『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の興行収入が国内映画歴代最速の59日間で300億円を突破するなど、コロナ禍が続く厳しい状況ながらも盛り上がりを見せている劇場アニメ。今年はアニメファン大注目の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開も控えています。
そこで今回は、これまで公開された劇場アニメの中でもテレビシリーズや続編が存在しないオリジナルの単発作品に注目し、一番泣ける作品がどれだったのかを調査してみました。
1位 火垂るの墓
2位 映画 聲の形
3位 おおかみこどもの雨と雪
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1位は『火垂るの墓』!
1位には、野坂昭如が自らの戦争体験をベースに執筆した同名小説を原作とし、高畑勲が脚本・監督を手がけた1988年公開の作品『火垂るの墓』が選ばれました。
第2次世界大戦の真っただ中にある昭和20年の日本を舞台に、14歳の少年・清太とわずか4歳の妹・節子の二人がたどる悲劇を描いた本作。空襲によって焼け出され、母親の入院によって親戚へと預けられた兄妹は、やがて親戚の家を飛び出し、防空ごうで二人きりの生活を始めることになります。
その後、清太と節子はいずれも若くして命を落としますが、終戦前後の混乱した日本を必死に生き抜こうとした幼い二人の姿には、涙を流さずにはいられませんよね。
2位は『映画 聲の形』!
2位に続いたのは、2013年~2014年に『週刊少年マガジン』で連載されていた同名漫画を原作とする2016年公開の作品『映画 聲の形』でした。
耳の聞こえる少年・石田将也と、彼の前に突如として現れた耳の聞こえない転校生の少女・西宮硝子。硝子の存在が気になる将也は彼女のことをいじめるようになってしまいますが、度を超したいじめの結果、自らがいじめの対象となり、心を閉ざしてしまいます。数年の空白を経て二人は再会しますが、将也が硝子やかつての友人とふたたび向かい合い、ある大きな事件を乗り越えることで、次第に自分を取り戻していきます。
本作を手がけたのは『たまこまーけっと』や『リズと青い鳥』などのヒット作で知られる京都アニメーション・山田尚子監督ですが、約2時間という限られた枠の中で、全7巻の原作に込められたメッセージを見事に描いてみせたその手腕には驚くばかり。次回作を心待ちにしているファンも多いのではないでしょうか。
3位は『おおかみこどもの雨と雪』!
3位にランク・インした『おおかみこどもの雨と雪』は、2009年に公開されて世界的なヒットを記録した『サマーウォーズ』の細田守監督が手がけた作品です。
人間の姿で暮らす「おおかみおとこ」と出会い、彼に恋をした主人公の女子大生・花。花とおおかみおとこの間には二人の子どもが生まれますが、幼い子どもたちを残し、父であるおおかみおとこは突然この世を去ってしまいます。
感情のままにおおかみへと姿を変える子どもたちが人目につかぬように山奥の民家で自給自足の生活を始め、女手一つで子どもたちを育てていく花。そんな彼女の葛藤と子どもたちの成長、やがて訪れる別れの日をきめ細やかな演出で描いた本作は、公開当時多くの人に爽やかな感動を与えてくれました。
いずれ劣らぬ名作・感動作が顔をそろえた今回のランキング。気になる
4位~57位のランキング結果もぜひご覧ください。
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