夏が終わり、どこからともなく金木犀の甘い香りが漂ってくると秋の訪れを感じますね。近年、金木犀の香りやフレグランスが大人気となっています。期間限定の商品も多く、一瞬で売り切れてしまって買えなかったといった声も多いです。

秋になると夏の日差しに傷んだ髪をケアして、冬の乾燥に備えなくてはいけません。実は髪をいたわると同時に秋を感じられる、プチプラのキンモクセイのヘアオイルがあるのをご存じですか。香水同様多くのメーカーがあり、その質感や香りもさまざまです。

そこで今回はキンモクセイのヘアオイルの選び方や人気おすすめランキングをご紹介します。ランキングはオイルのタイプや香りの特徴を基準に作成しました。メンズ向け商品もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ヘアオイルは、髪の毛を外部のダメージから守り、潤いとツヤをもたらすためのアイテムです。髪の毛にヘアオイルを塗布すると、髪の毛をコーティングしてくれるので、水分の蒸発を防げます。

また、ヘアオイルはドライヤーの熱から髪の毛を保護するため、乾燥が気になる季節や、髪の毛のパサつきを抑えたい場合にもおすすめです。さらに、多くの香りがあり、髪の毛に潤いを与えながらふんわりと香るフレグランスとしても楽しめます。

金木犀の香りには、心を落ち着かせる効果があります。不安や緊張を和らげ、ストレスやイライラを軽減する助けとなります。睡眠時や、リラックスタイムの使用などにもおすすめの香りです。

キンモクセイといっても商品によって香りは少しずつ異なり、ヘアオイルとしての特徴もテクスチャーや効果が違います。そこで選び方のポイントをご紹介するので参考にしてください。

【目次】

• 香りのタイプで選ぶ
• コスパ重視なら「価格」もチェック
• オイルの質感で選ぶ
• オイルの種類で選ぶ
• ボディとヘアオイルと兼用できる「マルチオイル」もおすすめ
• 人気ブランドから選ぶ
• Z 世代の方はメンズビューティーブランド「LIPPS」もチェック

ひとくちにキンモクセイといっても本物そのものの香りか、キンモクセイからイメージを広げた世界観を楽しむのかなどさまざまです。好みに合わせて選びましょう。

キンモクセイの木が近くにあるような香りに包まれたい方には、本物に近い香りの商品をおすすめします。自然なキンモクセイの香りがふんわりと漂い、キンモクセイが好きな方ならきっとリラックスタイムにぴったりです。

キンモクセイを感じつつも、もっと複雑で洗練された香りを求める方にはキンモクセイをモチーフにしたヘアオイルがおすすめです。他の素材と組み合わせて甘さがありつつもすっきりした香りなど商品によって世界観が異なるのでいろいろ試してみましょう。

ヘアオイルの価格帯は幅広く、市販品では1,000円から1,500円、サロン専売品では2,500円から3,000円が主流です。高価な製品は高品質なものも多いですが、毎日のヘアケアに取り入れるとなると、価格がネックになる場合もあります。

一方で、市販のプチプラ商品の中にも、仕上がりや香りの優れたアイテムが増えてきています。高価な製品を使い続けるのが難しい場合は、手頃な価格の良品を長期間続けるのもおすすめです。

ヘアオイル選びでは自分の髪に合ったものを選ぶのが大切です。どんな髪質にどんな質感のオイルが合うのか知っておきましょう。

髪の乾燥やパサつきが気になる方にはとろっとした質感のオイルがおすすめです。テクスチャー重めでボリュームも抑えてくれるので広がりや毛量の多い方のボリュームを押さえるのにも役立ちます。

しっとりしてツヤも出しやすいので、カラーやパーマでダメージを受けた髪にもおすすめです。つけすぎるとぺったり見えてしまうのでつける時は適量を心がけましょう。

髪が細く柔らかい方や量の少ない方はとろっとしたオイルはボリュームを押さえすぎてしまうので、軽いテクスチャーのサラッとした質感のオイルがおすすめです。適度な重さで髪にツヤを与えてくれます。

