大人気のTVドラマシリーズ「ごくせん」が、日本中のファンの声に後押しされ、最初で最後の映画化した作品が「ごくせん THE MOVIE」です。シリーズのスタッフ・キャストが再結集し、ドラマの7年間の集大成で大ヒットを記録しています。

ジョン・シングルトン監督の初監督作品である『ボーイズン・ザ・フッド』は、フッド（黒人貧困街）に住む少年たちの生きる姿を描いた監督自身の半自伝映画で、いまだ根強く残る差別や、黒人たちの現状を痛烈に描いた作品です。

主人公トレの友人にしてギャングスターであるダウボーイをギャングスタ・ラッパーの祖であるアイス・キューブが演じており、繊細な演技を見せたことでも話題になりました。表面的なキラメキの裏にあるアメリカのリアルを知れる一本です。

かつて弱虫だった少年は、当時カリスマだった烈風隊初代総長に憧れていました。しかし、その10年後、街はライバルだった暴走族に支配され、烈風隊は今や伝説の暴走族に・・・。

初代総長に憧れていた少年が、烈風隊をもう一度再建させようと奔走する物語です。

累計発行部数が6,500万部を突破したメガヒット漫画「東京卍リベンジャーズ」の実写化作品です。実写化のほかアニメ化もされており話題となっています。

北村拓演じる、主人公の負け犬フリーター・タケミチの元恋人ヒナタが殺害されたところから物語は始まります。10年前に戻ったタケミチが、もう一度繰り返される悲劇を食い止めるまでを描いた作品です。

けんかに恋に友情にと青春をギュッと詰め込んだようなストーリーをお望みなら、この学生喧嘩映画がおすすめです。原作は漫才コンビ品川庄司の品川ヒロシの同名小説で、監督が芸人だけあり、テンポの良さが魅力のひとつです。

成宮寛貴と水嶋ヒロ、第一線を退いた当時の人気若手俳優が出演しているのも見どころです。

シンガーソングライター松本哲也の自叙伝『空白』を基にした作品です。「しあわせになりたい」と願い続けてきた扶美江（鈴木砂羽）と、その息子哲也（石垣佑磨）のすれ違う親子の絆は涙せずには見られません。

お蔵入りして何年も経っている、あるいは公開のめどが立っていない映画を募集して審査するお蔵出し映画祭の2011年映画祭で見事グランプリを受賞した作品です。覚せい剤と戦う母を演じた鈴木砂羽の熱演ぶりに一気に引き込まれます。

柳楽優弥や菅田将暉・小松菜奈・村上虹郎といった若手実力派俳優が見事な怪演ぶりを見せてくれる作品です。純粋ながらも遊びが凶行へと変化していく様子が、かなりリアルに描かれています。

2008年7月に公開された初代『ガチバン』は、窪塚俊介が主演を務めました。その後、さまざまな俳優が主役を演じた人気シリーズの映画は現在まで23作品公開されています。

この作品で主役の6代目番長を演じているのは、アクションシーンも華麗な陳内将です。負けん気が強いだけの金髪ヤンキーが、ディープな池袋で危険すぎる裏社会の騒動に巻き込まれていく物語が描かれます。

ヤンキーの喧嘩漫画の金字塔といえば『クローズ』、そしてヤンキーの喧嘩映画の金字塔は、間違いなく『クローズZERO』です。クローズ本編の一年前を表した前日譚で、鈴蘭統一を目指す滝谷源治（小栗旬）の活躍を描いています。

『クローズZERO』の人気はアジア全域にまで広がり、ブータンでは『クローズZERO』に影響を受けたヤンキーが過激化し社会問題となったほどです。

「夢にときめけ！明日にきらめけ！」で有名な、問題児たちが高校野球に打ち込み成長してく、学生の青春から卒業を描いた映画です。「最後の夏、卒業」をコンセプトにオリジナルストーリーが展開していきます。

「TOKYO TRIBE」は、 TOKYOを舞台にさまざまなTRIBE(族)たちが、縄張り争いを行う映画です。ラッパーを起用したアングラな雰囲気や、映倫でR15指定になった女との絡みなどをユニークに描いています。

