「海や山の見えるようなところで働きたい」「若いうちに色んな経験をしたい」方におすすめなのが住み込みバイト。職種によっては、勤務先の寮や社宅に泊まれるので、宿泊費と食費が無料になり、とても稼げる仕事だという事実はご存知でしたか？

そのため時給は平均的ですが、半年もあればで100万円貯めれるなど、かなり稼げると評判です。ただ「やめとけ」「きつい」などネガティブな感想もあるので、どんな働き方でメリットはなんなのかなど、具体的に気になっている方は多いのではないでしょうか？

そこでこの記事では、住み込みバイトの評判や感想について調査し、事実はどうなのか検証してみました。そして働きやすさ・高時給・サービスなどを重視して職業別の人気をランキングを作成しましたので、ぜひ参考にしてください。

職種としては人と関わる仕事や体力仕事もあります。住み込みバイトのメリットとデメリットを知ると失敗や後悔もしないですみますので、それぞれ確認していきましょう。

観光や旅行を楽しみながら、リゾート地で働けるという贅沢な目的を2つも果たせてしまうのが最大のメリット。都会から離れて伸び伸び働き、旅行気分で仕事ができるのは住み込みバイトだけです。

5年近く住み込みバイトをする常連になると、色んな経験ができるのが楽しいようです。また、管理人や調理など中高年層の経験を活かせるような求人も。40代向け・50代向け・60代向けの転職や再就職にも希望が持てます。

客室を利用できたり、社宅や寮を借りられたり、ゲストハウスなら相部屋を利用したりすることができます。その宿泊費や食費がかからないのが何よりのメリット。そのためお金が貯まりやすく、3ヶ月あれば50万円は簡単に貯められる方は多いようです。

実際の感想として「きつい」「やめとけ」、のような悪い評判の具体的な内容を下記に挙げてみます。寮が古い・汚い・個室ではなく相部屋だった・寮の環境が悪い・コンビニが近くにない・体力仕事は疲れる、などの感想が多いです。

リゾート気分で行くとギャップに悩むようですから、事前に働きやすいと希望する職場の周辺情報を確認してください。仕事の延長率や再利用のリピート率が高いところがおすすめ。その点などを総合的に踏まえて問題なければ申し込むようにしましょう。

稼ぐことなのか、リゾート地に行きたいのか、仕事を学びたいのか、など何を目的にして優先するのかを決めないと、当たりハズレが生まれるので、注意して選ぶようにしましょう。

住み込みバイトは職種により平均時給に違いがありますが、900~1,300円と幅広いです。一般的なバイトの平均時給は約1,100円ですから、平均的といっていいでしょう。旅館の仲居なら初めてでも1.200円を稼ぐことができます。

また、宿泊費・光熱費を払わなくてすむ（施設によっては食費も）ので、その出費を抑えられるのが特徴です。そのため、ただアルバイトをするよりも、効率的にお金を稼ぐことができます。

北海道から沖縄まで希望する全都道府県が勤務地です。北海道の牧場・小笠原諸島でペンションでのお仕事・長野県のブロッコリー農家・沖縄で海を一望できるホテルでのフロントなどお好みの職場はきっとみつかるでしょう。

住み込みバイトは女性目線で応募しやすいサイトが多数あります。例えばLINEで連絡がとれる・ネイルOK・ピアス・髪型が自由なところも。高校生であっても、自分のライフスタイルを変えずに働けるのは大きなメリットです。

老舗の旅館では無理ですが、リゾートホテル・スキー場のチケット販売・リゾートキャバクラなどでは、身だしなみが自由になっています。検索条件で指定できるサイトも多いので、チェックしてみましょう。

ホテルや旅館には少ないですが、早番・遅番のシフトが職種によっては存在します。特に期間工は1日中工場を稼働させて、効率化を図る必要があるために、シフト勤務のシステムを採用している会社は多いです。

また、期間工は製品の納期が決まっている場合は忙しくなるために、残業は1~3時間はあると覚悟しておきましょう。体力勝負で稼げる反面、帰ったら疲れているので寝るだけの生活になりがち、というデメリットの口コミは多いです。

今住み込みバイトをしようとする上で気になるのが、コロナ禍の影響でしょう。確かに緊急事態宣言による外出自粛により、旅行業界は客足が大きく減少して、募集案件の伸びも減っていますが、探せば意外と多くの案件が見つけられ、その案件の多さに驚きます。

職種ではホテルや旅館のホールスタッフ・裏方業務は延びていませんが、密になりにくい農業の住み込みバイトの方が、コロナの影響が少ないため増加傾向です。また、就労前にPCR検査や寮での消毒など実施するところもあるので、予め留意しておいてください。

