一日に何度も行うおむつ替えを赤ちゃんもママもなるべく快適に行うには、おしりふきウォーマーを使うのがおすすめです。冷たいウェットティッシュタイプのおしりふきを温めたり温水が出たりするものがあるので、赤ちゃんの肌にも優しくお世話ができます。

実は、おしりふきウォーマーは、大容量タイプからコンパクトな薄型、持ち運びしやすい充電式のコードレスタイプなど豊富な種類があります。また、コンビをはじめ多くのメーカーから発売されており、どれを選べばいいのか迷うかもしれません。

そこで今回は、おしりふきウォーマーの選び方とおすすめ商品をタイプ・デザイン・使いやすさを基準にランキング形式で紹介します。また、コンビのクイックウォーマーとクイックウォーマーハンディの違いやおしりふきウォーマーの代用方法なども解説します。

おしりふきウォーマーを選ぶときに注目したい、タイプ・サイズ・使いやすさなどのポイントについて、選び方のコツを解説していきます。

【目次】

• タイプで選ぶ
• 「普段使うおしりふき」に対応しているかをチェック
• ウェットティッシュ用なら「1パック丸ごと入るサイズ」がおすすめ
• 片手で素早く取れるかどうか「使いやすさ」もチェック
• ヒーターがある位置が「上下どちらか」を確認
• コードの有無で選ぶ
• 付加機能で選ぶ
• デザインで選ぶ
• メーカーで選ぶ
• 楽天など「ネット通販サイトの口コミ」もチェック

おしりふきウォーマーには主に3タイプがあるので、まずどのタイプがいいかを決めましょう。それぞれの特徴やメリットをご紹介します。

【目次】

• ウェットティッシュを使いたいなら「おしりふきを温めるタイプ」がおすすめ
• コットンやガーゼを使いたいなら「水を温めるタイプ」がおすすめ」
• おしりをこすらず洗いたいなら「スプレー式」がおすすめ

おしりふきウォーマーの中で最も一般的なのが、市販のウェットティッシュタイプのおしりふきを温めるタイプです。おしりふきが入っている袋ごと入れて温めるタイプと、袋から出して中身だけをセットするタイプがあり、30～65℃程度に温められます。

袋ごと温めるタイプは買ったおしりふきをそのまま入れるだけなので手軽ですが、一方袋から出すタイプは、残りの数が少なくなってくると乾燥しやすいのもデメリットです。最後までしっとりした状態で使うには、水分量の多いおしりふきを選ぶようにしましょう。

市販のおしりふきシートが合わずかぶれやすい赤ちゃんや、おしりの皮膚が特に敏感な赤ちゃんには、温めた水をコットンやガーゼに吹き付けて使うタイプがおすすめです。こちらはウェットティッシュは使わないので、おしりふきシートが乾く心配もありません。

本体にはコットンをセットするところと水を入れる容器部分があり、スイッチを入れると水が35～45℃程度に温まります。おしりふきを温めるタイプよりランニングコスト（かかる費用）が安いのも魅力です。しかし、定期的にお手入れをする必要があります。

水を温めるタイプの中でも、スプレー式ならおしりに直接お湯を吹きかけて洗えるので、赤ちゃんにおむつかぶれがあってあまりこすりたくない場合や、こびりついた汚れを落としたいときにおすすめです。

コットンに吹き付ければ、おしりだけでなく顔や手足を拭くときにも役立つため、おしりふきの卒業後も長く使えます。ほかのタイプと併用し、シーンに合わせて使い分けられるとさらに重宝します。

市販のおしりふきを温めるタイプのおしりふきウォーマーを購入する際には、商品ごとの対応サイズを確認しましょう。コストコなどで人気の大判サイズのおしりふきが入らない可能性もあり、せっかく購入したおしりふきウォーマーが無駄になってしまいます。

また、トイレに流せるタイプや水分量が少ないおしりふきが使えない場合もあります。普段気に入って使っているおしりふきとの相性がいいか、使えるお尻拭きについての記載事項をしっかりチェックして選びましょう。

おしりふきウォーマーを購入する際には内容量も確認しましょう。ウェットティッシュタイプのおしりふき用なら、1パックすべてが入りきるものがおすすめです。入りきらず袋に残しておいたおしりふきは、乾燥して使えなくなる場合があります。

おしりふきウォーマーの中に一度にセットできる量をしっかりチェックし、いつも使っているおしりふきを入れたい場合は特に、1パック丸ごと入る商品を選びましょう。乾燥を避けたい場合は、袋ごと入れられるタイプがおすすめです。

赤ちゃんのおむつ替えでは足を持ったり体を支えなくてはならない場合が多いので、おしりふきウォーマーからシートを片手で簡単に取り出せるかどうかは大切なポイントです。ワンタッチでふたの開閉ができるタイプなら、使用前後をすべて片手で行えます。

しかし使ってみないとわかりにくい面もあるので、口コミやブログなどで、実際に使用した人からの感想をチェックする方法もおすすめです。

おしりふきウォーマーは商品によってヒーターの位置が異なります。上部に付いている場合は、取り出し口がプラスチック製のおしりふきには使えません。取り出し口がシールなら、ヒーターが上でも使えるものがほとんどなので、購入前に確認しておきましょう。

