アイドルのイベント、ミュージシャンやアーティストのコンサートなどの観覧に出向いた経験はお持ちでないですか？ その現場で働いている登録制派遣スタッフ、または、週末だけ単発で開催されているイベントで働いているスタッフを見かけます。

これらのスタッフは、コンサート等の運営会社のメンバーであるケースは少なく、ほとんどが、イベント運営会社かイベント会場の提供者がイベント派遣会社に依頼して、派遣されたスタッフです。どこの会社なのかは、ライブを見る側はあまり気になりません。

しかし調べると、イベント派遣会社の多さが分ります。職種内容も、ライブ会場の案内や設置・警備など請け負うイベント派遣会社によってさまざまです。イベントのバイトなら、評判のいい大手のイベント派遣会社がおすすめです。イベントの裏側も見られますよ！

ここでは、求職者に合ったイベント派遣会社を選ぶためのポイントをご紹介します。全国には派遣会社が約4万社もあり、どの派遣会社に登録するべきか悩みます。選び方を間違ってしまうと、希望とは違った派遣先を紹介される場合がありますので事前の確認が必要です。

【目次】

• 評判のいい「優良派遣事業者」として認定されているか確認
• イベント派遣会社の「求人数」は多いか確認
• 「サポート体制」は充実しているか確認
• 「面接」の有無も確認

厚生労働省から委託を受けた認定機関によって優良派遣事業者に認定されているかどうかの確認が大切です。 一定の認定基準を満たしたイベント派遣会社のみが認定されるため、認定されたイベント派遣会社に登録しておくと、スムーズな就活ができます。

法令を厳守するだけでなく、「派遣スタッフの人材育成」、「より良く修正された労働条件の確保」、「派遣先でのもめごと防止」など、派遣スタッフと派遣先の両者に行き届いたサービスを行っているかどうかについて、一定の基準に達した派遣事業者を指します。

優良派遣事業者は2018年の時点で164社しかなく、日本にある派遣会社の1%にも至っていません。評判のいい事業者の証でもあるので、よく確認しましょう。

イベント派遣会社の求人数がどれくらいあるかの確認は大事です。 どんなにいいイベント派遣会社でも、求人数が少なく、紹介してくれる案件が少なければ意味がありません。また、希望する職種やエリアの案件が多いかどうかも確認しておきましょう。

職種やエリアに特定したイベント派遣会社への登録と求人数を多く保有している大手イベント派遣会社に登録しておけば求人数での不安はありません。

イベント派遣会社によってサポート体制やトレーニング方法も違うため、確認が必要です。派遣で働く場合、雇用主はイベント派遣会社ですので、福利厚生や就業中のサポートに関しては派遣会社から教授されます。

イベント派遣会社によっては、ビジネスマナーのトレーニングや技能アップ支援を行っており、しっかり経験を積みたい派遣社員をサポートしてくれます。

イベント派遣の会社では、簡単な面接を設けている会社が多いです。イベントスタッフはお客様と接するため、身だしなみや受け答えがきちんとできるかなどを面接で審査されます。面接は難しくないですが、気軽に登録したい方は登録会のみの会社がおすすめです。

ランキングを紹介する前に、イベントスタッフの仕事にはどのようなものがあるのか見てみましょう。

【目次】

• ライブ・コンサートスタッフ
• スポーツイベントスタッフ
• イベントコンパニオン
• セミナー・学会の受付バイト
• テレビ・映画試写会バイト

仕事内容は、「会場設営」、「チケットの半券もぎり」、「グッズ販売」、「警備」など多岐に渡ります。 会場設営など、仕事は単純ですが体力が必要です。ただ、実際の仕事内容は当日でないとわからないケースが多いです。

しかし、警備や会場誘導の時間に「ライブが見られる」、「受付の最中にライブが聞こえる」などのメリットが多くありますので、好きなアーティストのライブを狙って探すのもおすすめです。

メインの仕事内容はライブスタッフと同様で、「会場設営」、「チケットの半券もぎり」、「警備」などです。警備の仕事ですと、好きなスポーツを給料を貰いながら観戦できますので、一挙両得です。また、大会ですとグッズを貰えるケースもあるようです。

商品の紹介を行う女性におすすめのお仕事です。仕事内容は 来場者を集め、商品を説明を行い、カタログを配布する仕事です。多くの来場者の興味を惹く必要がありますので、人前に立つのが得意でないと骨が折れます。しかし、時給はかなり高いのでおすすめです。

「会場の準備」、「受付」、「片付け」などの簡単な仕事です。会議が始まると、暇な時間ができますので、自由な時間を過ごせるのも多いです。給料もよく、室内でできますので、求人があったらすぐに申し込むのをおすすめします。

仕事内容は、「会場準備」、「受付」、「案内」、「片付け」など室内で簡単にできる職種になります。また、実際の映画試写会を見られる可能性がありますので楽しみが残ります。

