毛布は秋から冬にかけて使う寝具です。毛布は日本製でできるだけ厚手の方が暖かいと思いますよね。最近は肌寒いときのひざ掛けタイプの毛布や綿素材で作られた毛布なども販売されており、軽くて暖かいと高齢者やお子さんに使えて便利な商品です。

実は、寝具メーカーもいいですが、ニッケやIKEAなどのブランドの毛布も「かわいい」・「おしゃれ」と評判なのを知っていますか？デザイン性も高くインテリアに馴染む毛布がたくさんあって目移りする方も多いです。

そこで今回は毛布の選び方やおすすめ商品ランキングをご紹介します。ランキングは使用している素材・価格・デザインを基準に作成しました。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてみてください。

直接肌に触れるものだからこそいいものを選んでください。そのために自分や家族に暖かい毛布を選ぶポイントを紹介します。

【目次】

• 素材で選ぶ
• 厚さで選ぶ
• 快適さを求めるなら「軽い」かどうかもチェック
• 毛の細さや長さを含めて「肌触り」を確認
• ひざ掛け用など頻繁に使うものは「手入れのしやすさ」もチェック
• 特殊加工で選ぶ
• かわいいものやおしゃれなものなど「デザイン」もチェック
• オフシーズンに困らないよう「ケースの有無」を確認
• ブランド・メーカーから選ぶ

毛布の素材はさまざまです。素材による特徴や効果などについても紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

【目次】

• 吸湿性と寝心地の良さなら「綿素材（コットン）」がおすすめ
• 保温性の高さなら「ウール素材」がおすすめ
• 静電気が嫌なら「シルク」がおすすめ
• 手触りのよさを重視するなら「アクリル」がおすすめ
• 安さと軽さ重視なら「ポリエステル」がおすすめ
• 肌ざわりと保湿性の高さなら「カシミヤ」がおすすめ
• 高級感とかけ心地なら「アルパカ」もおすすめ　　

綿素材の毛布は、肌に直接ふれても優しい素材です。天然のアオイ目アオイ科ワタ属に属する多年草「ワタ」の種子からとれる植物繊維から作られる糸で作っています。肌にアレルギーがある方にも刺激を与えない素材です。

寒い冬でも暖かく空気を逃さないような素材でおすすめですが、天然素材ですので比較的高価なものが多いです。

綿（コットン）が植物素材に対して、ウールは羊の毛からできた動物繊維で羊毛とも呼ばれます。保温性に優れ、伸び縮みも容易で弾力性もあり型崩れもしにくいので、シワにもなりません。寝ているときに汗をかいても吸湿性があります。

毛布だけでも暖かいといった特徴もありますが、ウール素材は羊の毛を使いますのでとても高価です。綿素材（コットン）と違い夏場や暑いときには適しません。

シルクの毛布は天然素材ならではのしなやかさがあり、肌にやさしい素材です。吸湿性が高く、静電気が起きにくい特徴があります。保温性はウール素材やカシミヤよりやや落ちますが、シルク独特の肌触りでリラックス効果が高まり熟睡できます。

アクリル素材の毛布は一番天然素材に近い素材で、繊維が太く滑らかで空気の層ができ保温効果も高いです。また静電気を帯にくくバチっと音がするのも少ないため、肌にアレルギーを持っている方でも刺激が少ないのでおすすめします。

ポリエステルは石油から作られた繊維で安価です。吸水性があまり高くないためカバーを使ってください。繊維が細いため強度が高く軽いのが特徴です。しかし静電気を発生しやすいので、カバーを付けずに使用するのには適さないかもしれません。

しなやかで軽く触り心地が抜群のカシミヤ素材の毛布は、保温性も高いのが特徴です。羽毛布団と一緒に使うと最高の組み合わせです。高級素材のために家庭用洗濯機で洗濯とはいきませんので、クリーニング店にお任せする必要があります。

アルパカ素材はカシミヤ素材同様動物繊維なため、手触りが少し固い感じがします。しかし高級素材ですので体に掛けた感じや保温性は抜群です。ただし信頼できるクリーニング店でドライクリーニングする必要があります。

毛布には厚さの異なる「1枚もの」と「2枚合わせ毛布」の2種類があります。選ぶうえで、両方のメリットとデメリットをしっかりと理解して、寝心地のいい毛布を見つけてください。

