紀陽銀行カードローンの利用にあたって、気になるのが審査です。審査において重要なポイントや、審査に通りやすくするコツについて詳しく解説していきます。

信用情報に傷とはブラックリストに載った状態で、そうなるのは、

• 自己破産
• 任意整理
• 返済遅延

などを起こした場合です。リストから消されるまでは一般的に5年前後、自己破産は10年かかります。ただ、これがもし紀陽銀行の保証会社とのトラブルなら最悪です。

紀陽銀行カードローンの保証会社は「阪和信用保証」「オリエントコーポレーション」「アイフル」です。このどれかの会社と直接金融事故を起こした過去があれば、審査に通るのはほぼ望めません。

短期間に紀陽銀行の他に複数の融資申し込みをしていると、多重債務者とみなされます。審査では他社での融資状況が審査され、多重債務があるとお金に困っていると判断されて返済能力が低く判定される可能性が大です。

もし、何社かのローンをかけもちで申し込み、審査が通った会社で借りればいいと思っている方は、どこの審査も通らない可能性があります。紀陽銀行での審査に通りたいのであれば、紀陽銀行カードローンにだけ申し込みをしてください。

紀陽銀行カードローンの審査は厳しいものになります。「どうせ借りるなら多めに借りて、欲しいものを買っちゃおう」とは考えないでください。自分の収入に見合わない金額を借りようとすると、必ず審査でチェックされます。

収入に見合わない高額な借り入れ希望額を申し込むのは危険です。審査落ちの原因になるので、できれば借り入れ希望額は必要最小限にしておくほうが審査に通りやすくなります。

審査に通ろうと、申し込み時に虚偽内容を書くのはやめましょう。たとえば他社の債務が300万円あるのに30万と書いても、信用情報を確認すればすぐに分かる事項です。ウソを書いてしまうと信用を失う事態になり、審査担当者の心証を悪くします。

また、申し込み時は入力内容を間違えないように、あとで必ずチェックしましょう。たとえば間違って電話番号やメールアドレスを入力すると、連絡ができず審査が止まって融資が遅れます。間違いは直せばすみますが、嘘は審査に落ちる原因になるので避けてください。

紀陽銀行に限らず、銀行のカードローン審査は厳しいといわれます。その審査の実態はどうなのか、詳しく見ていきましょう。

申込み時や契約時の年齢は、満20歳以上で満65歳未満である必要があります。銀行としては返済ができるかどうかが細大の関心事なので、融資する相手には返済能力が高い方を選びます。つまり、普通なら定職についている年齢層の方が融資対象です。

高齢者には年金があっても、給与より少なくほとんどが生活費に回されるので返済能力とはみなされません。最近は定年年齢が上がっているので、上限が69歳の銀行が増える傾向です。紀陽銀行はその点厳しい状況ですが、将来的には他行なみになる可能性はあります。

紀陽銀行カードローンの申し込み審査を受ける方には、安定して継続的に一定レベルの収入がある生活環境が求められます。パートやアルバイトであったとしても、継続的で安定した収入があれば申し込みが可能です。

主婦に関しては、配偶者に継続的安定した収入が要求されます。ただし、アルバイトで収入があっても学生は対象外です。他には、紀陽銀行の無担保カードローンを利用する方もこちらのカードローンは利用できません。

紀陽銀行のカードローンを利用するには、先に挙げた収入とか年齢などの他にも細かい規定がいろいろあります。申し込み手続き関連の条件をまとめると、以下のとおりです。

紀陽銀行のカードローンで融資を受ける場合には当然利息が付きます。金額によって変動する利率や借入れの方法・条件などをまとめました。

紀陽銀行カードローンの申し込みから借り入れまで、Web契約と店頭契約では手順が違います。その流れについて解説しましょう。

借り入れ希望額が300万円以下であればWEB契約を利用できます。まずは、WEB契約の申し込みの流れから解説していきます。

WEB契約の場合は、

• WEB
• 電話
• FAX
• 窓口

から仮審査を申し込むと、申し込みページのURLがメールで届きます。このURLから必要な項目を入力して、本人確認資料をアップロードすれば申し込み完了です。本人確認資料として必要なのは下記のうちのどれか1点になります。

• 運転免許証
• 健康保険証
• パスポート

仮審査申し込みの際には、本人確認資料を用意してから申し込むようにしましょう。

紀陽銀行から事前に指定してあった連絡先に、申し込み確認と仮審査結果の電話連絡が入ります。連絡が来るまでさほど時間はかからず、最短翌日です。審査結果の連絡先は、申し込み時に「携帯電話」か「自宅」か「勤務先」から指定できます。

仮審査終了後ただちに本審査から契約の手続きに入ります。WEB契約の場合は来店の必要はなく、契約まですべてWEBで完結です。WEB契約ではキャッシュカードの暗証番号を使って本人確認を行います。

