ポルトガル語の 「タバコ」やオランダ語の 「ビール」など、さまざまな国の 外来語が使われている日本。日常生活の中で誰もが当たり前のように使っている外来語ですが、もともと日本には存在しない発音やアクセントが使われているため、間違った読みや発音でそのまま使われていることも少なくありません。「間違いやすいカタカナ語ランキング」でトップとなったのは《アタッシェケース》でした。 「アタッシュケース」と覚えていませんでしたか。
 《アタッシェケース》はフランス語から来ている言葉で「attache case」の「attache」を「アタシェ」と読むのが正しい発音。日本では誤読である「アタッシュケース」の方が広く認知されていますが、これは英語圏でフランス語の アクセント符号が省略され、変化したものが日本に入ってきたからという説もあるようです。2位の《リラクセーション》は、英語の「relaxation」からきた言葉で、本来発音には濁音が含まれません。ただし、世間では 「リラクゼーション」と発音する方が一般的になっており、すっかりと誤読の方が定着してしまった感があります。こうした発音の読み違いがそのまま定着したものとは別に、「意図的な誤読が行われるようになったのではないか?」と考えられる言葉もあります。例えば、5位の《アボカド》や10位の《ギプス》などは、それぞれ「avocado」、「gips(ドイツ語)」と表記するため、誤読される可能性は本来なら低いはず。なぜ誤読されるのようになったのかは明らかになっていませんが、日本人にとって読みやすい発音が定着してしまったという説が最も有力なようです。
 ここまでに挙げた言葉のように定着してしまったものは日常生活での使用に支障がなく、あまり神経質になる必要もありませんが、14位の《バングラデシュ》や17位の《ブダペスト》のように国名や都市名を間違えることは失礼に当たるので、ぜひ気を付けたいですね。