日々の掃除だけでは解決できない部屋の空気汚れを除去するには空気清浄機が便利です。特に花粉の季節はアレルギー対策にもなります。でも定期的なフィルター掃除やフィルター交換が面倒で、購入を迷ってしまう方も多いですよね。

なんとフィルターのない空気清浄機があるのをご存じですか。オゾン式空気清浄機とも呼ばれ、脱臭力が高くペットやタバコなどの特殊なにおいも除去できます。機種によっては水洗いできれいにできるものや小型高機能製品もあるんです。

そこで今回は、フィルターなし空気清浄機の選び方・口コミ・おすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ランキングはサイズ・集じん方法・イオンの発生有無・機能を基準に作成しました。ぜひ参考にしてください。

フィルターなし空気清浄機は一般的な空気清浄機とは特徴が異なります。まずは違いをおさえて、用途に合わせて使いやすい機種を選びましょう。

フィルターなし空気清浄機と言っても、その特徴がわからないと購入するのは難しいです。購入迷ったら、まずはフィルターのある一般的な空気清浄機と効果を比較して違いを確認しておきましょう。

大きな違いは脱臭効果です。フィルターなし空気清浄機は脱臭効果を発揮するオゾンを利用しています。そのため空気中を漂う幅広い種類のにおいに対応し、タバコやペットなどの強いにおいまでしっかりと除去可能です。

さらにコンパクトでスタイリッシュなデザインの機種が多く揃っているので、置き場に困らずインテリアの邪魔にもなりません。反面、一般的な空気清浄機よりも集じん力は弱いです。空気中の浮遊物除去を重視する方には不向きとも言えます。

空気清浄機は種類も多く価格も幅広いです。そこでフィルターなし空気清浄機の相場を確認ましょう。

一般的な空気清浄機が1～3万円程度なのに対して、フィルターなし空気清浄機は2,000円台後半～3,000円前後で販売されているケースが多くあります。そのため空気清浄機の中でも比較的安く購入可能です。

しかし中には1万円近くするものやそれ以上の高級機種もあります。デザインも機能もしっかりこだわりたい方は高めの機種を購入するのも手です。予算と機能の両方のバランスをみて、用途に合ったものを選びましょう。

価格の安い機種は脱臭や清浄効果が十分に発揮できる範囲が狭かったり、単純な基本機能しかついていない場合が多いです。そのため使用する部屋の広さに見合った能力を発揮できる空気清浄機を選ぶ必要があります。

ただ近年、空気清浄機全体で性能が高くなっているのも事実です。6畳程度の部屋や一人暮らしの部屋であれば、小型で安価な機種でも十分対応できます。デザインにこだわりもなく、狭い部屋でしか使用しないのであれば価格重視で選ぶのもおすすめです。

もともと相場の安いフィルターなし空気清浄機ですが、さらに安い価格で購入するなら型落ちに目を向けてみましょう。家庭用家電製品は毎年新しい型や機種が発売され、以前の型や機種は値下げされる傾向があります。

さらに1つや2つ前の型であれば機能面でも差がない場合も多いので、コスパ最強でお得にゲットできるチャンスです。価格重視の方は型落ちもぜひチェックしてみるのをおすすめします。ただし型落ちは在庫に限りがあるのも念頭におきましょう。

空気の清浄といっても、におい・花粉・ハウスダスト・ウイルスなど除去対象はたくさんあります。何を除去したいかなど、用途や目的を決めると選びやすいです。

フィルターなし空気清浄機の大半はオゾン式空気清浄機です。そのため発生させたオゾンで吸い込んだ空気を清浄して放出するタイプが基本となります。オゾンは脱臭に非常に効果が高い気体です。

中でもタバコやペットといった特殊で強いにおいは、通常の空気清浄機では脱臭しきれない場合があります。しかしオゾンの力を借りれば、そんな気になるにおいもすっきりです。においを徹底的に除去したいのであればオゾン効果がより高いものを選びましょう。

とくに清浄した空気とともにオゾンも放出するタイプだと、吸いこみきれなかった空気にもオゾンが働きます。しっかりと脱臭効果を得たいのであれば、オゾン放出タイプがおすすめです。

コロナなどのウイルス対策なら、イオンにも着目してみましょう。近年、コロナ対策として、シャープのプラズマクラスターなどのイオンが有効であると考えらえています。フィルターなし空気清浄機でもイオンを発生・放出させる機種をチェックしてみてください。

