「筋の通った鼻筋にあこがれる！」「団子鼻を直したい！」など、鼻に関するコンプレックスをお持ちの方は少なくありません。メイクでカバーすることもできますが、思い切って鼻を整形するのも手段のひとつです。

鼻は美容整形の中でも人気のパーツ。最近では切らない整形も増えているため、メスを入れるのに抵抗感がある方にもおすすめです。

とはいえ、整形で怖いのが失敗です。リスクを回避するためにも、クリニックは慎重に選びたいもの。そこで今回は、鼻整形クリニックの選び方と、三重県でおすすめの鼻整形クリニックをご紹介します。

美容整形の失敗には「医師の技量不足による失敗」と「手術自体は成功しているが、思ったような仕上がりにならない・効果が得られない」といった2パターンがあります。鼻整形でよくある失敗は以下のようなものがあります。

1つ目は、プロテーゼのズレです。もとから鼻の筋がずれている場合もありますが、プロテーゼをズラして入れてしまったという場合もあります。2つ目は、プロテーゼが透けてしまっている場合です。骨膜と鼻骨の間に入れるはずのプロテーゼを骨膜の上に入れてしまい、浮き出てしまいます。

3つ目は、鼻筋の形に左右差があったり、鼻筋が高すぎたりしまっている場合です。ドクターのデザインに問題があった場合もありますが、経年劣化の場合もあります。これは人間の体が異物と判断し、皮膚がプロテーゼを締め付けることによります。

4つ目は、細菌の感染により皮膚の壊死が起こってしまう場合です。十分な衛生環境ではない場所での手術中に、細菌が入り込んでしまうことがあります。あとは切開時のメスによる切り傷が残る場合もあります。

また、手術自体は成功しているものの、思い通りの効果が得られなかったということもあります。まずはカウンセリングでしっかり相談し、鼻整形するかどうか考えましょう。

鼻整形の保険適用は、主に整形の目的によって適用できるかどうかが左右されます。「鼻を高くしたい」や「スラっとした形の鼻にしたい」などのような、美容目的の整形には健康保険は適用されません。

しかし、「ケガをしてしまって鼻が曲がってしまった」や「鼻の形が生まれつき悪く、呼吸がし辛い」などの修復や成長障害といった健康目的の整形には健康保険は適用されます。

鼻整形は手軽にできる美容整形の一種であり、注射だけの施術ならダウンタイムが短くできる点がメリットです。ただし、ダウンタイム中は運動や喫煙などができなくなるような行動制限が発生するうえに、感染症などが発生するリスクがある点はデメリットです。

では、実際に鼻整形をしたいとなったとき、何を基準にクリニックを選べばよいのでしょうか。ここでは、鼻整形クリニックの選び方について、4つの項目をもとに紹介します。

【目次】

• 整形したい箇所で選ぶ
• 料金プランで選ぶ
• クリニックの場所で選ぶ
• クリニックの雰囲気で選ぶ
• ホームページでクリニックの信頼性や医師の経歴・口コミもチェック
• アフターケアで選ぶ

鼻整形には人それぞれのなおしたい箇所がいくつもあるように、それに合わせた施術方法がいくつかあります。

【目次】

• 鼻を高くしたい
• 鼻を小さくしたい
• ワシ鼻をなおしたい
• 団子鼻をなおしたい

鼻を高くして、外国人のようなスラッとした高い鼻を手に入れたい方には、隆鼻術という整形術が施されます。隆鼻術とは、プロテーゼ・耳介軟骨・ヒアルロン酸などを鼻に入れることで鼻を高くする整形術のことです。

プロテーゼはシリコン、耳介軟骨は自分の耳の裏にある軟骨のことで、それらどちらかを入れることで鼻を高くします。

ヒアルロン酸は人の肌の保湿などにも使われる成分で、注入することで鼻に吸収されていきます。しかし、ヒアルロン酸は鼻の筋を整えることができても、高さや長さを伸ばすことができないので、注意が必要です。

鼻を小さくしたり、小鼻の幅を小さくしたいという方には、小鼻縮小術が行われるでしょう。小鼻縮小術は、小鼻の外側や鼻の穴の底の皮膚を切除することで、鼻のバランスを整えながら、鼻を小さくする整形術のことです。

鼻の皮膚を切除するので、傷が目立たないように糸で縫合が行われます。また、鼻の外側に傷が残ることに抵抗がある方には、小鼻の内側を切除する方法もあるクリニックもあります。

ワシ鼻や段鼻をなおしたいという方には、鼻の筋にあたる鼻梁と呼ばれる箇所の骨を削る、ワシ鼻修正術が施されます。理想の形は、横から顔を見たときに、目と眉毛の間の位置から一直線に鼻先までまっすぐにラインができた状態とされています。

