ドライフラワーにぴったりの花人気おすすめランキング11選
2021/10/13 更新

ドライフラワーは簡単に作れる!
ドライフラワーは生花を楽しんだ後もう一度楽しめます。作るのは大変そうですが、じつは簡単にできるんです。めんどうくさくも難しくもありません。材料も安くて手にいれやすくいものが多いです。
ドライフラワーの楽しみ方
ドライフラワーはインテリアのアクセントやプレゼントとしても喜ばれます。ドライフラワーに適している花や、どんな楽しみ方があるかなど、大まかに押さえておきましょう。
ドライフラワーに適している花、適していない花
花ならなんでもドライフラワーにできるわけではありません。ドライフラワーに適した性質の花と適していない性質の花があります。
適している花
ドライフラワーに向いているのは、水気があまりなく、色が変わったり形が変わったりしない花です。センニチコウやラベンダー、ミモザなどがドライフラワーにしやすい花です。
適していない花
水気が多く、なかなか乾燥しない花はドライフラワーには向いていません。乾燥するまで時間がかかり、花の色がかなり変わってしまうからです。例えばユリ、カラー、サボテンなどの多肉植物、ツバキなどはドライフラワーにするのが難しいです。
ドライフラワーのアレンジ方法
ドライフラワーを作ったら、いろいろアレンジして楽しめます。花びらの瓶詰や、ホルダーラックに飾れますが、リースやスワッグ、レジンアクセサリーが人気の楽しみ方のようです。
初心者でも挑戦しやすい「リース」
クリスマスの赤と緑の丸い飾りのように、植物や小さな飾りを使って丸く形をつけたものをリースといいます。葉が針のように細い針葉樹やユーカリ、バラの実などが人気の材料です。生花も使いますが、ドライフラワーを使うと長い間楽しめます。
リースは玄関先、ドアや壁に掛けて使います。冠のように頭にかぶったり、テーブルの上で輪の中心にろうそくを置くと、ドラマチックな雰囲気を演出するなど、いろいろと楽しめます。
束ねてつるすだけの「スワッグ」
リースのように形を丸く整えないで、いろいろな植物を束ねてつるす飾りをスワッグといいます。ドライフラワーはもちろん、特別な加工をしたプリザーブドフラワーや、リアルな造花のアーティフィシャルフラワーなども多く使われます。
ドライフラワーを使った「レジンアクセサリー」
レジンとは英語で樹脂の意味ですが、近ごろでは天然の樹脂ではなく、科学的に合成された樹脂を指します。ドライフラワーにした花などにレジンを塗ればアクセサリーのパーツになります。レジン液とUV/LEDライトがあればオリジナルのアクセサリーが作れます。
ドライフラワーにおすすめの花人気ランキング11選
ここからはドライフラワーにしやすい花をランキング形式でご紹介します。ランクづけは、花の値段、作り方が簡単かどうか、ドライフラワーにすると縮んだり色があせたりしないか、といった点を重視して作成しました。
アジサイ
梅雨時のゆううつを癒してくれる大輪の花
梅雨の時期に、アジサイはきれいで大きな花を咲かせます。原産地は日本で、古くは『万葉集』に載った歌にアジサイが詠みこまれています。丸い形をしたものを「手まり咲き」といい、花の周りにガクがあるものを「額咲き」といいます。
アジサイの色は吸収したアルミニウムの量によって決まります。土がアルミニウムを多く含むほど酸性になるので、酸性なら青、中性なら紫、アルカリ性なら赤になります。白いアジサイにはアルミニウムを吸収する物質がないので色がつきません。
「秋色アジサイ」は花材としてよく使われます。梅雨どきに咲いた花が変化してシックな色合いになったもので、使うとアンティーク調のドライフラワーが作れます。よりきれいな秋色になるよう品種改良されたアジサイも出回っています。
参考価格 | 880円~1650円/本 | 開花時期 | 6月~7月 |
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花の色 | 白、青、紫または赤色 | 原産地 | 日本 |
ラベンダー
ハーブの女王
ラベンダーといえば北海道富良野の一面のラベンダー畑が印象的です。ハーブの女王と呼ばれるラベンダーは紫色や薄紫色だけでなく、ピンクや白の花をつける品種もあります。
ラベンダーの花から抽出されたアロマオイルはアロマテラピーにも活用されています。ラベンダーのアロマオイルは、リラックスしたり心を落ち着かせたり不安を取り除いたりする効果が期待でき、心が穏やかになる効果があります。
ドライフラワーにしても香りが残るので、部屋に飾っておけば、側を通るたびに美しい紫色で癒され、いい香りに包まれます。
参考価格 | 4290円/1鉢(7寸鉢) | 開花時期 | 6月初旬~7月中旬 |
