4月に入って新作ドラマが続々と放送を開始していますが、みなさんの気になるドラマはありましたか? 今回は、4月2日からスタートしたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』について検証していきたいと思います。

『半分、青い。』ってどんなドラマ?


『半分、青い。』は、数々のトレンディードラマで脚本を担当してきた北川悦吏子によるオリジナル作品。小学生の時に病気で片耳の聴力を失ったヒロイン・楡野鈴愛が、両親や幼なじみの励ましを受けながら前向きに、元気に生きていく物語です。
楡野鈴愛役をカルピスウォーターのCMや大河ドラマ『真田丸』の千姫役で注目を集めた永野芽郁が、ヒロインの幼なじみ・萩尾律役を佐藤健が務めるなど、旬の役者をそろえているところもポイントですね。

前作『わろてんか』と比べて分かった事は?


上の図は『半分、青い。』の放送が始まる31日(1ヵ月)前から第1週目(6話分)の放送が完了するまでの、dメニューの検索数推移をグラフにしたものです。青い線が検索ワード「半分、青い。」の検索数推移ですが、今回は比較として同じ枠で3月まで放送されていた前作『わろてんか』が2017年の同時期に検索された推移(赤い線)も入れてみました。
図で背景が赤い部分は第1週目の検索数推移ですが、放送当日から動きが激しい『わろてんか』に対して、『半分、青い。』の動きは非常に安定しているのが分かります。
そこで、両番組がこの期間にどの程度ネット上でメディアに取り上げられていたのかを調べてみたところ、『半分、青い。』は『わろてんか』の数倍規模で記事が公開されていました。『半分、青い。』は1話でCGによって再現された胎児の芽郁が気持ちを語ったり、主題歌を星野源が担当したりと話題に事欠きませんでしたが、こうした要因が検索数の安定につながったのではないでしょうか。

グラフを見てもう一つ気になるのは放送開始11日前に急激な検索数増加があった点ですが、これは3月21日(放送開始12日前)に放送された特別番組の影響と言えそうです。
特別番組ではドラマの背景や世界観、どんな展開になるのかについて触れられただけでなく、撮影中の様子なども紹介されましたが、SNSなでどもかなりの反響でした。

なぜ検索されたの? 気になる検索ワード10選

ここで、放送開始後1週間にdメニューで検索ワード「半分、青い。」と共に検索された言葉の中から、検索数は少ないけれど気になるものを編集部でピックアップ。なぜ検索されたのかも含めて紹介します。

・カエル
本作では4話にして鈴愛の祖母・廉子が亡くなってしまいますが、鈴愛は祖母がカエルになって自分たちを見守っていると信じており、これが検索につながったようです。ちなみに廉子を演じる風吹ジュンはドラマのナレーションを担当しており、ナレーションで自身の死を告げるという展開がSNSでは盛り上がりました。

・マグマ大使
作中には、鈴愛が律の家の下で笛を吹いて呼び出す描写があります。これが手塚治虫の漫画『マグマ大使』の設定に通じるところがあるため、検索されたようですね。脚本の北川悦吏子も、『マグマ大使』との関連性について公式サイトのインタビューで触れています。

・うながっぱ
「うながっぱ」は岐阜県多治見市のご当地キャラクターです。ドラマが岐阜県を舞台にしているという事もあり、NHKの岐阜放送局ではご当地サイトを制作して応援。うながっぱを用いて放送開始までのカウントダウンバナーを作っていました。

・ボクテ
・ブッチャー
この二つは、どちらもドラマに登場するキャラクターのニックネームです。ブッチャーは矢本悠馬が演じる西園寺龍之介、ボクテは東京編に登場予定の志尊淳が演じる藤堂誠のニックネームだそうです。

・ショパン
・くらもちふさこ
作中にはヒロインが影響を受けた漫画として、1980~1981年にかけて『別冊マーガレット』に連載されていた、くらもちふさこの名作漫画『いつもポケットにショパン』が登場します。ドラマ内では作者名が「秋風羽織」に変更されていますが、これを機にくらもちふさこ作品の再ブームがくるかもしれませんね。

・ふぎょぎょ
鈴愛の口癖の一つで、この他にも「やってまった」という口癖があります。鈴愛の口癖が流行語大賞にノミネートされるかも?

・発明
ドラマでは鈴愛が後に一大発明を成し遂げる設定になっていますが、現段階では公式サイトでも何を発明するのかについては明らかにされておらず、気になって検索している人が多いようですね。一体何を発明するのでしょうか? 今後の展開が楽しみです。

・結婚
「幼なじみである鈴愛と律は結婚するのか?」「違うのであれば、一体誰と結婚するのか?」というのは、やはり視聴者にとって気になるようですね。トレンディードラマで数々の恋愛エピソードを手がけてきた北川悦吏子の脚本なので、恋愛部分にも要注目です。

朝ドラに新風を巻き起こせるか? 今後に期待!

今回はdメニューの検索ログから、注目ドラマ『半分、青い。』の出だしははたしてどうだったのかについて検証してみました。
放送開始前の特別番組で前作を超える注目を集めたことを考えると、子役から引き継いで永野芽郁と佐藤健が登場した2週目以降、さらに豊川悦司の演じる秋風羽織が登場する東京編も大いに注目を集めるのではないでしょうか?

データ提供:dメニュー検索数集計結果より(期間:2017年9月1日~2018年4月7日)