おしりふきウォーマーは、コード式とコードレスタイプの2種に分類できます。それぞれの特徴やおすすめ例をご紹介しましょう。

コード式のおしりふきウォーマーは、ベッド横やリビングなどいつも使う場所が決まっている場合におすすめです。コードレスタイプのような電池切れや充電切れの心配がなく、コンセントがあればすぐ使えるのもメリットといえます。

また商品によってはコードが着脱可能なものや本体だけ持ち運べるものもあり、家の中でおむつを替える場所が複数ある場合や、ほかの部屋で必要になったときに役立ちます。そのほか、車用電源が付いた商品もあります。

外でおむつを替える機会が多い場合や気軽に持ち運びたい場合は、充電式や電池式のコードレスタイプがおすすめです。外出先でも温かいおしりふきが使用でき、家の中でも別の部屋で必要になったときに簡単に持ち運べます。

コードレスタイプには充電式と電池式の2種類があり、こまめな充電が面倒な人には電池式がおすすめです。しかし電池式の場合は乾電池を常備する必要があるので、充電式より比較的ランニングコストがかかります。使い勝手のいいタイプを選びましょう。

おしりふきウォーマーには、おしりふきを温める機能以外に、おむつ替えを楽にするさまざざまな機能が付いた商品があります。おすすめの付加機能をご紹介しましょう。

【目次】

• 暗い場所で使う場合は「ライト付き」がおすすめ
• おむつ替え後にミルクタイムを取る場合は「ミルク保温機能付き」がおすすめ
• 取り出しやすさ重視なら「底上げ機能付き」がおすすめ
• コンパクトさにこだわるならほかの用途にも使える「貼るタイプ」もチェック

夜中のおむつ替え時に部屋の電気を点けると赤ちゃんを起こす心配があるので、優しく手元を照らせるLEDライト付きがおすすめです。暗いところでもほんのりと手元が見えるので、電気を点けなくてもおむつ替えができるほか、夜の外出時にも重宝します。

また手元用ライトではなく、おしりふきの残り枚数が少なくなるとライトが点灯して教えてくれる機能が付いた商品もあり、いつの間にか空になっていた、といったうっかりミスが防げます。

おしりふきウォーマーには、ミルクの保温機能が付いた商品もあります。赤ちゃんのお世話は、おむつを替えてミルクを飲ませるまでがワンセットになる場合が多いので、哺乳瓶を使ってミルクタイムを取る場合は大変重宝します。

ミルクの保温機能が付いたおしりふきウォーマーがあれば、あらかじめミルクを用意してセットしておくと、おむつを替えたらそのままスムーズにミルクを飲ませてあげられるので、慌てずにお世話ができます。

おしりふきをセットするタイプのおしりふきウォーマーは、残り枚数が減るにつれて取り出しにくくなる場合があります。底上げ機能が付いたおしりウォーマーなら、中身が少なくなってもバネの力で押し上げてくれるので取り出しやすいのがメリットです。

なるべくコンパクトで、コスパのいいおしりふきウォーマーを探している方には、ウェットティッシュの取り出し口に貼り付けられるタイプがおすすめです。簡単なフタの形状ですが、ヒーター内蔵で、おしりふきの袋に張り付けるだけで場所を取りません。

USB電源コード式のものが多く、モバイルバッテリーなどを携帯すればどこでも使えます。おしりふきを卒業しても、手拭き・口拭き用のウェットティッシュなど幅広く利用可能です。

おしりふきウォーマーには、店舗・期間限定デザインのほかカラーバリエーションがある場合もあるので、おすすめ例をご紹介します。

おしりふきウォーマーは定番デザイン以外に、店舗や期間限定でディズニーやサンリオの人気キャラクターなどのかわいいデザインの商品が発売される場合があります。お気に入りのキャラクター柄が付いていると、赤ちゃんも喜んでくれるかもしれません。

そのほか、容器自体が動物の形にデザインされた商品などもあります。お世話する大人の気分が上がるだけでなく、ぐずりだした赤ちゃんをあやす道具としても使えます。

おむつやおむつ替え用品をすぐ使えるように、リビングなどに出して置きたいなら、スタイリッシュなデザインや、あえてかわいいデザインを選びましょう。生活感を出したくない場合はシンプルでインテリアを邪魔しないデザインがおすすめです。

カラーバリエーションが豊富な場合は、インテリアに合わせた色を選ぶとおしゃれな印象になります。

おしりふきウォーマーを選ぶときに迷ったら、人気メーカーから選ぶのもおすすめです。特に人気の高い2メーカーをピックアップしてご紹介します。

ベビー用品の人気メーカー・コンビは、機能満載なおしりふきウォーマーを多数ラインナップしています。コードレスタイプやコンパクトタイプなど実用的な機種がそろい、口コミでも使いやすさから評判です。

機能的なだけでなくかわいいキャラクターデザインも選べ、マタニティーからベビー商品がお手頃価格でそろう人気店・西松屋でもお得に購入できる場合があるので、ぜひチェックしてみてください。

