各地で運動会や文化祭が開かれ、何をするにも過ごしやすい気候の秋。スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋……といろいろありますが、読書の秋に楽しみたい日本文学作品とは?

  ランキングの1位は 宮沢賢治の《銀河鉄道の夜》という結果になりました。《銀河鉄道の夜》といえば、猫が主人公のアニメ作品を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、原作では猫ではなく人間のジョバンニとカムパネルラの銀河鉄道の旅が描かれています。この作品は、何度も推敲が重ねられており、未定稿のまま残されたことから研究家の間で様々な解釈がなされているのも興味深い作品といえるかもしれません。2位の《蟹工船》は、1929年に発表され、 プロレタリア文学の代表作としても有名な 小林多喜二の作品。特に今年は、小林多喜二の没後75年にあたり、新潮文庫で増刷されベストセラーに。《蟹工船》で描かれる過酷な労働状況が 「ワーキングプア」「格差社会」が社会問題となっている現代と通じるとして、若い世代を中心に読まれたことでも話題になりました。3位は 夏目漱石の《こゝろ》。夏目漱石の作品は人気が高く、5位に《吾輩は猫である》、10位に《坊っちゃん》もランク・インしています。

 いつか読もうと思いながらまだ読んだことがない名作にチャレンジしたり、大人になった今、子供のころに読んだ作品を読み返してみたりするのも面白いかも。ぜひ、ランキングをチェックして、秋の読書を楽しんでみては?