お祝い事や年末年始の食卓には必ずカニがあるという家庭も多いですよね。もちろんカニはスーパーや百貨店でも売っていますが、今年は北海道のカニ専門店から通販でお取り寄せしてみてはいかがでしょうか？

カニといえば北海道！というほど北海道のカニの通販は数が多く、選ぶのも一苦労です。

今回は、gooランキング編集部がおすすめする北海道のカニが購入できる通販サイトや、通販でカニを購入する際の注意点、美味しいカニの選び方などをご紹介します。

本記事をお読みの方は「北海道産」のカニにこだわっている方が多いですよね。北海道産のカニはロシア産やアラスカ産、カナダ産やノルウェー産に比べて、とにかく鮮度がいいのはもちろん、カットをはじめとした加工が丁寧です。

また、ボイルする際の塩加減も、日本人好みのちょうどいい味付けがされている点も、見落としがちですが大きなメリットです。

さらに、なるべくカニを傷つけない漁を採用しているため、見た目の華やかさが損なわれない点も優れています。海外産に比べて北海道産は流通量が少ないためやや高価ですが、せっかくのハレの日やイベントで高級なカニを食べたい方にはぴったりですよ。

楽天などのカニ通販では「ロシア産」「カナダ産」などのカニも多く見られますが、鮮度がいいのはやっぱり北海道産！

以下の通販サイトはどこも「北海道産のカニ」を扱っているおすすめサイトですよ。

ここではカニの選び方の前に、カニ通販を利用する前に知っておきたい情報を整理します。

失敗のない買い物をするために、ぜひともこの知識をご活用ください！

• タラバ・ずわいなど「カニの種類」について
• 満足したいなら可食部一人500g
• 足し足・差し足があると可食部が減る

北海道で水揚げされる4大カニとは、「タラバガニ」「ズワイガニ」「毛ガニ」そして幻のカニといわれる「花咲ガニ」を指します。

一言で解説すると、以下のようになります。

タラバガニ｜大きく食べ応えがある。大味とも言われる。ミソは食用とされないため足のみで販売される。ヤドカリの仲間。

ズワイガニ｜タラバガニより国内の漁獲量が多く価格が少し安いが、ブランド蟹になると価格が上がる。味はタラバよりも繊細で濃厚。

毛ガニ｜殻も身も柔らかく鍋・生食向き。ミソが非常に濃厚でファンが多い。生育に時間がかかるため資源管理されており漁獲量に規制があることから価格が一番高い。

花咲ガニ｜幻のカニと言われるタラバガニの仲間。殻が大きく可食部が少ないため、希少性はあるものの実は価格が安い。

カニの王様とも呼ばれるタラバガニは大きな胴体と長くて太い脚と、トゲトゲとした突起のある甲羅が特徴的です。肉厚で食べ応えのある身は比較的あっさりとした味で、ボイルしたカニをポン酢やレモンに付けてシンプルにいただくのがおすすめです。

タラバガニよりもリーズナブルなズワイガニ。北海道以外に全国で水揚げされますが、「松葉ガニ」「越前ガニ」など水揚げされる場所により名前が変わります。また小ぶりな「セイコガニ」はズワイガニのメスのことを指します。

ズワイガニの特徴でもある細く長い脚には、ジューシーで旨味の強い柔らかな身が魅力。カニしゃぶや刺身などで楽しむのがおすすめですが、鮮度が落ちやすいため生食する場合は半解凍で扱ってください。

短い毛が体の全体を覆う「毛ガニ」は何と言っても濃厚なカニみそが特徴的で、希少性の高い高級カニです。ボイルした身を甲羅にたくさん詰まった濃厚カニみそに付けて食べるのがおすすめです。

タラバガニの仲間で、小ぶりなトゲトゲの甲羅が特徴的なのが「花咲ガニ」です。道東でしかとれないため幻のカニと言われています。

トゲが大きく甲羅が硬いので、キッチンバサミなどを使って調理するのに少し力がいりますがプリッとした身と旨みたっぷりの出汁は味噌汁や鍋におすすめです。

実際に購入する場合は、カニを食べる人数や、用途に応じたサイズを選ぶのも大切です。一般的に、大人1人が満足できるカニの量は可食部のみで500g前後と言われています。

もしカニしゃぶを2人でお腹いっぱい食べたい場合では、上の写真のようなむき身ポーションが1kgぐらいは必要です。もっとも、カニがメインでなくメニューの中の一品としてであれば、同じ量でも4人位は楽しめるでしょう。

