社会生活を営む上で誰もが逃れることができないもの——それが「ルール」です。年齢や立場によって守らなければならないルールは変化していくものですが、人生において最もルールの存在を強く感じさせられる場所といえば、 社則就業規則、さらに他社との契約などさまざまなルールが存在する「会社」ではないでしょうか。

 「自分で決められるようにして欲しい会社のルールランキング」で1位に選ばれたのは《出社時間》でした。多くの会社で 「9時5時」制が採用されているのはご存じのとおりですが、実際には残業で夜遅くまで働くこともあり、「《出社時間》や《帰宅時間》が自分で決められたらいいのに」と考える人は多いようです。自分で働く時間を決められる フレックスタイム制もありますが、「取引先・顧客に迷惑がかかる」、「労務管理が煩雑になる」などの理由でほとんど採用されていないのが実情です。

 1位の《出社時間》に続いた《飲み会への出席・欠席》、《会社の行事への参加・不参加》は、人間関係が複雑な会社ならではのもの。学生時代であれば仲間内の集まりや行事に参加しなかったとしてもさほど人間関係に大きな影響を与えることはありませんが、派閥や上下関係などに影響してくる会社においては、なかなかそうもいきません。誰に気兼ねすることなく参加・不参加を決められるようになればうれしい限りですが、こちらも実現は難しそうですね。

 今回のランキングで興味深いのは、8位に入った《育児休暇の取得》。厚生労働省が今年8月に発表した調査によると、女性の取得率が89.7%と高めなのに対して男性労働者の利用率は1.56%。まだまだ低い数字ではありますが、2005年に行われた前回調査からは約3倍の増加となっており、今後もゆるやかに増えていくのではないでしょうか。