「子は親を映す鏡」ということわざがあるように、子どもは両親をはじめとした周りの大人たちの言葉や行動を手本に成長します。子どもの汚い言葉遣いやルールに反した行動を注意した時に「大人だってやってたじゃん!」と反論されて返す言葉に詰まった方もいるはず。子どもたちのつぶらな瞳に映るあなたの姿は、はたして手本と呼べるものなのでしょうか?

 「大人が子どもに見せてはいけないと思う態度・行動ランキング」の1位には《ゴミのポイ捨て》が選ばれました。道端や駅のホームなどで、手近にゴミ箱がないとついやってしまいがちな ポイ捨て。「ゴミ箱がいたるところにあればポイ捨てはしない」という人もいますが、捨てる場所がなければ持ち帰れば良いだけのこと。子どもたちへの影響が大きいのはもちろんですが、ポイ捨てはれっきとした不法投棄行為。その先は、これから子どもたちが生きていく環境の汚染にもつながっていることを忘れてはいけません。

 続く2位には《お礼や感謝の言葉を述べない》が入りました。人から何かしてもらった時に感謝の言葉を述べることは円満な人間関係の第一歩。ある中学校で生徒の母親から「給食費を払っているのだから『いただきます』を言う必要はない」という要望が出たという新聞への投書が話題を集めたことがありましたが、 「いただきます」という言葉が給食費を支払った学校に対するものではなく、命を与えてくれた動植物や食材を育てる人、調理をする人などへの感謝の言葉であることは言うまでもありません。このような話を聞くと何だか悲しい気持になってしまいますよね。4位の《約束を守らない》も、子ども相手にやってしまったという方は多いのではないでしょうか。子どもだと思って気軽に約束してしまうと、守れなかった時に子どもは傷つきます。自分の子ども時代を振り返れば、大人に約束を破られた時のショックがどれほど大きなものだったかは分かるはずですが、年を取るうちにそうした気持を忘れてしまう人が多いのは残念なことです。

 今回のランキングでは、このほかにも《公共のものを大切にしない》や《失敗したとき、人のせいにする》など、良くないことと分かっていながら「ついつい」軽い気持でやってしまうものがランク・インしていますが、子どもたちに与える影響の大きさを考えると軽い気持ちでやってはいけないことがよく分かります。大人たちのまちがった言動・行動を 「反面教師」と受け取ってくれれば良いですが、素直な子どもたちの瞳に映るのは「教師」としての大人の姿。これを常に忘れないようにしたいですね。