赤ちゃんを乗せてゆらゆらと動かして胎内にいたときと同じような揺れを生み出し、赤ちゃんを安心させる効果をもつのがバウンサーです。赤ちゃんのお世話と家事の両立で忙しいお母さんやお父さんにもおすすめのアイテムといえます。

しかし種類も豊富なため、どのバウンサーがいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。バウンサーには電動やベビーラックタイプ・持ち運びできるもの・新生児から長く使える商品・価格の安いアイテムなど、注目するポイント次第で選びやすくなるのです。

そこで今回は、バウンサーの選び方やおすすめ商品をご紹介します。ランキングは、機能性・タイプ・使いやすさなどを基準として作成しました。ベビービョルンなど人気メーカーも紹介するので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

バウンサーには種類やタイプ、形状など特徴の違う製品が多くのメーカーから販売されているので自分の赤ちゃんや用途に合わせて機能を選ぶのが大事なポイントです。

バウンサーは、揺れるタイプによってバウンサータイプとベビーラックタイプと2つの種類に分類することができます。どういった揺れ方をさせたいかを検討しましょう。

バウンサータイプは赤ちゃんの重みで上下に揺れるタイプです。リクライニングできるシンプルな設計でコンパクトなので、持ち運びにも適しています。しかし、角度を調整できないタイプが多く、首が座る前の赤ちゃんには使用ができない場合もあるので注意しましょう。

最初はお母さんが揺らしてあげる必要がありますが、慣れてくると赤ちゃんが1人で揺らして遊ぶこようになるので、時間が経てばお母さんの手を必要としなくなります。上下の揺れで赤ちゃんの寝付きもよくなる人気のタイプです。

ベビーラックタイプは、ゆりかごのように前後・左右に揺れるタイプでバウンサータイプのように上下には揺れないタイプです。ロッキングタイプの製品もリクライニング機能が付いており、ベッドのようにフラットにもなります。

そのため、成長に合わせて新生児から長く使える製品が多いのが特徴です。また、足元に揺れないようにするロック機能が付いた製品も多く販売されており、固定しておけば座らせたままテーブルでの食事にも使えます。

バウンサーは基本的に揺れるベビーグッズですがその揺れを手動にするか電動にするかで種類が分かれます。値段などに大きく関係してくる部分です。

手動バウンサーは赤ちゃんが慣れてくるまではお母さんが揺らしてあげるタイプです。赤ちゃんの様子を見ながら揺らし方を変えられ、直に接していたい方におすすめします。手動バウンサーの多くは2kg～5kg程度なので持ち運びにも便利です。

家の中でも自由に置き場所を変えられるので、お母さんの行き先に合わせて移動させやすく赤ちゃんから目を離さずにいられます。手動バウンサーは種類が多く、電動に比べて安いので手に取りやすいです。

電動バウンサーは自動で揺らしてくれるので、手が離せず揺らしてあげる時間がないときに便利に使えます。赤ちゃんが産まれてこれから忙しくなるお母さんにピッタリです。最近では、自然な揺れに近い電度バウンサーも販売されています。

ただし、手動と比較すると値段が高い・サイズが大きい・重量が重いので、安いものを求める方や持ち運びが多い方にはやや不向きです。また電源はコンセントになるので設置できる場所が限られます。

構造がシンプルなバウンサータイプは2歳頃で卒業するのが前提なので、自分の赤ちゃんの年齢や月齢に合わせたバウンサーを購入するようにしましょう。角度がフラットにならないタイプは、首の座る前の赤ちゃんには使用できないなどの制限もあるので注意が必要です。

また、製品によってはロッキングチェアのようにして長く愛用できる製品も多く販売されています。しかし、対象年齢を過ぎて使用すると破損し、赤ちゃんがケガをする恐れもあるので対象年齢の確認は忘れずにおこないましょう。

耐荷重もしっかりとチェックしておくべきポイントの1つです。多くの製品は対象年齢の上限を耐荷重で表示しています。そのため、対象年齢内であっても耐荷重を超えるような場合は使用の際には注意が必要です。

赤ちゃんの体重は年齢で一定になるわけではなく個人によって大きく違うので、自分の赤ちゃんの体重をしっかりと把握するのがとても大事になります。イスとして長く使うなら最低でも12kg以上の耐荷重が必要です。

簡単に移動させることができる手動バウンサーの場合でも、設置する場所の広さとバウンサーのサイズはしっかりチェックしておきましょう。赤ちゃんが1人で揺らして遊ぶ場合も考えると、少し余裕のある広さに設置するのがおすすめです。

