新バージョンまで販売されています。

ただし、スマートウォッチのバージョンが最新でも、Bluetoothのバージョンが低すぎる古いAndroid携帯では性能を十分に発揮できません。手持ちのAndroid端末とスマートウォッチのBluetoothのバージョンが同程度か確認するのも大切です。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

Android対応のスマートウォッチを選ぶ際は、OS・機能・使用シーンなどを考えて選ぶのが大切です。ポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ここではAndroidに対応しているスマートウォッチのOSをご紹介します。ご自身のOSとあわせてチェックしてください。

Androidのスマートウォッチ用としてGoogleが開発したのが「Wear OS by Google」です。Wear OS by Googleを採用しているスマートウォッチは非常に多いので、豊富なバリエーションの中から選べます。

「Tizen 」はサムスンが開発した独自のスマートウォッチ用OSです。ギャラクシー端末と相性がよく、Galaxy Wearableをスマホにインストールすれば端末のアプリを管理できます。ただし、2021年にはWear OSとの統合、2025年にはTizen Galaxy Watchのサポートが終了予定との発表がありました。

そのため新たに購入を考えている方は、TizenではなくWear OS対応スマートウォッチをチェックするのがおすすめです。

「HarmonyOS」は2019年にHuaweiが独自に開発したOSです。スマートウォッチだけでなく、スマホやワイヤレスイヤホンなど、幅広い電子機器に活用されるのではないかと期待されています。軽量でサクサク動き、多くのプラットフォームに搭載できるOSです。

「Wenaシリーズ」はソニーのスマートウォッチです。Xperiaもソニー製なので、同じメーカーのXperiaと相性のいいスマートウォッチになります。デザインが非常にスタイリッシュかつ洗練されており、どんなシーンでも違和感なく使用可能です。

Suica・電子マネー・活動ログなどが記録でき、Alexaに対応しているのが大きな特徴です。ただし、2024年9月時点で全モデルの生産が完了しており、wena3の一部サービスもサポートを終了しています。新モデルと期待されるwena4の情報はないため、続報を待ちましょう。

Android対応スマートウォッチには3種類の形状があります。それぞれの特徴やメリットなどをチェックしてみてください。

丸型の「腕時計型」は、スマートウォッチの中で最もポピュラーかつ人気があります。バリエーションも豊富で、カジュアルからビジネスまで使いやすいタイプです。腕時計にスマートウォッチの機能を追加したものだとイメージしてみてください。

腕時計型スマートウォッチにはデジタル表示とアナログ表示を切り替えられる特徴があります。似たような形にディスプレイが四角いスクエア型もあり、画面をなるべく広く使いたい方におすすめです。

「リストバンド型」のスマートウォッチは手首にしっかり固定でき、コンパクトで軽量なので、激しいスポーツをする場合でも邪魔になりません。つけたまま眠っても違和感が少ないため、ヘルスケアに使いたい方にもおすすめです。

「クリップ型」は服に挟んで固定するタイプのスマートウォッチです。ほかのタイプより価格がリーズナブルなので気軽に試せます。また、最初からクリップ型でなくてもクリップホルダーに付け替えられる機種なら、使うシーンに応じて好きな身につけ方ができます。

体に触れずに装着するので活動量などを測る精度は劣りますが、1日中計測したい方におすすめです。

スマートウォッチにはデザインや機能もさまざまなものがあります。使用シーンに合ったデザインや機能を選ぶのがおすすめです。

「ビジネス用」にスマートウォッチを使うなら、シンプルなデザインのものがおすすめです。時計がアナログ表示になるものは特にビジネス用に人気があります。ビジネス用に販売されているものはスケジュールやタスクを管理できるものが多いです。

「ファッション」の一部としてスマートウォッチを使用するなら、カジュアルなタイプがおすすめです。価格も1万円以下で購入できるものが多く揃っており、カラーバリエーションも豊富に用意されています。