オイルには主に3種類あります。それぞれの特徴を知り、自分の髪に合ったこだわりの1本を見つけましょう。

【目次】

• 刺激が少ないヘアオイルなら「植物性オイル」がおすすめ
• 乾燥やパサつきが気になるなら「動物性オイル」がおすすめ
• 市販品の中でコスパを求めるなら「鉱物性オイル」がおすすめ

植物性オイルとは植物由来のオイルをベースとして使ったものです。ホホバオイルやアルガンオイルなどがよく知られています。サラッとした仕上がりで、刺激が少なく頭皮にも使えるものが多いのが特徴です。

以下は植物性オイルの椿油のおすすめランキングです。こちらもぜひ参考にしてください。

馬油やサメの肝油から採れるスクワランオイルなどに代表されるのが動物性オイルです。肌になじみやすく保湿力が高いので乾燥やパサつきが気になる方に向いています。量が多いとべたつきのもとになってしまうので確認しましょう。

石油などの鉱物油をもとに作られるのが鉱物性オイルです。ベビーオイルなどにも使われる場合があります。指どおりの良さと髪にしっかり残りツヤがでるのが特徴です。市販の他のオイルより安価なものが多いのでコスパを求める方にも向いています。

ボディオイルの中には髪にも使えるヘアオイルと兼用で使えるものがあります。1本で髪にも体にも使えてお得感があり、バスルームでも使い勝手がいいです。また、肌にも使えるものを使っているのも評価されています。

キンモクセイの香りを髪にも体にも漂わせて、秋の訪れを満喫しましょう。

キンモクセイのヘアオイルで人気のブランドをご紹介します。1年に一度、期間限定でしか販売されないレアなものもあるのでぜひチェックしてください。

【目次】

• オーガニックなら美容院専売の「track（トラック）」のトラックオイルNo3がおすすめ
• プチプラでも高保湿ならステラシードの「アハロバター・アハロハニー」がおすすめ
• 期間限定のマルチオイルなら「ロクシタン」がおすすめ
• うるおいにこだわりたいなら水溶性美容液成分の「ululis（ウルリス）」がおすすめ
• ヘアオイルと一緒に使って金木犀の香りを楽しむ「shiro」のヘアミストもおすすめ

track（トラック）はすべての商品が天然由来成分97.2%以上で、美容院専売のナチュラル&オーガニックケアブランドです。パラベン・合成着色料・鉱物油は不使用、オーガニック認定の原料を積極的に利用するなどこだわりと心地よさを追求しています。

髪だけではなく全身に使えるマルチなトラックオイルは質感と香りが3種類から選べます。人気のNo3は金木犀をイメージしたシトラスフローラルの香りで重めのテクスチャーです。酸化しづらい植物由来のオイルを使っているため時間が経っても心地よく使えます。

ステラシード社のアハロバターはオーガニックシアバターを使ったヘアケアブランドです。アルガンオイルやローズマリーエキスなどオーガニック成分も使っています。シャンプー・リンス、ヘアマスクやヘアオイルなど高保湿にこだわった製品ラインナップです。

同社のアハロハニーはマヌカハニーやローヤルゼリープロテインを使い、髪のインナードライのケアに着目したブランドです。どちらのブランドも求めやすいプチプラ価格ながら、高保湿で評価されています。

両ブランドとも期間限定でキンモクセイの香りの製品が販売されています。ヘアオイルだけではなくシャンプー・リンスから金木犀の香りに包まれたい方におすすめです。

ロクシタンは南フランス発の化粧品メーカーです。添加物や着色料を使用せず、100%植物由来の原料を使用しています。環境保護や社会貢献の活動を行っていると有名です。定番のシアバター以外にもさまざまな花や果物を使った製品があります。

秋限定商品としてオスマンサス（キンモクセイ）の香水やハンドクリーム、ヘアオイルなどのシリーズが発売されます。キンモクセイにアプリコットやラフランスの香りを加え、ジューシーで甘い香りが特徴です。

ululis（ウルリス）はうるおいにこだわって独自の水溶性美容液成分を使い、水分量の高いみずみずしい髪を目指したシャンプー・リンスなどのヘアケア製品で知られています。期間限定で販売される金木犀の香りのヘアオイルも人気です。

