食卓を贅沢に彩るカニですが、カニは高いと思っていませんか？おいしいカニを安い値段で購入するポイントは、産地直送のカニ通販です。カニ通販は水揚げされた新鮮なカニを鮮度の良いうちに加工し、自宅に配送してくれます。

そこで今回はおすすめのカニ通販と、失敗しないカニの選び方をご紹介します。相変わらずのコロナ禍で、外出しづらい状況が続いていますが、年末年始はおいしいカニと晩酌で、贅沢に舌鼓を打ちませんか。

ズワイガニ・毛ガニ・タラバガニなどカニの種類と風味の特徴、そしてカニの種類に合う美味しい食べ方もご紹介します。カニ通販とカニの役立つ情報が満載なので、ぜひ参考にしてください。

カニはスーパーで買うのと通販とどっちの方がいいのかな？と思いませんか？結論、より良いカニをお手頃価格で購入したいなら、カニ漁師と提携しているカニ専門の通販会社から購入するのがおすすめです。

水揚げされたカニは、鮮度が良い状態、あるいは船上で冷凍してから地元のカニ加工場へ運ばれます。鮮度にこだわるカニ専門業者は、この時点で自社加工になります。鮮度の良い活ガニを上質なカニ商品に加工して、自社管理の上で各地に配送します。

中間業者が少ない産地直送のカニ通販だからこそ、値段の安い上質なカニ商品の購入が可能です。

【カニの漁獲量と水揚げされるカニの主な種類】

カニ通販でもなかなか手が出せない方は、「訳あり品」を販売しているカニ通販がおすすめです。訳ありといっても品質が劣っているわけではなく脚の長さが不揃いだったり、運んでいる間に脚が折れてしまったりしたものです。

そのため、カニそのものの新鮮さや味は正規品とほとんど変わりません。訳あり品ならお手頃な価格でカニを手に入れることができます。

カニを通販する時には、専門用語が多くていまいちよくわからないな、と感じたことはありませんか？またハレの日の食材という面が強く、カニ自体にあまり馴染みのない方もいると思います。

ここではカニを通販する際に、商品を眺めて「どういうものかが最低限わかる」ように前提知識をまず紹介します！

• カニの種類について
• 特に大切な重量表示や杯数表示の見方
• カニメインなら大人一人可食量で500g

三大カニといわれるズワイガニ・毛ガニ・タラバガニの旬の時期や、風味の特徴とおいしい食べ方をご紹介します。ぜひ、カニ通販でカニを買うときの参考にしてください。

毛ガニの旬は地域によって異なります。北海道は流氷がなくなる3月～8月ころが漁期ですが、春先は脱皮直後で身入りが良くないため、夏以降がおすすめです。毛ガニは身もおいしいのですが、何といっても甘くて濃厚なカニ味噌の風味が最高です。

毛ガニのカニ味噌と日本酒は相性が良く、日本酒がグイグイと進みます。甲羅に熱燗を入れる甲羅酒も良いですが、カニ味噌に身を混ぜて肴にするのも絶品です。

以下の記事では、通販の毛ガニの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

ズワイガニは地方によって、越前蟹・松葉ガニとも呼ばれます。ズワイガニの2大産地は鳥取県と兵庫県で、漁獲量はそれぞれ約1,000トンです。ズワイガニの旬の時期は地域によって異なります。日本海側の旬は12月～3月で、北海道の旬は4月～5月です。

ズワイガニは身が繊細で旨味と甘みが深いカニです。鍋物・蒸し物・カニすき・カニしゃぶ・天ぷらのほか、生ズワイガニなら刺身や焼きガニなどさまざまな食べ方を楽しめます。また味噌もおいしいので、日本酒の肴にもおすすめです。

以下の記事では、ズワイガニの通販サイトの人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

タラバガニの旬は身が引き締まる11月～2月ころと、甘みが増す4月～5月ころです。1年で旬が2回あるタラバガニですが、冬と春で異なる風味を楽しめます。タラバガニの特徴は何といっても、その大きな姿で食べごたえのある食感です。

タラバガニの味は大振りなものの、ほど良い歯ごたえとしっかりした甘さがあります。刺身なら口溶けの良い甘みを楽しめるほか、天ぷらもおすすめです。また生なら焼きガニで旨味を閉じ込めると、口の中で贅沢な風味が広がります。