リーズナブルなので、初めてスマートウォッチを購入する方にもおすすめです。バンドが交換できるタイプも多いため、服のコーディネートや使用するシーンに合わせて複数のバンドから選べます。

「スポーツ用」にスマートウォッチを使いたいなら、小さいサイズや軽量なリストバンドタイプが邪魔になりにくいです。運動中に音楽を聴きたいなら、音楽再生機能が付いたものがおすすめです。

また、女性は手首周りが華奢な方も多いため、基本的にコンパクトなものや小さいサイズの「レディース用」を買っておくと邪魔になりません。小さくて軽量なタイプは、おしゃれを楽しみながら使いたい方におすすめです。

登山・トレッキング・キャンプなど「アウトドア」シーンで使うなら、GPS機能が搭載されたスマートウォッチがおすすめです。GPS付きなら衛星を利用して自分の位置を把握できます。ハードな登山を楽しむなら、コンパスや耐衝撃性能を備えたなモデルがおすすめです。

屋外では雨が降ったり砂埃が舞ったりする場所に行く機会が多いので、防水・防塵性能も確認しましょう。ライト機能がついたものなら、暗闇でも画面を確認しやすいです。

スマートウォッチは、安価なものから高級なものまで販売されています。機能やデザインなどを重視しつつ、スマートウォッチの予算を決めて選ぶのが重要です。

Android用のスマートウォッチは、2,000円～5,000円程度の「1万円以下」におさえた安いモデルも増えています。複雑な機能はついていませんが、通知・歩数計・心拍数測定などのヘルスケアなど基本的な機能なら十分に使用可能です。

ただし、歩数などの精度や機能性は低くなる場合がありますが、高級なものに比べて軽量なスマートウォッチが多い傾向にあります。身につけても邪魔になりにくいので、スポーツをする際に装着するのにおすすめです。

GPSを搭載したモデルは価格が高くなります。「ハイエンドモデル」は高機能なだけでなく、デザインにもこだわったおしゃれなものも多いので、デザインと機能の両面で優れたものがほしいならおすすめです。

下記の記事では、高級スマートウォッチの人気おすすめランキングをご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

スマートウォッチには多くの機能がありますが、機種ごとに搭載されている機能は異なります。そのため、機能で選ぶのもポイントです。

スマートウォッチにはスマホの着信・メール・SNSなどの通知を知らせてくれる「通知機能」があります。スマホを手に取らなくても通知が見られるのでとても使い勝手がいいです。ただし、すべての通知を確認できるとは限らないので、購入前に確認してください。

衛星利用測位システム（GPS）を搭載したAndroid用スマートウォッチも販売されています。現在位置が把握できるので、アウトドアで登山やキャンプに行く機会が多い方におすすめです。「GPS内蔵モデル」は道に迷いやすい方にとって、日常使用でも役立ちます。

高機能なものになるとGPS機能・スマホの地図アプリ・コンパスとさまざまな機能が使えたり、自分の移動経路を記録できたりします。

「電子マネー」機能を搭載したスマートウォッチなら、かざすだけでコンビニなどの支払いがキャッシュレスでできます。ただし、電子マネー機能は種類が多いので、どのサービスに対応しているか確認してからの購入がおすすめです。

屋外で使用する機会が多いなら、防水性能があるものがおすすめです。防水性能と一緒に防塵性能も記載されているものが多くあります。日常使用ならIP4でも大丈夫ですが、スポーツをする場合はIP5以上ある「防水性能の高いもの」を選んでください。

スマートウォッチには歩数・消費カロリー・血中酸素濃度・心拍数などを確認できる「ヘルスケア機能」を備えたものがあります。睡眠検知機能のあるモデルなら睡眠状態の変化まで把握でき、トレーニングだけでなく活動量や健康状態の管理をしたい方にもおすすめです。

ただし、1日中スマートウォッチを身に着けておく必要があるので、バッテリーの持ちがいいものを選びましょう。

スマートウォッチには、「音楽再生機能」が搭載されているモデルもあります。スマートウォッチ本体に、曲をダウンロードできるタイプであれば、スマホと連動せずに音楽を聴けるのでおすすめです。

