服のシワをきれいに取りたいけれどアイロンがけをする時間が取れない……そんな時間のないときがありますよね。実はそういったシワは、アイロンなしでもシワ取りスプレーで簡単に取れます。

大型スーパー・薬品店などの場所でも売られていて、きれいにカーテンやワイシャツ・スーツのシワがとれると人気です。しかし一口にシワ取りスプレーといっても、その種類は多く、口コミを参考にしても本当に効果があるのか不安ですよね。

そこで今回はシワ取りスプレーの選び方やおすすめ商品ランキングを紹介します。ランキングは価格、成分、サイズを基準に作成しました。エマールやファブリーズなどの有名メーカーのアイテムもチェックしましょう。

シワ取りスプレーは対応する素材・香料・添加物・大きさなど選ぶものさしがたくさんあります。ひとつひとつ解説していきましょう。

【目次】

• 綿やポリエステルなど「素材」に合ったタイプか確認
• 配合成分や機能で選ぶ
• 「自分だけのスプレー」が欲しい方は自作方法を確認

シワ取りスプレーはどんな生地でできた服も対応しているわけではありません。シワ取りスプレーが効果を発揮するのは綿・合成繊維・麻・ウールなどです。レーヨンやシルクには対応していないものが多いので、確認しましょう。

また、合成繊維であるポリエステル素材の衣料品は、成分が入らず、効果がない場合もあります。逆にシワ取りスプレーの成分がシミになって残ってしまう場合もあるので、目立たないところにスプレーしてみるなどの方法も試してみてください。

しわ取りスプレーは、アイロンと併用したり消臭効果も欲しっかたりと、配合成分や機能に注目して選ぶのも大切です。

【目次】

• 効果抜群！しわがない状態をキープしたい方は「シリコン入り」がおすすめ
• プリーツスカートやワイシャツの襟には「アイロン併用タイプ」がおすすめ
• 匂いを抑えたいなら「消臭」効果があるタイプがおすすめ
• 抗菌・花粉対策用には「花粉付着防止のシワ取りスプレー」がおすすめ
• 帯電しやすい方は「静電気除去のシワ取りスプレー」がおすすめ
• アイロンなしでも衣服がきれい！出張や旅行なら携帯用の「ミニサイズ」がおすすめ
• さまざまな種類がある！香りのするものが好きな方は「香料入り」がおすすめ

実際にシワ取りスプレーを選ぶ際にまずチェックしてほしいのは、シワ取りスプレーの成分です。特にシリコンや繊維潤滑剤が入っているシワ取りスプレーは、一度の使用で長くシワのない状態を維持してくれます。

シリコンはケイ石と呼ばれる石を精錬してできています。ケイ石はセメントやガラスなど、加工次第でいろんなものになれる汎用性の高い素材です。シワ取りスプレーにおいても効果は期待できます。

さらに、トレハロース・陽イオン性成分・たんぱく質などの成分が入っているとなおいいです。これらの成分は柔軟剤などにも使われている成分で、洋服をふっくらと着心地のいい質感にしてくれます。

なかなか取れないガンコなしわがある場合は、アイロン用のシワ取りスプレーがおすすめです。アイロン用のシワ取りスプレーには糊が含まれていて、スプレーをした後にアイロンがけをすると、ぱりっとした仕上がりになります。

たたみじわなどをきれいに整えたいときや、プリーツスカートやワイシャツの襟をさっぱりとした印象にしたいときには、アイロン併用タイプのシワ取りスプレーもおすすめです。

以下の記事では、アイロンのりのおすすめランキングを紹介していますので、併せてご覧ください。

あせっかきだから汗のにおいが気になる方に注目してほしいのが、消臭効果のあるタイプのシワ取りスプレーです。その名のとおり、汗のにおいやタバコなどの嫌な匂いを衣類に吹きかけるだけでブロックしてくれます。

学校へ行く子供や会社で働くお父さん・お母さんに使ってあげるなど、ちょっとした気遣いによって、感謝されます。匂いを抑えつつ爽やかな香りのする香料タイプもあるので、そちらも要チェックです。

このご時世、やはり気になってしまうのが除菌性能です。また、春がやってくれば花粉の対策をしなくてはなりません。そういった、ウイルスや花粉に対して効果のあるシワ取りスプレーもあります。

洗濯後に除菌・花粉用のスプレーを吹きかければ、花粉やウイルスをブロックしてくれます。これならば、安心して家で着替えられます。以下の記事では、花粉スプレーのおすすめランキングを紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

この時期に悩ましい静電気。ウール（動物繊維）やアクリル（化学繊維）などの素材でできている衣類は、静電気が溜まりやすいです。特に関節部などよく動く場所では、繊維同士がこすれて静電気が生まれやすくなります。

そういった静電気の帯電に対応しているシワ取りスプレーもあります。もともと静電気が溜まりやすい体質であったり、お気に入りの服が静電気の溜まりやすいものであるなら候補に入れましょう。

出張先でなかなかアイロンがけする時間が取れない場合に使ってみてほしいのが、ミニサイズの携帯用シワ取りスプレーです。一般的なサイズの3分の2～半分ほどの大きさのものは、スーツケースやポケットに入るほどなので、持っておくと重宝します。

アイロンなしでもスーツなどをきれいな状態にキープしたい方は、ぜひチェックしてみましょう。

匂いがついている、香料入りタイプのシワ取りスプレーもあります。ちょっとしたファッションのアクセントや、さりげない香りを出したい方におすすめです。匂いの種類やテイストは商品によって異なります。