鼻の骨を削るときには、やはり皮膚の切開が行われます。切開するのは主に鼻の内側なので、傷は非常に目立ちにくい仕上がりになります。また、骨を削るのでワシ鼻が再発するようなことはありません。

鼻が丸く、団子鼻になってしまっている鼻をどうにかしてスリムにしたいという方には、鼻尖形成術が施されます。鼻尖形成術とは、主に2種類あり、鼻の中の軟骨を縫い合わせて鼻先を小さくする方法とプロテーゼ・軟骨移植により鼻先を小さくする方法があります。

料金プランは施術内容によって大体の相場は決まっていますが、やはり人それぞれで施術内容は細かく変わってくるので、値段も多少バラついてしまいます。

切開すると基本的には30万前後、もしくはそれ以上かかってしまいます。切開しないヒアルロン酸注入などは、バラつきがあり、5～20万円ほどでしょう。ヒアルロン酸は注入するヒアルロン酸の種類によっても、値段が変わってしまう場合があります。

料金プランは医師と相談した上で、納得できるプランであるか、健康保険が使えない分、現実的に払える金額なのか、自分の財布とも相談して施術を受けましょう。

整形した後に何かしらのトラブル、あるいは術後の抜糸のための通院などを考えると、通いやすい場所にクリニックがあると便利でしょう。基本的に、通院する理由として、プロテーゼ手術後の抜糸やヒアルロン酸の追加注入のためが多いでしょう。

また、納得のいく手術結果ではなく、プロテーゼの抜去をする場合も今後あるかもしれません。そのためにもアクセスの便利な場所にクリニックがあるといいかもしれません。また、通院していることなどを他の人に知られたくないという方は、自分の生活圏内から少し離れた場所で施術してもらう方がいいでしょう。

三重県では、主に鼻整形を行っているクリニックは、津駅・阿漕駅・四日市駅の近くにあることがほとんどです。この中から自分にとって都合がいい場所を選びましょう。

クリニックの院長やスタッフの対応は、実際に行ってみることでしかわかりません。親身になって悩みを聞いてくれ、またその悩みをもとに施術内容を考えてくれるか、施術内容を丁寧に説明してくれるか、など実際に訪問してみましょう。

また、最初のカウンセリングにおいて無料カウンセリングを適用しているクリニックもあるので、ぜひそちらを利用してみましょう。綿密なカウンセリングのもと、納得した状態で施術に臨めるよう、クリニックの院長やスタッフの雰囲気は重要です。

鼻整形は体に影響する施術である以上、信頼できるクリニックを選ばなければなりません。ホームページに記載された経歴や実績を確認するなど、使用するクリニックにいる医者の経歴・口コミは必ずチェックしましょう。

また、ていねいなカウンセリングの有無もチェックすべきポイントです。実施する施術の内容だけでなく、メリット・デメリットについても詳しく教えてくれる医師なら、リスクを避けて整形を受けられます。

アフターケアが整っているクリニックなら、施術後のサポートが充実しているので万が一の事態を避けられます。とりわけダウンタイム中のトラブルは整形の経験が少ないと問題の有無がわからないので、アフターケアの内容は必ずチェックしましょう。

鼻整形の流れは基本的にカウンセリング・施術・アフターケアです。まずカウンセリングで理想の鼻や施術の内容について医師と入念に相談します。一般的にカウンセリングは無料であり、受けたからといって必ず施術を受けなければならないわけではありません。

カウンセリングが完了したら施術を受け、その後はアフターケアに入ります。施術を受けるときは追加料金が発生する可能性があるので遅刻は避けましょう。アフターケア中は安静に過ごし、少しでもダウンタイムが短くなるようにしてください。

鼻整形のダウンタイムは施術方法によって変わります。ヒアルロン酸のような注射で完了する施術はダウンタイムが短く、数日～2週間程度です。ただし、メスを使った施術はダウンタイムが半年に及ぶ場合があります。

鼻整形にかかる費用は施術方法によって異なります。注射のみの施術なら5～10万円・糸を使った手術なら10万円程度・メスを入れる手術は20万円程度です。ただし、鼻全体を整形する「鼻フル」と呼ばれる手術は50万円以上、場合によっては100万円程度はかかります。

医師とのカウンセリングでは理想の鼻について相談するだけでなく、施術内容やダウンタイム時の対応などについても確認しましょう。また、見積もりも確認できるので、事前に必要な費用もチェックできます。

今回は三重県でおすすめの鼻整形クリニックをご紹介しました。鼻整形に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。