おうち時間が増える昨今、快適な環境を作るべく一家に1台空気清浄機を置く家庭も増えてきました。特に長い時間を過ごす寝室に設置する空気清浄機は慎重に選びたいもの。近年では音が気にならない稼働音が静かな製品や小型の商品も多く発売されています。

空気清浄機といえばリビングに設置するイメージが強いものの、寝室に置くと布団やシーツに付いているホコリやダニなどの有害物質のほか、空気中の汚れを吸い取り空気の質を高めます。6畳用・ポータブル式などの小型機種もあり、選択肢は豊富です。

そこで今回は寝室向け空気清浄機の人気おすすめ商品をご紹介します。静音性・メーカー・吸引力などを基準に作成しています。ハウスダストや花粉症対策におすすめの商品もあるのでぜひ最後までご覧ください。

こちらでは寝室に適した空気清浄機の選び方を解説します。最近では空気清浄機も随分と多様化してきたので、しっかりポイントを押さえて選んでください。

空気清浄機は製品によって適応畳数や本体サイズが異なります。寝室の広さや設置スペースを考慮して、適切なサイズを選んでください。

空気清浄機には適応畳数が設定されています。適応畳数とはタバコ5本分のニオイを30分で綺麗にできる面積を指し、適応畳数が大きいほど清浄効果が高いです。そのため、部屋の広さよりも大きい適応畳数の製品を設置した場合、早いペースで空気を浄化できます。

ただし、適用畳数が大きいほど価格も高くなるので、目安としては部屋の広さに対して2〜3倍の適用畳数を選ぶのをおすすめします。6畳の寝室なら適用畳数12〜18畳のものだと、最も効率よく寝室の空気を綺麗できるのでおすすめです。

寝室の広さが6畳前後の場合や、できるだけ省スペースで設置したい場合は小型さイプのコンパクトな製品を選ぶのがおすすめです。コンパクトながらも高機能な製品も多いので、サイズ感だけでなくスペックと併せてチェックしてください。

空気清浄機の集じん方式はファン式・電気式・ファン式と電気式の両方を取り入れた併用型があります。ファン式はモーターでファンを回し、吸い込んだ空気をフィルターでろ過して空気中の汚れを除去する仕組みです。

ファンが大きいほどパワーがありますが、運転音もその分大きくなります。電気式は高圧放電によりホコリなどの汚れを帯電させて集じんする仕組みです。イオンの流れのみで集じんするため音は静かですが、集じん能力は弱くなってしまう傾向があります。

空気清浄機を選ぶ際はフィルターの選び方も重要です。花粉・ホコリ・ウイルスなど特に除去したい物質によって適したフィルターが異なるのでチェックしておいてください。

「HEPA・TAFUフィルター」は広範囲で粒子をキャッチできるように繊維が何層にも織り込まれています。「HEPAフィルター」は0.3μm(マイクロメートル)の細かい粒子を捕らえて、花粉・ホコリ・PM2.5などを除去可能です。

「TAFUフィルター」も集じん能力が高く、「HEPAフィルター」より撥水性・撥油性に優れているので、お手入れがしやすく劣化にも強いです。とはいえ、フィルターの持ちの良さは使用状況によるため、丁寧なお手入れをしてできるだけ長く使えるようにしてください。

ヘビースモーカーやペットがいる家庭には、ニオイ対策ができるフィルターがおすすめです。「活性炭フィルター」は物質を吸着させる力に優れているので、微細なニオイ分子もしっかりと吸収してくれます。

「活性炭フィルター」「カーボンフィルター」の名称で黒いフィルターが搭載されているタイプや、「HEPA・TAFUフィルター」とセットのタイプもあります。ニオイを除去するスピードはフィルターの大きさで決まるので、購入前にチェックしてみてください。

空気清浄機には、空気清浄以外の機能が複数存在します。機能についてまとめましたので、購入する際の参考にしてみてください。

空気清浄機のなかにはホコリセンサー・温度センサー・照明センサーなど、さまざまなセンサーが搭載されているモデルがあります。例えばホコリセンサーは、空気中のホコリを検知して自動で吸引力をアップする機能です。

最近の空気清浄機には脱臭機能が搭載されています。製品によってイヤな臭いを吸収してくれるタイプや加湿機能で水分を飛ばし臭いを抑えるタイプなど、脱臭・消臭方法が異なるので、寝室の状況などからどのタイプが良いか考慮し自分に合ったタイプを選んでください。

空気清浄機から発生するイオンは空気中に浮遊するカビ菌やウイルスを抑えてくれます。ゴミやホコリだけでなく、より空気をきれいにしたい方はイオン発生機能が搭載されているかチェックしてください。イオンは静電気も抑えてくれるので、乾燥する時期にも有効です。

