一度できてしまった顔のシミ*は、自宅のケアだけではなかなか取れません。薄いシミ*ならメイクでカバーできますが、黒く濃いシミ*はメイクしても目立ってしまいます。人によってはコンプレックスにもなるシミ*は、美容整形クリニックに相談してみましょう。

美容整形クリニックで施術するピコスポットは、狭い範囲の濃いシミ*にぴったりの施術です。ピコスポットはピコレーザーの1種で、患部にレーザーを短い時間間隔で照射し、シミ*にアプローチします。少ない回数でシミ*を目立たなくできますが、施術後に注意すべき点もあります。

ピコスポットの施術後に注意すべき点について、その詳細を本記事で解説しています。また、美容整形クリニックの選び方についても触れているので、ピコスポットを考えている人はぜひ目を通してみてください。

*日焼けやメラニンの蓄積による **黒ずみは古い角質汚れによる

ここからは、施術前に知っておきたいピコレーザーの効果、メリットとデメリットを紹介します。

施術を検討している方もぜひ参考にしてみてくださいね。

ピコレーザーは、シミ*・そばかす・肝斑の除去に効果があります。他にもニキビ跡や毛穴の目立ちにも効果が期待でき、肌荒れ跡や毛穴で凹凸のある肌や化粧でも隠せず悩んでいるという方にもおすすめです。

ピコレーザーを受けると、エラスチンやコラーゲンの生成にアプローチします。そのため、肌のハリツヤアップや肌を引き締める効果にも期待ができます。

* 日焼けによるシミ

ピコレーザーのメリットには、肌へのダメージ、痛みやダウンタイムが目立たないことが挙げられます。

ピコレーザーは、周辺組織の影響も考えてレーザーを調整できるため、肌に与えるダメージを減らせます。「治療をしてみたいけど痛いのはちょっと…」「仕事を休むのが難しい」といった方にもおすすめです。

メリットとして施術中の痛みが少ないと挙げましたが、輪ゴムで弾かれたような痛みを感じるケースがあります。もし痛みが気になる場合は、施術中に麻酔を用意してもらえるか相談しましょう。

ピコレーザーの副作用として、肌荒れや赤いブツブツといった肌トラブルが起こる可能性があります。ピコスポットのかさぶたは、レーザー照射で起こったメラニン色素の焦げ跡が原因でできるものです。

数日〜2週間程度で剥がれ落ちることがほとんどのため、無理やり剥がしたりなどいじらないようにしましょう。一時的ですぐに治る場合がほとんどですが、肌質によっては残り続けてしまうリスクもゼロとは言えません。その際は、すぐに医師に相談をしましょう。

美容整形において、カウンセリングやアフターケアは施術後の後悔を少なくするために重要です。カウンセリングやアフターケアについて、重視するポイントを知っておけば美容整形クリニックを選ぶ時の基準になります。

【目次】

• 費用で選ぶ
• 通いやすさで選ぶ
• カウンセリングに力を入れている
• アフターケアの充実度
• 口コミ・評判で選ぶ

ピコスポットの施術は、直径1mmや直径5mmといった範囲で分かれます。施術範囲で費用が異なり、相場としては直径5mmまでは5,000円～10,000円、広範囲の直径30mmまでは30,000円～50,000円です。

ピコスポットの費用の他に、アフターケア用のクリームなどをプラスされると費用はさらに高くなります。施術費に加えてどんな費用が必要になるのかを、カウンセリング時に確認してから施術範囲を選んでください。

ピコスポットは1回で効果に満足できた、と言う人もいれば、数回の施術で効果に満足できた、という人もいます。また、アフターケアが必要になった時は、通いやすい距離にクリニックがあるのは大きなメリットです。

施術後のトラブルで顔の皮膚が荒れてしまったら、長い時間人目に触れるのは避けたくなります。施術を受ける回数はもちろん、施術後のトラブルまで考えると、自宅から通いやすい、遠距離でも交通費の援助をしてくれるクリニックがおすすめです。

美容整形において、カウンセリングは重要です。患者の希望を聞くのに加えて施術について説明していれば、必然的に時間がかかります。時間だけの問題ではありませんが、5分、10分で終わるなら力を入れているとは言い難いです。

カウンセリングから施術、術後のアフターケアまで同じ医師が担当するのが理想です。カウンセリング、施術する医師、アフターケアの医師、この3つがすべて違う人になると、患者の希望に対する認識にずれが生じます。

また、患者からすると同じ医師に全て担当してもらう方が納得できます。安心感を重視するなら、一貫して同じ医師が担当してくれる美容整形クリニックを選んでください。

美容皮膚科などの施術はレーザーを使う場合も多く、肌へダメージを与える施術もあります。カウンセリング時にどのようなアフターケアをしてくれるのか、アフターケアとして注意すべき点を説明してもらいましょう。

施術によっては保証制度を取り入れている施術もあります。自分が受ける施術に保証制度が適用されるのかも、併せて確認してください。施術後の肌トラブルの相談、診察や治療をしてくれるかは重視するポイントです。

また、アフターケアとして専用の化粧品や薬が必要な場合もあります。専用の化粧品や薬は、施術とは別に料金がかかる事が多く、値段も高額になりがちです。化粧品に関しては本当に必要なのかを聞き、勧められたからとむやみに購入しないよう気を付けてください。