スプレータイプのウォーマーを探しているなら、アカチャンホンポのあったかいdeシュ！が人気です。スプレー容器に水を入れておけば温水になるので、コットンを濡らして拭いたり、そのままスプレーして洗い流せたりできます。

赤ちゃんの肌状態に合わせて使えるのが魅力で、人気が高いです。スプレー式でお探しならぜひアカチャンホンポもチェックしてみてください。

おしりふきウォーマーを探していて迷った場合は、楽天やAmazonなどの通販サイトで口コミをチェックする方法もおすすめです。実際に使ってみたママの声は何より説得力があり、メリットだけでなくデメリットもチェックできます。

赤ちゃんの月齢や使用環境などが近い人の口コミなら、より参考になるようです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

以下の記事では、おしりふきの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

コンビのおしりふきウォーマーには、「クイックウォーマー」「クイックウォーマーコンパクト」「クイックウォーマーハンディ」の3種類があります。クイックウォーマーとクイックウォーマーコンパクトは大きさが異なるだけで基本的な機能は同じです。

一方、クイックウォーマーハンディは、他の2種類と充電方法が違います。3つとも電源はコンセントですが、クイックウォーマーおよびクイックウォーマーコンパクトはコードで充電するため、コードが届く範囲でしか使用できません。

一方、クイックウォーマーハンディはマグネット式の電源スタンドで充電するため、本体を取りはずして使用できます。持ち運びも簡単なので、いろいろな部屋でおむつを交換できるのが大きな魅力です。

おしりふきウォーマーを使うときには、より快適に使い続けられるよう、次のようなポイントに気を付けましょう。

【目次】

• 水道水を使って雑菌の繁殖を防ぐ
• シートの乾燥を防ぐために袋ごと入れる
• コストコのベビーワイプ用には比較的大きめサイズを選ぶ

おしりふきウォーマーは常時電源を入れている場合もあり、雑菌が繁殖しやすい状態です。水を入れて温めるタイプのウォーマーには、雑菌の繁殖を防ぐため、塩素が含まれる水道水の使用をおすすめします。

浄水器の水・ミネラルウォーター・蒸留水は塩素が除去されているので、意外に思われるかもしれませんが、ウォーマー用にはおすすめできません。また設置した水は24時間経ったら取り換え、ポンプとボトルは毎日洗うなどのお手入れも重要です。

ただし煮沸・電子レンジ・薬液などでの消毒はできない商品も多いため、お手入れの方法は商品ごとの取り扱い説明書に従いましょう。

ウェットティッシュタイプ用のおしりふきウォーマーは、最後の方に残ったシートが、水分の蒸発により乾燥している場合があります。おしりふきのウェットティッシュを袋ごとセットできれば防げる場合が多いようです。

また、おしりふきは商品によって水分の含み方や保湿力が違うため、いくつか試して乾きにくいタイプを探す方法もあります。そのほか、電源を入れっぱなしにするのではなく、使用しない時間帯にはこまめに切るようにすると乾きにくいようです。

コストコで発売されている、海外製の赤ちゃん用おしりふきであるベビーワイプは、コスパが良く使いやすくて人気です。しかしサイズが国産品より大きいので、おしりふきウォーマーに入りにくい場合があります。

コストコのベビーワイプを温めたい場合は、あらかじめ袋全体のサイズと、購入したいおしりふきウォーマーの内部の寸法をチェックして、なるべく比較的大きめのサイズ・容量を選びましょう。

おしりふきウォーマーは、おむつ替えの際に絶対に必要なものではありません。しかし、おしりふきの冷たさはまだ体の機能が弱い赤ちゃんには刺激になりやすいため、おしりふきウォーマーがあれば、赤ちゃんの体をやさしく守りながら清潔にできます。

また、赤ちゃんの機嫌もよくなるので、ママやパパも快適かつ落ち着いてお世話ができるのも魅力です。とは言え「暑い夏はいらないのでは？」といった意見もあります。しかし、クーラーの効いた部屋でおしりふきを使うと、案外冷たく感じるものです。

赤ちゃんの体を考えれば、やはり夏でも場面に応じておしりふきウォーマーを使ってあげましょう。なお、夏用など季節に対応したおしりふきウォーマーもあるので、ぜひ検討してみてださい。

おしりふきウォーマーは種類が豊富で、使い方もそれぞれ異なります。シートタイプのおしりふきウォーマーは使用する1時間ほど前には電源を入れておくのがおすすめです。商品によって温め時間も変わるので、記載の説明をよく読んでおきましょう。

おしりふきウォーマーの代用として、昔ながらの方法でガーゼをぬるま湯で温めて使うほか、市販のおしりふきを布団の中で保温しておいたり、ふたの上にカイロを置いておいたりなど工夫している人もいます。無理なく続けられる方法で試してみてください。

おしりふきウォーマーを使うと、おむつ替えのときに冷たい感触で赤ちゃんが泣いたり機嫌が悪くなったりするのを防げ、ママ・パパもお世話がしやすくなります。機能的なタイプやおしゃれな商品を選んで、おむつ替えの作業を快適にしましょう。