お茶好きとしては、冬はやっぱり温かいお茶が欲しくなる。コタツに入ってみかんを食べ、お茶を飲みながらテレビを見る。こんなにステキな冬のすごしかたが他にあるだろうか。
■巨大すぎるコタツが六本木ヒルズに出現
そんなお茶好きにはうれしい情報が飛び込んできた。あの「綾鷹」のサンプリングイベントが12月19日(土)・20日(日)、六本木であるという。またお洒落な街でやるな~と思いつつ、寒い中行ってきました。
六本木ヒルズアリーナに着くと「綾鷹大炬燵(こたつ)茶室」が開設され、ホットの「綾鷹」の無料配布が行われていた。
会場に行ってまず目をひくのが
超巨大なコタツだ!10メートル×10メートルもあるコタツが六本木ヒルズに出現!
最大56人が座れるほどの大きさに行きかう人々も足をとめる。
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日本の冬の風物詩ともいえるコタツだが、近頃では国内生産台数も減少傾向だとか。じつに切ない現状だ。コタツに入りながら急須で淹れたお茶を家族で味わう、そんなサザエさん一家のようなほほえましい光景もいまでは珍しくなってきていると言える。
そんな中、「綾鷹」を販売する日本コカ・コーラさんは、「綾鷹は急須でいれたような味わいを目指したお茶。多くの来場者とともにコタツの中でホットの綾鷹を楽しんでいただくことで、急須で淹れたお茶の美味しさを再発見してもらいたい」という思いで、こんなドでかいコタツを作ってしまったとか。
それにしても大きすぎるよ、綾鷹さん……
■冬の街で、思わぬ温かいコタツに歓喜する人々
筆者も実際にこの巨大コタツに足を入れてみたが、思いのほかヌクヌクで、暖かい日差しの中まったりしてしまうほど。まわりでも「わー、あたたかい!」「(温かくて)すごいうれしいー」といった声がきかれた。
「綾鷹大炬燵茶室」に通されると、作務衣姿のスタッフが温かい「綾鷹」を持ってきてくれる
お茶を飲みながら思い思いに過ごす。卓上に用意されたPhotoスティックや自撮り棒を使ってスマホで撮影している家族連れも。
行列も見られたがイベント2日間で約3,000人が参加、最大で1時間待ち状態だったとか。
傍らでは「ご自宅に急須はありますか?」という簡単なアンケートも実施していた。パネル上のYESかNOの当てはまるエリアにシールを貼っていく。休日の六本木ヒルズは家族連れが多いせいか、意外にも急須を持っているほうが多かった。
■しっとり大人の「和のイルミネーション」
この季節の六本木はクリスマスイルミネーションでどこもかしこもキラキラしているが、「綾鷹大炬燵茶室」でも夕方を過ぎると和風の行灯(あんどん)を模した和のイルミネーションが点灯!昼間とは違った雰囲気の大コタツ。周囲にある文字の装飾が浮き出ているように見える不思議な空間で、「広告みたい」といった声も聞こえた。
すぐ横では六本木ヒルズのケヤキ坂イルミネーションが実施され、多くの人で混雑しているのが巨大コタツからもよく見えた。コタツに入ってお茶を飲みながらイルミネーションを眺める。まさに特等席といえる。
和の灯りに囲まれ巨大コタツで暖をとりながらホットの綾鷹を飲んでいると、その場にいる人たちが仲間に思えてくる。真冬の都会で「温かいお茶×コタツ」は最上のコミュニケーションの場なのかもしれない。難しい会議や交渉も取り入れたら円滑に進めそうだ。
「お茶(を)する」昔からお茶は人と人をつなぐもの。そんなことがふと頭に浮かんだ。
(satomin@日本茶インストラクター)
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