生活していく上で、家計の不安や加入している保険、住宅ローン、教育資金、老後の資金など、お金に関する疑問や不安を抱くタイミングがありますよね。結婚や出産、転職などのライフイベントによって、度々頭を悩ませている方も多いはずです。

そんな時に利用されているのが、お金のプロに相談ができるFP相談サービスです。しかし、インターネットで検索するだけでも多くのFP相談サービスがあり、相談形態や料金、相談内容なども異なり、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、FP相談サービスの選び方や福岡のおすすめのFP相談サービス10選をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

FP相談のFPとはファイナンシャルプランナーで、保険や投資、住宅ローン、教育資金、老後資金など、お金に関する知識が豊富なお金のプロです。そして、このファイナンシャルプランナーとのお金についての相談を、FP相談と言います。

結婚や出産などの人生の節目に入る保険や、住宅の購入に必要な住宅ローン、老後のための資産運用など、お金について相談したい件がある場合には、FP相談を利用し、ライフプランの作成や、自分に合った商品やサービスを見つけやすくなります。

FP相談ができる企業は全国各地にあり、現在ではオンラインでも相談が可能なため、いつでもどこでもお金について相談ができる魅力的なサービスです。

FP相談をする場合、メリットとデメリットがあります。まずメリットとして、将来を見据えたプランの作成ができること、プロのアドバイスを受けられること、家計改善やお金に関する知識を得られることなどが挙げられます。

一方、デメリットとしては、個人情報や家計情報を開示しなければならないこと、相談時に保険加入をすすめられる可能性があることなどが挙げられます。

個人情報や家計情報の開示については、個人情報の保護を徹底している企業を選ぶことで、リスクを避けられます。また、保険加入についても、勧誘・営業を禁止している企業がありますので、あらかじめインターネットで情報収集をしておくのがおすすめです。

現在、数多くの企業がFP相談サービスを行っています。その中から相談先・ファイナンシャルプランナーを見つけるのは、なかなか難しいですよね。そこで、FP相談サービスを選ぶ際のポイントをいくつか見てみましょう。

【目次】

• 「相談内容」で選ぶ
• 相談の「分野を得意」としているかどうかで選ぶ
• 「相談件数」「相談実績」「口コミ」は重要な目安
• 相談料が「無料」か「有料」かで選ぶ
• 相談内容が複雑な方は「他の専門家との連携可否」もチェック
• 見直しに備えて「定期的に相談が可能」かどうかで選ぶ
• 資格で選ぶ
• 「独立系」か「企業系」かで選ぶ
• 「守秘義務」や「安全」への取り組みで選ぶ

FP相談ができる主な内容として、家計、貯蓄、保険、年金、住宅ローン、資産運用などがあります。また、自分や家族の年齢、年収、教育費などの予測をシミュレーションした、ライフプランを作成してもらうことも可能です。

しかし一方で、法律や税金など、弁護士や税理士が手掛ける領域については相談を受けることはできません。税金については分野が重なる場合もありますが、一般的な税制の仕組みや内容を説明する程度です。

FP相談サービスによって、受け付けている相談の内容も異なりますので、事前にHPをチェックして、自分が相談できる相手かどうかを調べてみてください。わからなければ、無料相談を利用して、直接聞いてみることをおすすめします。

全国には、多くのファイナンシャルプランナーがいます。そして、ファイナンシャルプランナーごとに得意分野が異なるため、自分が相談したい案件を得意とするファイナンシャルプランナーを選ぶことが重要です。

たとえば、家計相談や住宅ローンに関する相談であれば金融に強いファイナンシャルプランナー、保険の見直しについての相談であれば保険に強いファイナンシャルプランナー、老後資金についての相談であれば資金運用に強いファイナンシャルプランナーがおすすめです。