タイマー付きの空気清浄機ならつけっぱなしの防止や節電効果が期待できます。また、自動運転や節電モードなどの機能を搭載しているものも併せて注目してみてください。部屋の環境に合わせて自動でオン・オフを切り替えてくれるため、電気代の節約にもなります。

寝室に設置する空気清浄機なら静音性は重要になります。稼働音が大きいと睡眠の妨げになってしまう可能性があるので、稼働音の静かさにこだわった製品を選ぶのがおすすめです。特に夜間に音を抑える静音モードが搭載されているとより快適に過ごせます。

寝室に空気清浄機を置く場合、気にしておかなければならないのが睡眠に影響しないかどうかです。音や光が強烈なものは寝室にはおすすめしません。

寝室に置く空気清浄機には音が小さな商品を選んでみてください。寝室に置いても空気清浄機の運動音が大きくては、睡眠の妨げになってしまいます。静音性能は商品のスペック表に運動音（dB）の項目で記載されているので確認してください。

dBの数字が小さければ小さいほど静音性が高い商品になります。空気清浄機のサイズが小ささと静音性の高さは必ずしも連動していません。毎日の睡眠時間を快適に過ごすなら、目安として22dB以下の製品がおすすめです。

寝室に設置する場合はファン式ではなく、静音性が高い電気式を選ぶのをおすすめします。電気式なら音が小さいのに加え、ファン式よりフィルターの目詰まりがしにくいです。ただし、吸引力の高さをより重視するならファン式がおすすめになります。

現在、さまざまなデザインの空気清浄機が発売されています。なかには、インテリアになじむスマートでおしゃれなデザインの空気清浄機も多いので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

どのメーカーから発売される空気清浄機も高品質で個性的なものばかりです。こちらではメーカーごとに特徴をまとめました。

シャープ（SHARP）は空気清浄機の種類が最も多いメーカーになります。そのため、いろんな種類から選びたい方におすすめです。通常の空気清浄機から天井設置型や蚊取機能付きなど、豊富な種類を取りそろえています。

また、種類の豊富さだけがシャープの魅力ではありません。プラズマクラスター付きの空気清浄機もあります。イオンを生み出すプラズマクラスターは、お部屋の空気を清浄にしてくれるので、よりきれいな空気を作りたい方におすすめです。

パナソニック（Panasonic）が発売する空気清浄機の魅力は吸引力です。ハウスダスト・花粉など空気中に漂うさまざまな物質を吸引し、吸引した物質は独自で開発したフィルターによって機械の内部で遮断され、きれいな空気として排出されます。

フィルターは掃除の時期が一目で分かるため、お手入れを忘れる心配がありません。以下の記事ではパナソニックの空気清浄機の選び方と人気おすすめ商品を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

日立は大型の空気清浄機をメインに販売しています。広い部屋に対応できる製品が多いので、寝室が広い方におすすめです。小型の空気清浄機も販売されていますが、加湿と除湿機能が付いていない製品が多いので、多機能を求める方はチェックしてください。

日立の大型の空気清浄機は自動掃除機能付きなので、メンテナンスを楽にしたい方にもぴったりです。以下の記事では、日立の空気清浄機の人気おすすめ15選を紹介しています。こちらもぜひご覧ください。

エアコン含む空調機器を専門に開発販売しているのがダイキンになります。ダイキンから販売されている空気清浄機は花粉症対策におすすめです。ダイキンが独自で開発したストリーマと呼ばれる空気清浄技術で花粉を芯から分解します。

デザイン性の高さと業界トップクラスの浄化力を両立したダイソンは、部屋のインテリアにこだわる方におすすめのメーカーです。デザインだけでなく吸引力も一級品となっています。

空気中の花粉や微細なウイルスを除去し、見た目と高い技術力で快適な空間を演出します。

コスパを重視する方はアイリスオーヤマがおすすめです。アイリスオーヤマは最小限の機能のみを搭載した家電を開発・発売しています。空気清浄機も例外ではなく、他社では20,000円以上はするところ、アイリスオーヤマの製品だと10,000円台のものも少なくありません。

ただしリーズナブルな価格帯だからといって機能が劣るわけではないのがアイリスオーヤマの魅力です。スペックの高さは追求しつつ、他社と比べると数千円～10,000円近く安い値段で販売されています。操作性もシンプルで機械の扱いに慣れていない方にもおすすめです。

シンプルなデザインを求めている方にはバルミューダがおすすめです。バルミューダは「最小で最大を」をコンセプトに、無駄のない機能とデザインを施した家電を販売しています。空気清浄機もそのコンセプトどおりの機器です。