以下の記事では、タラバガニ通販の人気おすすめランキングをご紹介しています。ぜひご覧ください。

カニの重量表示＝食べられる身の量ではありません。カニは必ず可食部以外に殻や筋が出ます。

買ってよかった思えるカニを購入するために、重量や杯数の表示の見方を確認しましょう。

まず、「毛ガニ1kg入」と「毛ガニ1杯1kg」の違いです。これらは意味が異なり、「1杯」の表記でない場合は、まるまるカニ一匹ではなく、小ぶりが数匹かもしれません。要するに、「毛ガニ1kg」は、300gくらいの毛ガニが3杯の場合もあれば、500gの毛ガニが2杯の場合もあります。

このとき大切なのは、実際に食べられるカニの身は、丸々1杯の方が多い点です。中には爪下ばかりで可食部がかなり少ない…ということにもなりかねません。どのような構成かは必ずチェックしてください。

まず重量表示ですが、実際の可食部か殻付きの状態かをチェックしましょう。大手は大抵実際の可食部量に換算した数値も併記しているため、信頼できるショップかの目安にもなります。

さらに覚えておきたいのは、生のカニをボイルすると、重量は20～30％減少するということ。そのため800gの毛ガニを購入しても、ボイルしたあとの毛ガニの重量は540～640gです。自宅で食べるなら生のカニを購入するよりも、ボイル済みのカニを買った方が断然お得です。

カニ通販の場合は、ボイルしたカニでも生の重量を記載しているケースがあります。もし重量表示に詳細が記されていない場合は、カニ通販ショップにお問い合わせをしてみてください。

通販ショップを見ていると、「グロス⚪︎kg」「ネット⚪︎kg」のような表記を見たことのある人もいるかと思います。なんのこと？と思いますよね。これら以下のような意味です。

グロス(Gross)…総重量。氷や梱包も含む重量

ネット(Net)…正味量。氷を剥がした状態の重量

最近では一般消費者にわかりやすいよう、このような用語を使用しないカニ専門ショップも増えてきています。しかしそうではないところもありますので、もしもこれら用語を見たら、このような意味だと思い出してください。

いつもと同じカニ重量を頼んだのに、なんだかスカスカ水っぽい…そんな経験をしたことはありませんか？カニは脱皮後どれだけ時間が経過しているかで、身入りが変わります。

たまに「訳あり品」として流通するのが、脱皮後のスカスカで水っぽいの状態の「若がに」です。大抵の場合加工品として流通するものの、中にはこの若がにを訳ありとして販売する業者もいます。

反対に、脱皮から時間が経過しぎっしり身が入っているのが「堅がに」です。堅ガニは甲羅がしっかりとしていて、身がびっしり詰まっています。毛ガニやズワイガニなら、味噌もたっぷりと入っている極上品です。

格安品が欲しい方は「訳あり」もチェックするべきですが、この「若がに」を選ぶよりかは、「足折れ品」といった、通常のカニの規格外品を選んだ方が失敗しにくいですよ。

カニを食べて満足した！と感じる量は、大人一人可食量で500gと言われています。

もっとも、他の料理と合わせて出すなら、もう少し少なめでもいいですね。ここまでの解説で、購入時には「可食量」をみることの大切さをお分かりいただけたかと思いますので、しっかりチェックしてください。

カニを選ぶ上での前提知識がわかったところで、ここからは実際の選び方を解説します。

• 生かボイルかを選ぶ
• 部位や処理を選ぶ
• 産地で選ぶ
• 失敗したくないなら「販売店」直送をチェック

カニを選ぶときは、目的に合わせてボイルか生を選びます。贈り物にはすぐに食べられるボイルがおすすめです。また身がしっかりと詰まっている堅ガニを選びます。

贈り物や自宅用にカニ通販を利用するなら、浜茹でのカニを選ぶのがおすすめです。浜茹でとは、水揚げされたばかりのカニを漁港や地元の加工場ですぐに茹で上げることを指します。

鮮度が良いうちにボイルするため、引き締まった身と旨味をたっぷり味わえるのがメリットです。ボイルのカニは、カニサラダやカニ玉・カニご飯やカニ雑炊・天ぷらやカニちらしなど食べ方も豊富です。料理に使いやすくておいしいボイルのカニは、贈り物に喜ばれます。

刺身や焼きガニにおすすめなのが生のカニや活ガニです。刺身と焼きガニは、生のカニや活ガニでしか味わえません。ただ活ガニは高価で、自宅で加工をするには手間がかかります。そのため加工済みの生冷凍を購入するのがおすすめです。

生のカニを自宅でボイルするときは、3～3.5％の塩水を用意してください。1リットルの水に対してズワイガニやタラバガニなら塩が30g、毛ガニなら35gです。塩水が沸騰したら甲羅を下にしてカニを入れ、落し蓋をします。再び沸騰したら15分～20分茹でてください。