におい・花粉・ハウスダストだけでなく、ウイルスもしっかりと除去したいのであれば、イオン機能のある機種を選びましょう。2022年以降もコロナ対策の日々は続きます。日常の手洗い・除菌・マスクに加えて空気清浄機を活用してみるのもおすすめです。

アレルギーの原因にもなる花粉やダニ・カビ・ほこりの除去は、空気清浄機の使用目的の中でも上位にあがります。特に喘息や鼻炎になりやすい方や、小さなお子様がいるご家庭にとっては気になるポイントです。

アレルギーの原因物質をしっかりと除去したいのであれば、フィルターの役割をする集じん板やユニットを搭載しているか確認しましょう。単純なオゾン式空気清浄機では集じん力が弱いです。

そのため静電気を利用した集じん方法も採用しているオゾン式空気清浄機を選びましょう。部屋の喚起でも解決可能な程度のにおい除去で十分な方は、静電気による清浄が基本の電気式空気清浄機の検討もおすすめします。

ほこりなどの大きな物質を除去するには、ある程度の集じん力が必要となります。フィルターなし空気清浄機の多くは集じん力が弱く、空気中に浮遊する微細な粒子に対してのみ集じん効果を発揮するものが多いです。

そのため目に見える大きさの物質に対してはうまく効果を発揮しきれません。部屋中を舞うほこりまで徹底的に除去してクリアな空気環境を手に入れたいのであれば、フィルターありの空気清浄機がおすすめです。

フィルターあり空気清浄機の中にはフィルター交換不要で手入れが楽な機種もあります。また使い捨てフィルタータイプならフィルター掃除が不要です。ほこりまで徹底除去したいなら、このような機種も検討してみましょう。

フィルターなし空気清浄機の場合、脱臭を中心とした空気清浄のみで加湿機能が備わっていないタイプがほとんどです。そのため冬場などの乾燥が気になる時期は、加湿器と併用するのをおすすめします。

しかし空気清浄機と加湿器の両方を置くには置き場も必要です。部屋が狭くなるのが嫌な方など1台で済ませたい方は、加湿なしの欠点を解消するため加湿空気清浄機も選択肢に加えましょう。

オゾンを発生させるフィルターなし空気清浄機ほどではありませんが、加湿空気清浄機でも十分に脱臭はできます。下の記事では加湿空気清浄機のおすすめ人気ランキングをご紹介していますので、ぜひチェックしてください。

フィルターなし空気清浄機はコンパクトなものが多く、集じん力も弱い傾向にあります。そのためオフィスなどの広い部屋では思うように集じん効果を得られない可能性が高いです。購入前には適応畳数をしっかりと確認しておきましょう。

また30畳程度の広い部屋の場合は一般的な空気清浄機も視野に入れて検討するのをおすすめします。におい除去だけを目的とするのであれば適応畳数は部屋よりも広いものを選ぶか、脱臭機もチェックしてみましょう。

次の記事では一般的な空気清浄機のおすすめ人気ランキングと、適応畳数が大きい機種が多く揃い医療施設やオフィスなどでも使用されているダイキン空気清浄機のおすすめ人気ランキングをご紹介しています。併せてチェックしてみてください。

フィルターなしの空気清浄機は有名メーカーによる取り扱いがほとんどありません。ここでは今人気が高い世界や国内の有名・大手メーカーについてご紹介します。

空気清浄機の中でも特に人気の高い海外メーカーの1つがエアドッグになります。世界ランキングでも上位を誇ると言っても過言ではない清浄力が自慢です。その秘密はアメリカの特許技術を使ったフィルターにあります。

エアドッグの空気清浄機はフィルターありですが、交換不要でお手入れもサッと水洗いするだけなので忙しい方でも楽々です。さらにフィルターなし空気清浄機にも匹敵する静けさも持ち合わせています。

そのうえオゾン式空気清浄機同様にオゾンを発生するので脱臭力も申し分ありません。フィルターなし空気清浄機を検討している方は、ぜひ併せてチェックしてみてください。

脱臭機能抜群で静音性も高いフィルターなし空気清浄機ですが、国内で人気の大手メーカー「DAIKIN（ダイキン）」「SHARP（シャープ）」「Panasonic（パナソニック）」では取り扱いがありません。

これらのメーカーで取り扱っている空気清浄機は全てフィルターあり製品です。フィルターありと言っても、長期間フィルター交換不要なものやお手入れ簡単なものもありますので、気になる方はチェックしてみてください。