まずは、自分がどのような内容の相談をしたいのかを明確にし、インターネットで、相談したい分野を得意としているファイナンシャルプランナーを探してみましょう。

せっかく気になるファイナンシャルプランナーを見つけられても、実際に相談するまでは、さまざまな不安がありますよね。そこでおすすめなのが、これまでの相談件数や実績、利用者の口コミなどを参考にすることです。

ほとんどのファイナンシャルプランナーの企業HPに、相談件数、実績、口コミが掲載されています。そこに、自分が相談したい分野の実績や評価が掲載されていれば、気軽に相談ができるファイナンシャルプランナーだと判断できますよね。

また、実際に利用した方の口コミの評価が高いほど、満足のいく相談ができる可能性も高いですので、決定する前にしっかりと下調べをすることをおすすめします。

FP相談は、相談料が初回のみ無料の場合や、何度相談しても無料の場合、有料の場合があります。また、有料の場合、相談の時間に応じて1時間数千円～数万円と、相談するファイナンシャルプランナーによって大きく異なることもあります。

まずは、一度無料相談を試してみて、十分満足のいく結果が得られたのであればそのまま無料サービスを利用してもいいですし、他にも相談してみたい場合には、有料サービスの利用を検討してみてください。

有料サービスでは、長期的なサポートを受けられたり、お金に関して勉強ができるセミナーの受講など、有料ならではのメリットもあります。自分の予算やライフプランに合わせて決めることをおすすめします。

FP相談の内容によっては、担当のファイナンシャルプランナーだけではなく、税理士や弁護士など、ほかの専門家の協力が必要になることがあります。この場合、自分で専門家を探す手間がかかったり、相談から実行までの期間が長引くケースもあります。

そのため、初回の相談の時点で、ファイナンシャルプランナーのみで対応が可能な案件であるのか確認をとったり、もし協力が必要になった場合に連携が可能かどうかも確認しておくことをおすすめします。

FP相談で作成したライフプランは、結婚、出産、引越、転職などのイベントにより、定期的に見直しを行う必要があります。その場合、できれば初めに相談をした担当プランナーに見直しの相談をしたいと考えますよね。

しかし、初めに選んだFP相談サービスが担当プランナーを指名できなかったり、相談回数を重ねるごとに料金が高額になるなど、希望通りにならない場合があります。

そのため、担当プランナーと長期的な付き合いができるのか、また、複数回相談をした場合の料金形態などをあらかじめ調べておくことも大切です。

ファイナンシャルプランナーとして相談者をサポートするにあたり、さまざまな資格があります。ファイナンシャルプランナーが有する資格の種類からも特徴を得られますので、いくつかポイントを見てみましょう。

【目次】

• 相談しやすいFPなら「FP技能士2級以上」取得者
• とにかく知識が豊富なFPがいい方は「CFP」認定者
• 新しい知識を有しているFPがいい方は「AFP」認定者

FP（ファイナンシャル・プランニング）技能士は、国家資格の一つで、1～3級に区分されています。中でも3級は、ファイナンシャルプランナーに関する基礎知識があれば安易に取得できると言われているため、2級以上かどうかでの判断をおすすめします。

2級以上の資格取得者の場合、投資信託や株式投資などの金融商品についての知識もあるため、これらの相談をしたい方は、2級以上の資格を持っているかどうかで選んでみてください。

CFPは、ファイナンシャルプランナーの資格の中では最も難易度が高く、世界25か国・地域で導入されている世界が認めるプロフェッショナルの証です。CFP認定者は、高度な知識と経験をもって、長期的・総合的な視点で適切なアドバイスができるとされています。

また、資格を継続するためには、2年に1度の教育研修が義務付けられています。そのため、新しい知識もしっかりと身に付けたファイナンシャルプランナーであると判断できます。

2021年末時点で、日本には24,000人程の認定者がおり、相談内容や条件が合えば、相談できる可能性は十分にあります。とにかく知識や経験が豊富なプランナーに担当してほしい方は、CEP認定を受けているファイナンシャルプランナーを探してみてください。