本審査の結果が出て契約手続きができると、仮審査と同じように通知が届きます。その間で状況によっては、紀陽銀行側の総合的な判断によって、店頭での手続きへの変更依頼があるかもしれません。

契約手続きが完了したら、紀陽銀行から「ご契約のしおり」が送付されます。届いたら契約内容をよく確認してください。借入れできるのは契約成立の翌日です。持っているキャッシュカードを使ってコンビニ・提携金融機関・紀陽銀行ATMで借り入れができます。

もし、事前にキャッシュカードを申請してまだ届いていない場合は、店頭の窓口で必要額の融資が受けられます。

紀陽銀行の口座を持っていなかったり、平日昼間に最寄りの紀陽銀行窓口へ行ける方は、こちらの契約方法を参考にしましょう。

口座がない方はまず店頭で融資金受取用の口座を開設し、キャッシュカードを作っておきましょう。印鑑と免許証を提出すればOKです。口座がある方の店頭契約では、まず仮審査の申し込みをします。受付窓口は以下の4つです。

• WEB（借り入れ希望額300万円以下）
• 電話（通話料はかかりません）
• FAX
• 窓口

紀陽銀行から、申し込みの際に申告した携帯電話か自宅か勤務先の電話番号に連絡が入ります。申し込み内容の確認と、仮審査の結果の連絡です。ブラックリストに名前があるなど、よほどの事情がなければ続いて本審査に入ります。

仮審査結果の通知があったら、カードローンを利用する本人が必要書類を用意して紀陽銀行の窓口に行き、申込書をもらって記入・必要書類を添えて提出します。契約手続きに必要な書類は下記の通りです。

• 本人確認資料（運転免許証、健康保険証、パスポートのどれか）
• 借り入れ限度額が50万円を超える場合は所得証明資料

本審査と契約手続きが終わったら、紀陽銀行からその旨通知があります。これで手続きが完了したので、持っているキャッシュカードで気軽に融資を受けてください。

ここでは紀陽銀行のカードローンについて寄せられている良い口コミ・悪い口コミについて紹介していきます。

紀陽銀行カードローンで融資が受けられたら、翌月からは返済がはじまります。返済方法や返済日、返済額について詳しく解説していきます。

紀陽銀行の返済方法は原則的に毎月5日の定例返済ですが、繰り上げなど臨時返済も可能です。それぞれの返済方法と返済日、返済額について説明します。

定例返済の場合、毎月5日に返済指定預金口座から当座貸越残高に応じた一定額が自動的に引き落とされます。定例返済をするためには、返済指定預金口座に毎月返済額より多く残しておく必要があります。

残高不足で引き落としができないと、「延滞」になります。2～3ヵ月延滞すると事故扱いになって信用情報が流され（ブラック入り）、カードの利用が停止されるし新たな融資も受けられなくなります。くれぐれも残高不足を起こさないように神経を使いましょう。

毎月の定例返済でまだ資金に余裕があれば、臨時返済もできます。繰り上げ返済すれば借入残高が減るので、その分利息も減ってお得です。繰り上げ返済は紀陽銀行のATMのほか、コンビニにあるATMも利用できます。

カードを使ってATMの返済画面から「臨時返済」を選択して、現金やクレジットカードから返済金額を入金してください。また、残額を全額返済する一括返済も可能です。この時点では利息が未確定なので、後日差額が精算されます。

紀陽銀行の返済で使えるATMと返済できる時間帯についてまとめます。

カードローンとよく似た商品にフリーローンがあります。「フリー」とは融資金の使いみちが自由との意味で、契約時の見積り書などが不要で何に使っても制約を受けません。利息はカードローンとほぼ同じか高額では少し安く、限度額は1000万円で最長10年返済です。

カードローンとの大きな違いは、1契約で希望金額を一括融資する点です。カードローンのように限度内で自由に増減するのはできません。返済は毎月一定額を完済まで続けます。契約方法はカードローンのように手軽なWEB契約も可能です。

カードローンの契約時に設定した限度額が小さすぎ、どうしても増額したい場合も出てきます。ですが、限度額は利用者が決めるのではなく審査によって決めらたものです。そのため希望すれば増やせるわけではなく、改めて審査の受け直しが必要になります。

増額するには紀陽銀行の相談窓口に手続き方法を問い合わせ、必要書類を持って店頭で手続きをします。改めて審査に通れば増額できますが、自身の収入減や返済遅延・他社での借入れ増額があった場合、逆に減額されるリスクがある点を認識しておいてください。

紀陽銀行は地域に根ざした銀行で、カードローンは普通預金口座やキャッシュカードを持っている方なら大変便利に使えるカードローンです。キャッシュカードとローンカードが一体なので、新しくローンカードを持つ必要もありません。自動融資もあるのでおすすめです。