電動の場合は移動が簡単ではないので、実際に同じサイズの物を置いてシミュレーションすしてみましょう。リクライニングする角度によってはサイズが変わるので、しっかりとチェックするのが大切です。

バウンサー本体がコンパクトに折り畳めると、移動の際に便利です。また、収納時も省スペースで済むためスペースを有効に活用できます。外出時にも気に入ったバウンサーがないと寝てくれない場合にも、持ち運びがしやすい製品だと安心です。

赤ちゃんの成長に合わせて長く使用するなら機能を重視して選ぶのも大切なポイントです。近年ではさまざまな便利機能がついたバウンサーが出ているのでご紹介します。

赤ちゃんの肌は大人が思うよりも繊細なものなので、できる限り赤ちゃんのアイテムは清潔に保つのが理想といえます。そこで意識して欲しいのが、バウンサーのシートやベルトなどが自宅の洗濯機で洗える素材かどうかです。

バウンサーは赤ちゃんのオムツ漏れやヨダレなどで簡単に汚れてしまいます。簡単に洗えた方が手間がかかりません。

バウンサーの中には、お気に入りの玩具をぶら下げておける製品も販売されています。トイバーと呼ばれるバーにおもちゃがぶら下がっており、これがあると赤ちゃんは1人で遊べるので忙しいお母さんも安心です。

人気のキャラクターをモチーフにした玩具も多く、赤ちゃんの好きなキャラクターを用意してあげるとさらに機嫌はよくなります。またトイバー取り外しが可能だと、年齢を重ねて不要になったら取り外してバウンサーだけで使い続けらて便利です。

標準で装備されている製品が多い角度調節機能もあるととても便利です。特に新生児のように首が座る前の赤ちゃんに使用する場合は、バウンサーの角度がフルフラットになるかどうかは重要なポイントになります。

遊んでいる時は角度を起こしておいて寝入ってしまったら横にしてあげるなど、倒せる角度の違いに合わせてさまざまな使い方もできるのでおすすめです。好みの角度にリクライニングできるかしっかりとチェックしておきましょう。

バウンサーの種類によってはテーブルが付属されていたり、後からテーブルを付けたりできる製品も多く販売されています。テーブルがあると食事や離乳食を与えられるので、年齢を重ねても使い続けられるのがメリットです。

また、バウンサーにホロがあると寝入ってしまった赤ちゃんのために少し暗くもできます。外の場合は日差し除けだけでなく砂埃なども防いでくれるのでとても便利です。

バウンサーの中には防水機能付きのものもあります。防水機能付きのものだとお風呂に入りながらの使用や、お風呂に入れてあげる保護者の方が体を拭いているときのように目を離さなければならない時などに便利です。

バウンサーにはBluetooth対応の商品があります。Bluetoothに対応していれば、遠隔操作で赤ちゃんの様子に合わせた音楽をかけたり、揺れを調節したりできます。また、英会話や英語の歌を流す機能が備わったものもあるので、赤ちゃんの教育にも役立つのが魅力です。

赤ちゃんはミルクを吐き戻したり、ご飯をこぼしたりするのは日常茶飯事です。そのため、外のカバーを取り外して洗濯機で丸洗いできるバウンサーなら、清潔に使い続けられておすすめです。

赤ちゃんの肌はデリケートで雑菌や汚れから守るのは親の役目でもあるので、お手入れをするお母さんの目線からも使いやすいかどうかは重要なポイントといえます。

通気性のよい素材や洗濯できる素材であるのも重要なポイントです。シートの素材によって、赤ちゃんが気に入ってくれるかどうかも決まる可能性もあるためよく確認しましょう。

赤ちゃんは大人よりも体温が高いので、夏に限らず汗をかきやすいです。特に夏は気温の高さと自分の汗の蒸れであせもになってしまったり、不快で泣いてしまったりする赤ちゃんもいます。そんなときにおすすめなのがメッシュ生地です。

メッシュ生地は通気性がいいため蒸れも少なく、また乾きやすい点もポイントになります。

最近はデザイン性を重視したものも多くあります。バウンサーは存在感が大きいので、お部屋のインテリアや色調に合うものを選べば部屋のイメージを変えなくてすみますし、カラフルなものでインパクトの強さを楽しめるのもこの時期ならではです。

バウンサーを販売しているメーカーはたくさんあります。大切な赤ちゃんに関するアイテムは、なるべく安全性が高くて信頼のあるメーカーを選びましょう。

カトージのベビー用品は、常に市場調査をしてパパやママ目線の意見も取り入れた独自の商品を開発しているメーカーです。使い勝手だけでなく、ほかではあまり見ない新鮮なデザインにも定評があります。