実話ベースのケータイ小説を映画化した作品です。優等生の美嘉（新垣結衣）と不良少年のヒロ（三浦春馬）の障害を乗り越える恋模様を描いています。恋愛映画が苦手な方は一度無料で携帯小説を読んでみるのもおすすめです。

ストーリーとしてはありがちな高校生同士の恋愛ものですが、実話を基にしていると考えるとまた考えさせられるものがあります。高校生ならではの無茶な恋愛や一途さ、トキメキをもう一度味わいたい方はぜひ見てみてください。

母親のせいで7年もの間、宗教施設で育った少女は警察の手によって保護されます。一般的な社会から断絶された世界で育った少女は、開放されたにも関わらず自分の居場所をなかなか見つけられずに過ごします。

不良グループや平凡な中流家庭などを転々としながら自分探しする物語が描かれます。ブレイク中の伊藤沙莉と須賀健太のダブル主演作品です。

興行収入が25億円を超えた2014年公開のロングランヒット作品『ホットロード』は、原作は別冊マーガレットで連載されていた紡木たくの同名コミックです。孤独を感じる少年少女の恋模様を描きます。

ヤンキー先生として知られる義家弘介の自伝『不良少年の夢』を映画化した作品です。編入先の高校での新たな出会いを通し、社会になじめない少年が高校を卒業し、大学に進学、教師として母校に帰ってくるまで成長する少年の姿を描いています。

きうちかずひろ原作の大人気不良漫画を実写化した昭和の不良映画です。イケおじとしても人気の俳優・仲村トオルのデビュー映画で、ヒロイン役には当時の人気アイドル・中山美穂が出演しています。

街には映画さながらのヤンキーがあふれていた時代に公開された作品で、ヤンキー映画には外せない作品です。

『HiGH & LOW THE RED RAIN』は、『HiGH & LOW』シリーズに登場する超人気キャラクター、雨宮兄弟にフォーカスしたスピンオフ作品です。本作は、坂口拓より伝授された瞬殺アクションを披露しています。

『HiGH & LOW THE MOVIE 2~END OF SKY~』は大人気ヤンキーシリーズ『HiGH & LOW』の劇場版シリーズ第二作にして、最高傑作と名高い映画です。『HiGH & LOW』シリーズの中で最もクオリティーが高い作品とされています。

『HiGH & LOW THE MOVIE』の続編で、EXILEの岩田剛典をはじめ劇団EXILEのメンバーなどLDHファミリーが多数出演しています。

『HiGH & LOW』シリーズを見始めるに当たり、一番おすすめなのがこちら『HiGH & LOW THE MOVIE』です。TVシリーズから続く作品なので、映画が初見の方にはわかりづらい部分があるのは否めません。

しかし、それを抜きにしても、人を虜にする異様な熱量がこの『HiGH & LOW THE MOVIE』の魅力です。現代のヤンキー映画を語るのに欠かせない作品のひとつです。

映画界を代表する二大ヤンキー映画『クローズZERO』と『HiGH&LOW』のコラボが実現しました。S.W.O.R.DのOを司る鬼邪高校のスピンオフに、なんとクローズの鳳仙学園が登場します。学園ものが好きな方にもおすすめです。

『HiGH&LOW THE WORST』の続編となる『HiGH&LOW THE WORST X』も2022年9月に公開されました。

茨城県の下妻市で暮らすロリータファッションの少女桃子（深田恭子）とヤンキーのイチゴ（土屋アンナ）の、一見まったく異なるタイプの少女が徐々に友情を深めていく様子が詳細に描かれています。

嶽本野ばらによる小説を中島哲也監督の手で実写化した作品で、ロリータ少女とヤンキー少女という妙な組み合わせながらも、どこかバランスの取れた2人の微笑ましい物語は必見です。

デメキンと呼ばれたいじめられっ子が、福岡県で伝説の総長になる、質の高いエンターテインメントとさえ思えるあらすじですが、芸人・佐田正樹の実話を基にした話です。青春映画さながらの熱いシーンの連続に、胸を打たれます。

2007年にテレビドラマ化された映画化作品で、軽いヤンキー映画を観たい方におすすめな作品です。主人公三郎は三兄弟の末っ子で、かつて2人の兄たちが通った学園に入学します。