軽さや使い勝手に重点を置くなら、1枚もの毛布をおすすめします。1枚もの毛布は、薄くて軽量な製品が多く、ブランケットに似た使い方ができます。洗濯機で水洗いしやすいので清潔に使えます。 1枚もの毛布を選ぶときは、次の点がポイントです。

• 保温性を重視するならウール製
• 肌触りのいいものがほしいならカシミヤ製
• 家庭で洗濯できる綿・ポリエステル・アクリルを選べばお手入れが楽
• 毛布の重さは2kg以下を目安に選ぶ

暖かさや重量感に重点を置くなら、2枚合わせ毛布がおすすめです。二枚合わせ毛布は文字通り、生地が2枚合わさった毛布を指し、使っている生地が多い分、1枚もの毛布よりも厚手で重量感があり暖かいです。

さらにそれぞれの生地に毛羽を出す加工をしています。そのため、両面を同じ肌触りにでき、空気の層も大きくなるので、暖かい空気を抜きにくくなります。2枚合わせ毛布には、次のようなメリットがあります。

• 暖かい
• 毛足が長く触り心地がいい
• 空気の層が大きくなるため、暖かい空気を逃がしにくい
• 両面を同じ肌触りにできる
• 価格が安い
• 軽い
• 虫食いの心配がない

毛布を選ぶときの2つ目のポイントとして、軽い毛布を選ぶのも重要です。毛布が重いと暖かくても眠りを妨げる恐れがあります。これは若い方でも高齢の方でも同じなため、朝起きたときにスッキリと目覚められる軽い毛布を選んでください。

理想は2kg以下の毛布です。しかし羊毛などの場合は重くなってしまう可能性があるため、必ず重量をチェックしてできるだけ軽い毛布を選んでください。二枚重ねの毛布が好みなら中綿が入っているタイプの方が軽くておすすめです。

毛布を選ぶ際は、毛布の細かさや長さを含めて肌触りを確認しましょう。毛布の肌触りは、毛の細さ・長さ・産地などによって異なります。毛足が長い毛布は肌触りがいいのが特徴です。また、毛足が太くて短く、もこもことした肌触りの毛布もあります。

動物の毛を使った毛布は肌触りがよく、保湿性・吸湿性・放湿性が高いといったメリットがあります。ただし、汚れが落ちにくく、日光に当たると変色するため、天日干しは不可です。また、自宅で丸洗いするのは困難で、水ではなく溶剤で洗う必要があります。

直接肌に触れる毛布や頻繁に使用するひざ掛け用毛布は、皮脂や汗などの汚れや臭いが気になりますよね。気持ちよく使うためには自宅で洗濯できる方が望ましいです。その方が洗ってすぐに使えますし、換えの毛布も必要ありません。

もしクリーニングに出さなければならない素材であるならば、洗濯に出している間に使う毛布を購入する必要があります。場所も取りますし毛布を使わない時期は2枚ずつ収納する必要があるため、コンパクトに収納できる袋などを準備してください。

毛布にも暖かい・軽い以外に特殊加工が施されたものがあります。好みや地域によっては特殊加工にも注目して毛布を選んでください。

【目次】

• 汗や汚れによる菌が気になるなら「抗菌」がおすすめ
• 臭いが気になる方には「防臭」がおすすめ
• 静電気が苦手な方は「静電防止」がおすすめ
• 汗っかきな方には「吸湿発熱」がおすすめ
• ダニによるアレルギーが気になるなら「防ダニ」がおすすめ

人間は眠っているときにコップ1杯の汗をかくといわれていますがご存知ですか？汗はシーツや毛布に染み込みます。実はこの汗と体温によって菌が増殖する可能性があるため、菌が気になる方は菌の増殖を抑える抗菌加工をしてある毛布がおすすめです。

人によって汗には臭いを発生する原因となる物質が多い方がいます。加齢臭のように年齢によって出てくる臭いもありますが、本人はほとんどその臭いに気づけません。家族であってもその臭いが苦手と感じる方も多いようです。そこで防臭加工を選んでください。

防臭加工してある繊維は、体の臭いを抑える効果が期待できます。しかし防臭効果があるといっても定期的にお洗濯をしないと臭いがリセットできませんので気を付けてください。

冬場の乾燥した時期は静電気を発生しやすくなります。毛布の素材によっては静電気を強く発生するものもあるため、静電気が苦手な方は静電防止加工を施されている素材を選んでください。お布団に入った瞬間の嫌な電気刺激が軽減されます。