ちなみに、カニ販売においては独特な重さに関する表記方法があり、カニのみの重さを「ネット」、袋や梱包材などを含めた全体の重さを「グロス」と表す場合があります。

通販サイトは必ずg（グラム）表記がありますが、g表記が殻の分量を含んでいるのか、含まずの記載なのかは通販サイトによって異なります。

基本的に信頼できるWEBショップは、可食部のみでおおよそ何g相当か記載があります。現物を確認できない通販サイトだからこそ、必ずチェックすることをおすすめします。

足し足・差し足とは、「肩脚」ならまるまるではなく不足している部位やg数の分を別のカニの部位と組み合わせて構成することを言います。

よく「訳あり品」としてお手頃な価格で販売されますが、価格が安いのには落とし理由が。爪先などの可食部が少ない部位が多く混ざることで、実際に食べられる量が減ってしまいます。

そのためg数をチェックするのはもちろん、足し足・差し足がないかも同時にチェックしてください。

こちらの記事では北海道のカニだけでなく、アラスカなどのカニを扱った通販サイトを紹介していますのであわせてご覧ください。

スーパーならばカニを見て購入できますが、通販サイトではカニが届くまで商品の状態がわからないので選ぶのが難しいですよね。ここで通販サイト選びで抑えておくべきポイントを紹介します。

【目次】

• むき身・姿など、どの加工か選ぶ
• お得に買いたい・コスパ重視なら訳あり品を探す
• 通販の運営年数の実績を確認する
• 実際に食べた人の口コミを読む

今ではカニの姿売りだけでなく、脚のみの販売もしているカニ通販ですが、加工タイプが多く迷ってしまいますよね。お好みのカニのタイプを選んで購入してください。

テーブルにのっているだけで、華やかで豪華に見えるのが一杯まるごとのカニです。カニみそも味わうことができ、食べ方もいろいろ。小～大のサイズがあるので、食べる人数によって変えることもできます。

姿タイプのカニは大きめのものが食べごたえがあるため、お取り寄せする人も多いようです。「殻をむくこともカニを食べる楽しみ」と言う人におすすめです。

「カニは大好きだけど、食べるのが面倒」と言う人にはおすすめのタイプです。殻が剥かれているため、軽くあぶる程度で食べられます。またポーションタイプはお刺身としても食べやすいためお取り寄せでも人気の商品です。

ポーションタイプとは違い、カニの殻を一面だけむいたものです。半むき身タイプは焼きガニとしても楽しむことができるため、一日目はカニしゃぶ、二日目は焼きガニなどですぐに食べきれること間違いなしです。

カニの脚がひとかたまりになっているタイプです。こちらはすでに茹でているものが多く、解凍後すぐに食べられるのが魅力です。ズワイガニとタラバガニの「食べ比べ」できるセットもあり、同じ時期に旬を迎えるどちらも味わいたい人におすすめの商品です。

カニの脚が一本とれている・サイズが不揃いといった「訳あり品」は通販でも、更にお得な値段です。味には変わりがないため、訳あり商品を取り寄せる人も多いです。すぐに売り切れてしまうので、こまめにサイトをチェックして販売日を把握しておく必要があります。

ちなみに、カニの種類によって価格の相場は違ってきます。1kgあたりの単価は、ブランドズワイ＞毛ガニ＞タラバ＞ズワイの傾向があります。また、タラバガニは輸入の多くを依存していたロシアからの流通が減ったため、価格が上がっています。

カニの種別相場(約1kgあたり）

• タラバガニ：8,000円前後
• ズワイガニ：4,000〜18,000円前後
• 毛ガニ　　：15,000円前後
• 花咲ガニ　：8,000円前後

通販サイトで高品質なカニを選びたいなら、ネット通販の運営年数やカニの販売実績をチェックするのも一つです

長く運営していて販売実績もある業者・実際に北海道や都内に実店舗を構えているショップなら、ある程度安定した量と品質を確保できていることが伺えます。

ネットショップでカニを買う場合は、そのサイトの口コミは必ず確認してください。低品質のカニを「最高級品」と偽り販売する業者もあるため、良い業者の選び方は実際に購入した人のレビューや口コミサイトを活用しましょう。

レビューが多く、品質の良さ・味の評価が高いような内容であればトライしてみる価値はありそうです。また最近では口コミサイトもたくさんあるので、「業者名　口コミ」で検索をかけるとたくさんの意見を見ることができます。