学園を牛耳っていた極悪な兄たちのせいで、自分も同類だと勘違いされた素朴な三郎が、教師や生徒からの冷ややかな態度に苦悩しながら学園生活を送る物語です。主人公の三郎は、ドラマ版と同じく石黒英雄が演じています。

舞台は1980年代の千葉県で、ツッパリが全盛期だった時代を描いています。「今日から俺はつっぱる！」と心に決めた転校生の三ちゃんちゃん（賀来賢人）と伊藤ちゃん（伊藤健太郎）のコンビが今度はスクリーン上で大暴れする映画です。

主演に賀来賢人を迎え、ほかにも伊藤健太郎や橋本環奈・柳楽優弥・ムロツヨシなど豪華キャストにも注目です！映画の前にTVシリーズを網羅するとより楽しめます。

『クローズZEROII』は三池崇史監督による超ヒット映画『クローズZERO』の続編です。原作は高橋ヒロシによる超大人気漫画シリーズ『クローズ』で、本作はその『クローズ』の物語から一年前にあたる前日譚に当たります。

群雄割拠の魔境・鈴蘭高校の頂点を争った前作に対して、本作は統率の取れた鈴蘭のライバル高・鳳仙との抗争をメインとしています。前作に負けず劣らずの熱さを持つ本作ですが、続編なので敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。

ピース・綾部祐二をはじめ、吉本の芸人たちが出演するタイムスリップ系のヤンキー映画です。不良高校生の主人公がタイムスリップした先は、両親が高校生だった30年前の時代でした。

両親の未来を変えようと奮闘するヤンキーの姿が描かれる軽快なストーリーです。

大人気のTVドラマシリーズ「ごくせん」が、日本中のファンの声に後押しされ、最初で最後の映画化した作品が「ごくせん THE MOVIE」です。シリーズのスタッフ・キャストが再結集し、ドラマの7年間の集大成で大ヒットを記録しています。

ヤンキーは必ずしもヒーロー的な存在であるとは限りません。暴力を振るう恐怖の悪役として描かれます。ギャング団に娘を殺された男が警察署に籠城し、居合わせた人々を巻き込みながらカルト的なギャング集団と戦う物語です。

要塞警察は、映画が巨匠ジョン・カーペンター監督作品で、孤立した警察署での孤立したギャング集団との一夜が描かれています。低予算ながら緊迫感が伝わる、ジョン・カーペンターらしい究極の一本です。

こちらの作品を鑑賞すれば、DCコミックスに登場する『バットマン』最大の宿敵『ジョーカー』が誕生するまでの流れがわかる、孤独を抱えた普通の男が、なぜ残忍かつ狂気的な人間になったかを描く映画です。

主演を務めるのは『グラディエーター』や『ホテル・ルワンダ』などにも出演したホアキン・フェニックスです。悪に落ち、徐々に狂気の色に染まっていくヴィランを見事演じ切ってくれました。

バイカーをテーマにしたバイク・アクション映画で、知る人ぞ知る名作です。予想を大きく下回る興行収入と酷評を受けながらも、一部熱狂的ファンからの圧倒的支持を得ています。

見どころはなんといってもバイクアクションで、序盤から度肝を抜くような演出ばかりです。バイクで格闘するバイク・フーやLAを爆走する音速バイクチェイスは、派手なアクションが好きな方にはたまりません。

ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、などハリウッドのそうそうたる顔ぶれがそろった映画です。物語性に優れているのはもちろん、この豪華すぎるメンバーを眺めているだけで得した気分になれます。

『オーシャンズ11』のタイトルどおり、窃盗のスペシャリスト、ダニー・オーシャン（ジョージ・クルーニー）率いるプロの犯罪集団がラスベガスの三大カジノを狙います。ダイナミックなアクションは爽快感抜群です。

『キル・ビル』同様、クエンティン・タランティーノ監督が生み出した最高傑作のうちのひとつで、監督に加えて脚本と出演、一人三役務めた作品です。

ミスター・ホワイトやミスター・ブラウンなどと呼び合い、互いの素性は一切明かしていない6人の犯罪者が集まって大掛かりな宝石強盗をたくらみ、実行する話です。当時28歳だったタランティーノの初監督作品でもあります。