最近は1年を通して毛布だけで過ごす方も増えています。しかしいくら軽くて吸湿性が高い毛布だとしても、熱帯夜には勝てません。そこでおすめなのが吸湿発熱加工が施された毛布です。汗を素早く吸湿して発熱して外へ逃がしてくれます。寝苦し夜にピッタリです。

ダニの死骸やフンなどが呼吸器系に入ると気管支炎などの症状が出たり、アレルギー反応を起こす方がいます。そんな方には防ダニ加工を施してある素材の毛布を選んでください。防ダニ加工マークが必ず付いているのですぐにわかります。

ちなみに防ダニ加工マークはインテリアファブリックス性能評価協議会の基準に合格しないと付けられないものなので、防ダニ加工マークが付いていれば、ダニの被害を軽減できておすすめです。

昔は毛布といったら無地のもや花柄といったものが多かったため、デザインで選ぶのは非常に困難だったかもしれません。しかし最近の寝具メーカーではかわいいデザインの毛布や、北欧柄などを意識したデザイン性の高いものを作っています。

おしゃれなデザインの毛布を選べば、ベッドルームの雰囲気をレベルアップできておすすめです。日本製だけではなく海外のブランドの毛布もおしゃれなので、ぜひチェックしてみてください。

毛布を選ぶときは、収納ケースがついているかを確認するといいでしょう。収納ケースがあれば、毛布のサイズを確認する手間がなく、簡単に収納できます。また、ホコリなどから守りながら保管できるのもポイントです。

市販の収納ケースは、毛布が厚手の場合やサイズによっては入らない場合もあります。シングル用・ダブル用か、厚手の毛布でも収納できるかを確認しましょう。

人気ブランドやメーカーから選ぶのも重要なポイントです。各メーカーの特徴を紹介します。

【目次】

• 極上の柔らかさなら「カルドニード・ノッテ」がおすすめ
• マイクロファイバー毛布なら「Niceday(ナイスデイ)」がおすすめ
• 高品質・日本製毛布なら「京都西川」がおすすめ
• 世界一温かい毛布なら「ROROS TWEED(ロロス・ツイード)」がおすすめ
• 天然素材にこだわるなら「Klippan(クリッパン)」がおすすめ
• ウールやカシミアなら「NIKKE(ニッケ毛布)」がおすすめ
• 店舗で実物を確認しやすいものなら「ニトリ」がおすすめ
• 北欧デザインのおしゃれなものなら「IKEA(イケア)」がおすすめ

イタリアの洗練されたデザインと日本の高い技術が融合し、柔らかさとなめらかさを合わせ持っているカルドニード・ノッテは、大阪の毛布の町と言われる泉大津で生産されています。柔らかい毛布が好きな方へのプレゼントととしてもおすすめです。

株式会社Nicedayのmofuaのプレミアムマイクロファイバー毛布や、着る毛布を販売しています。プレミアムマイクロファイバー素材は、ごわつき感は一切なくとろけるように極上の肌触りです。手触りもよくお手入れも簡単にできます。

そして軽量のために重い毛布が苦手の方にもおすすめです。ご高齢の方や小さなお子さんが使う毛布としても人気があります。毛布以外にもさまざまな寝具が用意されているので、セットで揃えてみるのもおすすめです。

京都西川と聞けば誰でも一度は耳にするほどの国内寝具メーカです。創業は1566年までさかのぼります。ブランド名は30もあり、ローズテクニーやダブルウェーブなどいずれも有名ブランドばかりです。

西川の毛布は高級感があり日本製ならではの丁寧さに人気が集まっています。プレゼントとしても喜ばれますし、丈夫で長持ちするので気に入ったものを長く使いたい方におすすめです。

ノルウェーの中部にある世界遺産の村、ロロスで作られています。真冬にマイナス40度になる山で育った羊の毛を厳選して作られており、世界一暖かい毛布といっても過言ではありません。品質管理を徹底しているメーカーです。

北欧のトップデザイナーや数々のアーティストとコラボし、インテリアデザインとしても利用できます。シンプルながらデザイン性の高い、暖かさぴか一の毛布が欲しい方におすすめのブランドです。

1879年にスウェーデンで設立されたクリッパンはテキスタイルメーカーで、コンセプトは現代のスウェーデン・デザインとクリッパンのテキスタイルの融合です。良質な天然素材を使用し、糸から製品まで自社工場で作られています。