におい除去を目的として空気清浄機を探している方は脱臭機もおすすめです。脱臭機であれば各社取り扱いがあります。以下の記事では、脱臭機の人気おすすめランキングを紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。

フィルターなし空気清浄機はメーカーが少なく、実店舗でも取り扱っている機種が少ない傾向にあります。そのため購入しようと決めた商品が見つかっても、ECサイトにしかなく実物を見れないケースも多いです。

そんなときは口コミをチェックしてみましょう。口コミでは実際に購入した方の感想が多く寄せられています。購入したものの「思っていたのと違っていた！」なんて失敗をしないためにも、口コミを参考にして求める用途に合っているか確認しておきましょう。

もちろん現物を見れるのであれば見てみるのもおすすめです。現物と口コミの両方を確認すると、よりイメージがしやすくなります。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

空気清浄機と言えば、取り込んだ空気をフィルターに通して浮遊物やにおい成分を捕らえ、きれいな空気を放出する働きをイメージするのが一般的です。しかし、フィルターなし空気洗浄機ではオゾンを発生させ空気をきれいにしています。

オゾンのにおい成分を分解する働きによって脱臭する仕組みです。さらにウイルスにも効果があります。そのためフィルターなし空気清浄機は「オゾン式空気清浄機」とも呼ばれ、脱臭やウイルス除去の目的で利用されるケースが多いです。

ほかにも静電気を利用した電気式空気清浄機にはフィルターがないものが見られます。こちらはフィルターの代わりに集じん板やユニットを搭載し、静電気の力で板やユニットに浮遊物を付着させる仕組みです。こちらはオゾンよりも集じん力が上がります。

フィルターなし空気清浄機の最大の魅力は、面倒なフィルター掃除やフィルター交換が不要な点です。一般的な空気清浄機にはフィルターがあり、定期的なフィルター掃除と数年に一度のフィルター交換を行う必要があります。

さらにオゾンによる脱臭効果が高い点もメリットです。空気清浄機で通常使用されている活性炭フィルターなどでは取りきれないタバコのにおいなども、すっきりきれいにしてくれます。

また稼働音が小さく見た目もコンパクトなので、静音性が気になる方やインテリア重視の方にもおすすめです。フィルターなし空気清浄機はメリットがたくさんなので、用途に合わせてうまく活用しましょう。

メリットがたくさんのフィルターなし空気清浄機ですが、デメリットもおさえておきましょう。まず使用してみて感じるのはオゾン独特のにおいです。オゾンはいわゆる刺激臭を放つので気になる方はにおい対策がされている機種を選びましょう。

さらにフィルターあり空気清浄機よりも集じん力が弱いのも欠点です。特にハウスダストの原因にもなるほこりに対しては、集じん能力をうまく発揮できません。そのため空気中の浮遊物除去を重視したい方はフィルターありを選びましょう。

またフィルターなし空気清浄機を発売しているメーカーは少なく、選べる機種も少ないのが特徴です。特に人気の大手メーカーからの発売は少なく、海外メーカーが多い傾向にあります。限られたメーカー・機種の中から用途に合ったものを見つけましょう。

オゾンについて聞き慣れない方もいます。オゾンとは放電によって発生し、水道水やプールの水を浄化するのにも使用されている気体です。ところがこのオゾン、濃度が濃いと健康被害につながります。

高濃度下では鼻や喉の傷みや頭痛を引き起こしかねません。さらには肺に炎症を起こす場合もあります。しかし市販の一般家庭用家電製品から放出されるオゾンは濃度の低いものですので、使用方法を守っていれば心配いりません。

ただし購入時には念のため、オゾンの自動停止機能が付いているものを選ぶと安心して使用可能です。そして換気のできる部屋での使用を心掛けましょう。

フィルターありタイプの空気清浄機にもメンテナンスが長期間にわたって不要な機種があります。また、プレートタイプの集じんフィルターを採用している機種なら定期的に手入れする必要はあるものの、さっと拭くだけなので手入れも楽です。

脱臭機能に特化せず、花粉・ほこりなどのハウスダスト・ウイルスなど幅広い浮遊物にもしっかりと対応したいなら、面倒な手入れが不要なフィルターあり空気清浄機もチェックしてみましょう。

次の記事ではメンテナンスフリーな空気清浄機の人気おすすめランキングをご紹介しています。参考にしてください。

ここまでフィルターなし空気清浄機について解説してきましたが、いかがでしたか。フィルターの有無によって手入れや機能について大きく違いがあります。目的や用途に合わせて、よりよいタイプを選んで快適な日々を送ってください。