冬の代表的な人気グルメの１つであるカニは、外食や自宅、贈り物用としても人気があります。また、加工技術や輸送技術の発達により、国産のものだけでなく海外産のカニが簡単に手に入るようになりました。

通販やお取り寄せのカニは、鍋物やホームパーティーをするときの食材としても大いに重宝します。新年のおめでたい席やおもてなし、特別な記念日の食事のメインなど、さまざまな場面で食卓を豪華に彩ってくれます。

しかし、カニは種類や通販サイトが豊富でどこがいいのか迷ってしまう方もいますよね。今回は、人気のカニお取り寄せの選び方や、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

数あるカニ専門の通販サイトの中でも、編集部一番のおすすめは「かに本舗」です。

スカイネット株式会社が運営する商社系のカニ専門店で、すでに10年以上の歴史があり、大阪に本社を構えています。カニ専門店としての評価も上々です。

もちろん、カニはシーズンによって当たり外れはあるものの、基本的にクオリティが高く安定しているのがこの「かに本舗」です。

通販用のカニは主に「ラウンド・ポーション・セクション」の3つの種類に分けられます。ラウンドとは一杯丸ごとの状態のカニで丸とも呼ばれます。カニが丸ごと送られてきますので、さまざまな部分のカニの美味しさを堪能できます。

カットや調理に時間がかかり食べるまでには手間がかかりますが、カニの醍醐味も味わえるのがラウンドです。「姿」とも呼ばれます。甲羅に入っているカニ味噌も楽しめますので、カニ味噌好きな人にもおすすめします。

ポーションとはカニの殻がむかれた状態で、カニ身がむき出しになっています。到着したらすぐにでも食べられるので手軽です。カニ用のハサミやよく切れる包丁がない場合でも大丈夫です。カニしゃぶなど鍋料理に使いたい人にもおすすめ。

セクションとはカニの甲羅から足を外した状態のものです。別名で「肩」とも呼ばれます。カニは殻に身が包まれているため1つずつむく必要がありますが、セクションの場合、加工工程が少なくすぐに新鮮なカニの風味を楽しめます。

お取り寄せのカニは種類がたくさんあり、どれを選ぶべきか迷いがちです。ここではお取り寄せのカニの「種類・重量・旬の時期・加工タイプ・産地」についてご紹介します。

お取り寄せ用のカニは種類ごとに味と大きさ・形などが違います。サイズの大きさならタラバガニ、カニ味噌好きな人なら毛ガニ、自然なカニの甘さを味わうならズワイガニなど好みの味で選ぶ方法がおすすめです。

通販で買えるカニのなかでもポピュラーなのがタラバガニです。一般的なカニが10本足であるのに対し、タラバガニは太くて強靭な8本足なため、脚の1本1本に詰まった身は肉厚で食べ応えがあります。

カニミソは独特のエグみが含まれているうえ、ボイル後も固まりにくいです。そのため、通販では一般的に足のみ販売されていることが多いです。風味は比較的淡泊ですが、旨みもしっかり楽しめるため、さまざまなスタイルで楽しめます。

甘味を楽しみたいならる4～5月頃のタラバがおすすめ。肉厚の身を食べるなら、11～2月頃のものを選ぶとよいです。

通販で買えるカニのなかでも、カニ通が好むカニとして注目を集めているのが毛ガニです。ほかの種類に比べて小型であり、甲羅や足の表面にトゲのような固い毛が生えているのが特徴といえます。

毛ガニは、食べる時に毛が邪魔で食べにくいというイメージを持たれがちですが、小型の種類であるため、引き締まった身とたっぷりのカニミソが詰まっているのがポイントです。身はプリプリしていて、濃厚なカニミソはカニミソ好きの方にとてもおすすめです。

また身は上品な甘味があるうえ、旬にあたる4～5月頃の毛ガニはカニミソもほかの種類のものと比べて量が多くて癖が少ないので、あまりカニミソを食べない方もぜひ試してみてください。

タラバガニと並んで、通販で楽しめるカニとして有名なのがズワイガニです。国内でも福井県や山陰地方をはじめ、さまざまな地域で水揚げされているため、タラバガニに比べて価格が安い傾向にあります。特にコストパーフォーマンスを重視したい方におすすめです。

タラバガニと比べて甲羅が小さく、足は細長いのが特徴。甲羅自体にトゲが少ないため、カニを初めて食べる方や子どもも食べやすいといえます。自然な甘みと磯の風味が感じられる身は、鍋や焼きガニなどにするとカニならではの繊細な風味が楽しめるでしょう。

カニミソもエグみが少なく、旬にあたる4～5月頃のものはさらに濃厚な味わいになっています。子どもから大人まで楽しめるカニです。

ここでは、カニを重さや量で選ぶときの目安や、気を付けたい点についての詳細を説明します。一人で食べる適量や重さはどの位になるのだろう…と疑問に思うときにはぜひチェックしてみて下さい。

ガニの平均的な重さは種類によっても違いますが、平均で一尾につき400g～600gです。大人1人分として、満足感が得られて丁度良いカニの重さは500g前後です。同じ重さのカニでも特大サイズとその他のものでは、カニ味噌の量はほぼ変わりません。

カニ身よりもむしろ味噌を楽しみたい人は、サイズよりも重さで選ぶ(500gが目安)と間違いが少なくなります。カニのお取り寄せをするときには、商品の重さや量が明記されているものを選ぶと失敗が少ないです。