1829年に設立されウールのニッケといわれる老舗です。快適さと温もりのある素材にこだわり続けたニッケ毛布を作り続けています。ウール毛布もピュアシリーズ・カシミヤなどの動物系素材の毛布などさまざまな寝具を展開しているブランドです。

ニトリは店頭で実物を確認しやすいのでおすすめです。ニトリの毛布シリーズには「Nウォーム」「Nウォームモイスト」「Nウォームスーパー」などがあります。毛布に付いた汚れや汗が心配なときは、中性洗剤を含ませた布やスポンジで軽くこすり洗いしてください。

ニトリの毛布には次のような特徴があります。

• 高い保温力
• 湿気や汗を熱に変える吸湿発熱性
• 長くてボリューム感のある毛足
• ふわふわ感
• 冬でも安心の厚みとボリューム感

IKEAは北欧デザインのおしゃれな毛布が多いのでおすすめです。 2020 年に、IKEAの繊維製品に含まれるバージン ポリエステルの 79% をリサイクルポリエステルに置き換えました。 IKEAの毛布には次のような特徴があります。

• 適正価格
• 多くのアイテムは洗濯機で洗える
• 素材にはウール・フリース・アクリル・ポリエステルなどがある
• 一部の商品にはリサイクルポリエステルが使用されている
• 膨らみのあるデザインで伸縮性のあるものがある

各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。

※上記ランキングは、各通販サイトにより集計期間・方法が異なる場合がございます。

布団や毛布は保温性の高いほうを下から順番に並べるのが、最も効果がありますす。羽毛布団と毛布の両方を使用する場合は、羽毛布団を下に、毛布を上に置くと、羽毛布団の方が熱をよりよく保持します。羽毛布団は体温で膨張し、保温性が高まります。

化繊または綿の毛布をお持ちの場合は、それを下に敷くのが合理的です。保温性は羽毛布団に比べて幾らか低いため、毛布は暖かさを保ち、羽毛布団は保温性を保ちます。

ここでは毛布に関する素朴な疑問とその答えを紹介します。今更聞けないけど知りたかった項目があれば、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

• 冬に毛布だけでも寒くない2枚合わせのメリットは？
• 厚手の毛布と毛足が長い毛布どちらがいい？
• 春・夏・秋・冬オールシーズン使える毛布はある？　

2枚合わせの毛布のメリットは、なんといっても暖かくて寒い冬に毛布だけでも寒くない点です。もちろん極寒の地域だとそうはいかないかもしれませんが、それ以外の地域なら冬に掛け布団をかけなくても凍える心配はありません。

最近の掛け布団も軽くできてはいますが、ご高齢の方や赤ちゃんなどは掛け布団をかけると圧迫感を感じるのではないかと心配になる方もいます。そんな方に2枚合わせの毛布がおすすめなのです。また、掛け布団が不要なら収納場所にも困りません。

毛足が短い厚手の毛布と毛足が長くて薄い毛布、どちらも甲乙つけがたいメリットがそれぞれあります。毛足が短い厚手タイプなら毛布1枚でも充分暖かく眠れますし、アレルギーがある方の場合は毛足が短い方がアレルギー反応が出にくいかもしれません。

一方毛足が長い毛布の場合は空気をたっぷり含んでくれるので、暖かく朝までぐっすり眠れます。選ぶときに迷った場合は毛足の長さより機能性で選ぶのがおすすめです。抗菌防ダニ・防臭・静電気防止などがあれば、どちらを選んでも問題ありません。

日本は四季がある国なので暑い夏と寒い冬は特に毛布など寝具に困ります。もし春・夏・秋・冬に使える毛布が欲しいなら、吸湿性と放熱性に注目して選ぶといいかもしれません。夏場も冬場も快適に眠れる可能性は高いです。

この場合は厚手の毛布は避け、できるだけ薄くて軽い毛布を選ぶのがポイントになります。ただし最近は夏場はエアコンを使う方も多いので、エアコンが嫌いでなければ冬場を考えて毛布を選ぶのがおすすめです。

本記事ではおしゃれな毛布を紹介していますが、おしゃれな毛布以外にも機能的な寝具があります。以下の記事ではおしゃれな毛布以外のおすすめの寝具の選び方や人気ランキングを紹介しているので、併せてぜひ参考にしてみてください。

ここまで毛布の選び方やランキングを紹介しました。毛布といっても素材や触り心地やメーカーのコンセプトなども関係しているため、価格が高いものもあります。この記事が自分に合う毛布を探している方の参考になれば幸いです。