大の親日家として知られているクエンティン・タランティーノ監督の作品です。前編のおもな舞台が日本の設定なので、日本の有名俳優たちが活躍していますし、テーマ曲も布袋寅泰が担当しています。

結婚式の当日に絶望の底に突き落とされた主人公が復讐に走る様子が描かれています。内容的に遊び心のある作品ですが、ショッキングな映像も多いので好みが分かれる作品です。

『2001年宇宙の旅』や『シャイニング』を手掛けたスタンリー・キューブリック監督がメガフォンを取った作品です。暴力的なシーンが多く含まれるので、グロさが苦手な方にはおすすめしません。

時は近未来のロンドンでけんかや盗み、暴力と非行の限りを尽くす少年アレックス（マルコム・マクダウェル）が洗脳されるかのように模範的市民になり、しかし再び残虐な人間へと戻っていく様子が詳細に描かれています。

舞台は南アフリカのヨハネスブルグで夢も希望も、未来さえない――そんな危険なスラムで暮らす少年『ツォツィ（チンピラ）』が、強奪した車の中にいた生後数カ月の赤ん坊と出会ったのをきっかけに更生していきます。

物語を見進めているうちにキャッチコピーキャッチコピーが心に染み渡る作品です。アカデミー賞含め、エディンバラ国際映画祭やセントルイス国際映画祭などの国際的な映画祭で多くの賞を受賞しました。

衝撃作といってまず思い出したいのがこちらの作品です。「この映画の言語は手話である 字幕や吹き替えは存在しない」とのテロップから始まる『ザ・トライブ』は全篇手話のみで構成されており、実際に発語でのせりふはありません。

ろう者の寄宿学校に転入した少年が、不良グループと関わっていくうちに悪事を働くようになるストーリーで、ウクライナのミロスラヴ・スラボシュピツキー監督の長篇デビュー作です。

複数回の退学経験を有する不良少年ウィリアム・テッパーを演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』のサム役や『グーニーズ』でマイキー役を務めたショーン・アスティンです。

ほかにも、『スタンド・バイ・ミー』のウィル・ウィトンが出演するなど豪華キャストが目白押しです。高校を占拠したテロリストと戦うウィリアムとその友人たちの姿を描いています。

実在したアメリカのアウトロー（銀行強盗）ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃亡劇を描いた西部劇スタイルの作品です。ストップモーションを活用したラストシーンは、映画史に残る名場面としても知られています。

第42回アカデミー賞では撮影賞はじめ、脚本賞や作曲賞、主題歌賞など4部門で受賞しました。主題歌『雨にぬれても』は大ヒットし、近年だと『スパイダーマン2』の挿入歌としても使われています。

世界的大ヒットを飛ばしたブラジル映画で、作中ではリオ・デ・ジャネイロの貧民街・ファーベラで暮らす不良ギャング（ストリートチルドレン）たちの抗争が描かれています。群像劇が好きな人におすすめです。

こちらの作品はパウロ・リンスによる同名小説を映画化したもので、2004年のアカデミー賞では監督賞など4部門にノミネートされた作品です。

映画史において多くのタブーを破り、その存在感を知らしめた作品です。作中では、アメリカに実在した強盗犯ボニーとクラウドの逃走劇を描いています。あらゆるタブーに挑んだ、いまやアメリカン・ニューシネマの先駆けともされる名作です。

大ヒット映画『スーサイド・スクワッド』の人気の秘密は、登場する主役が暗殺者のデッドショットをはじめ、バットマン最大の宿敵ジョーカーや魔女のエンチャントレスなどの悪党（ヴィラン）だからです。

同名DCコミックスがデヴィッド・エアー監督によって実写映画化されました。悪役なのに格好良い憧れのスーパーヴィランが一様に顔をそろえる姿に大興奮です！

ワンダラーズやデル・ボマーズ、ボルディーズなど不良グループ同士の対立を描いています。タイトルにもなっている『ワンダラーズ』が作中で着用していたスカジャンは、現在でもインターネット上で出回っているほどの人気です。

恋愛はもちろん、青春や家族、時代の変遷、人種問題などさまざまな要素が詰め込まれているだけあって、多くの人から支持されています。子どもにはもちろん、大人にも突き刺さる内容です。

