企業の業績は、トップの言動や思想と切り離せないもの。そこで企業のトップである社長に求めたい心構えを調べたところ、《決断力がある》が、《責任転嫁しない》に0.1ポイント差をつけて1位という結果になりました。《人間的な魅力がある》《差別、ひいきがない》といったその人自身の器の広さを表す項目も上位に来ています。
 トップに立つ人ならば、困難な局面に突き当たったときほど《決断力がある》ところを見せて欲しいもの。さらに自分の下した決断に対しては、たとえ結果が出なかった場合にも《責任転嫁をしない》のがトップたるものの必要条件、と考える人が多いようです。昨今の偽装問題をはじめとする消費者を裏切るような行為も、問題が発覚したときにトップがどのような決断を下すのか、またどのように責任を取るのかによって、消費者に与える企業イメージは大きく違ってくるからこそ、この2つの心構えは外せなさそう。ちなみに企業トップではなく 「尊敬できる上司の性格ランキング」では、《決断力がある》ことよりも《責任転嫁しない》ことの方が望まれていました。《人間的な魅力がある》は3位に入る一方で、《ユーモアがある》《カリスマ性がある》などの限定的な項目は20位以下という結果に。社内に対しても社外に対しても会社の「顔」となるトップには、やはり総合的な魅力があふれる逸材を求められているようです。
 ウォークマンを世界に売り込んだソニー創業者の 盛田昭夫氏やチキンラーメンを開発した日清食品の創業者、故・ 安藤百福氏など、時代を越えて愛され続ける商品を作り出すためには《先見の明がある》ことが重要。常に先を見ながら、消費者のニーズがある商品やサービスを世の中に送り出すための舵取り役を企業のトップにはぜひ担って欲しいですね。