どの医療脱毛クリニックに通うかを決める時に、実は一番重要なポイントは「脱毛機」なんです。

「同じサービスだからフィーリングで決めよう」
「とにかく家から近くて安いクリニックにしよう！」

そういった選び方でクリニックを決めるのはおすすめしません。

エステ脱毛と同じ仕組みの機械で施術を受けてしまい、5回コースでも毛量に変化が見られなかったと感じる人もいるんです。

ここでは、あなたが医療脱毛のクリニック選びで失敗しないために知っておくべき「脱毛機」の知識について解説します。

医療脱毛レーザーは、「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類の脱毛方式に分けられます。

「熱破壊式」の脱毛機は、一瞬でパワーの強いレーザーを照射し毛根にある発毛組織を破壊します。

対して「蓄熱式」脱毛は、比較的浅い位置にある組織に、弱いエネルギーの熱をゆっくり加えて脱毛していきます。

早く効果を実感したいなら熱破壊式脱毛機を

緩やかに熱を与える方式で痛みを軽減する分照射回数が多くなるため、「蓄熱式」は「熱破壊式」脱毛機と比べると効果が勝りにくいと言われています。

太い毛に効果を発揮しにくい「蓄熱式」ですが、細い毛の脱毛には反応しやすいため、顔など産毛が多い部位を施術する際は検討してみましょう。

「ジェントルレーズプロ」は、日本で初めて薬事承認を取得した脱毛機です。ジェントルシリーズは症例数が多いのが特徴で、日本では20年以上使用されています。

2022年に発表された「ジェントルマックスプロプラス」は熱破壊式の最大のデメリットである"痛み"を冷却ガスによって軽減するのはもちろん、従来よりも短時間で施術できるようになりました。

▼ジェントルシリーズの脱毛機を採用しているクリニック
※ 下線部をクリックすると記事内のクリニック紹介へ飛びます

【レジーナクリニックの特徴】

「オーダーメイドプラン」は熱破壊式脱毛機「ジェントルシリーズ」を無料で選択できます。レーザーで毛根を破壊するため、ぽろっと抜ける実感を得やすいのが特徴です。

初めてレジーナクリニックに通う方限定の「デビュープラン」は、ジェントルシリーズでの施術ができません。うなじも照射部位に含まれないので、契約する際は注意しましょう。

ただ細く薄い毛に効果がある蓄熱式の脱毛機は使用できますので、産毛をなくしたい方におすすめです。「うなじまで脱毛したい」「襟足のデザインを任せたい」という方は、オーダーメイドプランを検討してみてください。

また平日21時まで、土日祝日も営業しているため、スケジュール管理がしやすいのが特徴です。施術時間（全身ライトプランの場合90分）をたっぷり確保しているため、何度も通院する必要がなく、一回の来院で全身を照射します。

プライバシーに配慮された完全個室で施術を受けられます。廊下も各部屋が仕切られているため、他の人との接触もありません。レジーナクリニックは、内装のデザインにも力を入れているため、脱毛効果だけではなく、清潔感のある環境で施術を受けたい方におすすめのクリニックです。

【ルシアクリニックの特徴】

医学的根拠に基づいた長年の永久脱毛の実績がある熱破壊式脱毛機「ジェントルシリーズ」を採用しています。「ジェントルシリーズ」のみ使用するため、脱毛機にこだわりたい方におすすめのクリニックです。

全身脱毛プランは、「まるごと全身脱毛コース」と「全身脱毛コース」の2種類に分かれます。全身くまなく脱毛したい方には、「まるごと全身脱毛コース」がおすすめです。

「全身脱毛コース」は比較的安価ですが、ひざ上・ひじ上などが施術範囲に含まれません。

もしコース契約が不安な方は、一回あたりの負担が抑えられる都度払い制や部分脱毛プランを検討してみてください。また、コースの途中解約をすることで、手数料を除く残りの回数分が全額返金されます。妊娠した場合は、一時休止・延長も可能です。

顔・体の複雑で細かい部位もキワまで照射できます。Iラインも粘膜ギリギリまで丁寧に照射してくれるので、ムダ毛を徹底的に無くしたい方におすすめです。眉周りも木ベラやコットンを使用してキワまでしっかり攻めて照射します。

万が一硬毛化が起きた場合、対応レーザー（ヤグ・高出力アレキサンドライト）を使用するなど、希望に合わせた処置を行っています。また担当した看護師ごとに施術差が出ないよう、統一したマーキングをすることで照射漏れを防止します。