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花の色 | ピンク、紫、 青紫 、白 | 原産地 | 地中海沿岸 |
エキノプス(ルリタマアザミ)
小さな毬のような花
エキノプスの品種の中には毬のような形のため、ルリタマアザミとも呼ばれものがあります。小さな花が集まって丸い形を作っています。青、紫、白といった色があり、組み合わせて飾っても違和感のない色合いです。
1本220円前後と少し高めですが、1本の茎が枝分かれしてたくさんの花をつけるため、1本だけ買っても花の数は多いです。花が開いているもの、つぼみのもの、花が終わったものなどいろいろな段階の花が1本の茎についているのも楽しめます。
ドライフラワーにしてもかわいらしい花の形やきれいな色がほとんど変わらないので、失敗が少ない花です。作り方も簡単なため、ドライフラワー初心者にぴったりの花です。
参考価格 | 220円/本 | 開花時期 | 6月~8月頃 |
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花の色 | 青、紫、白 | 原産地 | ヨーロッパ、アジア |
ミモザ
「女性の日」の象徴
房のような黄色の花を咲かせるアカシアの仲間を「ミモザ」と呼んでいます。鮮やかな黄色の花と、銀色と緑色が混ざったような色のシルバーリーフと呼ばれる葉が特徴です。ミモザの香りはほんのりと甘く、香水にも使われています。
ドライフラワーにすると、花はもちろん葉も色がほとんど変わりません。もともと乾燥しやすい植物なので、つるしておくだけで簡単にドライフラワーが作れます。
イタリアでは毎年3月8日の「女性の日」に、男性が女性にミモザの花を贈る習慣があります。日本でも「ミモザの日」とされており、女性にミモザを贈るならわしが少しずつ広まってきています。
参考価格 | 3990円/1鉢(4号ポット) | 開花時期 | 3月~4月上旬ごろ |
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花の色 | 黄色 | 原産地 | オーストラリア南部 |
ユーカリ
葉っぱがかわいい
コアラのエサとして知られているユーカリですが、ドライフラワーなどアレンジの花材として人気があります。1年をとおして葉が緑の常緑樹です。葉は丸っこい楕円形やかわいいハート形など品種によって形が違うので、好きな形が選べます。
葉ばかりと思われているユーカリですが、実は花を咲かせます。2月から5月ごろまで咲いていて、おしべやめしべが花火のように飛び出したようなユニークな形をしています。ただし、木が少なくとも2m以上に成長しないと花はつきません。
ユーカリはドライフラワーにしても色がほとんど変わらず、きれいな色のまま長持ちします。ほかの花材とも色の相性がよく、香りも残るので、リースやスワッグにして飾るのもおすすめです。
参考価格 | 132円~330円/本 | 開花時期 | 2月~5月 |
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花の色 | ピンク、オレンジ、赤、淡い黄色、濃い黄色、白など | 原産地 | オーストラリア |
スターチス(リモニウム)
クリアな青が魅力
スターチスはヨーロッパ、北アメリカ、アジアといった広い地域で見られます。5月から6月ごろに青や紫、ピンクや黄色などいろいろな色の花が咲きます。1本の値段が安いので、たくさん買ってこんもりと飾ると見栄えが豪華になります。
スターチスは水に活けても長持ちし、ドライフラワーにしても色がなかなか変わらないため、花材として人気があります。生花はかさかさとしており、早く水分が抜けます。つるすだけで簡単にドライフラワーにできるので初心者におすすめです。
参考価格 | 132円~385円/本 | 開花時期 | 5月~6月頃 |
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花の色 | 青、紫、ピンク、黄、白、赤など | 原産地 | ヨーロッパ、北アメリカ、アジア |
ノゲイトウ(セロシア)
猫の毛のようなしなやかさ
ノゲイトウの花は細長くて先がとがった形をしています。花屋でも安く買えますが、関東地方より西の地域では野生化しており、簡単に手に入ります。花の色は赤やピンク、赤薄紫からだんだん銀色になります。猫の毛のようにしなやかな手触りです。
花は水分があまりなく、かさかさしています。吊り下げておくだけできれいな色のドライフラワーになります。色が変わりにくく、初めてドライフラワーを作るのに適しています。
多くは「ノゲイトウ」ではなく「セロシア」として出回っています。「セロシア」で探してください。
参考価格 | 121円~339円/本 | 開花時期 | 5月~11月頃 |