また、カトージはアフターサービスや保証もしっかりとしているものポイントです。それぞれの商品のメンテナンス方法をウェブ上で紹介しています。

スウェーデンのベビー用品ブランドのベビービョルンは、小児科や医療専門家と協働して開発された商品が豊富です。首がすわるまではベビービョルンと言われるほど、新生児に関する商品には抜群の定評があります。

また、ベビービョルンの商品は赤ちゃん目線で作られた商品も多く、機能性や安全性が高いです。洗濯が可能で衛生的なベビー用品や、赤ちゃんに負担をかけずに自分の動きで揺れるバウンサーが多いのが特徴になります。

国内大手ベビーメーカーであるコンビは、幅広いベビー用品はを扱っています。もちろんバウンサーについても実用性が高くデザインもおしゃれで多種多様なものが多く、人気が高いメーカーです。高い品質と安全性でしっかり赤ちゃんを守ってくれます。

国内大手のアップリカは専門家と協力して製品づくりをしており、安全性に配慮したベビーカーやチャイルドシートを中心に開発・生産をしているメーカーです。種類豊富な商品ラインナップで、特徴に合わせて赤ちゃんに合った製品が見つかります。

創業からの上質な加工技術を活かし、ベビー用品を始めさまざまな生活用品を開発製造しているのがリッチェルです。バウンサーはメッシュ素材やおもちゃ付きなどがそろっています。

チェアやバス用品なども充実していて、シンプルなデザインと赤ちゃんが快適に過ごせる仕様が特徴的です。

安いのはもちろん、質がいいものを買うなら西松屋や赤ちゃん本舗も人気です。西松屋や赤ちゃん本舗は店舗数も多く、住んでいる区域内にお店があることも多いので、赤ちゃんを連れていきやすいロケーションなのもうれしいポイントといえます。

種類豊富な中から良質で安く買えるのでコストパフォーマンスも高いです。

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

赤ちゃんが大きくなるにつれバウンサーの出番がだんだんと少なくなってくるため一時的に使用したい方はレンタルをするのもおすすめです。レンタルショップでは、使用期間や商品によって価格は異なりますが新品を購入するよりも比較的安価で済みます。

また、赤ちゃんにとって心地よいバウンサーは異なりるので「いろんなバウンサーを試してみたい」「赤ちゃんが気に入るバウンサーを選びたい」とお考えの方もレンタルショップを利用してみるのもひとつの方法です。

バウンサーがいつからいつまで使えるかは、製品により異なります。リクライニング機能がついているバウンサーなら新生児から2歳児程度、リクライニング機能がないものは3ヶ月から3歳児程度が大体の目安です。

どの時期から使い始めたいか、どの時期まで使いたいかで決めてみるのもポイントのひとつになります。必ずこの時期しか使用できないとの決まりはなく、製品によっても異なりますので購入の際は必ず対象年齢などを確認してください。

バウンサーは、2人目の育児に役立つアイテムとしても人気です。理由の1つとして、上の子がバウンサーを揺らす役目を担ってくれる点があげられます。下の子の面倒を見るという使命感に興味本位と遊び感覚も加わって揺らしてくれるのです。

ただ、揺らす加減がわからなかったり、自分も乗ったりしてしまうこともあるので注意しましょう。

バウンサーは赤ちゃんを寝かしつけたり、遊ばせたりするのに大変便利なアイテムです。しかし、目を離しやすく事故が起こってしまう可能性も否めません。事故を起こさないためにもしっかりと注意点を把握しておきましょう。

2019年にアメリカのベビー用品大手の製品で大規模な事故が起こりましたが、その事故は親が注意書きを守っていなかったのが原因でした。製品に書かれている「寝返りを打ち始めたら使用をやめる」「ベルトでしっかり固定する」などの注意書きは必ず守りましょう。

似ているイメージがあるバウンサーとハイローチェアですが、バウンサーは赤ちゃんをあやすためのチェアで、ハイローチェアは赤ちゃんを寝かしつけるために開発されたチェアです。値段はバウンサーの方が安い傾向が見られます。

高さの調節機能はハイローチェアにしかありません。生活パターンや成長に合わせて使いたいならハイローチェアがおすすめです。

バウンサーは忙しいときやどうしても手を離さなければならない時に非常に便利なベビー用品です。商品によっては新生児のときから4歳以上になっても使える商品もあります。自分が使用する用途に対応できる製品かどうか購入前にしっかりと決めてから購入しましょう。