通販やお取り寄せ用のカニには重量や量がきちんと表記されていないものもありますので、最初にチェックしておいて下さい。

カニ1尾を丸ごとお取り寄せする場合、1kgのカニであれば大人2人前の量になります。

ただし、冷凍されたカニの場合は、解凍した後に重量が若干減るのを念頭に購入する事が大事です。冷凍されたカニの重量から約200gを引いた重さを実際に食べられる分の重さとして想定すると、量が足りないなどのトラブルになりにくいです。

また、毛ガニをお取り寄せする場合、大きいものが必ずしも美味しいとは限りません。かえって身のしまりがなく大味などのケースもあります。毛ガニは食べる人数に合った重量で選ぶがポイントです。

カニは冬の時期が美味しい！などのイメージを持つ人も多いかもしれませんが、カニの旬の時期は産地によって違います。カナダ産のカニの旬は5月以降、アラスカ産のカニは1月初め～約2・3ヶ月間が旬となっています。

また、日本海産のカニは水揚げが開始される11月～で冬場は新鮮で美味しいカニが堪能できます。北海道のタラバガニの甘味がある時期は4～5月頃、身が肉厚になる時期は11～2月頃です。

通販やお取り寄せ用のカニは「生タイプ」と「ボイルタイプ」の2種類に加工され、冷凍または冷蔵状態で輸送されます。ボイルタイプは浜茹でタイプと船上茹タイプがあり、両方新鮮な状態で職人が塩茹で下処理を行います。

ここでは、カニの食べ方によって加工タイプを選ぶ方法をご紹介します。冷凍保存のカニを解凍してすぐに食べたいときには、ボイルタイプがおすすめです。生タイプのカニは、お刺身やカニしゃぶなどさまざまな調理方法にアレンジできます。

お取り寄せ用のカニには国内産・海外産の商品があります。国内産は北海道・北陸などの日本海側の県のカニがあります。海外産のカニはロシア・カナダ・アラスカなどが主となっており、海外産で一番多く日本に仕入れられているのがロシア産のカニです。

国産のカニは近距離のため鮮度が高く、味が良い点が最大のメリットです。生やボイルなどで美味しく頂けます。国産のカニは現在漁獲量が少なく価格も高めなため、予算内で選ぶようにしましょう。数ある国産の中でも福井県産と北海道産のカニがおすすめです。

日本でも屈指の人気を誇るブランドのカニが該当するのが福井県産です。季節によってさまざまな種類のカニを水揚げしていますが、全体的に海の深い場所に生息するカニが多いため、プリプリ食感の引き締まった身に人気があります。

海外において、特に高い人気を集めているのがアラスカ産です。アラスカ産のカニは大型なものが多く、政府の管理のもと基準値以上のサイズで漁獲するため身入り・サイズともに安定しています。

また、カニの産地のなかでも特に寒いベーリング海で獲れるカニは、肉厚で濃厚な味わいになります。海外のレストランや有名ホテルの料理などで人気で、カニを食べるなら高級なものにこだわりたいという人におすすめします。

一般的にカニは高級品であるため、購入を迷う方もいるでしょう。少しでも安く購入したい・コストパフォーマンスを重視したい方には訳あり品がおすすめです。訳ありとは、加工中の割れ・折れなど見栄えの悪さから本来の商品として扱えないものを意味しています。

本来の商品として扱えないと言っても、品質・風味は正規品と同じです。本来なら高価な種類のカニが安い価格や激安で買えるのでぜひチェックしてみてください。

できるだけ安心して食べたい・通販で失敗したくないという方は、販売店や業者をチェックしましょう。カニをはじめとした魚介類の場合、鮮度が大切になるため一般的な通販ショップでは加工・保管が難しいとされています。

しかし、カニを専門に扱っている業者・有名な業者などでは、漁獲から加工・配送までの期間が短く、自宅まで直送してくれるところもあります。初めてカニを食べる方や通販を利用するのが不安な方でも楽しみやすいでしょう。

こちらの記事でもおすすめのカニ通販を紹介していますのであわせてご覧ください。

お取り寄せのカニが届いときに、次の点を確認し新鮮さをチェックしてみて下さい。まず、新鮮なカニは、当然獲れてからの日数が少ないものを目安に判断します。新鮮だと旨味を強く美味しさを感じやすいです。

また、カニの殻の中に身がギュッと詰まっているかどうかは、殻が硬くなく表面に黒のブツブツが少ないなどの特徴からチェックできます。カニの身が詰まっていると食べ応えを感じられます。

さらに、加工方法や技術についてもできればチェックしておきたいです。加工する職人の技術の高さや、カニの加工設備があるかどうかなどで判断できます。

冷凍されたカニを解凍する場合は、冷蔵庫で解凍・流水で解凍する・常温で自然解凍などのやり方があります。一番早く解凍できるのは流水による解凍です。冷凍された毛ガニをビニール袋に入れ、ビニールの上から流水をかけます。

解凍後にしばらく冷蔵庫に入れておくと水分が程よく抜けます。この際、お湯での解凍は避けて下さい。また、冷蔵庫で解凍の場合、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーなどでくるんでビニール袋に入れ解凍すると美味しい状態で食べられます。

解凍は完全に解凍すると水分と旨みが逃げ出すため、8割ほどまで解凍する方法がベストです。解凍までにかかる時間は、一般的に丸ごとのズワイガニで18時間、タラバガニで1日～1日半とされています。

専門店のような美味しいカニをお取り寄せでも味わえます。カニは誕生日などの特別な日や新年のお祝い時などに大勢で味わえ、食卓が華やかになります。おすすめの選び方や上手な解凍方法を参考に、絶品のカニを自宅で味わってみましょう。