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花の色 | 淡いピンクから濃い赤紫色 | 原産地 | 熱帯アジア、インド一帯 |
ドライフラワーにぴったりの花人気おすすめ比較一覧表
商品 | 画像 | 商品リンク | 特徴 | 参考価格 | 開花時期 | 花の色 | 原産地 |
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かわいらしいボール状の花 |
83円~132円/本 |
6月~10月頃 |
紅紫色、ピンク、赤、白 |
北米南部~中南米 |
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猫の毛のようなしなやかさ |
121円~339円/本 |
5月~11月頃 |
淡いピンクから濃い赤紫色 |
熱帯アジア、インド一帯 |
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クリアな青が魅力 |
132円~385円/本 |
5月~6月頃 |
青、紫、ピンク、黄、白、赤など |
ヨーロッパ、北アメリカ、アジア |
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葉っぱがかわいい |
132円~330円/本 |
2月~5月 |
ピンク、オレンジ、赤、淡い黄色、濃い黄色、白など |
オーストラリア |
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![]() |
楽天 |
小さくてかわいい花 |
154円/本 |
4月~7月 |
ピンク、白 |
オーストラリア |
|
「女性の日」の象徴 |
3990円/1鉢(4号ポット) |
3月~4月上旬ごろ |
黄色 |
オーストラリア南部 |
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小さな毬のような花 |
220円/本 |
6月~8月頃 |
青、紫、白 |
ヨーロッパ、アジア |
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ハーブの女王 |
4290円/1鉢(7寸鉢) |
6月初旬~7月中旬 |
ピンク、紫、 青紫 、白 |
地中海沿岸 |
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思い出をとどめるために |
311円~396円/本 |
5月~7月頃 |
白、ピンク |
アジア、ヨーロッパ一帯 |
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梅雨時のゆううつを癒してくれる大輪の花 |
880円~1650円/本 |
6月~7月 |
白、青、紫または赤色 |
日本 |
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よい香りのドライフラワーに |
132円~366円/本 |
5月~11月 |
赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫、緑、茶、複色 |
ヨーロッパ、北アメリカ、アジア |
ドライフラワーを作ってみよう
ご紹介した花を使ってドライフラワーを作ってみましょう。ドライフラワーを作る方法はハンギング法やドライインウォーター法などいくつかあります。花屋さんで買ってきたばかりの新鮮な花を使うのがコツです。
どのようなドライフラワーにしたいかで方法を考えます。簡単にできる方法、色がきれいなままで作る方法、しっとりさせる方法について取り上げてみました。
ドライフラワー作りに適している季節
ドライフラワー作りには、乾燥して気温が低い日が続く秋から春が最適な季節です。わたしたちにとってもからりと晴れ上がった気持ちのいい季節が、ドライフラワー作りにも向いています。
なかでも10月から11月がドライフラワー作りに最もおすすめの時期です。乾燥していて気温もちょうどよく、晴れの日が続きます。花も充実する時期でもあります。
季節ごとのおすすめしたい花は、春は黄色い花が鮮やかなミモザ、夏はふわふわしてかわいらしいスモークツリー、秋はシックな色合いの秋色アジサイや長いススキのようなパンパグラス、冬は丸い綿帽子のようなコットンフラワーです。
簡単に作りたいなら「ハンギング法」「ドライインウォーター法」
「ハンギング法」です。専門の道具などは使わず、難しくありません。また、「ドライインウォーター法」といった方法も簡単な方法です。
ハンギング法
