連日のように報道されている石油製品や鉱物資源、食糧、農作物などの価格高騰。そのあおりを受け、身近な食料品はもちろん、 「ガンプラ」をはじめとするプラスチック製玩具に至るまで、身の回りのさまざまなものが値上がりしています。いつまで続くのかまったく先の見えないこの状況——はたして好転するのはいつの日のことなのでしょうか?

 「最近値段が高くなったと感じる商品ランキング」で1位となったのは、やはり《ガソリン》でした。2008年3月末に《ガソリン》にかかる 揮発油税暫定税率が期限切れとなり、いったんは値下がりしたものの、5月に暫定税率が復活した後は価格がふたたび急上昇。6月4日に 石油情報センターが発表したレギュラーガソリンの給油所店頭価格(全国平均)は1リットルあたり171.9円まで上昇し、調査開始以来の最高値を更新したそうです。大都市圏ではマイカーの所有率が低下傾向にあるとはいえ、日本が世界有数のクルマ国家であることに変わりはありません。これからの時期にはクルマで出かける機会も多いだけに、何とも頭の痛いところです。

 2位の《パン》や4位の《インスタントラーメン》、8位の《麺類》などは、いずれも原材料となる《小麦粉》の相場価格高騰に影響を受けています。製パン大手の 山崎製パンは、昨年12月出荷分から24年ぶりとなる値上げを実施。即席麺大手の 日清食品でも今年1月から主要商品を17年ぶりに値上げし、「さらなる値上げがあるのでは?」とも報道されています。また乳製品の《チーズ・バター》も、原油高や中国をはじめとする世界的な需要増などの影響により、乳業大手の 明治乳業が5月出荷分からの値上げを実施するなど値上げが相次いでいます。ほんの数年前には牛乳の生産過剰による大量廃棄が行われ、余剰分の牛乳から加工されたバター、脱脂粉乳も供給過多で山積みになっていたことを考えると、今の状況は信じられないですよね。

 今回のランキングには入っていませんが、 「バイオエタノール」の原料となるトウモロコシなども現在価格が上昇しており、 食料自給率の低い日本では大きな問題となっています。また米国では今後 トウモロコシに転作する農家が増えると予測されており、転作によって生産量が減少するほかの作物の価格高騰を招くという見方もあるようです。7月7日から北海道で開催される 「北海道洞爺湖サミット」では、食糧との競合や用地確保のための大規模な開墾など、さまざまな問題を含んだバイオエタノールに関する議論も行われることになっています。はたしてサミットの場でどのような結論が出されるのか——注意深く見守りたいですね。