施術室は、扉付きの完全個室になっています。プライバシーにも十分配慮されているので、安心して通い続けることができます。

【エミナルクリニックの特徴】

全国64院展開している脱毛クリニックです。駅近の院が多いため通勤・通学帰りに通いやすいのはもちろん、予約変更は前日の18時まで可能（WEBから予約した場合）なので、急な予定が入ってしまった場合も安心です。

引っ越しなどが理由で別の院へ移動したい場合も、無料で手続きをして転院することができます。

『エミナルクリニック』では、独自開発したダイオードレーザーの新型脱毛機を採用しています。一度に強いエネルギーを放出するタイプでなく、連続してエネルギーを放出するタイプの脱毛機をなので、痛みを感じにくいと言われています。

ダイオードレーザーは、産毛にアプローチしやすいと言われていますが、症例が公開されていないので、不安に感じる方はカウンセリング時に確認してみましょう。

また、通いやすい明瞭な料金設定になっていることも魅力の一つです。全身コースに顔・VIOプランもついているため、全身丸ごと脱毛できます。初診料・再診料・キャンセル料などはかかりません。途中解約・残った回数分の返金対応も可能なため、コース契約するのに不安を感じている方も通いやすいのが特徴です。

【湘南美容クリニックの特徴】

『湘南美容クリニック』は、国内外で214院展開している大手美容クリニックです。急な引っ越しが決まっても、クリニックがないという心配はありません。

脱毛プランには、カウンセリングや再診料などの無料オプションも含まれています。もちろん、脱毛機の選択も無料です。上記に記載されているコース料金を都度払いプランで支払うことができるほか、VIO・ワキ以外の部分脱毛プランも用意しています。

ジェントルシリーズの最新機種である「ジェントルマックスプロ」も導入していますが、取り扱っていない医院もたくさんあります。ジェントルシリーズでの脱毛を希望する場合は、公式サイトを確認するか、希望する院に問い合わせてみましょう。

剃り残しがある場合は、10分間無料でシェービング対応をしてくれます。広範囲の剃り残し（10分以内で処理できない）がある場合は、一部位につき500円追加料金が発生してしまうので注意しましょう。

デメリットは、施術室が完全個室でないことです。パーテーションを設けて周りから姿が見えないよう配慮されていますが、施術環境にこだわりたい方はカウンセリングでよくチェックしてから契約しましょう。

【リゼクリニックの特徴】

医療脱毛専門院として14年の実績があるクリニックです。3種類の脱毛機を導入するだけではなく、最適な出力・照射方法をクリニック全体で蓄積・共有しています。医療脱毛のみを扱うスタッフが施術してくれるので、確かな技術力を求める方におすすめです。

また『リゼクリニック』では麻酔を用意しています。医療機関のみに許可された2種類の麻酔（麻酔クリーム・笑気ガス麻酔）から選べ、痛みを極限まで抑えることができます（別途3,300円必要）。脱毛機の指定はできませんが、痛みが気になる方は機械選定についても、カウンセリング時に確認しましょう。

また『リゼクリニック』では、2種類の麻酔（麻酔クリーム・笑気ガス麻酔）を用意しています。医療機関のみに許可された麻酔なので、痛みを極限までおさえることができます。


ただ、別途でそれぞれ3,300円（麻酔クリーム1本・笑気ガス麻酔30分）かかってしまいます。脱毛機の指定はできませんが、痛みに弱い方は機械選定についても、カウンセリング時に確認しましょう。


万が一硬毛化などの肌トラブルがあった際は無料補償し、診察・処方は医師が担当します。麻酔料金はかかってしまいますが、分割払いをする際も金利が発生しないので、料金面でも通いやすいのが特徴です。

【アリシアクリニックの特徴】

医療脱毛専門院として14年の歴史があり、数多くの美容看護師も通院しているクリニックです。充実した研修を行っているため、照射技術が高いのが特徴です。

1回の施術時間を短縮し、少ない脱毛回数で満足いく結果を得られるよう、脱毛機の種類にもこだわっています。最新の脱毛機『スプレンダーX』も導入されています。また、施術回数ごとに照射の出力を上げていくことが可能です。

施術が難しい眉下・眉上・VIOもしっかり照射してくれます。VIOの施術は粘膜ギリギリまで照射するため、境目なく全身きれいに脱毛したい方におすすめのクリニックです。

また、シェービングは背面などの手の届かない箇所だけではなく、全身対応してくれます。ただ、シェービングの予約なく剃り残しがあった場合は、全5回の施術回数が1回分減ってしまうので注意しましょう。

