名前がかっこいい鬼滅の刃のキャラクターランキング

3位には、炭治郎が倒すべき宿敵であり、全ての鬼を統べる最強最悪の存在、鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）がランク・インしました。
無惨は、物語の舞台となる大正時代から1000年以上も前に最初の鬼となったキャラクターで、自らの血を分け与えることで人間を鬼に変えてしまう能力を持っています。作中では配下の鬼を使って唯一の弱点である日の光を克服する方法を探しますが、自分より下等な存在である人間に対してはもちろん、血を分けた鬼にも口答えを許さず、絶対服従を強いる振る舞いは冷酷非道そのもの。まさに“無惨”の名にふさわしいものでした。
憎むべき存在である一方で、何者にも容赦ない絶対悪としての魅力も兼ね備えていた無惨。鬼の中でただ一人上位入りを果たしたのも、納得の結果と言えるでしょう。

2位は、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』で物語の中心人物として登場した煉獄杏寿郎（れんごくきょうじゅろう）です。
鬼殺隊・柱の一人で炎の呼吸を使う「炎柱」の煉獄は、剣士としての腕前に優れているのはもちろん、明朗・快活な人柄と面倒見の良い性格で、他の隊士から尊敬されている人物。作中では多くの行方不明者を出した“無限列車”の調査へ赴き、鬼の中でも別格の強さを誇る十二鬼月・上弦の参の猗窩座（あかざ）と死闘を繰り広げます。最終的に猗窩座を討ち果たすことはできませんでしたが、乗客やまだ未熟な炭治郎らを守りつつ戦い抜いたその姿に、胸を熱くした人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、今回のランキングでは父の煉獄槇寿郎（れんごくしんじゅろう）と、弟の煉獄千寿郎（れんごくせんじゅろう）も上位にランク・インしています。煉獄の名が、いかに印象の強いものなのかがよく分かりますね。

1位に選ばれたのは、「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」のせりふでおなじみの冨岡義勇（とみおかぎゆう）でした。
主人公・竈門炭治郎（かまどたんじろう）が初めて出会った鬼狩り組織・鬼殺隊のメンバーで、炭治郎が鬼殺隊に入るきっかけを作った人物でもある冨岡。鬼殺隊で最も位が高い“柱”の一人で、炭治郎が苦戦する鬼を一瞬のうちに切り捨てるほどの実力を持ちます。
寡黙で無表情、ぶっきらぼうな話し方のために他の柱からも変わり者扱いされていますが、自らが信じた炭治郎と妹・禰豆子を導き、彼らをかばうためには自分の命すらかけてみせるその姿は、正義と勇気を意味する“義勇”の名にふさわしいものでした。