空気清浄機の手入れが不十分だと効果が発揮されにくくなります。購入前に手入れの方法を確認しておくのがおすすめです。

空気清浄機は使用するとフィルターに汚れやホコリがたまります。フィルターが汚れてしまったときに掃除機などで簡単にホコリを吸い取れればメンテナンスも楽に行えるのでおすすめです。こまめに掃除をしたい場合はフィルター交換がしやすいモデルを選んでください。

また、同じ空気清浄機を長く使う方や使用頻度の高い方は、ランニングコストを考えてフィルターの交換期間をチェックしてください。空気清浄機のフィルターは基本的に使い捨てなので、交換機感が短いとそれだけ費用がかさんでしまいます。

空気清浄機内のフィルターを自動で掃除してくれる機能を自動掃除機能と呼びます。ごみは機器内のユニットにたまり、定期的にごみ捨てをする必要がありますが、掃除の頻度は半年～1年に1回程度でよいので手間はかかりません。掃除が苦手な方におすすめです。

空気清浄機を寝室用として使用する場合は加湿機能を搭載したモデルがおすすめです。空気をきれいにするだけでなく加湿もできるので、喉と肌を乾燥させる心配がありません。また、粘膜の乾燥を防ぐ効果もあります。

粘膜の乾燥はウイルス感染に対する防御機能の低下に繋がるといわれているため、加湿は風邪やインフルエンザ対策としても有効です。また、潤いを保った一定の湿度はリラックスをするのにも向いています。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

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こちらでは購入する前に確認するポイントをまとめてみました。空気清浄機はただ購入すればよいものではなく、設置場所の確認が必須です。

空気清浄機の説明書を見ると、6畳用や12畳用と書かれています。対応した広さに合わせた商品を選ばなくては、せっかく購入しても空気清浄機の効果が発揮できません。購入前に設置する寝室の広さを確認しておくのがおすすめです。

空気清浄機の設置場所は枕元より足元がおすすめです。理由は2つありで、1つ目は機器の音で睡眠の邪魔をさせないため。もう1つの理由は、枕元に置いた場合、空気清浄機の吸引力で枕元にホコリなどのごみがたまってしまうためです。

空気清浄機の吸引力がよいといっても口や鼻との距離が近いので、どうしても身体にホコリなどが入ってしまう可能性があります。

空気清浄機を購入する際、寝室用とリビング用どちらを優先して買えば良いか迷われる方もいるかもしれません。そもそも空気清浄機が必要かどうかは、自身の掃除頻度や部屋の衛生状況などにもよるため、実際に使って生活してみるのが一番です。

リビングが広ければより大型の空気清浄機が必要になるため、その分コストがかかります。まずは寝室のサイズに適応した小型空気清浄機を置いてみて、自身の生活環境に必要だと感じればリビング用を購入する、といった考え方も一つです。

就寝中の喉や肌の乾きを考えた場合、除湿よりも加湿をおすすめしていますが、除湿機能が不要との意味ではありません。むしろ梅雨などの湿度の高い時期は、カビ・ダニが発生しやすく、また就寝中は換気もしにくいため除湿機能の必要性が高くなります。

湿度の高い時期において健康を気にするなら、加湿機能よりも除湿機能の使用をおすすめします。

空気清浄機は扇風機やサーキュレーターでホコリを舞い上がらせて効率的に空気中のホコリを除去しますが、それはファンの音が大きいため寝室には向きません。その場合、エアコンと併用してその風を利用すれば近い効果が得られます。

また、空気清浄機を寝室に置く場合、朝起きた後に布団を軽くはたいておくのもポイントです。布団から出たホコリなどを人がいない間に空気清浄機が清掃してくれるので、就寝時に効果を感じられる可能性が高くなります。

加湿空気清浄機とは空気清浄機に加湿器の機能をプラスした製品です。特に乾燥が気になる冬場には、部屋の温度を一定に保ちながら空気をきれいにしてくれるので重宝します。加湿器と空気清浄機を別々に設置する必要がないのもポイントです。

加湿器だけでは寝室のホコリやウイルスを除去できません。加湿空気清浄機であれば、春先に気になるPM2.5に対応しているモデルがほとんどなので、一年中活躍します。

以下の記事では、加湿空気清浄機の選び方やおすすめ商品を紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

今回は寝室に設置する空気清浄機の選び方とおすすめの商品を紹介しました。就寝時の喉や肌の乾燥を考慮するのであれば、加湿機能が付いた空気清浄機がおすすめです。こちらの記事を参考に、自分に合った空気清浄機を見つけてみてください。