ここでは、イベント派遣のメリットとデメリットについて説明させていただきますので、その特徴を把握して就活にお役立てください。

他の雇用形態ではなく派遣を選択するメリットをご紹介させていただきます。

【目次】

• 時間を有効に使える
• 高時給で働ける
• 未経験でも就業しやすい
• 趣味の似た人と出会える

派遣で働く一番いい点は、時間を効率良く活用できる点です。「空いた時間だけ働く」、「収入が必要な場合だけ働く」など、空いた時間を効率良く活用できます。

パートと対比すると高時給で働ける場合が多く、同じ時間幅で働くのであれば派遣を選んだ方がメリットがあります。

特別な技能がなくても就業できる求人案件が多いので、仕事が見つかりやすくなっています。長時間労働で体力が必要な場合もありますので、求人内容を良く確認して応募するようにしましょう。

イベントの仕事は一緒に働く人たちと共同で作業を行う場合が多いため、次第に顔も覚えてくるようになります。イベントに興味を持って仕事を申し込んだ方も多いので、休憩中などに声をかけてみると、話が盛り上がって共通の趣味の友人ができるかもしれません。

他の雇用形態ではなく派遣を選択するデメリットをご紹介させていただきます。

【目次】

• 拘束時間が長い
• 変更や延期でのスケジュール変更がある
• 地方はイベント数が少ない
• 現場・作業内容が毎回異なる

イベントスタッフの仕事は、イベントの開催前と開催後にも業務を行う場合が多いので、長時間労働になるケースもあります。長時間の立ち作業を続けたり、力仕事だったりして体力が必要な場合も多いので、体力に自身がない人にはデメリットになります。

すき間時間に仕事の予定が立てられるのが派遣のメリットですが、イベントスタッフの仕事はイベント自体の変更や延期などでスケジュールが変わる場合がある点がデメリットとなります。

地方はショッピングモール等のイベント以外の案件数が少ないので、地方の求人案件は首都圏と対比して少なく時給も低めなのがデメリットになります。

イベント派遣の仕事は、現場・作業内容・メンバーが毎回異なります。また、イベントによってリーダーが変わるため、作業方法や流れが変わる場合も多いです。臨機応変に対応していかなければならないので、柔軟性が求められます。

イベントスタッフ派遣は以下に当てはまる人におすすめです。

【目次】

• 登録制・日雇いで隙間時間に働きたい人
• 単発・短時間で稼ぎたい人
• いろいろな職業を体験したい人
• 将来イベント会社への就職を考えている人

登録制・日雇いのイベント派遣は自分で好きな勤務日数や時間を決められますので、隙間時間を有効に活用して働きたい方におすすめです。

臨時的に人手が欲しい必要な派遣先が募集しているケースが多いので、平均的に高時給になっています。またアルバイト・パートと対比しても時給が高いので、単発・短時間で稼ぎたい人におすすめです。

単発案件が多いイベント派遣スタッフなら短期間で契約が終わり、気楽に働きやすいので、いろいろな仕事に挑戦しやすいです。いろいろな職業の体験により、「自分にとっての適職か」が把握できるのは将来のためにいい経験になります。

将来イベント会社への就職を考えている高校生・大学生の方にも、イベント派遣スタッフのアルバイトは向いています。コンサートなどのイベントがどのように作られているか、裏側に触れられる絶好の機会です。

イベント派遣スタッフとして働く際に確認しておきたい事項をまとめました。いざ働こうとしたときに困らないように、しっかりチェックしておきましょう。

イベント派遣スタッフとして働くときは身だしなみも重要です。各イベント会社ごとに規定は異なるので、登録会や面接で確認しておきましょう。ここでは、一般的な身だしなみのルールを解説します。

まず、服装は指定された通りに着用しましょう。フォーマルなイベントならスーツ、搬入や設営など動きやすさが求められるイベントならチノパン・綿パンを着用する場合が多いです。髪色は、カラースケール5〜6程度の黒・暗めの茶色が目安になります。

また、ほとんどの会社では派手なピアス・ネイルは禁止されている場合が多いです。そのほかにも、前髪は長すぎないか、爪は適切な長さか、男性なら髭は剃っているか、女性なら髪が長い場合ひとつに結んでいるかなど清潔感のある身だしなみが求められます。

高校生は勤務不可としている会社が多いので、高校生で働きたいと考えている方は事前の確認が必要です。会社によっては18歳以上は勤務可能の場合もあるので、イベント派遣スタッフとして登録する前に年齢制限も確認しておきましょう。

イベントスタッフの職種を探す時は、2～3件のイベント派遣会社を登録する事をおすすめします。そうすれば、仕事職種の選択幅が広がります。イベントスタッフは、イベントの裏方役ですが、学校では教えてくれない貴重な経験ができますので、会社選びは大切です。