清潔感を感じさせる爽やかな匂いのものもあれば、花のように甘い匂いのするものもあります。その一方で、柔軟剤などですでに香りがついていたり愛用の香水がある方なら、必然的にシワ取りスプレーは無香料のものがいいです。

シワ取りスプレーは自分で簡単に作れます。必要なものは柔軟剤・スプレーができるボトル・水・自分の好きな香料です。これだけで自作のシワ取りスプレーができます。作り方は簡単です。

柔軟剤と水を1：3の割合で入れ、香料を混ぜ合わせ、スプレーできるボトルに詰め込むだけです。自分の好きな香りがふわっと漂う快感は、言葉に表せません。

通販サイトの売れ筋ランキングも是非以下より参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

シワ取りスプレーの使い方のポイントは、「離れた位置から吹きかける」・「引っ張ってシワを伸ばす」・「乾かす」の3つです。

【目次】

• スーツは多めに！少し離れた位置からスプレーする
• 引っ張ってシワを伸ばす
• スプレーをしたら必ず乾かす

まず、シワを取りたい衣類をハンガーに掛け（ハンガーに掛けると均一にスプレーしやすくなります）25ｃｍ前後離れたところからスプレーを吹きかけます。スプレーする量の目安は大体生地がじっとりと濡れるくらいがベストです。

何回スプレーするかはメーカーによって変わりますが、スカートなどの薄い生地なら10回前後、スーツなど厚い生地ならば20回前後必要です。ポイントは全体にムラなくスプレーするところです。

スプレーする場所が偏ってしまうとその部分がシミとなりやすくまたべたつきの原因にもなってしまいます。大事な衣類をダメにしてしまったときのショックは大きいので、気を付けてスプレーしたいです。

スプレーをしっかり吹きかけたら、今度はシワになっている部分を上下左右、斜めに伸ばすようにしっかりと引っ張っていきます。最初はすぐにはシワはなくなりませんが、衣類が乾くにつれて少しずつシワが取れてくるはずです。

また、引っ張り続けて乾いても全然シワが取れない場合には、アイロンを併用する手があります。アイロンを併用するタイプのシワ取りスプレーもありますので、深いシワに悩まされている方はそちらを使うのもおすすめです。

忘れていけないのが、乾かす時間を十分にとる点です。シワ取りスプレーを吹きかけて引っ張った後、しばらくの間は乾くのを待ちましょう。出かける前にスプレーしてもいいですし、寝る前にスプレーして置いておくのもいいです。

完全に乾かないうちに着てしまったり取り込んで畳んでしまったりすると、シワはなかなか取れません。シワが伸びる時間をしっかりと取るようにしましょう。

シワ取りスプレーが売っている場所も気になります。小さめのスーパーでは取り扱ってない場合も多く、欲しくても手に入れられない方が少なくないです。そんなシワ取りスプレーですが、ドラッグストアで手に入り、通販サイトでも多くの種類が購入できます。

また意外にもダイソーや、立ち寄りやすいコンビニなどでも取り扱われている場合があるようです。探したけれどシワ取りスプレーは見当たらなかった方は、ドラッグストアで店員さんに聞いてみたり、通販サイトを利用しましょう。

悩んでしまうのが、カーテンや着物などの衣類ではない、もしくは特殊な衣類のシワです。そういったものにもシワ取りスプレーは使えます。

カーテンの場合、基本的には素材が対応していればシワ取りスプレーは使えます。つまり、綿・合成繊維・麻などでできているカーテンならば、十分に使用可能です。使い方は、カーテンを吊るした状態で、シワになっている部分にじっとりと濡れるまでスプレーをします。

その際にカーテンのプリーツの部分を洗濯バサミで留めておくか、紐などで軽く縛るとシワが取れやすく、またプリーツが纏まりやすくなり見栄えがよくなります。それでもシワが取れない場合はアイロンを使ってみましょう。

中でもスチームアイロンはカーテンの生地を傷めにくいのでおすすめです。そのさいには、アイロン併用タイプのシワ取りスプレーを使いましょう。

着物にシワ取りスプレーを使うときは、気をつけましょう。着物は生地が繊細であるため、生地が痛みやすいからです。絞りで染色されたものや、ちりめん素材の着物には使用を控えましょう。

色が落ちてしまったり、不自然に伸びてしまったりします。使用前には、普通の衣類にも言えますが、目立たないところに吹きかけて色落ちがないか確かめましょう。一見大丈夫そうに見えても時間を置くと色落ちや変色が起こる場合があります。

これらを踏まえて問題ないようであれば、スプレーをシワに吹きかけて、優しく伸ばします。それでもシワが取れない場合は、スチームアイロンを使うのがおすすめです。その際には、アイロン併用タイプのシワ取りスプレーを使うのも方法です。

しわ取りスプレーが使えない素材には、エマールやファブリーズで対応しましょう。エマールはおしゃれ着用の洗剤、ファブリーズは布製品の消臭剤です。しかし、どちらにもしわ伸ばし効果があります。

アイロンがかけられない、しわ取りスプレーが使えないデリケートな素材におすすめです。

一口にシワ取りスプレーと言っても、好きな匂いはあるのか、消臭・防菌をしたいのかなど、好みや使用用途によって選ぶ商品は大きく変わってきます。ぜひ自分にピッタリのシワ取りスプレーを探してみてください。