AFPは、十分な基礎知識を持ち、相談者に対して適切なアドバイスや提案ができる技能を習得した者に与えられる資格です。民間資格で、ファイシャル・プランニング技能士2級と同等の難易度とされています。

CFPと同様に、2年に1度の研修が義務付けられているため、新しい知識を身に付けているファイナンシャルプランナーであると判断できます。

ファイナンシャルプランナーは、企業に所属している人と、そうでない人がいます。これによっても、ファイナンシャルプランナー選ぶ際のポイントが異なりますので、独立系と企業系の2種類についてみてみましょう。

独立系のファイナンシャルプランナーとは、どこの企業にも所属せず、独立して活動をしているプランナーです。企業の方針に左右されず、ファイナンシャルプランナー独自のコンサルティングを行っているため、中立的なアドバイスを受けられやすい傾向があります。

企業系のファイナンシャルプランナーは、企業に所属しているファイナンシャルプランナーです。保険会社（代理店）がFP相談サービスを行っているケースも多いため、自社商品や提携会社の商品からしか選べない場合もあります。

しかし、提携会社が多いほど選択肢も多く、自分に合った商品が見つけやすいメリットがあるため、できるだけ多くの選択肢から選びたい方にはおすすめです。また、大手企業は、何度でも無料で相談できるところもあります。

FP相談をするにあたり、注意しなければならないこと・危険を避けるために大切なことがあります。それは、個人情報の流出や、過度な勧誘についてです。多くのFP相談サービスでは、個人情報の取り扱いの徹底・勧誘の禁止をしていますが、そうでない場合もあります。

可能な限り安全にFP相談サービスを利用するために、ホームページに個人情報保護方針や勧誘方針についての記載があるかどうか、事前に確認することをおすすめします。

【目次】

• FP（ファイナンシャルプランナー）ってどんな人ですか？
• 一回の相談時間はどれくらいですか？
• 福岡に住んでいれば利用できますか？
• 対面相談が不安な場合はオンラインで相談できますか？
• 対面相談では強引な勧誘をされる？
• 個人情報はちゃんと保護されますか？
• FP相談で事前に準備しておくものは？

FPは、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などの幅広い知識を備え、相談者の夢や目標が叶うようにサポートをしてくれる専門家です。相談者の悩みや不安、経済状況をヒアリングし、アドバイスや資金設計、実行を援助しています。

一回の相談時間は、FP相談サービスによって異なります。目安として、1～2時間程度と定めているところが多いようです。

必ずしも、福岡に住んでいなければならない条件はありません。しかし、オフラインでの福岡のFP相談サービスを利用する場合は、近隣に住んでいるほうが都合を合わせやすいです。また、オンライン相談の場合は、全国各地から相談が可能です。

現在、多くのFP相談サービスにおいて、オンラインでの相談を受け付けています。対面での相談が不安な方は、ぜひオンライン相談を利用してみてください。

確かに、対面の方が断りづらい分、強引だと感じる可能性は高くなります。ほとんどのファイナンシャルプランナーは親身に相談に乗ってくれますが、一部は無理やり契約をしようとしてくるかもしれません。怖い場合は、無理せずオンライン相談にしましょう。

基本的に、相談者の個人情報は厳重に取り扱われます。詳しくは、各FP相談サービスのプライバシーポリシーを確認してください。

特に準備が必要なものはありませんが、保険証券や家計簿などお金の流れがわかるものがあると相談がスムーズ。どれくらい収入があり、どんな出費があるのかを明確にすると、貯金がなかなかたまらない課題への対処方法も見つかりやすいです。

ここまで、福岡のFP相談のおすすめランキング10選を紹介してきましたがいかがでしたか。FP相談といっても、得意分野や料金、アフターサービスなど、ファイナンシャルプランナーによって異なる要素がありますので、自分に合ったFP相談窓口を見つけてみてくださいね。