実際に通販サイトの口コミにも、「カニの身がスカスカだった」「写真と違う」や「おいしくて、来年もリピートします」という真逆の口コミが多数あります。冷凍カニでのこの差はどこにあるのでしょうか？

ほとんどの通販サイトは低品質のカニを販売しているわけではなく、品質が落ちてしまうのにはいくつかの原因があります。ここでは、冷凍カニを美味しく保つための方法を紹介します。

年末に頼む場合は、食べる前日に届くような予約日にしておきましょう。ほとんどのカニは「24時間自然解凍」と書かれているため、エアコンをあまり使用しない部屋で翌日まで郵送状態のまま置いておくと美味しく食べられます。

カニの大きさによっては水分が解凍によってすべて流れ出てしまうため、24時間自然解凍だと身がスカスカになる場合もあります。小ぶりなカニを注文した場合は冷蔵室や野菜室などを活用して解凍しすぎないようにするのがコツです。

また、解凍時は発泡スチロールからカニの汁がもれることもあるので、大きなビニール袋に入れて解凍すると良いでしょう。残ったカニは到着後すぐに冷凍しておき、解凍後に再び冷凍するのはおすすめできません。

カニの冷凍期間は1年といわれていますが、家庭用の冷凍庫保存なら1か月ほどで食べきるのがベストです。カニの冷凍には-30℃近くの冷凍庫が必要で、家庭用ではカニの冷凍に最適な温度に保つことができません。

そのため、酸化し黒変してしまうものもあります。特にタラバガニは黒変しやすいため、酸化防止剤を使用しています。おいしい期間に上手に解凍すると、満足したカニを購入できたと感じられます。

黒変したカニも食べることはできますが、黒変したカニは必ずにおいを確認し火をしっかり通した状態で食べることをおすすめします。

日本でよく食べられているカニは4種類で、ズワイガニ・タラバガニ・毛ガニ・花咲ガニが有名です。ズワイガニの名産地は兵庫県が有名ですが、その他の種類は全て北海道が名産地として有名です。カニの旬は以下の通りです。

• ズワイガニ：雄11月～翌年3月　雌11月～翌年1月
• タラバガニ：4～6月・11月～翌年2月の2回
• 毛ガニ　　：12～翌年2月
• 花咲ガニ　：7～9月

カニは秋から冬にかけておいしく食べられます。中でも花咲ガニは「幻のカニ」とも言われており1kgあたり6,000～8,000円が相場となっています。

通販では「早割り」がある店舗もたくさんあります。「カニなんて高級で手が出せない」と思っている方も比較的購入しやすい値段になっています。基本的に早割は9〜11月頃に行われており、初めて通販でカニを頼む人もこの時期がおすすめです。

12月初旬に年末のカニを予約すると「販売終了」となっていることもあります。カニの通販を利用する場合は秋頃から予約しておくと種類も多く、さまざまなタイプのものを選ぶことができます。

ほとんどの業者は真面目にカニ販売に取り組んでいますが、中には消費者をだます手口を使う悪徳業者も存在します。ここでは、カニ通販で失敗しないよう気をつけるべきポイントを紹介します。

【目次】

• 新鮮かどうかを確認する
• 旨味の足りない「若ガニ」に注意

カニの賞味期限は冷凍であれば1～2年ほどと言われ、品質的には問題がありません。しかし、おいしいカニを食べるのであれば冷凍後1ヶ月以内に食べることをおすすめします。新鮮な状態で急速冷凍したカニをすぐに届けてくれる業者を選びましょう。

何度も脱皮を繰り返し甲羅が大きく硬くなったカニは、旨みも身入りも格段に違いがあります。一方「若ガニ」と呼ばれるものもあり、これは脱皮後まもないカニで、甲羅がやわらかく身も詰まっていません。失敗しないためには、硬ガニを選ぶようにしましょう。

もっとも、信頼できる北海道の業者が手配するカニは、硬ガニであることがほとんどで、若ガニは加工用に除外されます。それでも心配な場合は業者に聞いてみるのも良いでしょう。

今回は「北海道のカニおすすめの通販13選」を紹介しました。カニは誕生日などの特別な日などに大勢で味わえ、食卓が華やかになります。お買い得なカニの通販サイトを上手に利用して、絶品のカニを自宅で味わってみましょう。