24歳の若さでこの世を去った伝説的俳優ジェームズ・ディーンが遺した名作のひとつです。ジェームズ・ディーンといえばスイングトップにジーンズというイメージがありますが、それはこの『理由なき反抗』のジムによるものが大きいと言えます。

非行少年たちの葛藤や苦悩などがよく描かれた作品です。社会との関わり方や親との関係などを改めて考えさせられます。

身体が不自由な大富豪とスラムの黒人青年が交流しながら成長していくヒューマンコメディーです。デリケートながらも、コミカルな表現に持っていけるのはエリック・トレダノ監督の手腕があったからにほかなりません。

生まれも育ちも、年齢や考え方さえ違う2人が友情を育んでいく様子は、微笑ましくもあり胸が熱くなる部分でもあります。実話を基にしたハートウォーミングな物語です。

当初弱冠33歳と自身も若者のひとりだったイヴァン・イキッチ監督の長篇デビュー作です。セルビアのベオグラード出身なだけあって、かなりリアルな内容に仕上がっています。

コソボ紛争と共にあった社会的背景を敢えて誇張せず淡々と、けれどもしっかり描いています。惰性で生きつつも不安や葛藤を抱える仮釈放中の青年ルカに、当時の若者たちのすべてが集約されているようです。

不良男子高生が偶然バレリーナと出会い、ダンスを通して自分と向き合っていく過程が描かれる『ステップ・アップ』の続編として生まれたのが、『ステップ・アップ2: ザ・ストリート』です。

夢も希望もなく不良仲間たちとストリートダンスに明け暮れるアンディ（ブリアナ・エヴィガン）が芸術学校に入学し、夢・恋愛・友情を育んでいく青春ストーリーです。

1950年代のニューヨークを舞台に移民が多く集まるダウンタウン、ウエスト・サイドでは、ヨーロッパ系白人を中心に構成されたジェッツとプエルトリコ系移民のシャークスが日々争っていました。

そんな中、ジェッツを結成したメンバーでありながらも現在は真面目に働くトニー（リチャード・ベイマー）とシャークスのリーダーの妹マリア（ナタリー・ウッド）が恋に落ちてしまいます。ミュージカル映画ファンなら必ず通る作品のひとつです。

最新作が2023年5月に公開されました！現在は超人たちによるウルトラ・アクションムービー化している「ワイルド・スピード」シリーズの最初の作品です。当初はストリート・レーサーたちによるプライドと友情をかけたヤンキー映画でした。

主人公自体は変わっていないのに、ここまで強烈な変貌を遂げる映画はあまりないはず。ウルトラ・アクションムービーも面白いですが、シリーズ化のきっかけとなった本作もおすすめです。

『21ジャンプストリート』は、ヤンキー映画としてはかなり変わり種の類と言えます。青年犯罪を撲滅するために、主人公である刑事2人が高校生に扮して潜り込むコメディタッチの映画です。

大人の視点から見たアメリカのヤンキー文化を知れます。頭はキレるけど見た目がイケていない刑事とハンサムだけどおバカなバディが奮闘する笑えるヤンキー映画です。

アメリカで最も治安の悪い地域といわれているギャングがはびこるコンプトンで生まれた音楽N.W.Aは、ギャングスタ・ラップの祖であり、世界を変えたラッパー集団です。

そんなN.W.Aの中心であるイージー・Eは実際にドラッグの密売をしていたギャングスターです。恐れ知らずの彼らが送り出す音楽は、FBIに目をつけられるほどで伝説とされています。実際にあった出来事を描いた衝撃の実話です。

アメリカで人気のあったベストセラーのヤングアダルト小説を映画化した、アメリカの青春映画です。貧困層の若者のグループ「グリース」と、富裕層のグループ「ソッシュ」の対立を描き、少年たちのドラマが表現されています。

ジョン・シングルトン監督の初監督作品である『ボーイズン・ザ・フッド』は、フッド（黒人貧困街）に住む少年たちの生きる姿を描いた監督自身の半自伝映画で、いまだ根強く残る差別や、黒人たちの現状を痛烈に描いた作品です。

主人公トレの友人にしてギャングスターであるダウボーイをギャングスタ・ラッパーの祖であるアイス・キューブが演じており、繊細な演技を見せたことでも話題になりました。表面的なキラメキの裏にあるアメリカのリアルを知れる一本です。