住み込みバイトは夏の繁忙期や、スキー場の冬季限定のように、短期の1ヶ月から中期の3ヶ月で募集している案件が多いです。色んな経験がしたいなら短期や中期を繰り返してみるのもいいでしょう。またガッツリ稼ぐのが目的なら、中期か長期を選ぶといいでしょう。

住み込みバイトを職種別に紹介します。自分にあった職種をチェックしてください。

フロントの職種はベル・受け付けとも言われ、住み込みバイトでは他の職種より、比較的に多く募集されています。仕事内容は主にお客さんのチェックイン・チェックアウトなど。宿泊施設や温泉施設など、周辺の事情を詳しく知っておくことが必要です。

接客やコミュニケーション能力が身について、スキルアップできるのもメリット。施設は海に近い有名リゾートホテルや、大自然のスキー場など、北から南まで募集範囲が幅広いのが魅力です。スキー場なら12~3月までの冬季限定で、募集しているところが多数あります。

ホールスタッフの仕事内容は、お客さんの接客をメインにする仕事で、ホテルや旅館でのホールスタッフの求人は多いです。仕事内容は注文を受ける・キッチンに知らせる・配膳する・空いたお皿を下げる・レジでの精算などあります。

お店をうまく回転させるためには、スタッフ同士でのコミュニケーション能力も必要。仕事内容は慣れてしまえば複雑ではないのが特徴です。残業まですれば月給30万円ほど稼げるので、割に給料は高めと考えられています。

仲居は旅館や料亭などでお客さんを接客するのが主な仕事。お出迎え・施設の案内・お見送り・食事の配膳・宴会対応・お部屋の片づけなど、内容は多岐にわたります。住み込みバイトの中でも、仲居はトップクラスの人気を誇るリピート率の高い職種です。

やや複雑な業務なので、チャレンジ精神のある方や、接客にやり慣れている方におすすめ。フロントと違い覚えることも多いですが、その分平均時給は高いし、着物の着付けや基本的な所作など覚えられて、施設の顔となるので働き甲斐を感じられるはずです。

農家では栽培時期である4月から10月頃の忙しい時期に、住み込みバイトをよく募集しています。内容は農作業ですが、野菜・果樹・養鶏・酪農など形態はさまざま。将来的に就農したい方にとっては、農家の生活を間近に見ながら農業を体験できるいい機会です。

農業の知識や活きたスキルを吸収して人脈を広げられるのもメリット。ただ、シェアハウスのようにトイレや台所が共同な場合もあり、プライベートを気にする方や、収穫物を運ぶなど力仕事に向かない方は、合わない場合もあるのでご注意ください。

田舎の民宿はもちろん、東京など大都市でも多く募集しているのが、受け付け業務や掃除がメインのゲストハウスです。宿泊はもちろん無料ですが、繁忙期は相部屋になることもあります。世界各地から宿泊客が来るので、英会話をできれば採用されやすくなるでしょう。

販売スタッフの業務は、観光地の出店でレジ係・商品管理・陳列・清掃を主に行います。リゾート地や観光地で多く募集しているニーズのある職種です。友達同士で募集してもOKな職場もあります。

仕事終わりの観光でアトラクションを楽しんだりできるのも魅力。ただ割と単純な作業なので、地域によっては時給平均が1000円以下の場合もあります。

厳密にはバイトとは雇用形態が違いますが、期間工も人気です。会社に直接雇用され、働く期間が決められているのが期間工。派遣会社と似ていますが派遣されるわけではありません。自転車や精密機器の組み立てなどが業務内容です。

体力仕事が多く男性が大半を占めています。「きつい」という意見も多いので、体力に自信があるなら問題ないでしょう。月に30万円前後は稼げる上に、宿泊費はタダな場合がほとんどです。試しに働いてみて長期間できそうなら続けてみるのもいいでしょう。

旅館やレストランが多い住み込みバイトには、調理補助の仕事も揃っています。現場の調理スタッフの調理補助がメインです。具体的には食材の皮むき・食器の用意・皿洗い・盛り付け・清掃などで、調理師免許があると有利で慣れてくると調理を任せられます。

朝・昼・夜のいずれかの当番になると、忙しくなるので大変ですが、それ以外は準備などして手が空きます。シニア求人も多く、職場によりますが、大抵は残業も少なく定時上がりが多いので、プライベートの時間は確保しやすいようです。

ここからは住み込みバイトを紹介するサイトをランキングしました。それぞれ特徴があるので選びやすいサイトをチェックしてください。

住み込みバイトはまだ見ぬ異世界の地に行って、リゾート気分を満喫するのも醍醐味です。これといってまだ明確に将来の目標や展望がない方も多く利用しています。住み込みバイトで色んなことにチャレンジし、自分探しを目的にしてみるのもいいでしょう。