クリニックを評価するには、口コミ・評判を見ると参考になります。まずは、公式サイトの口コミ・評判を確認するのをおすすめします。ピコスポットの口コミ・評判があれば、施術についてはそちらをチェックして下さい。

カウンセリング・医師・スタッフの評判は、ピコスポット以外の施術からも読み取ることができます。口コミ・評判は様々な情報で参考にしやすいので、クリニックの公式サイト以外に口コミサイトも参考にしてください。

ピコスポット施術の大まかな流れを紹介します。施術の流れが分かっていると、カウンセリングの時も相談しやすくなりますよ。

【大まかな流れ】

1. 洗顔
2. カウンセリング・診察
3. お会計
4. 施術
5. アフターフォロー

シミやそばかすなど施術したい部位を明確にするため、メイクをしている場合は洗顔します。また、肌の状態をチェックするためでもあるので、しっかりメイクを落としてください。

カウンセリングで患者の希望や疑問点、不安に思っていることなどを聞いていきます。カウンセリングを医師が行う場合は診察も同時に行われ、施術部位や施術回数、適した治療の提案をします。この時、費用の説明もされるので、費用に関して不明瞭な点はしっかり確認してください。

クリニックによっては、会計を先に済ませます。会計方法は現金一括払い・分割払い・カード支払いなどクリニックによって異なります。

ピコスポットの施術範囲が狭ければ高額になる場合は少ないです。ですが、ピコスポット＋ピコトーニングなど施術を組み合わせると安い金額ではないので、支払い方法は事前に確認しておきましょう。

当日の施術が可能であれば、施術に移ります。ピコスポットの場合、早ければ15分～30分で施術は終了です。

肌の状態が原因で当日の施術が不可能であれば、予約を取って肌の状態が落ち着いてから施術になります。日焼け直後など、炎症が起きている状態では施術できません。施術を受ける日までに肌の状態を整えておきましょう。

施術後の注意点について、日焼け・洗顔のやり方など、肌を傷めないための説明を受けます。クリニックによっては保湿クリームを処方される場合もあるので、処方されたクリームは忘れずに塗りましょう。

ピコスポットは施術後にかさぶたができます。かさぶたを無理やり剥がして肌を傷めた場合や、かさぶたの状態が通常と異なる場合は受診して医師に相談しましょう。

ピコスポットの施術後は、ダウンタイムと呼ばれる通常の状態に戻るまでの期間があります。ダウンタイム期間に気を付けるべきポイントがいくつかあるので紹介します。

ピコスポットはレーザー治療です。メラニンをピコレーザーの衝撃波でアプローチして排出を促します。肌への負担が少ないピコスポットですが、負担がゼロになるわけではありません。

施術後は肌がダメージを受けている状態で、乾燥しやすくなっています。乾燥で肌荒れするリスクがあるため、ワセリンなど保湿剤で保湿する必要があります。

クリニックによっては、乾燥対策のためワセリンや保湿剤が処方されるので、医師の指示に従い保湿してください。乾燥対策をせずに放置すると、肌が刺激を受けて赤くなり、色素沈着を起こす可能性があります。

肌の乾燥と同じく、日焼けは特に注意するポイントです。施術後だけでなく施術前も、日焼けは避けてください。日焼け自体、肌が炎症を起こしている状態なので、炎症がある肌にピコスポットは不可能です。

施術後の炎症がある肌で日焼けをすると、炎症を悪化させて色素沈着する可能性が高くなります。そのため、日焼け止めで日焼けを防ぐことが重要です。

クリニックによっては飲む日焼け止めを処方しています。どちらが自分に合うのかカウンセリングで医師に相談し、しっかりと日焼け防止をしてください。

ピコスポットで施術した直後は、シミが濃くなっているように見えます。これはメラニン色素が焦げて濃く見えている状態です。この焦げたメラニン色素はかさぶたとなって自然に剥がれ落ちます。

このかさぶたを無理やり剥がすと、色素沈着を起こす可能性が高くなります。そのため、かさぶたが自然に剥がれ落ちるために、洗顔時など強く顔を擦るのは厳禁です。

かさぶたのデコボコが気になったり痒みを感じたりして、ついつい引っ掻いてしまいたくなります。どうしても気になる場合は、医師に相談してテープで保護してもらうなど対処してください。

ピコレーザーを使った施術は、他のレーザー治療より肌の負担が少ないのが特徴です。ピコスポット施術後、同じ日にメイク・洗顔・入浴などもできます。人によっては数時間～24時間、赤みが出ることもありますが、翌日には治まっている場合がほとんどです。

上記の理由からダウンタイムは非常に短いと言えます。ですが、ダウンタイムとは別に、肌の見た目が通常通りになるまでは数日～数週間かかります。これはメラミン色素がかさぶたになり、かさぶたが自然に剥がれ落ちるまでの期間です。

かさぶたが剥がれ落ちるまでは、施術した部位が目立つリスクがあります。施術した箇所が多いと、その分かさぶたの数も増えます。メイクで隠すことはできますが、それでも人目が気になる人は少しずつ施術する、医師に相談して他の施術方法を検討してもらうなどしてください。

ピコスポットは少ない施術回数のかわりに、肌が通常の状態になるのに時間がかかるのが特徴です。シミ*や黒ずみだけでなく、刺青やアートメイクを消す施術でもあります。狭い範囲のシミ*を取る選択肢の1つに、ぜひピコスポットを増やしてみてください。

*日焼けやメラニンの蓄積による