メールや電話よりもLINE機能を使う機会が多い方は、「LINE返信機能」付きのスマートウォッチがおすすめです。LINEの通知を確認できるだけではなく、LINE返信可能なものならスマートフォンをいちいち手に取る必要がありません。

通話機能付きのスマートウォッチを使えば、わざわざスマートフォンを取り出さなくても通話ができます。スマートウォッチはスマホと連携して通知を受け取れるものがほとんどですが、通話自体はできないスマートウォッチも多いので事前に確認しましょう。

「転倒検知」機能はその名の通り、スマートウォッチを付けている人が転倒した際に、通知してくれるシステムです。介護などの見守りにとても役立ちます。自転車での転倒や登山の際のトラブルも通知してくれるので、幅広く使えるのも魅力です。

スマートウォッチの電源はバッテリー式と電池式があり、バッテリーを補助するソーラー充電が可能なものもあります。特徴をまとめたので、自分に合ったものを選んでください。

スマートウォッチにはボタン電池で動くタイプなどの「電池式」があります。電池式は駆動時間が長いので、頻繁に充電する必要がありません。電池を交換するコストがかかりますが、交換まで2年以上使えるモデルもあります。

「バッテリー式」のスマートウォッチは電池交換の必要がなく、充電すれば繰り返し使用できます。1回充電すれば12時間以上使用できるものが多いです。充電方法はUSB差し込みタイプ・挟み込みタイプ・マグネットタイプなどがあります。

ただし、タッチパネル対応モデルやGPS内蔵モデルは消費が激しく、駆動時間が短くなります。高機能なものは節電モードと高機能モードを切り替えると節電可能です。駆動時間は購入前に確認してください。

Android対応のスマートウォッチには、「ソーラーパネル」を搭載したタイプもあります。日光が当たると自然にバッテリーに充電されるため、スマートウォッチの充電時間を減らしたい方におすすめです。

高機能スマートウォッチはGPSなどを内蔵しているので重くなってしまいます。タッチパネル対応モデルも、ディスプレイが大きいので重いものが多いです。「軽量」タイプのスマートウォッチがほしいなら、必要な機能を絞りこんでおくと見つけやすくなります。

「女性向け」のスマートウォッチはカラフルでおしゃれなデザインのなものが多くあります。ビジネス用にはエレガントなデザインがおすすめです。大手の時計メーカーがデザインにこだわったレディースモデルのスマートウォッチを発表しています。

下記の記事ではレディース向けスマートウォッチの人気おすすめランキングをご紹介していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

実用性を重視するなら、「日本製」がおすすめです。壊れる心配も少なく、機能も充実しているので、ビジネスの場でも安心して使用できます。ただし、日本製のAndroid対応スマートウォッチはとても少ないです。

日本で生産している製品もありますが、全部品が日本製ではありません。そのため、選択肢を増やしたい方は日本製ではなく日本メーカーに間口を広げて選ぶのがおすすめです。

下記の記事では、ビジネス用スマートウォッチの人気おすすめランキングをご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Android対応のスマートウォッチを販売しているメーカーやブランドは多くあります。代表的なメーカーやブランドをチェックしてみてください。

さまざまなインターネット関係のサービスを展開しているGoogleからも、スマートウォッチが発売されています。大手のFitbitも傘下のため、ヘルスケア機能が充実しているのも特徴です。Androidスマホとの相性もいいので、ぜひチェックしてみてください。

「GARMIN（ガーミン）」はGPS機器のメーカーなので、GPSの精度が高いです。スマートウォッチは位置情報が高精度で、気圧計なども搭載しており登山向け機能が充実しています。防水性なども高いなので、アウトドア用におすすめのメーカーです。

デザインも豊富で高級感のあるものもあり、普段使いのスマートウォッチとしても使いやすいです。下記の記事では、ガーミンのスマートウォッチについて詳しくご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