サラッとした質感で本物に近い金木犀の香りが楽しめます。また、コロンとしたフォルムで金木犀の可愛らしいイラストがデザインされたボトルも特徴です。

SHIROのサボン ヘアオイルは髪をしっとりまとめて自然なツヤ感を出せると人気です。ヘアオイルはありませんが、キンモクセイのフレグランス商品は販売しており、乾燥がちな髪に使えるヘアミストもおすすめです。

髪全体にヘアミストをスプレーし、ヘアオイルで毛先をケアすれば優しく甘い金木犀の香りを楽しみつつ、艶やかな髪を演出できます。

Z世代の男性であれば、メンズを中心に人気を集める「LIPPS（リップス)」をチェックしましょう。手ぐしだけで髪を整えやすく、使い勝手のいいスタイリング剤をリリースしています。使用感もサラサラで髪に馴染みやすく、初めてヘアオイルを使う方にもおすすめです。

各通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

秋になるとフレグランスなどが発売され、近年キンモクセイに注目が集まっています。せっかく甘い香りを身に着けるなら、キンモクセイについて知ってみるのもおすすめです。

【目次】

• ほかの呼び名もある！金木犀の特徴とは
• 使用にあたって注意すべき点
• 食べ物・飲み物にも使われている金木犀
• 金木犀のヘアオイルに合うシーンは？

キンモクセイとは中国原産の常緑樹で江戸時代に日本に入ってきました。街路樹や庭木として植えられる場合が多いです。薄い黄色からオレンジの小さな花を9~10月ごろに咲かせます。フルーティーかつフローラルな香りが特徴です。

キンモクセイは漢字では金木犀と書き、英語ではOsmanthus （オスマンサス）、中国語では桂花と呼びます。香水やヘアオイルを購入する際、キンモクセイではなくオスマンサスと英名で書かれている商品もあるため確認しましょう。

金木犀の精油（エッセンシャルオイル）は妊娠中や授乳中の方は使用を避けたほうがいいとされています。ヘアオイルも精油を使っているものもあるので、成分をよく確認し、かかりつけ医に相談しましょう。アレルギー体質の方も同様です。

乳幼児に対しても香りや刺激のあるものは使わない方が賢明です。また、ペットなど動物に使うのも避けましょう。

中国ではお酒・お茶・お菓子などにも使われ、白ワインにキンモクセイの花を漬け込んだ桂花陳酒や緑茶に花を混ぜ込んだ桂花茶などが有名です。また桂花糕といったもち米と砂糖とキンモクセイを原料にした伝統的なお菓子もあります。

最近では金木犀の香りのシロップやジャムもあります。金木犀の香りを身につけるだけでは物足りない方は、ぜひ試してみてください。

ヘアオイルにはシャンプー後の濡れた髪に使う場合とスタイリング剤として乾いた髪に使う方法の2つがあります。ご紹介するポイントを参考にヘアオイルを使ってください。

シャンプー後にアウトバストリートメントとして使う場合、しっかりとタオルドライしてから使うのがおすすめです。手のひらにしっかりとなじませて毛先からつけていきましょう。根元までつけてしまうと髪のボリュームが抑えられるので、気を付けてください。

つけすぎるとべたつきのもとになので、商品にもよりますがショートヘアなら1～2滴、ロングヘアなら3～4滴程度が適量の目安です。ダメージが気になる部分は重ね付けしましょう。

スタイリングの仕上げとしてヘアオイルを使うとボリュームを押さえたり、ツヤのある仕上がりになります。この場合もつけすぎないように気を付けて少しずつ使いましょう。乾燥が気になる季節には毛先に揉みこむのもおすすめです。

以下はヘアオイルの人気おすすめランキングです。こちらもぜひ参考にしてください。

今回はキンモクセイのヘアオイルの選び方と人気おすすめ商品をご紹介しました。金木犀の香りのヘアオイルを使って、秋の訪れを告げる甘く優しい香りに包まれて、夏に傷んだ髪をケアしてください。