【フレイアクリニックの特徴】

学割をはじめとしたさまざまメニューが用意されています。医療脱毛の契約になかなか踏み切れない学生の方に特におすすめのクリニックです。

シェービングなどの無料オプションが含まれていることはもちろん、万が一解約する場合も手数料がかからない明瞭な料金体系が特徴です。事前に体験照射もできるので、痛みや効果に不安を感じている方も安心です。

また、ムダ毛が残りがちな「眉間」「眉上」「小鼻」「うなじ」「乳輪」ももれなく照射してくれます。さらに「Iライン」のムダ毛も粘膜ギリギリまで照射します。

『フレイアクリニック』では、全身コースとは別に「デザインうなじコース」も導入されています。希望に合わせて、事前に選んだ4種類のデザインから脱毛してくれます。自分自身で蓄熱式と熱破壊式の脱毛方式も選べるので、施術日ごとにカスタマイズできるのが魅力です。

【TCB東京中央美容外科の特徴】

TCBは全国111院展開している大手美容クリニックです。脱毛のコースを契約した後に、引っ越しや転職などの都合で、通院を断念せざるを得なくなる心配はありません。

また、初めての脱毛予約はもちろん、その後の施術日もコース回数分をすべて確定させることができます。「予約できない」「次の予約まで時間がかかる」といったストレスがかかりません。最短1ヶ月おきに予約できるので、脱毛完了までの期間が短くなります。

さらに導入している脱毛機は、高速で連続照射ができるため、1回あたりの施術を早く終わらせられます。また、皮膚の浅い層にある発毛組織に熱を加えるので、痛みが少ないのが特徴です。

料金プランは「クイック脱毛」「オーダーメイド」の2種類に分かれます。「クイック脱毛」は蓄熱式モードのみで、常に一定のパワーで照射を行います。

一方、「オーダーメイド」では照射パワーの調整はもちろん、熱破壊式と蓄熱式の切り替えが可能です。

高い脱毛効果がある医療用レーザーですが、実は「硬毛化」と呼ばれる現象が起こるリスクもあります。硬毛化とは、レーザー照射によって刺激を受けた毛がかえって濃く太くなってしまう現象のことです。


硬毛化した毛を脱毛するには「ニードル脱毛・針脱毛」という方式が最適です。毛穴に針を差し込み一本一本処理していくため、一度刺激を与えた毛は生えてきません。

【エステティックTBCの特徴】

一般的な脱毛サロンでは光を照射することで脱毛しますが、『エステティックTBC』ではニードル脱毛という脱毛方式を採用しています。一度処理した毛は生えてこないので、自己処理のいらない肌を目指せます。

毛を1本ずつ処理していくので、産毛も確実に処理できます。褐色肌の方にも対応しています。さらに、医療用レーザーや光脱毛では処理しにくい部位である眉にも対応しています。デザインにこだわりながら、ムダ毛をなくすことが可能です。

ただ、1本ずつ処理していく分、総額の料金が高くなってしまいます。過去にレーザーを当てたことによって硬毛化してしまった毛を処理する場合や、ワキ・眉など部分脱毛をする際に通うのがおすすめです。

【メンズリゼの特徴】

▼3種類の脱毛機を使い分けムダ毛にアプローチ
メンズリゼは、全国に26院展開している男性専用の医療脱毛クリニックです。3種類の脱毛機を毛質や部位によって使い分けできるので、的確にムダ毛にアプローチします、全身コースだけではなく、ヒゲ・腕・足など部位別のセットプランがあるため、必要な部位のみ脱毛することができます。

全国版の医療脱毛クリニック情報は下記の記事でチェックできますのでぜひ参考にして下さい。

ここからは、記事前半で伝えきれなかった医療脱毛に通う前に押さえておきたいポイントをより詳しく解説していきます。

できる限り少ない回数で脱毛完了したい方は、複数のレーザーの波長に対応しているクリニックを選びましょう。レーザーは主に下記の3種類に分けられます。

①アレキサンドライト
｜太くて濃い毛に向いているレーザー
②ダイオード
｜痛みが比較的少ないレーザー
③ヤグレーザー
｜日焼けした肌にも対応できるレーザー


レーザーによってそれぞれ特徴が異なります。どのような脱毛機を使用しているのか確認しておきましょう。

せっかく契約したにもかかわらず「予約が全く取れず通うことができない」と不満を抱えている方も少なくありません。通院期間が限られていると契約した回数分を消費できず、お金まで無駄にしてしまいます。