韓国の大手家電メーカー「SUMSUNG（サムスン）」は、ギャラクシー端末で有名なメーカーです。サムスンはGalaxy watchシリーズのスマートウォッチを販売しており、独自のOS「Tizen」を導入するなど話題にもなりました。

Galaxy watch4以降はWear OS Powered by Samsungを搭載しています。豊富なデザインと充実した機能や、1回の充電で最低120時間使用できるバッテリーの持ちがいい点も人気です。

「Fitbit（フィットビット）」は健康づくりのためのウェアラブル端末を開発するアメリカのメーカーです。睡眠の記録やフィットネスの記録などもできます。ヘルスケアやスポーツ目的で使うのにおすすめなスマートウォッチのメーカーです。

女性向けのものや子ども用のものも販売しています。耐久性が高く汚れにも強いのが特徴です。下記の記事では、Fibitのスマートウォッチについて詳しくご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

日本を代表する家電メーカーである「SONY（ソニー）」はスマートフォンブランドXperiaが有名ですが、スマートウォッチのメーカーとしても人気です。高機能でスタイリッシュなデザインのスマートウォッチを販売しています。

「HUAWEI（ファーウェイ）」は中国の大手通信機器メーカーで、スマホやタブレット端末でも有名です。スマートウォッチはシンプルなデザインで高級感のあるものがあります。普段使いからビジネスまで使いやすいのもポイントです。

機能面ではバッテリーの持ちがいいのが特徴で、最大で2週間と長期間使い続けられます。長い時間着用し続けるヘルスケアや、時間をかけて充電しにくい旅行の際などにおすすめです。

「CASIO（カシオ）」は壊れにくい腕時計のG-SHOCKが有名です。スマートウォッチも頑丈で壊れにくいものを販売しているので、耐久性が高くハードな環境で使用できます。登山・トレッキング・トライアスロンなどに使いやすいです。

2024年9月現在、LINE電話できるAndroid対応スマートウォッチは見つけられませんでした。LINE電話の不在着信通知のみ表示したりLINEでテキストを送信したりできる機種はあるので、スマホなどの端末と併用してうまく活用するのがおすすめです。

また、スマートフォンの純正電話アプリなら応答できるものもあるため、LINE以外で電話をする方はチェックしてみてください。

日本では心電図をとることができる機器は医療機器とされ、厚生労働省認可のもと製造・販売が行われます。2020年にはApple Watchの心電図機能が医療機器として認可され、不整脈などを調べられるようになりました。

Android対応スマートウォッチのFitbitやGalaxy Watchからも心電図アプリ搭載モデルが登場していますが、2024年9月現在日本では認可がおりておらず使用できません。いつ認可されるかは不明なため、どうしても心電図機能が必要な方はApple Watchをチェックしてみてください。

技適マークは、電波を出す無線機器に表示が義務づけられているマークです。技適マークは電波法の基準への適応を証明するもので、スマートウォッチにもついています。ただし、海外製のスマートウォッチなどはまれについていない場合もあるので確認が必要です。

気が付いていないとしても、スマートウォッチに技適マークがついていないと違法になる可能性が高いたです。新しく購入する場合は、必ず技適マークがついたスマートウォッチを検討してください。

最新である点や機能性を重視すると、スマートウォッチの値段は上がってしまいます。しかし、格安で機能性がいいものも販売中です。どこかで妥協しなければならない箇所もありますが、好みのものが見つかります。

下記の記事では、コスパ最強の格安スマートウォッチについてご紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

ドコモでもGalaxy WatchやGoogle Pixel Watch 3など、Android対応スマートウォッチは取り扱っています。また、ドコモには子ども向けスマートウォッチ「ドコッチ」があり人気でした。単体で通信が可能で子どもの見守りに特化していましたが、現在こちらは販売もサービスも終了しています。

Android対応スマートウォッチの選び方や、おすすめランキングをご紹介しました。スマートウォッチは健康管理やビジネスなど、さまざまな場面で快適に使えます。本記事を参考に、お気に入りのAndroid対応スマートウォッチを見つけてみてください。