本場・ハリウッドでも深刻なコンテンツ不足が叫ばれている昨今の映画業界。このコンテンツ不足を解消する手段としてターゲットとなっているのが、すでに完成したパッケージとして存在し、一定の評価を獲得している既存のアニメや漫画作品です。中でも世界中で愛されている日本のアニメや漫画は、すでに多数のタイトルが映画化されているのはご存じのとおり。でも、中には「どうしてこの作品を実写化しようと思ったの?」と驚くような作品も少なくありません。

 そんな作品の筆頭としてあげられたのが、2009年3月に実写映画化された《ヤッターマン》。監督に『ゼブラーマン』や『クローズZERO』などを手がけた三池崇史、メインキャストに人気グループ・櫻井翔深田恭子らを起用したこの作品は、奇想天外な設定やユニークなロボット「ヤッターメカ」の存在など実写化は困難と思われていましたが、最先端のCG技術を用いてみごとに原作を再現。原作ファンからも高い評価を得ました。

 2位に続いたのは、2007年に実写映画化された水木しげるの名作漫画《ゲゲゲの鬼太郎》でした。実写映画化が発表された際には「妖怪たちをどのように再現するのか?」という点に話題が集まりましたが、原作の妖怪が持つ雰囲気を壊さない巧みな配役と特殊メークに多くの人が喝さいを贈り、翌2008年には続編『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』も公開されました。ちなみに実写作品としては、単発ドラマ『月曜ドラマランド ゲゲゲの鬼太郎』(1985年)と、そのオリジナルビデオ版『妖怪奇伝ゲゲゲの鬼太郎 魔笛エロイムエッサイム』(1987年)も存在します。この2作品が収録されたDVDはまだ入手可能なので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか?

 このほか上位には、ハリウッドならではのひと味違った解釈で実写映画化され、ファンの間で議論を巻き起こした《ドラゴンボール》、藤原竜也の演技が高い評価を受け、スピンオフ作品まで含めると3作品が制作された《DEATH NOTE》などがランク・インしています。今後もこうした人気作品の実写映画化はますます増えてくると思いますが、どうせ驚かされるなら、良い方向に驚かされることを期待したいですね。