引用している口コミは脱毛サロンの事例ですが、サロン脱毛から医療脱毛に切り替える人が増えているため、予約に関するトラブルは今後増えていく可能性があります。

どのクリニックにするか迷った場合は、料金を比較して決めるのも一つの手です。大手クリニックの全身脱毛5回コース料金を調べましたのでぜひ参考にしてください。

公式ホームページや口コミサイトだけでは得られる情報に限界があります。「別のクリニックで契約すれば良かった」と後悔する人も少なくありません。

実際にクリニックに足を運んでみると

①希望するコースでは脱毛機を選べなかった
②店舗の雰囲気・スタッフの対応がイメージと違う

といったことに気づき、契約しない場合もあります。

ここからは医療脱毛についてのよくある質問をご紹介します。

※米国電気脱毛協会は永久脱毛を「最終脱毛から2年後の毛の再生率が20%以下である脱毛状態」と定義
※回数、期間、値段は自己処理が楽になるまでに必要な施術回数を目安にしています。

医療脱毛は、医療用の高出力のレーザーによって毛を生やす組織を破壊します。一度破壊した組織からは毛が生えなくなるため、永久脱毛効果を期待できます。

一方、サロン脱毛は毛を生やす組織を破壊しないため、一時的な減毛・抑毛効果にとどまります。

少ない回数でしっかりとした脱毛効果を実感したい方は医療脱毛を選びましょう。

脱毛サロン同様、医療脱毛クリニックにも倒産リスクはあります。大手であれば現時点そこまで心配する必要はありませんが、脱毛業界全体で店舗・クリニックが増加し競争が激しくなっているため、つぶれないと言い切れるところはないのが現状です。

中には、契約していたにもかかわらず突然全店臨時休業し音信不通になってしまったケースもあります。

最近は、前払いのコース制ではなく、都度払い制を導入したクリニックも増えてきましたので、倒産リスクが心配な方はぜひ検討してみてください。

「とりあえず話だけ聞いてみたい」と思っても、勧誘がしつこくて断れない雰囲気になってしまったという声も多く不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

カウンセリングを受けたからと言って必ず契約しなければならないわけではありません。医療脱毛は身体に関わる高額な契約です。万が一急かされても「その場で判断しきれない」と少しでも思ったら一度持ち帰りじっくり考えましょう。

医療脱毛のメリットは主に2つあります。

医療脱毛は、資格保有者が「医療用脱毛レーザー」を使用して脱毛します。脱毛前のカウンセリングで肌質・体質を入念に確認し、レーザーの設定を細かく調整しながら施術を行います。

医療脱毛は、毛根にアプローチし毛を生やす組織を破壊する医療用レーザーを使用するため永久脱毛効果があります。出力が大きいため、脱毛が短期間で終わることが多いです。その分、痛みも伴いますが最近では痛みが少ないものも増えています。

平均5〜8回（1年~1年半）で自己処理が楽になったといった声が多いです。まずは5回コースを契約して、物足りなければ追加するのがおすすめです。

ちなみに脱毛サロンの場合2〜3年かかると言われているので、短期間で終了させたいなら医療脱毛が良いでしょう。

※肌質や毛質によって個人差がありますのでご了承ください。

気になる部位のみの「部分脱毛」とすべての部位ができる「全身脱毛」があります。

部分脱毛は好きな部位を選んで脱毛できるプランです。一番人気の部位は「脇」で、それ以外に、人に見られやすい「ひざ下・腕」、自己処理が難しい「VIO（デリケートゾーン）」も人気です。

最近では男性も脱毛する人が増えています。メンズ向けの脱毛プランが導入されているなか、特に人気なのが「ひげ脱毛プラン」です。多くのクリニックでは、鼻下・あご・あご下などのパーツがセットになっています。

「スプレンダーX」は2019年に開発された2種類の波長を同時照射できる国内初の承認医療脱毛機です。ジェントルシリーズは、波長を切り替えて脱毛をするのに対し、「スプレンダーX」は波長を混合し長さの異なる波長を同時に照射することができます。

料金を安く抑えるポイントは主に2つあります。

医療脱毛は決して安くはありませんが、お得な割引が適用できるプランもあります。医療脱毛クリニックの代表的な割引プランは以下の3つです。

• 学割
• ペア割
• 他院からの乗り換え割

代表的な割引プランの他に、キャンペーンの活用も良いでしょう。初めて医療脱毛する方向けのキャンペーンや、夏に向けての期間限定キャンペーンなどがあります。

コースにて手が出せない方は都度払いに対応しているクリニックを選びましょう。

都度払いの場合は、5回や10回などセットのコースではなく、1回の施術料金を通うごとに支払います。都度払いのみのクリニックもあります。