花を吊り下げて乾かす方法です。花を麻のひもなどでしばり、日光が直接当たらない風通しのいい場所に1~2週間つるしておいて乾燥させます。特に作りやすいのがセンニチコウ、ミモザ、ラベンダーといった花です。
できるだけ早く乾かすのがコツです。束にして干さないで1輪ずつ干したり、活けていた花なら水につかっていた部分は切り落として干したり、早く乾くように扇風機で風をあてたり、浴室乾燥機を使ったりすれば早く乾燥します。
つるしておく間に色が変わってしまう場合がありますが、ランキングで紹介した、色が変わらない花を使えばきれいな色に仕上がります。
ドライインウォーター法
花を容器に活けておき、風通しの良い場所で水を交換しないでゆっくりと乾かす方法です。生花としてもドライフラワーとしても楽しめます。アジサイやかすみ草などボール状の花やふんわりした花をドライフラワーにしたいときに向いています。
ハンギング法と同じように、ドライインウォーター法も乾くのに時間がかかってしまい、花の色が変わってしまうのが欠点です。また、曲がりやすい茎や枝は、乾く途中で首がゆがんでしまうため、ドライインウォーター法にはあまり向きません。
色褪せを防ぎたいなら「シリカゲル法」
シリカゲル法は、花の色がほとんど変わらず、バラやアジサイ、かすみ草などに向いています。水分の多いチューリップなどの花でもシリカゲル法ならドライフラワーにできます。花の部分だけを残すので、スワッグやリースの花材に使いたい場合には向いていません。
シリカゲルで花の水分を抜いてドライフラワーにします。密閉容器にシリカゲルを敷き詰めて、茎を切った花を置き、上からもシリカゲルを振りかけて約1週間密閉するとできあがりです。ピンセットで広げてシリカゲルが花のすみずみまでいきわたるようにします。
ドライフラワー用のシリカゲルがありますが、お菓子の袋などに入っているシリカゲルも使えます。ただし、粒状のものではなく、粉状のシリカゲルを使ってください。お菓子のシリカゲルも乾燥するまでフライパンで炒ると、ドライフラワー用として使えます。
しっとりした独特の仕上がりを楽しみたいなら「グリセリン法」
しっとりとさせたいなら「グリセリン法」をおすすめします。材料のグリセリンはネット通信やドラッグストア、手作りコスメ用品のお店で簡単に手に入ります。値段には幅がありますが500円前後で買えます。
グリセリンを3倍の熱湯で溶いてグリセリン溶液を作り、液にひたしたり活けたりします。花だけでなく、葉や実のドライフラワーも作れます。見た目がほぼ変わらず、しっとりと仕上がります。
途中で茎の花に近い部分が曲がってしまう場合があるので、茎がじょうぶな花を選んでください。カーネーションやマリーゴールドなどが向いています。グリセリン溶液につけるときは、茎の先に切れ目をいれておきましょう。溶液をよく吸ってきれいに仕上がります。
ドライフラワーを長持ちさせる方法
花が開いたらすぐにドライフラワーにするのが大切です。花屋さんで開きかけたつぼみのものを買ってきて、家で咲かせてドライフラワーにします。できるだけ新鮮な花を使って、できるだけ早くしっかりと乾燥させるのがドライフラワー作りのコツです。
ドライフラワーは風通しがよく湿気のない場所に飾ります。紫外線にあたらないようにしてください。ほこりがたまりやすく、カビの原因にもなるのでほこりはこまめにはらってください。温度が高い場所もドライフラワーは苦手です。
まとめ
ドライフラワーの人気おすすめランキングと、楽しみ方、作り方をご紹介しました。ドライフラワーを飾っておけば、花がない時期でも楽しめますし、インテリアのアクセントにもなります。簡単なので、ご紹介した花でドライフラワーを作ってみましょう。
本サービス内で紹介しているランキング記事はAmazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどECサイトの売れ筋ランキング(2021年10月13日)やレビューをもとに作成しております。
花のについてよくわからなくても、バラはほとんどの人が知っています。ヨーロッパから北アメリカ、アジア原産の花びらが何重にも重なるとてもきれいな花です。「美しいものにはトゲがある」といった言葉のとおり、葉や茎にトゲがあります。
バラには種類がたくさんあり、登録されているものだけでも何と4万種以上の種類があるそうです。花の色も豊富で、赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、緑など、たくさんの色があります。
バラはとてもいい香りがします。この香りには人間にさまざまな効能があります。バラの一種のダマスクローズから抽出したオイルはアロマオイルとしてアロマテラピーに使われています。バラの香りはドライフラワーにしても残ります。