せっかくカニを買うのなら、食べやすさや目的に合ったものを選ぶことも大切です。どのような加工方法があるのかチェックしておきましょう。

カニの姿を留めた状態がラウンドです。特にラウンドのタラバガニは、迫力のある姿が映えるので贈り物におすすめです。ただタラバガニは茹でる前に、カニ味噌と呼ばれている肝膵臓（かんすいぞう）を抜くため、ラウンドでもカニ味噌は入っていません。

ラウンドの毛ガニやズワイガニなら、甲羅の中に風味が濃厚なカニ味噌が詰まっています。しかし豪華に見えるラウンドですが、食べられないカニの甲羅の重量も値段に含まれるため割高です。

セクションとはカニの甲羅を外し、左右の足を中央から切り分けた状態をいいます。足だけの販売ですが、ダキと呼ばれる肩肉がつながっているためボリューム感はあります。また甲羅の重量が値段に含まれないため、ラウンドよりもお得です。

セクションのズワイガニやタラバガニは、ムダが少なく食べやすいため贈り物にも喜ばれます。しかしセクションのズワイガニの場合、カニ味噌を食べられないのがデメリットです。また、毛ガニはセクションで販売されません。

ポーションとは、ダキから足を外して殻が剥かれた状態をいいます。ポーションは殻を剥く手間がなく、そのまま鍋料理の具として使えます。ただ殻が剥かれているのは、足の太い部分だけです。天ぷらにするなら関節を2cmほど残し、細い部分と切り分けてください。

半むき身は、殻を半分だけ剥いた状態です。カニスプーンや箸で身を取り出して食べます。片側半分の殻が剥かれているため、解凍したらすぐに食べられるので手間がかかりません。

通販で扱っているカニは、産地によってブランドや味・大きさ・出荷時期などが少しずつ異なっています。

同じ海だから一緒でしょ？と思うかもしれませんが、水深による水温や水質・プランクトンの状況によって、育ち方に違いが出ます。

そのため、一大産地は有名なブランドガニを有するところもあります！産地による違いもしっかりチェックしておきましょう。

日本でも高い人気を誇るブランドのカニは福井県産が多いです。日本海を中心に獲れるズワイガニは特に有名で、通販などでは「松葉ガニ」や「越前ガニ」などの名前で知られています。

ほかにも紅ズワイガニや黄金ガニなど、カニのなかでも希少とされているカニも福井県産が多いです。全体的に海の深い場所に生息するカニが多いため、プリプリ食感の引き締まった身に人気があります。

美味しいカニを食べるなら「北海道産」のカニは要チェックです。オホーツク海を中心としたカニが多く水揚げされていて、豊富なプランクトン・海藻が生息する環境で育ったカニの身は、たっぷりの旨みが含まれています。

ほかの地域では、特定の時期でのみカニ漁が行われていますが、北海道の場合は1年を通して安定した漁獲量があるため、さまざまな種類のカニを味わえるのも魅力です。身入りも良くカニミソも濃厚なので、カニを初めて食べる方にもおすすめです。

「初めてカニをお取り寄せする」「間違いなく美味しいカニを食べたい」といった方は、販売店や業者直送がおすすめです。カニを始めとした魚介類は新鮮度が命です。一般的なネットショップでは、新鮮さを保ったまま加工・保管が難しいと言われています。

しかし、カニや魚介類を専門的に扱う販売店や業者の場合は、漁獲から加工・配送までの期間が短く、自宅まで直送してくれるネットショップもあります。初めてお取り寄せする方でも安心して美味しいカニを楽しめます。

こちらの記事でもおすすめのカニ通販を紹介していますので、あわせてご覧ください。

磯の香りを自宅で味わってみませんか。新鮮な海鮮料理は日本酒や焼酎のほか、ビールとも相性が良い組み合わせです。新型コロナウイルスの影響などにより、外出を控えている方も多いかと思います。年末年始は家族や友人と一緒に海鮮セットで盛り上がりましょう。

また品質の良い海鮮は、贈り物にも喜ばれます。魚介類が好きな人は、カニ通販と一緒に鮮度の良いそのほかの海鮮もチェックしてみてください。以下の記事では、お取り寄せ魚介類の人気おすすめランキング16選をご紹介しています。ぜひご覧ください。

通販は、コロナで本場のカニを食べられなくても自宅で簡単に名産のカニを食べられるのが魅力。豪華なカニは贈り物にも最適です。カニ通販なら新鮮なカニを安い値段で購入できます。